カビ取りにはアルコールがいいだとか、次亜塩素酸が効き目があるとか聞きますよね。
でもズバリ!、どっちの方がカビに効果があるかといえば次亜塩素酸ですね。
次亜塩素酸って何かといえば「漂白剤」ですから。
キッチンハイターとかすごくきれいにカビが落ちますよね。
でも臭いもきついし取り扱いには気を付けないといけません。
その点アルコールは手の消毒にも使えますし、洗い流さなくてもいいアルコールスプレーなどもあって、安全面で言えば断トツアルコールです。
でも、軽いカビくらいならアルコールで取れますが、頑固なカビは次亜塩素酸じゃないと厳しいかもしれません。
次亜塩素酸が使える場所は?取り扱いの注意点は?
次亜塩素酸を直接スプレーできるのは、水洗いできるような洗面台やお風呂場であり、家の壁紙などには危険です。
薄めて使うとしてもスプレーなどは周りに飛び散るおそれがあるので、バケツなどに入れて雑巾に浸して拭くようにしましょう。
また、ビニール手袋をしてバケツに手を入れる時、濡れたまま手をあげたりすると次亜塩素酸水が垂れてきて腕に付着する可能性もあるので、そのあたりも気を付けてください。
知らぬ間に腕の皮膚がただれていた、なんてこともありえますので。
肘までの長さのあるゴム手袋などを使うとより安全ですね。
次亜塩素酸ナトリウムでカビ取りする時の濃度は?用途別に解説
次亜塩素酸ナトリウムといえば、キッチンハイターですが、他にもカビキラーなども同様な成分です。
どちらにしても、お風呂場以外などで使うときは薄めないと変色したりするので気を付けないといけませんね。
濃ければ濃いほどカビはよく落ちますが、壁紙や窓枠などに使う場合は100~10000倍に希釈すべきとなっています。
金属類はいくら薄めて使ってもサビますので、次亜塩素ナトリウムが付着しないように気を付けてください。
ちなみにノロウイルスなどでも次亜塩素酸ナトリウムで消毒したりしますよね。
この場合は0.05%の濃度でスプレーするということです。
除菌だけでこの濃度なので、カビを落とすとなるともう少し濃くないとだめですね。
ほんとに部分的にカビが生えている場合は、綿棒などにつけてカビをこすって落としてから水拭きをするという手もあります。
次亜塩素酸ナトリウムを使うときに必要なものは?
どの濃度にしたとしても、人体には害があるので「ゴーグル・手袋・マスク」この3セットは忘れずに装着してくださいね。
あとは塩素臭もかなりするので、気分が悪くならないように換気は十分にしてからカビ取りをしてください。
カビ取り後も何度か水拭きをして、成分を完全に取り切るようにして、臭いがなくなるまでは窓を開けっぱなしにしておきましょう。
カビをアルコールティッシュでふき取れる?カビ防止にもなる?
カビをアルコールティッシュで拭き取れるか、ですが。
生えてからさほど時間が経ってないものとか、内部まで浸透していなければ拭き取るだけで取れることもあります。
カビの生えた場所にもよりますので、紙とか木とか布になりますとアルコールティッシュで拭いたくらいでは取れません。
また、カビ防止になるかといえば、ならないです。
アルコールを使って手の消毒をしている人も多いと思いますが、その時に手についたウイルスを除菌するだけですよね。
次の瞬間に手にウイルスがついたら、またアルコール消毒しないと消えません。
これと同じで、その時にあったカビは取れても、またカビ菌がついたら増えます。
アルコールティッシュは濃度が低い!効果的なカビ防止方法は?
アルコールってすぐ飛んじゃうんですよね。
ずっとびしゃびしゃなままだったら多少は効果あると思いますが、乾いてしまったらもうなくなってしまいます。
一度拭いた効果がずっと持続することはないですが、あちこちにアルコールティッシュを置いておいて、毎日さっと拭く習慣をつければ予防にはなるのではないでしょうか。
ただ、市販のアルコールティッシュって濃度が低いですよね。
だいたい濃くても30%前後でしょうか。
何度も使うと手が荒れるので濃度が低めになっています。
それよりは、70%~80%程度の濃度があるアルコールスプレーを置いておいて、ティッシュに吹きかけて拭き取る方が効果は高いと思います。
カビ取りにはアルコールか次亜塩素酸どちらがいい?のまとめ
安全なのはアルコールですが、ひどいカビには次亜塩素酸ナトリウムの方が効果はばつぐんです。
直接手に触れたり、吸い込んだりすると危険なので、完全防備で行ってください。
お風呂のカビキラーなどは、濃度が濃いのでスプレーで拭きつけてもそんなに飛び散りません。
ですが、100倍などに薄めるとサラサラしてるので、遠くまで飛びます。
そんなこともあり、部屋の中で使うにはスプレーじゃなく、バケツに入れて雑巾に含ませてカビ取りをしましょう。
次亜塩素酸ナトリウムを使った後は、水拭きで何度か拭いて完全に臭いがなくなるまで換気を続けてください。
成分が残っていると、気分が悪くなる可能性もありますし、部分的に変色する場合もあります。
と、ここまでは「カビ取りにはアルコールと次亜塩素酸どちらがいいのか?」ということについて見てきましたが。
カビと言えば私的には「クローゼットを開けたときのカビの臭い」が気になることが多いですが、あなたはいかがですか?
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クローゼットだけでなく、押し入れなどの普段あまり開け閉めしないような空間へのカビ対策にも使えておすすめですよ。