離乳食中期になってきて、赤ちゃんも食べ物に興味が向き始めますよね。
ドロドロから少し固形になり、手づかみ食べも始める時期です。
手づかみ食べに便利なのがおやき。
みじん切りにした野菜やツナなどの具を片栗粉と水と混ぜて焼きます。
だいたい7ヶ月くらいから離乳食中期に入り、おやきもOKとなります。
食べる上手さは赤ちゃんによりますので様子を見てあげましょう!
でもおやきって作るのが難しいですよね!
焦げても良くないし、なぜかブヨブヨもちもちの食べにくそうな仕上がりに出来上がったり…
うまくいかないのは野菜の水分によって、生地の水分が安定しない事や、火加減が原因です。
片栗粉はでんぷんでできていて、とろみをつけるのにも使うように、火を通すとトロっとしたりもちっとしたりします。
おやきがもちっとするのは生地の量が多すぎるのも原因の1つです。
具をまとめるつなぎくらいのイメージで少なめにすると上手に焼けますよ。
食感がどうしても気になったり、赤ちゃんがもちっとした食感を嫌がる場合は、小麦粉を使うのもOKです。
小麦粉を使うとサクッとした軽い仕上がりになります。
小麦粉と片栗粉をまぜて使うのもいいですよ。
ただ小麦粉を使う上で気をつけたいのが小麦粉アレルギーです。
離乳食での小麦粉のはじめ方!何ヶ月から食べさせても大丈夫?
小麦粉は離乳食を始めて1ヶ月ほどすればそろそろ試す時期です。
小麦粉は乳や卵と並ぶアレルギーが出やすい食材。
始め方は、うどんやそうめんを柔らかく煮て潰したものを1さじから始めるのがおすすめです。
できるだけ平日の午前中に試すようにしましょう。
もしアレルギーが出ても、病院に行けるようにするためです。
パン粥をすすめられる場合もありますが、パンは乳を使っている場合もあるし、うどんよりも含まれる小麦の量が多いです。
まずはうどんから試すのがおすすめです。
少しずつ試して、問題がなければ量を増やしていきましょう。
もしアレルギーが出ても、大きくなれば食べられるようになることもあります。
アレルギーが出た場合は、かかりつけ医にしっかりと相談しましょう。
離乳食のおやきは生焼けが心配!安心して食べさせる方法は?
離乳食でお焼きを作っていると心配なのは、生焼け。
小さく薄く焼くので焦げないようにあまり強火にはできないので弱火~弱めの中火で焼きます。
どうしても離乳食なので柔らかく、焼けたのか不安になりますよね。
小麦粉は火を通さないとお腹を壊すと聞いたこともあるし不安になります。
片栗粉でおやきを作る場合のポイントは?
片栗粉は実は少量なら火を通さずに食べても大丈夫な食材です。
大福の表面に白い粉がついていますよね。
お店によりますが、片栗粉や上新粉、コンスターチを使っています。
つまり、大福には加熱していない粉がついていて、食べてもお腹を壊しません。
片栗粉は水を加えて加熱することで消化しやすくなりますが、そのままでも消化が多少しにくいだけで食べるのには問題ないんです。
さらに、片栗粉は水に加えて加熱することで糊化(コカ)といってノリのように粘りをもつ性質があります。
火が通る前はにごっているのですが、火が通ると透き通ります。
中華丼のあんなどにとろみをつけるとき、にごっている状態から透き通る感覚は感じたことがあるのではないでしょうか?
片栗粉を使っておやきを作る場合、多少トロッとしていても火が通っていることが多く、もし火が通っていなくても多少消化しにくいだけで問題ないということです。
鶏ひき肉など生肉を混ぜた場合は具材にしっかり火が通っていればOKです。
小麦粉でおやきを作る場合のポイントは?しっかり火を通そう!
もし小麦粉で作る場合は、しっかりと火を通す必要があります。
小麦粉は生で消化しにくいだけではなく、殺菌処理をされていないこともあり、食中毒の心配もあります。
小麦粉の火が通ったかの判断は、中が熱いかどうかです。
小麦粉で作っても中がトロトロなたこ焼きがあるように、中までしっかり熱くなっていれば大丈夫です。
お好み焼きやホットケーキのように串や爪楊枝でさして生地がつかないか確認するのもおすすめです。
また、片栗粉でも小麦粉でもおやきの生焼けが心配な時に便利なのが、電子レンジ。
電子レンジは中心部から加熱しますので、フライパンで焼いたあと電子レンジで10~20秒加熱するのも生焼け防止におすすめです。
離乳食のおやきレシピを紹介!アレルギーがなければ小麦粉も!
離乳食のお焼きのレシピを2つ紹介しておきます。
離乳食のおやきレシピ①ブロッコリーとジャガイモのおやき
材料は、
- ブロッコリー 20g
- ジャガイモ 40g
- 片栗粉 5g
ブロッコリーとジャガイモのおやきの作り方の手順
- ブロッコリーをみじん切りにする
- ジャガイモをよく加熱しマッシュする
- 材料を全て混ぜフライパンに油を少量引き焼く
同様に、カボチャやさつまいもなど芋類のおやきは作りやすいと思います。
ただカボチャはものによって水分量が違うので、片栗粉の量の調整が必要です。
もう1つは小麦粉を使ったレシピです。
離乳食のおやきレシピ②にんじんと豆腐のおやき
材料は、
- にんじん 30g
- 絹ごし豆腐 50g
- 小麦粉 大さじ2
- 水 大さじ2
にんじんと豆腐のおやきの作り方の手順
- 豆腐を器に入れてかき混ぜペーストにする
- にんじんをすりおろし、材料を全て①に混ぜる
- フライパンに入れ、弱火で両面3分ずつ焼く
水がしっかり入ることで小麦粉の糊化を助けて、生焼けを防ぐことができます。
おやきで片栗粉を入れすぎた…量の目安はどれくらい?
簡単そうに見えて、実は失敗例が多いおやき。
私も娘の離乳食を作るときに、柔らかくなりすぎて失敗したことがあります。
この「おやきの失敗」のほとんどの原因は、片栗粉の入れすぎですよね。
では、片栗粉はどのくらいの量を入れたら良い分量になるのか?
また、親機を作るときに片栗粉以外に使える「おすすめの食材」についてもご紹介をしますね。
おやきを作るときの片栗粉は小さじ1程度でOK!
子供の食の進みにもよりますが、離乳食としておやきを作る場合には、片栗粉は小さじ1程度で十分です。
例えば、小松菜のおやきを作る時には、以下のような分量で作るのがおすすめですよ。
- ご飯は80~100グラム(茶碗軽く1杯)
- すり下ろした小松菜 大さじ1
- 片栗粉を小さじ1程度
おやきのおすすめ食材!片栗粉の代わりにさつまいもやかぼちゃなどの芋類
おやきをつくるとき、片栗粉の量を調整しても柔らかくなってしまうようなときには、代わりにさつまいもやかぼちゃなどの芋類を混ぜてみましょう。
芋類には、トロトロになる成分が含まれているので、大人のおかずの取り分けなどでよく使っていました。
量としては、どの芋類の野菜を使ったとしても大さじ1程度が適量だと思います。
野菜の程よい味も出るので、おやきが片栗粉で柔らかくなってしまう方は、あえて違うものを混ぜてみてはいかがでしょうか。
おやきの片栗粉の代用のまとめ
離乳食で便利なおやき。
冷凍して保存することもできるので本当に助かります。
生地の作り方さえ覚えれば、具材は細かく刻んだり、すりおろしたりすれば良いだけで、いろんな材料が使えます。
いろんな食材をまぜて焼けるので、さまざまな食材を試す機会になるので助かります。
さらには、お弁当を作るのにも使えます。
あまりベビーフードに頼りたくなかったので、お出かけの時は軟飯を海苔でサンドした1口おにぎりとおやきのお弁当を作っていました。
また、葉物野菜が苦手な子も、ツナなどのタンパク質と一緒にしたり、まとめて焼くことで食べやすくなることも。
生焼けが心配、一度失敗しちゃったからと諦めずに、ぜひおやき挑戦してみてくださいね。!