中学2年生という思春期の時期、親が子どもに何を言っても聞いていない。
いや、むしろ「響いていない?」と感じることありませんか?
自分のときもそうだった思い出ありますよね。
ちょうど子どもから大人になろうといている中学生の時期は、
「自分のこと」
「勉強のこと」
「友達関係のこと」
「将来のこと」
「親子関係のこと」
などなど、心が不安定になりやすい時期。
親であるお父さん、お母さんも親子関係に悩む試練の時期です。
そこで今回は、中学生の子どもとの関わり方のポイントとして、
- やってはいけないこと
- 叱った後の良いフォロー
- 親が子どもの言いなりになってはいけない理由
子供を叱った後のフォローで中学生に対してやってはいけない4つのこと!
声をかけても返事が無かったり、何を言っても聞いていない様子の思春期の子ども。
そんな様子がずっと続くと親もイライラしてきて当然です。
ですが、思い返してみてください。
子どもが返事をしないとき
- 勉強しなさい!
- 早く食べなさい!
- お風呂に入りなさい!
中学生の子どもは、子どもから大人になろうともがいている最中です。
なので「大人×子ども」という関係から「大人×大人」という関係を築いていくことが、ポイントなんです。
「もう自分で考えて動ける年齢だから大丈夫だよね?」
「どのタイミングならできそう?」
と伝え続けることで、子どもは「親が大人扱い」してくれていると感じます。
そして、自分のことに責任をもたなければと自立心を伸ばすことができるのです。
では、今お伝えした「〇〇しなさい!」のように!
思春期の中学生に対してやってはいけない3つのことをご紹介していきたいと思います。
思春期の中学生にやってはダメなこと①質問攻め
思い出してみてください。
ご自身が中学生の頃、親に
「何があったの?」
「どうして話を聞かないの?」
など質問攻めされても「うるさいな。」と思っていませんでしたか?
私は思っていました。笑
親と話をしたくない時期に質問攻めされると、余計に心を閉ざされてしまいます。
子ども自身、どう説明して良いのか分からない心情なんです。
親は、「今、自分の心を葛藤している最中なんだな。」と自分の頃を思い出してそっとしておいてあげましょう。
思春期の中学生にやってはダメなこと②人格を否定する
子どもが失敗した時「だからあなたって人は…」「本当に何もできないね」など、子どもの人格を否定してはいけません。
分かります。言いたくなりますよね。
親は、子どもの失敗を一つ一つ我慢して積み重ねているので、「また…」と思いがちですよね。
でも、子どもを叱る時は失敗した内容に的を当てて注意するようにしましょう。
思春期の中学生に対してやってはいけないこと③同じようにやり合う
子どもが「うるさいな!」など感情的になった時、親も一緒になって感情的になっていませんか?
親が一緒になって感情的になってしまうとその場はヒートアップするだけです。
そこは、大人。
親が深呼吸してその場を離れるのがおススメです。
2人の男の子を育児中の私は、どうしてもイライラが子どもに向いてしまいそうな時は、トイレに籠るようにしています。
(感情的になってしまう時もありますが…。)
親と言っても「人」なので、どうして良いか分からないことはたくさんですよね。
そこで、思春期の子どもにはどのように接したら良いか、叱った後の良いフォローを3つ、ご紹介していきたいと思います。
思春期の中学生に叱った後の良いフォロー①見守る
中学生の思春期の時期、親が口を出しても子どもは煩わしい気持ちになり余計にイライラするだけです。
口や手助けをしたい気持ちをグッと我慢して、見守ってあげましょう。
- 今、大人の階段を上ろうとしているんだ。
- いつでも味方だから。
- 聞きたいことがあったらいつでも話しかけて大丈夫。
突き放すのではありません。
そして、子どもが何か質問してきた時は、「きた!」「ありがとう!」という気持ちで向き合って答えてあげましょう。
思春期の中学生に叱った後の良いフォロー②楽観的に考える
なかなか難しいお父さんお母さんもいるかもしれませんが、子どもが思春期の時期を楽しむくらい楽観的に考えるのも一つです。
大きくなった時に「あの時、本当は辛かったんだよ。」「ずっと無視されてたんだから。」と話せる関係になれるように、子どものことを干渉しないようにしましょう。
思春期の中学生に叱った後の良いフォロー③寄り添う
子どもが相談や質問など話しかけてきてくれた時は、大きく包み込んで寄り添ってあげましょう。
「勉強」や「友達関係」など、中学生の思春期は悩む時期です。
そんな「勉強」や「友達関係」などの子どもの悩みには「それは辛いね。」「よく話してくれたね。」共感をして、子どもに前向きな気持ちを与えてあげましょう。
子供の言いなりになる親は中学生にとってどうなの?子供が親に求めていることは何?
思春期の子どもは、「大人として見て欲しい」と親に求めています。
でも、子どもの言いなりになるということは、「大人として見ている」というわけではありません。
子どもの言いなりになって子どもを育てていると
- 人の苦しみや痛みが分からない大人になる
- 自己中心的な言動しかできない大人になる
そこで、大切なことは「親が見本になる」ということです。
- 無視されるかもしれないけれど、朝顔を見たら挨拶をする
- 親のことは見ていないけれど、笑顔で明るい家庭環境を築く
ここで、親が言いなりになっているかもしれない、つまり「親がなめられているかもチェック」をしたいと思います。
□子どもに気をつかって生活をしている
□子どもを叱らないように我慢している
□子どもの嘘を見抜けない
子どもの言いなりになることは、「子どもを受け止める」ということではありません。
親が子どもの見本として堂々として、子どもの様子や変化を知ることが重要です。
子どもが失敗したら最後まで自分で責任をとらせる
子どもが小学生のとき、飲み物をこぼしたら親が拭いていませんでしたか?
学校に忘れ物をしていたら、届けてあげていませんでしたか?
中学生にもなれば、失敗は自分で責任をとらせましょう。
飲み物をこぼしたら、最後まで片付けてもらいましょう。
忘れ物をしたら、先生に注意されて次から忘れないように学んでもらいましょう。
自分で責任をとる経験を繰り返すことで、失敗しない方法を考えられる大人になっていきます。
親は子供の言いなりにならずダメなものはダメと伝える
お伝えしたように、子どもの言いなりになって子どもを育てていると
- 人の苦しみや痛みが分からない大人になる
- 自己中心的な言動しかできない大人になる
そんな人、社会で通用しませんよね。
であれば、親としてダメなものはダメと伝えて、社会に通じる人間に育ててあげましょう。
自分の思い通りにならない事を知ってもらうことはとっても重要です。
子供の嘘を見抜く!嘘をついたらバレるということを教えてあげる
子どもが嘘を平気でつくようになると「自分の思い通りにならなければ嘘をつけば良い」と考える大人になってしまいます。
一番身近にいる親が、子どもの嘘を見抜ける存在でありましょう。
そのためには、普段の様子や言動をしっかり見ておく必要があります。
「嘘をつけばバレる」ことをしっかり教えてあげましょう。
中学生には何を言っても響かない?!のまとめ
子どもの思春期は、親も試練の時期ということが良く分かりましたね。
はじめから「○○しなさい!」とは言わない、「見守る」など教科書のようにできるお父さん、お母さんはいません。
そして、子どもによっては対応も違います。
思春期でも話を聞いて欲しい子どももいます。
話を聞いて欲しい子どもに対して親が感情を抑えて見守る必要はありません。
自分の子は何を求めているのかを気づき、どんな大人になって欲しいか親が見本を見せましょう。
思春期は大人になろうとしている証拠。
思春期が終わる頃には、子どもだけでなく親も成長していること間違いありませんよ。