子どもからの「ママ大好き」は、本来は嬉しいはずで喜ぶべきものだと分かってはいるものの上手く自分の中で消化できない時ってありますよね。
私も現在、9歳と5歳の男の子を育児中のママですが、「ママ大好き」と言われるタイミングによっては、気持ちが冷めてしまうこと正直あります。
「はいはい、分かった分かった。」「そう思うならママの気持ち分かってよ。」って、イライラする時もあります。
そして、そんな自分に自己嫌悪の繰り返しです。
そんな私みたいに子どもからの「ママ大好き」を上手く消化できないママのために、今回は「ママ大好き」と言う時の子どもの気持ちをはじめ、ママの気持ちを楽にする方法とストレス発散法15選を紹介していきたいと思います。
「ママ大好き」を連呼するのは愛情不足!?心からの言葉と不安からくる言葉の違いは?
子どもを叱った時、注意した時に「ママ大好き」を連発されると、「ママの愛情不足?」と不安を感じるママは多いと思います。
でも、そもそも子どもに対する「愛情」って一体何なのでしょうか?
- いつでも「うんうん。」と話を聞くこと
- 何でも欲しい物を買ってあげること
- 家事や他のことの手を止めて一緒に遊ぶこと
ママがニコニコ笑顔でいることも家庭円満の大きな秘訣です。
ママが我慢やストレスが溜まってはニコニコなんてできません。
「愛情」とは、子どもを甘やかすことでも厳しく育てることでもありません。
「愛情」は、親の考え方と子どもの受け取り方で変わるもの。
例えば、親が愛情を注いでいるつもりで、子どもが欲しい物はいつも買い与えていても子どもはお金や物で親の愛情を受け取れているとは限りません。
特に自分の気持ちを上手く自己表現できない幼児期や小学生の子どもは、色々な行動や症状で愛情不足を表しています。
子どもが言う「ママ大好き」の言葉の背景
「ママ大好き」の言葉の背景には。
本当に「ママ大好き」という心からの気持ちの場合もあれば、もう怒っていないか確認するための不安からくる「ママ大好き」の場合もあります。
ここで大切なことは、どんな場面の「ママ大好き」でも「ママは子どもの愛情表現に応えてあげる」ということなんです。
子どもにとって、「ママ大好き」は、愛情表現でありママからの愛情確認でもあるんです。
なので、子どもが「ママ大好き」といってくれたら、
「ママも〇〇ちゃん大好き」
「大好きだから注意したんだよ」
と伝えることで、子どもに愛情が伝わります。
家事や仕事に忙しい毎日ですが、「ママも〇〇ちゃん大好き」と伝えて、ギュッとしてあげる時間くらいは作ってあげましょう。
するとママのイライラや不安も意外とスッキリします。
性別によって違う「ママ大好き」のサイン
2歳や3歳くらいの子どもは、性別によって「ママ大好き」のサインの違いに特徴があります。
例えば、言葉の発達が早い女の子は言葉で「ママ大好き」と伝えたり、手紙に書いて気持ちを伝えてくれる特徴があります。
一方、男の子はママの後ろを着いてきたり、抱っこを求めてきたり、ベッタリくっついてきたりとボディタッチが多い特徴があります。
そうですね。
我が家の次男は、5歳になりますがそれでも「ママ~ママ~」を着いてきて、ずっと話しかけてきたり
- 抱っこ
- おんぶ
- 肩車
むしろ9歳の長男も抱っこしてもらおうとしてきたり、「暖かいから~」とか言って、パパにくっついて寝ていますね。
「ママ大好き」以外にもある子どもからの愛情不足のサイン7選
先ほど、
「自分の気持ちを上手く自己表現できない幼児期や小学生の子どもは、色々な行動や症状で愛情不足を表している」
とお伝えしましたが、具体的に愛情不足を示すサインを7つ、ご紹介したいと思います。
愛情不足を示す子供のサイン①おねしょをする
オムツが取れた後に1度や2度おねしょをする程度なら問題はありません。
ですが、おねしょをが続いたり、叱られた翌朝によくおねしょをしている場合。
「ママに嫌われたくない」というストレスが原因でおねしょをしてしまっている可能性があります。
愛情不足を示す子供のサイン②性器いじり
幼児期は、男女関係なく性器いじりをよくしますが、愛情不足で性器いじりをしてしまう子もいます。
さらにママに「やめなさい!」とい注意されることで傷つき、性器いじりが悪化する場合もあるんです。
愛情不足を示す子供のサイン③指しゃぶり
3歳を過ぎると自然と指しゃぶりは終わるのがほとんどです。
でも、3歳を過ぎても指しゃぶりが終わらない場合、「愛情不足」や「ストレス」・「不安」を感じている可能性があります。
愛情不足を示す子供のサイン④わがまま
子どもは基本的にわがままですが、あまりにもわがままの子どもは、幼児期に親とのスキンシップが不足していた可能性があります。
実は、子どもは親と繰り返しスキンシップをとることで、愛情ホルモン「オキシトシン」が分泌されます。
「オキシトシン」には、心を落ち着かせる働きがあるのですが。
幼児期にしっかり親とスキンシップをとれていなければオキシトシンが分泌されにくくなり、わがままを自制できなくなることが明らかにいなっています。
愛情不足を示す子供のサイン⑤甘え過ぎる
子どもは甘えることで親の愛情確認をしています。
そこで、
「忙しいから」
「邪魔だから」
「お兄ちゃん・お姉ちゃんなんだからちょっとくらい我慢しなさい」
などと「親が子どもを突き放してしまう」と、子供にとってストレスになってしまいます。
その結果、余計に甘えて親の興味を引いたり愛情を確認しようとしてきます。
愛情不足を示す子供のサイン⑥物を隠したり壊す
子どもは、ママの気を引くためにわざと物を隠したり壊す場合があります。
特にママが大切にしている「スマホ」や「アクセサリー」・「財布」やお気に入りの物などを隠したり壊す傾向があります。
愛情不足を示す子供のサイン⑦嘘をつく
物を隠したり壊すのと同じように、ママの気を引くために嘘をつく場合もあります。
例えば、
- 眠たくないのに「眠たい」と言えばママが一緒に添い寝してくれる
- お腹が痛くないのに「お腹が痛い」と言えばママが仕事を休んでくれる
実は、紹介した7つのサイン以外にも
- お友達を叩く
- 他人に甘える
- 心因性難聴
今一度、自分に当てはまる項目がないか、気をつけなければいけない項目がないかチェックしてみてくださいね。
ただ、項目が当てはまることは悪いことではありません。
当てはまった場合、これからどうしたらいいのかを考えて、どう子どもと向き合ってあげることが大切です。
怒られた後の「ママ大好き」にイライラするとき!「またか」の気持ちを上手に切り替える方法
子どもにとっての愛情表現・愛情確認である「ママ大好き」。
状況やタイミングによっては、ママもイライラして仕方ないと思います。
うちの5歳の次男もよく
- ジュースやお菓子をこぼしたり
- 出したおもちゃを片付けなかったり
- 朝なかなか起きれなかったり
「いやいや、それ今なんで言うの?!」と内心思いますよ。
でもこんなときに、イライラの感情のまま子どもを怒鳴ったり暴言を吐いてしまうと、子どもには悪影響ばかりが及びます。
例えば、
- 人の顔色をうかがう人間になる
- 自分に自信がもてなくなる
- 自己肯定感が低くなる
- 人との関りが苦手になる
- 諦めやすくなる
- 神経質になる
もちろん、いきなり今日から怒らないママになんてなれません。
でも、怒ることで子どもに与えてしまう影響を知っているだけでも怒りを制御することができるのではないでしょうか。
少しずつ、少しずつ一緒に頑張っていきましょうね。
「ママ大好き」への上手な関り方
では、「ママ大好き」など子どもの
- 愛情表現
- 愛情確認
- 愛情不足
「ママ大好き」への上手な関り方①「ママも大好き」と伝える
「ママ大好き」という言葉には、子どもの愛情確認の心理が含まれています。
きちんと「ママも大好き」と答えて安心させてあげるのが何よりの方法です。
「ママ大好き」への上手な関り方②抱きしめる
「ママも大好き」という言葉と共にギューッと子どもを抱きしめてあげましょう。
大きくなっても子どもはママやパパからのハグが大好きなはず。
9歳の我が家の長男は、いまだに抱っこ求めてきますが、重すぎて全然持ち上げられません。
それでも抱っこを「できない」と拒否するのではなく、抱っこをしようとする姿勢を見せるだけでも安心していると思います。
そして、抱っこではなくても抱きしめることはできます。
もう9歳なので、
「今日のハグが最後になるかもしれない」
「もう抱っこって言ってこなくなるかもしれない」
という親心もあります。
子育ては、慌ただしく忙しい毎日ですが、「もっとあんなことしてあげれば良かった。」という後悔が無いように毎日を過ごしたいですね。
「ママ大好き」への上手な関り方③一緒に過ごす時間を作る
子どもが寂しそうな時、愛情不足のサインを感じた時は、少し手を止めて子どもとの時間を作ってあげましょう。
おやつを食べたりお風呂に入ったり、一緒に寝たり、いつもの時間に少し余裕をもってお話してみましょう。
ストレスは禁物!ママの気持ちを楽にする方法とストレス発散法
「母親だから我慢するのは仕方がない」「自分がしっかりしなくちゃ」とママが一人で子育ての不安もストレスも抱える必要はありません。
私ももちろん、ストレスの無い日なんてありません。
だからこそ、どうしたら自分がニコニコ、子ども達と接することができるかを客観的に考えるようにしています。
少しでも皆さんの力になれればと、ママの気持ちを楽にする方法とストレス発散法を15個、ご紹介していきたいと思います。
ママの気持ちを楽にする方法とストレス発散法①夫や祖父母・その他の人に協力してもらう
子育ての悩みはママ一人が抱える必要はありません。
パパも「親」、しっかり子育ての悩みや不安、しんどいことを話していきましょう。
「忙しそうだから」「疲れているから」とママが遠慮してしまうとパパは気づきません。
また、子育てだけでなく家事も「手伝う」ではなく「一緒に」という考えで率先してやってもらいましょう。
ただ、男性は「言わないでも分かる」生体ではないので、具体的に家事や育児の内容を伝えなければできないことも覚えておいてくださいね。
「具体的に言わないとやらない」、それがストレスにもなるんですがね…。
もちろん、パパだけでなく祖父母や児童館や役所の相談センターなども頼りましょう。
私は、市の子ども園に併設されている子育て支援センターに長男は0歳から・次男は妊娠中から遊びに行っていました。
同じ境遇のママと会話をしたり、先輩ママやプロの先生に相談するだけでも気持ちが楽になっていました。
そして、その併設していたこども園を長男は入園・卒園し、現在次男が通っています。
妊娠の時から知ってくれているので、とても信頼でき相談もしやすい関係が築けていますよ。
ママの気持ちを楽にする方法とストレス発散法②「〇〇すべき」の考えをゆるめてみる
ママは、育児本や他のママを見て「こうしなきゃ!」「ああするべき!」と知らぬ間に自分にプレッシャーをかけてしまいがちです。
子どもは驚くほど、予想外のことばかりしてくれます。
時間の無い時に限って「うんち」と言ったり、「イヤイヤ」が始まったり。
でも、そこでどうしてママがイライラしてしまうのかを冷静に考えてみましょう。
「時間が間に合わないから」「他にやることがあるから」など、その「○○すべき」を少しゆるめて考えてみましょう。
完璧にこなす必要はないんです。
一度、肩の力を抜いてみてくださいね。
ママの気持ちを楽にする方法とストレス発散法③やらなくても良いことを探す
例えば、
- 食器洗いは朝食と昼食まとめてで
- ご飯を作るのが面倒だから今日はUber Eatsで
- 掃除は毎日しなくても死なない
ママの気持ちを楽にする方法とストレス発散法④子どもへの期待値を下げる
子どもはママの成果物ではありませんよね。
ママが頑張っても子どもにはできないことがたくさんあります。
「私の子ならできる!」とママが期待をもち過ぎると子どものプレッシャーになったり、弱音を吐くことができなくなります。
自分の子でも一人の人間です。
期待値を下げて客観的に見てあげるのもおススメですよ。
ママの気持ちを楽にする方法とストレス発散法⑤深呼吸をする
イライラしている時は、感情が高ぶり心拍が上がっています。
そういう時こそ、深呼吸をして心拍を低下させましょう。
イライラしたまま発する言葉は、思ってもいないことや自分でも嫌になるほどの暴言になる恐れがあります。
子どももママも傷つかないためにも一度深呼吸をしてみてくださいね。
ママの気持ちを楽にする方法とストレス発散法⑥子どもから離れる
子どもの止まらない「わがまま」や「イヤイヤ」。
ママもイライラがピークに達してきたなと感じた時は、暴言を吐いてしまう前に一旦子どもから離れましょう。
一旦、クールダウンする時間をとるだけでも気持ちが変わりますよ。
ママの気持ちを楽にする方法とストレス発散法⑦自分を鏡で見る
イライラして、一旦子どもから離れたついでに鏡で自分の顔を見てみましょう。
自分のイライラした顔の怖さに驚くかもしれません。
すると「こんな顔をしていたらダメだ。」と子どもへの表情も変わるはずですよ。
ママの気持ちを楽にする方法とストレス発散法⑧自分を認める
他のママもこなしているんだから、「家事」も「育児」も「仕事」も頑張って当たり前と思っていませんか?
でも、どれだけ家事も育児も仕事を頑張っても誰も褒めてくれませんよね。
だから、「今日もよく頑張った!」と自分で自分を認めて褒めてあげましょう。
私は、子どもが大きなケガや病気無く1日を終えることは、ママの1日の努力の賜物だと思っています。
ママは、子どもの危険を察知して回避したり、体調の管理をしたり、先回りして考えて行動するプロなんです。
そんな自分をいっぱい褒めてあげてくださいね。
ママの気持ちを楽にする方法とストレス発散法⑨自分にご褒美をあげる
美味しい物でもマッサージでも美容院でもネイルサロンでも良いんです。
ママは毎日努力しています。
たまには自分にご褒美をあげましょう。
私の毎日のご褒美は、「お酒」です。
もちろん子どもがいるので飲み過ぎない程度ですが、毎日の楽しみがあるから頑張れます。
ママの気持ちを楽にする方法とストレス発散法⑩映画やドラマを観る
映画やドラマなど、非現実的な世界を観ることで、「笑う」「泣く」など感情を発散させることでスッキリすることができます。
ママの気持ちを楽にする方法とストレス発散法⑪子どもが赤ちゃんの時の写真や寝顔を見る
「子どもがお腹にいた時の写真」「生まれた時の写真」「お食い初めの写真」「1歳のお誕生日の写真」、見るだけでイライラがおさまります。
そして、子どもの寝顔は天使ですよね。
もちろん、子どもと写真を見るのもおススメです。
写真を見ながらその時のエピソードを話すことで、子どもも「そんなに自分のことを思ってくれていたんだ。」と感じるでしょう。
ママの気持ちを楽にする方法とストレス発散法⑫ゆっくりお風呂に入る
子どもが小さな時は、一緒に入るのでなかなかゆっくりお風呂に入れませんよね。
なので、パパがお休みの日は子どもを任せてママはゆっくりお風呂に入りましょう。
筋肉の緊張をほぐして、体も心もほぐしてあげましょう。
お気に入りの香りの入浴剤や発汗作用のあるバスソルトもスッキリしますよ。
ママの気持ちを楽にする方法とストレス発散法⑬音楽を聴く
イライラしている時は、意識的に五感からリラックスを取り入れてみましょう。
身近なもので言うと「音楽」です。
人は、音楽を聴くことでストレスホルモンが低減されることが明らかになっています。
自然のヒーリングミュージックなど自分が心地よい音楽を聴いてみてくださいね。
ママの気持ちを楽にする方法とストレス発散法⑭1人の時間を作る
ママはママである以前に「一人の人間」です。
当然、1人の時間が必要です。
たまには子どもをパパや祖父母・託児所に預けましょう。
そして、買い物やスポーツジム、お友達とランチなど好きなことをしましょう。
私の場合、もともと体を動かすことが好きだったので、子どもが学校と幼稚園に行っている間に週2回ほどスポーツジムに通って、体を動かしています。
日頃のせわしなさを忘れ、無心になれる時間って本当に大切だと思います。
それに1人時間を作れることで、「好きなことができる時間をありがとう」と旦那や子どもに優しくなれます。
ママの気持ちを楽にする方法とストレス発散法⑮気持ちを紙に書く
イライラが止まらない時、自分の気持ちを紙に書き出してみるのも一つです。
- 自分は子どもの何にイライラしているのか
- 子どもにどうして欲しいのか
- 子どもがするにはどう伝えたらよいか
以上、ママの気持ちを楽にする方法とストレス発散法を15個紹介しました。
すぐにできるものもあるので、ぜひ試してみてくださいね。
怒られた後の「ママ大好き」本当の意味!のまとめ
子どもの「ママ大好き」には、素直にそう思っている気持ちの時もあれば、怒られた後などママの様子をうかがっている場合もあります。
ただ、どんな場面の「ママ大好き」にも「ママも大好き」と愛情を伝えてあげましょう。
その時間を後回し・ないがしろにしてしまうと子どもの成長に影響を及ぼしてしまいます。
もちろん、ママも一人の人間です。
時間を上手く使って一人の時間を作ったり、感情を発散させる時間を作って、ニコニコ笑顔でいれる時間を少しでも増やしてみてくださいね。
私も頑張ります。