かぼちゃは不足しがちな緑黄色野菜のうちでも人気のある野菜ですね。
小さい赤ちゃんから高齢者まで、歯が弱くても食べられるのでとても便利!
でも硬いのが玉に瑕です。
丸ごと一個買うとどうやって切ったらいいのか途方に暮れることはありませんか?
今回は丸ごとの硬いかぼちゃを上手に切り分ける方法をご紹介致します。
かぼちゃを丸ごとのまま切る方法!
丸ごとのままのかぼちゃを切る方法について見ていきましょう。
丸ごとのかぼちゃを切るとき準備するもの
では、まずは丸ごとのかぼちゃを切るとき準備するものには、どんなものがあるでしょうか?
丸ごとのかぼちゃを切るとき必要なもの①よく研いだ包丁
まず丸ごとのかぼちゃを切るときには、よく研いだ包丁を用意してください。
切れない包丁で切ろうとすると余計な力が必要で、怪我をする原因にもなります。
ある八百屋さんでは、「かぼちゃを半分にしてください。」と頼むと、店主さんが奥から出刃包丁を出してきて、切ってくれたことがありました。
八百屋さんでも出刃包丁が必要なくらいかぼちゃは硬いので、一般家庭ではできるだけ切れ味の良い包丁を使うことがおすすめです。
丸ごとのかぼちゃを切るとき必要なもの②濡れ布巾とまな板
まな板は必要ですが、それだけでは安定感がありません。
なので、濡れ布巾を敷いた上にまな板をのせてしっかりと固定するのがいいですね。
丸ごとのかぼちゃを切る手順
まずは、まるごとのかぼちゃを半分に切ります。
まな板の上にかぼちゃを置いて、安定する位置を決めます。
まな板の上でかぼちゃが、がたがたするようだと。
包丁を入れたときに滑ってしまって、思わぬ怪我につながるので気を付けましょう。
ヘタの部分は特に硬いので、最初にヘタと反対側の硬い部分に包丁の先を差し込んでくり抜きます。
またはヘタを避けて半分に切ってから残ったヘタに両側から包丁を入れて切り取るのもいいです。
一度に半分に切ろうとすると包丁の刃がめり込んで動かなくなることがあります。
必ずヘタがあった真ん中から包丁を突き立てるように差し込んで、両サイドに分けて包丁を入れるようにします。
両サイドに包丁が入ったら、切れ込み部分に包丁を入れて左右に二分します。
半分になったかぼちゃはワタの部分に包丁の切れ目を入れてからスプーンで種をかき出すようにしてきれいにします。
ワタが柔らかい場合は包丁の切れ目を入れなくてもスプーンで掘り取るようにすることもできます。
半分になったかぼちゃは平らな面を下にしてまな板の上に置き、さらに半分に切れば1/4に切ることができます。
四半分に切れたかぼちゃは、スーパーで並んでいる切り売りのかぼちゃと同じです。
なので、真ん中を切って1/8としてから、お料理に合わせて
- 乱切り
- 薄切り
- 細切り
煮含める場合は、皮を一部分だけむいて味をしみ込ませやすくすることもできますよ。
かぼちゃが硬すぎて切れないときはどうする?
先の八百屋さんのように普通の包丁では歯が立たないほどかぼちゃが硬い場合は。
無理に包丁を入れずに、まず電子レンジで柔らかくしてから切る方法があります。
電子レンジを使うには、丸ごとのかぼちゃにラップをかけて、電子レンジ600Wで約2分間加熱します。
こうするとかぼちゃが柔らかくなり、包丁で切り分けるのが楽になります。
でも、レンジから出したばかりのかぼちゃはかなり熱くなっていますよね。
なので、キッチンミトンを使うか少し冷めてから切り分けるようにしてください。
もし包丁を入れてみて、まだ硬いと思ったら。
さらに電子レンジで10秒ぐらいづつ再加熱して、柔らかくなってからもう一度切るのがコツです。
レンチンしたあと残ったかぼちゃは?
電子レンジにかけて柔らかくしたかぼちゃは、あまり日持ちがしません。
すぐ料理に使ってできる限り早く使い切ることが大事です。
かぼちゃの一部をてんぷらにしようとするときには、残りは
- 煮物にする
- スープに入れる
丸ごとのかぼちゃを上手に使い切るポイントは?
かぼちゃを丸ごと保存すると、追熟が進んで味が良くなります。
そのまま涼しい場所に置けば、2週間~1か月ぐらいは保存することができます。
特に暑い夏には、かぼちゃは冷蔵庫の野菜室で保存するのがいいです。
だけど、一旦切ってしまうと傷みやすくなります。
すぐに使いきれない場合の保存方法
すぐに使い切るのが無理な場合には、4~8等分に切ります。
その一部をその日のお料理に使います。
残ったかぼちゃは、冷蔵庫か冷凍庫で保存するのがいいですね。
カットしたかぼちゃは種とワタを取り除いて、キッチンペーパーなどで水分をふき取ります。
そのあとに、ラップで包んでから冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
冷凍保存するには、かぼちゃのまわりについた水分を十分に拭き取ります。
そして、食べやすい大きさにカットしてから、冷凍用保存袋に入れて冷凍庫に入れます。
お料理に入れるときは解凍しないで、直接お料理に加えます。
こうすると型崩れしにくくなるので、お料理がきれいに仕上がります。
八百屋さんの話では「かぼちゃは切り分けると早く傷むし味も落ちるので、できるだけ丸ごと売りたい。」とのことです。
ですから、なるべく美味しいかぼちゃを食べたいと思ったら。
自分でかぼちゃを丸ごと買って、上手に切り分けてからいろいろなお料理に使って。
残ったかぼちゃを冷蔵庫や冷凍庫で保存して、きっちり使い切るのがベストですね。
かぼちゃの調理ごとの切り方!まるごとからどのようにカットすればいい?
かぼちゃは色んな料理に使われますが、料理ごとに使いやすいかぼちゃの切り方を紹介します。
かぼちゃの切り方①角切り
角切りのかぼちゃにおすすめの料理は
- 煮物
- クリームシチュー
- ビーフシチュー
- カレーライス
かぼちゃの角切りの切り方
①丸ごとのかぼちゃだったら、まず1/4個にカットします。
②スプーンなどを使って種とわたを取り除きます。
③切り口を下にしてまな板の上に置き、かぼちゃの上下を切り落とし、表面の皮を所々切り落とします。
④かぼちゃを横半分に切り、縦に4㎝幅に切り、それぞれを4㎝角に切ります。
かぼちゃを切るときは、包丁の根元を使って力を均等に加えると切りやすいです。
手が痛いときはふきんをあてて使うとうまく切ることができますよ。
かぼちゃの切り方③薄切り
薄切りのかぼちゃにおすすめの料理は
- 天ぷら
- 素揚げ
- 焼肉
- 炒め物
- かぼちゃチップス
かぼちゃの薄切りの切り方
①丸ごとのかぼちゃだったら、まず1/4個にカットします。
②スプーンなどを使って種とわたを取り除きます。
③切り口を下にしてまな板の上に置き、5㎜幅に薄切りにします。
包丁を手前に押し出すようにして切ると切りやすくなりますよ。
かぼちゃが硬いのでけがをしないように気を付けてくださいね。
かぼちゃの丸ごとでの切り方のまとめ
丸ごとの硬いかぼちゃを切るには、ヘタを取り除くか、ヘタを避けて二分します。
ヘタを除き、ワタを取ってからさらに4等分、8等分に切るのがコツです。
特に硬いかぼちゃは、あらかじめ電子レンジで加熱してから切るときれいに切れます。
残ったかぼちゃは冷蔵あるいは冷凍するなどして、無駄なく使い切りたいものですね。