学童保育の指導員が続かない理由は?離職率が高いといわれる理由

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「学童保育の指導員は続かない」と言われています。

その理由の1つに、「給料が安いわりに仕事量が多い」というのがよく言われています。

私の子供が小学生の時の話ですが、小学校の目の前に学童保育があり、通学路の近くには児童館がありました。

学童保育は月に1万円費用がかかりますが、児童館は無料です。

どっちも預かってくれるなら児童館の方が無料でいいと思いがちです。

ですが、こっちはただ遊んでるだけだし、よほどのことがない限りは放置です。

係りの人は数人いますが、外にでないようにとか喧嘩がないかくらいな監視ですかね。

逆に学童には、

  • おやつがでたり
  • 宿題を見てくれたり
  • 衛生面も気を配り怪我などないように最新の注意を払ってたり
してくれますので、親は安心して預けられます。

夏休みなども毎日1日預かるわけですし、お弁当がでたり(有料ですが)遠方に日帰り旅行とか、施設内でイベントをしたりと子供たちを楽しませてくれます。

学童の指導員の給料は少ない?その理由は?

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仕事が忙しくてどこにも連れていけないという親からは、とても感謝されているようです。

でも、それに見合った給料が出ているかといえば、そうでもないということになりますね。

そもそも国がけちって補助を減らすから結果的には指導員にしわ寄せがきて、辞めることになるんじゃないでしょうか。

公立の学童だと、全額保護者負担ではないので、平均1万円くらいですが、民間経営になると国からの補助がないわけですからすごく高くなります。

あまり高いと保護者から苦情がくるし、そうなると指導員の人数をギリギリにするとか給料を減らすとかになって、さらにまた指導員は辞めてしまいます。

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学童保育の指導員の人間関係は?小人数で運営するデメリットを解説

学童保育の指導員の人間関係はといえば、いい人がいればやりやすいでしょうし、嫌な人がいれば最悪としかいえません。

しかし子供の人数に対して指導員の人数が少なすぎれば負担が大きくなり、イライラして人間関係が悪くなるということは起こりえます。

給料が安ければ、バカバカしくてやってらんないし!みたいな気持ちにもなりますから・・・

では、学童保育を少人数で運営するデメリットを解説していきますね。

少人数で運営するデメリット①子供に目が行き届かない

少人数だと子供に目が行き届かなくて事故などが起こる確率も高くなります。

学童保育は小学1年生から3年だったり6年までだったり色々です。

低学年は特に何をしでかすかわからないので、大人1人で大人数を担当するのは危険です。

少人数で運営するデメリット②指導員の身体的負担が増える

また、1人の仕事量が増えれば、身体的負担も増えるわけです。

なので、ギリギリで回してるのに体調不良になり休んだりしたら、残った方がもう地獄です。

それがひどくなれば鬱にもなりかねませんし、とても人様の子供を見るなど無理になってきます。

体に支障をきたすなら指導員をやめる選択も

ストレスをためているのに仕事がやめられないという人は、責任感が強すぎるのです。

誰かがやめてもまた次の人を募集するし、それは経営者がなんとかすべき問題です。

なので、自分の体がおかしくなるほど我慢してまで仕事を続けるべきではないです。

普通に辞めたいと申告するだけだと、たぶん100%引き留められます。

辞められたら困ると。

優しい人はそれでまた踏みとどまってしまうけれど、どうしてもいやだと思うならごり押ししてください。


学童の指導員の離職率は?注目されにくい労働環境と給料の安さ!

学童保育というのは、午後から夕方までが基本ですよね。

小学校が終わったら子供たちがやってくるので。

となると時給制の人は1日あたりがとても安いです。

学童の指導員が働く時間や日給は?

多くの学童は午後2時~5時とか6時くらいで終わりなので、3時間・・・。

学童の時給がだいたい1000円ちょっとなので、多くても日給3500円くらいですかね。

学童の指導員に応募する年齢層は?

こう考えると、独身の人は1日働きたいでしょうから短時間すぎて稼げないので応募しませんね。

次に既婚者でパートはどうかというと。

だいたい自分の子が学校に行っている時間に働きたいと思うので、午前中から午後2時とか3時で上がりたいと考えていますのでやはり応募しません。

残るのは子供がある程度大きくなったとか子育てが終わった主婦層が応募に来るパターンが多いです。

子育てが終わった主婦層って私も含めてですが、精神的に図太くなります(笑)

PTAやママ友関係で鍛えられるからでしょうか?

もちろんそうじゃない人もいますが、多くは不満があればどんどん言っちゃうし、気に食わないと顔とか態度に出て扱いづらいなって人がいるんです。

そういう人が2人以上いるとやたらともめます。

すぐもめて、周りを巻き込むのでとても大変です。

学童の指導員は体力が必要!?

それに小学生の子育てって体力使いますよね。

どれだけ走っても疲れないし、追いかけまわすのも一苦労です。

すぐ取っ組み合いの喧嘩したり、そのへんで転んで怪我をするのはしょっちゅうで。

それを40代~50代の指導員がやるって相当しんどそうだなって思います。

このあたりの体力の限界も離職率に大きくかかわっているでしょう。

他にも何かあれば保護者からのクレームもありますし、このへんは教師と変わらないストレスもありますね。

学童保育の指導員の人間関係で覚えておきたいルールを紹介!

学童保育は少人数の指導員で勤務することが多いです。

少ない人数で働くとなると、人間関係の問題が心配になってきます。

多くの学童保育の指導員が、「人間関係がうまくいかない」「合わない人と一緒になってしまった」といった悩みを抱えています。

人間関係が最悪の職場では、長く働き続けることは難しいですよね。

学童保育の指導員の人間関係が悪くなってしまう原因は?

そもそもなぜ人間関係が悪くなるのか、その原因は様々です。

仕事に対する姿勢や子どもへの接し方の違い、常勤とパートの立場の違いなどによって、相手の行動が理解できず、不仲になったり嫌いになったりするのです。

それを解決するには、やはり指導員同士のコミュニケーションが大切になります。

例えば、勤務時間に違いがある常勤とパートの場合、常勤の指導員には伝わっている連絡事項がパートの指導員には伝わっていないということがあります。

パート指導員は連絡事項を聞いていないので仕方がないのですが、常勤指導員からすると「なぜパート指導員はこのことを知らないのか!」とイラっとしてしまう可能性があります。

しかし、指導員同士こまめにコミュニケーションをとっていれば、連絡事項の伝達不足も起こりにくくなるはずです。

コミュニケーションは業務連絡だけではなく、「大丈夫ですか?」「疲れましたね」「何か手伝いますよ」といった相手をいたわる言葉がけも大切です。

相手の立場に立ち、相手を理解しようとする姿勢でコミュニケーションをとれば、人間関係も悪くなることはないでしょう。

そして、これは普段学童保育で子どもたちに指導していることと同じルールなのです。

学童保育では、「優しい言葉で言おうね」「困っていたら手伝ってあげよう」「何が嫌だったのか言葉で言ってごらん」と子どもたちに声をかけているはずです。

それを指導員が実践するだけなのです。

子どもたちの見本となるためにも、まずは指導員がよい人間関係を築けるようになれるといいですね。

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学童保育の指導員が続かない理由のまとめ

やはり給料に対して仕事内容が過酷であるというのが主な理由のようですね。

小学校が終わってからの勤務時間なこともあり、応募する人も少なく辞める人が多いのでは残った人の負担がさらに大きくなります。

そしてまた辞めたい人が出てくるという悪循環ですね。

少子化を防ぐには子供にかかる費用などを国がもっと負担すべきではないのかなと感じました。