ジェットコースターの身長制限はなぜ?子供が乗れない意外な理由

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遊園地のメインイベントにして恐怖のアトラクション!

それは、みんな大好きジェットコースターですよね。

その超スピードからか、ビビって乗れないという人も多い、まさに好き嫌いが分かれる施設と言えるでしょう。

といっても、無邪気な子供はそんなこと気にせずホイホイ乗ろうとしますよね。

でも身長制限があって乗れなくてガッカリなんてことも。

「身長が低いと、安全バーからスルッと抜けられちゃうし危険だからね~」と思ってらっしゃるでしょう?

実は安全バー以外にも、ジェットコースターに身長制限があるのには理由があるんです。

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ジェットコースターに身長制限がある意外な理由

ある理工学部の教授によると

ジェットコースターに設けられた身長制限の値以下でも、安全バーなど体を固定する安全装置を取り付けていれば落ちる可能性は低いが、安全装置以外にも身長制限を設けないといけない条件が他にもある

とのことなんです。

ジェットコースターに身長制限が設けられている本当の理由!

それは、身長が低いとジェットコースターを乗った際に掛かる負荷(通称G)にあるんです。

このGが「まだ身長が低い子供ほど耐えられない」ということが研究で明らかになっているんですね。

つまりは「人間は身長が低いほど、自身の身体で耐えられるGも低くなる」ということなんです!

耐え切れないGがかかると

あまりに、自身が耐えられない大きなGを身体に掛かると、失神する寸前の状態になります。

この状態を「グレイアウト」といいます。大きなGが体に掛かったら、血液の循環が滞って脳内に流れる血の量が下がります。

こうなると、視野が極度に狭くなったり意識が突然薄れるという症状が現れます。

特に、小さな子供の場合だと、脳がまだ未発達なこともあって大人より小さいGで「グレイアウト」するのだとか。怖いですね。

小学一年生でもグレイアウトすることも

小学1年生の男児の平均身長は約122センチ。この場合、約6Gの力が5秒以上掛かると「グレイアウト」するデータがあります。

日本のジェットコースターはこれらのデータを基に、安全に安全を重ねた基準を設けていますのでご安心を!海外は知りませんけどね。笑

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ジェットコースターの強すぎるGは子供の脳に悪影響はないの?

ジェットコースターのG(負荷)は、子どもの脳に影響を及ぼす可能性はあります。

身長制限を満たしていても、子どもの体の骨や筋肉はまだまだ未発達です。

ジェットコースターに乗ると、柔らかい子どもの体に短時間で急激にGがかかることになってしまいます。

子どもの頭部が激しく揺さぶられることで、頭蓋骨の中で脳が少し動くのです。

その衝撃は、ヘディングしたときと同じくらいという研究もあります。

ジェットコースターに乗った子どもが、脳梗塞(のうこうそく)だとか脳出血(のうしゅっけつ)を起こしてしまったなんていう報告も見られます。

そうなると、「ジェットコースターに子どもを乗せるのは怖い」と思ってしまう人もいることでしょう。

本当にジェットコースターって安全なのか心配!運行できる基準はある?

でも、ジェットコースターがそんなに危険な乗り物なら、そもそも遊園地にはありませんよね。

ジェットコースターは、速度や人体への影響など厳しい審査を受けて合格しないと、運行できないように決められています。

それに、定期的に検査をし安全に運行できているかをチェックしているのです。

なので、今現在乗れるようになっているジェットコースターは、厳しい安全基準をクリアして子どもでも楽しめるように造られているのです。

子どもがジェットコースターに乗るときは、リスクも念頭に置いて慎重に「乗るか・乗らないか」を判断するのがよいでしょう。

そして、ジェットコースターに乗ったあと、いつもと違う様子だったら病院に行くという判断も必要でしょう。

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ジェットコースターがやみつきになる理由

では次に「こわい!」と分かってても、ジェットコースターについつい乗っちゃうのはなぜなのか。についてお伝えしていきますね。

ジェットコースターといえば、急降下するときの何ともいえないあの「浮遊感」!

この感覚がとてつもなく嫌で、絶叫系が苦手になったという人も多いのではないでしょうか。

あの独特な感覚は、無重力もしくは上記で述べたGが掛からないことで、体が軽くなってふわりと浮く感覚で「マイナスG」ともいわれています。

このマイナスGが強いと、体は動いてないのに体内の内臓が浮こうとすることで、あの「浮遊感」が生まれるんですね。

この「浮遊感」がいいんだという人は、絶叫系が大好きな人が多いです。

「怖いけど乗っちゃう!」「ジェットコースターが好き」という人は、浮遊感の他に、

  • スピード感
  • スリル
  • 爽快感
に魅了されているのではないかと。

この「浮遊感」を感じると脳内で興奮物質ドーパミンが分泌され、辛い物を食べて「辛い!でも美味しい!」に似た感覚を得るとされています。

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ジェットコースターの身長制限には上限があるて本当!?

子供など背の低い人が一部のアトラクションには乗れません。

これは、広く知れ渡っていることですね。

ジェットコースターの入り口にも、看板などで案内されています。

私も子供の頃、家族で遊園地に遊びに行きました。

その時に、身長制限の看板を見かけたことを覚えています。

余談ですが、私は弟より身長が低いんです。

アトラクションに並んでいるときです。

「まだ乗れないんじゃない?」と父からからかわれました。

でも、そこまで低くありません。

さて、そんなことはさておき。

ジェットコースターなどのアトラクションによくある身長制限ですが、上限があります。

身長制限に上限があるアトラクションを紹介します。

★東京ディズニーシー★
◆レイジングスピリッツ
 117cm以上かつ、195cm以下

★ユニバーサル・スタジオ・ジャパン★
◆ザ・フライング・ダイナソー
 132cm以上および198cm未満

★富士急ハイランド★
◆ええじゃないか
 125cm~200cm

◆トンデミーナ
 137cm~195cm

アトラクションごとに決まっている身長制限は、安全に楽しむために設定されています。

安心して全力で楽しむためにも、利用基準はきちんと守りましょう!

ジェットコースターの年齢制限がある理由

ジェットコースターなどのほとんどのアトラクションには、身長制限があります。

それに加えて、年齢制限があるアトラクションもあります!

孫と一緒にアトラクションを楽しもうと思ったら、年齢制限で乗れなかったというなんとも悲しい話もあります。

では、なぜ年齢制限があるのでしょうか?

簡単に言ってしまえば、身長制限と同じく、安心・安全に楽しんでもらうためです。

では、もう少し詳しく見てみましょう。

例えば富士急ハイランドでは、絶叫系のアトラクションは~64才までという年齢制限があります。

ド・ドドンパでは利用制限が10~64才です。

これは、富士急ハイランドの公式サービスガイドにも利用制限がのっています。

各アトラクションではお客様に安全にお楽むために

身長
年齢
健康状態
障がい内容などによる

一定のご利用基準を設けております。


(公式ページより引用)

また、東京ディズニーランド、東京ディズニーシーでは、年齢制限はなく身長制限があります。

でも、一部のアトラクションでは、高齢の方の利用は控えてくださいとの注意書きがありました。

ただし、明確な年齢制限はありません。

そのほかにも

  • 高血圧の方
  • 心臓、脊椎、首に疾患のある方
  • 乗り物に酔いやすい方
  • アトラクションのご利用により悪化するおそれのある症状がある方
このような方も利用は控えてくださいということです。

歳をとると腰が痛くなりやすいです。

また、高血圧など体に負担がかかる病気になることも多いです。

ジェットコースターに乗ることでそれらが悪化するようでは、アトラクションを楽しむことができません。

それにジェットコースターは、身体に負荷がかかる激しい乗り物です。

急な体調不良が起きる可能性もありえます。

そうなると安心して楽しめません。

そのため、こういった年齢制限があるんですね!

それから、とちのきファミリーランドでは、ジェットコースターに乗ることができるのは4歳からです。

他にも、ラグーナテンボスでは、一部のアトラクションに小学生未満の方は乗れません。

これは

お客さまに安全に楽しんで頂くために、
アトラクション内容を理解でき、
危険を認知できる年齢
に設定しております

とQ&Aのページに書いてありました(ラグーナテンボス:よくあるご質問から引用)。

乗り物の性能上、きちんと身体を固定できるように身長制限があります。

年齢の制限は、

  • 子供の場合、危険な行動をしてしまう可能性
  • ご高齢の場合、身体に負担がかかってしまう可能性
これらに配慮した結果、設定されているのですね!

繰り返しにはなるけれど、身長も年齢も、安心・安全に楽しむために設定されています。

きちんと守り、ジェットコースターを思いっきり楽しみましょう!

ジェットコースターのことを嫌いな人の理由

今度は「ジェットコースターが嫌い」という人の、その理由についてお伝えしていきますね。

「ジェットコースターが嫌い!」という人って、絶対に乗りたがらないんですよね。

ジェットコースターが嫌いな理由

でもなぜ、ここまでジェットコースターを嫌う人がいるのでしょうか?

まずは、その理由をまとめてみましょう。

  • 単に高いところが苦手
  • 何か気持ち悪い
  • 超スピードが嫌
  • トラウマがある
  • というかキャーキャーうるさい
  • 記念写真が恐怖に怯えている顔になっていて腹立つ
  • ジェットコースターに乗せてくれる係員のお姉さんの「はい、それじゃいってらっしゃ~い!www」がムカつく
  • ぶっちゃけジェットコースターの存在意義がわからない

高所恐怖症から気分が悪くなる人、はたまた周りがうるさいと思う人から、過去にジェットコースターで背中を骨折したという人も。

どうやって折ったんだろう…。気になります。

「吊り橋は怖いくせにジェットコースターは大好きというおかしなヤツが多い」
「技術に身を任せざるを得ないのは事故を起こした原発と一緒。
なのに、原発はNOだけどジェットコースターは怖くないという人を見ると行動が矛盾していると思うぜよ」
「乗ったらもう最後まで自分で何もコントロールできない乗り物に、なぜみんな喜んで乗るのか理解できない」

挙げ句の果てにはジェットコースターの存在すら否定する人までいました。

ジェットコースターが嫌いな理由は単に「怖いだけ」じゃないんですね。

トラウマになるほどの恐怖を体験をした人から、ジェットコースターの雰囲気そのものがダメという人までおり、たくさんの理由があるそうです。

ジェットコースターに身長制限がある意外な理由!のまとめ

「ジェットコースター苦手…でも友達や彼女彼氏に誘われたし、断れないなぁ」と思ってたら、乗る座席はなるべく前にそして乗ってる時は手元を見る様にしましょう。

そうすることで、多少は恐怖もやわらぎますよ。

ちなみに、女性はジェットコースターに乗って、ドーパミンを分泌すると

「まるで恋をしているかのようなドキドキ感だと錯覚し、女性ホルモンの分泌が増えると」

されています。

つまり「ジェットコースターに乗る=美しくなる」といった効果も期待できるのだとか。

まぁ、それでも本当に乗るのが辛いっていう方は無理しないでくださいね。