最近の小学生での、防犯ブザーの所持率をご存知でしょうか?
登下校時は62.6%。つまり「6割以上の子供」が防犯ブザーを携帯している、というのが現状のようです。
実際、うちの娘が去年から小学生になりましたが、入学式の日に「防犯ブザー」が無料で配られました。
ただ「防犯ブザーが配られただけ」で、その使い方だとか、どこにつければいいのか?なんてことは、一切説明もなにもありませんでしたけどね。
そして、いざその防犯ブザーが必要になった時。
- 使い方を子どもたちが、きちんと知っているのかどうか
- いざという時、使える場所についているのかどうか
そこで今回は、あまり考えたくないものの、いざというときに備えて
「防犯ブザーの鳴らし方と止め方」
「実際に防犯ブザーってどこにつけるのが効果的なの?」
ということについて、ご紹介していきたいと思います。
子供用の防犯ブザーの使い方は?
この防犯ブザーですが、うちの娘のときがそうであったように、最近では小学校入学時に学校から配布されることが多くなっています。
全国の80%以上の小学校で配布されているというのですから、子供を絶対に守りたいという社会の認識は、当然ながら高いのでしょう。
子供用の防犯ブザーにはタイプがある
防犯ブザーには
- ストラップを引っ張るタイプ
- スイッチを押すタイプ
- ピンを抜くタイプ
スイッチとピンのタイプのものは非常に分かりやすく「何かあればスイッチを押す」だとか「ピンを抜けばいいだけ」です。
「ストラップを引っ張るタイプ」の防犯ブザーについてですが、一般的には
- 頭の部分についているひもが、ぶらさげる為のストラップ
- 下についているひもが防犯ブザー
簡単に見分けられるので、間違いはないと思いますが念のため。
そして、実はこの「ストラップを引っ張るタイプ」の防犯ブザーは、軽く引っ張るくらいでは、誤作動防止のために反応しないようになっています。
なので、かなりの力を入れて『えぃっ!!』と、引っ張る必要があるんですね。
防犯ブザーには、これら3タイプありますが、実際どの防犯ブザーも、かなりの大音量で『ビビビビビー』となります。
ですので、しっかり作動させることができれば、防犯ブザーとしての効果はバッチリです!
子供用の防犯ブザーの止め方ってどうするの?
防犯ブザーを止める方法には、ボタン式の場合には
- 押している間中なっているもの関しては押すのを止める。
- 押したあと、鳴り続けるものは長押しして止める。
ピンとひも式の場合には、元どおり、元の穴に差し込めばOKですよ。
子供用の防犯ブザーはどこに着ければいいの?
防犯ブザーをつける場所は、色々あります。
子供用の防犯ブザーの付ける場所①長めのストラップに付けて首にぶら下げておく
まずは「長めのストラップに付けて首にぶら下げておく」という方法です。
これは一見、とっても良さげに思えるけど、実はちょっと危ないのです。
確かに、首からぶら下げておけば、いざという時に鳴らしやすいんです。
しかし、もし不審者がけたたましく鳴っている防犯ブザーの音を止めようと、首にかけているストラップを引っ張った場合、首が絞まってしまう恐れがあるんです!
不審者も、いきなり大きな音が鳴って動揺しているので、実は本当に危険なんです。
子供用の防犯ブザーの付ける場所②ポケットに入れておく
次に「ポケットに入れておく」という方法!
これは、持ち運ぶのには便利ですが、これではいざと言う時にポケットからなかなか取り出せないってことも考えられます。
すぐに鳴らすことができないこともありますので、あまりおすすめめではありませんね。
子供用の防犯ブザーの付ける場所③ランドセルの肩にかけるベルトにストラップで付けておく
最後に「ランドセルの肩にかけるベルトにストラップで付けておく」という方法です。
実は、この方法が使いやすくって、安全な方法なんです。
最近のランドセルは、肩ベルト部分に防犯ブザー装着用の金具がついているので、その部分に取り付けましょう。
この時のポイントは、利き手と逆側のベルトにつけること!
こうすることで、とっさの操作がしやすいです。ランドセルにつけておけば、忘れることもありませんよね。
いざという時にひっぱりやすい位置は、ランドセルの肩にかけるベルトの部分につけることです。
これで、防犯ブザーが自分の体よりも前にある状態になり、いつでも確認し使うことができます。
GPS付の防犯ブザーはありますか?
GPS機能付きの防犯ブザーは、ココセコム(屋外用携帯緊急通報システム)が有名です。
★ココセコムの防犯ブザーの詳細を見てみる
これは、ココセコムの持ち歩けるセキュリティ専用端末です。
GPSで子供の位置を確認し、パソコンやスマホに表示してくれるので、子供の現在地が分かります。
緊急時にはボタンを押すだけでセコムへ通報が可能です。セコムの対処員がかけつけてくれます。
防犯ブザーが配布されない場合、どこで手に入る?
防犯ブザーが配布されない地域の方、または配布された防犯ブザーが壊れてしまった方は、自ら購入するしかありません。
その際は、電気店やネット検索で検討しましょう。
今は用途だけでなく、デザイン的にも非常に可愛いものが販売されていますよ。
中には、万一の事態に電池が切れてしまっても、高音で鳴る笛がついているものもあり、安心できます。
防犯ブザーの鳴らし方と止め方のまとめ
子供に持たせる防犯ブザーについて、使い方や止め方、どこにつければいいのかという事について見てきました。
大切な子供の「いざというとき」の安全を守るため、普段から防犯ブザーの使い方や不審者について話し合って、子供と一緒になって確認しておくといいですね。