相撲廻しの色には意味がある?種類はどれくらいあるの?

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あなたは、お相撲は好きですか?

私の祖父は相撲ファンで、祖父の家に遊びに行くとよくテレビでお相撲を見ていました。

そのため当時は「相撲ってお年寄りが見るものなんだろうな」と思っていました。

でも最近では「スージョ」という言葉も出てきているように、相撲にはまる若い女性も多いようです。

そして、意外と小さな子どもたちもお相撲が好きだったりしますよね。

我が家の子たちも、たまたまついていたテレビでお相撲さんが出ていたりすると、じっと見ています。

大きな体で、廻し一つで戦っている姿に惹かれているのでしょうか。

Eテレでやっている「にほんごであそぼ」には、KONISHIKIさんも出演されていますし、大きくて包容力のあるようなフォルムが好きなのかもしれませんね。

私は、スポーツ全般にとても疎いのですが「日本相撲協会」のツイッターがおもしろい、と何かで聞いたことがあり、たまにチェックしています。

まず、ツイッターのアイコンがゆるくてかわいいです。

そして登場するお相撲さんの素顔が、土俵の上とは全く違ってとてもおもしろいです。

私の友達にスージョがいますが、その友達の気持ちが少しわかった気がしました。

このツイッターは、お相撲が身近に感じられておもしろいので、オススメです。

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相撲でつける廻しの種類や色

お相撲さんが巻いている廻しにはいろいろな色や種類があります。

★廻しの種類
廻しの種類は3種類あります。
  • 「稽古廻し」…練習用の廻し
  • 「取り廻し(締め込み)」…本番の取り組みで使う廻し
  • 「化粧廻し」…土俵入りなどの儀式用の大きな前垂れがついている廻し
★廻しの色
  • ★稽古廻し
    幕下以下のお相撲さんは黒色。

    十両以上(関取)のお相撲さんは白色。

    番付が変わったら、白→黒に戻したりもするそうです。

  • ★取り廻し(締め込み)
    十両以上(関取)のお相撲さんだけ、本場所で稽古廻しとは別の廻しを付けることができます。

    日本相撲協会の規定では“黒、または紺色系統”とされています。

    しかし、近頃はカラフルな廻しも多く、協会は黙認しているとか。

    なので、基本的に好きな色の廻しを付けて良いという風潮だと思います。

    ちなみに、カラフルな廻しはカラーテレビの普及によって登場したそうです。

    昭和32年に玉乃海太三郎というお相撲さんが金色の廻しを締めたのが、その始まりだと言われています。

    緑・ピンク・水色・黄色など、いろいろな色があっておもしろいですよね。

    お相撲さんが個性をアピールするポイントでもありますし、見ているこちらも廻しの色で誰かを判別したりするのに役立ちますし、私はカラフル廻しに大賛成です。

  • ★化粧廻し
    化粧廻しはいろいろな色やデザインの立派な前垂れ(エプロンのようなもの)がついています。

    これは、後援会の方や企業からプレゼントされるものだそうです。

    くまもんやキティちゃんなどのキャラクターのものがあったり、ブルガリアヨーグルトなどの商品名がバーンと出ているものもあります。

    こういうのアリなん?!と思わず思ってしまうような化粧廻しもたくさんあるので、インターネットで画像集を見ているとついつい夢中になってしまいます。

ということで、私たちがテレビで見ているお相撲さんが付けている廻し(取り廻し)の色については、

  • 黒の廻しをしているお相撲さんは幕下以下
  • カラフルな廻しをしているお相撲さんは十両以上
ということがわかりました。

ただ、十両以上のお相撲さんでも黒の廻しを付けていたりするので、黒や紺系統の場合の番付の判別は微妙かもしれません。

しかし、カラフルな廻しの色については、完全に「お相撲さんの好み」です。

色の違いには特に意味はない、けれど、個性アピールとしては意味のある色なんだと思います。

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相撲の廻しは洗濯しないって本当?!何でしないの?

廻しは基本的に洗濯しません。

理由は「生地がへたってしまうから」だそうです。

ただ、洗濯しないとは言え、そのまま放置してはいけません。

泥や汚れを落としたあとに、しっかりと天日干しして管理されています。

汚れによっては、アルコール消毒や除菌スプレーを使うこともあるようです。

ただ、木綿製のものは洗濯糊で固めてあるので、使い始めに一度だけ洗濯することもあるようで、それは個人の好みによるみたいですね。

そして、例外的に「師匠が亡くなったときだけ、廻しを洗濯して良い」という風習もあるそうですよ。

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相撲の廻しの値段は?素材や長さに違いはあるの?

「稽古廻し」は硬い木綿布でできています。

そして「取り廻し(締め込み)」は絹でできています。

廻しのサイズは、幅47cmで長さが6m~7m程度です。

体に4、5周巻き付けるので、ウエストの7~10倍の長さが必要だそうです。

現役時代にウエスト180cmだったKONISIHKIさんは、12m~13mの廻しを巻いていたそうです。

そんに長い廻し、巻くだけでも一苦労ですよね。

そして廻しの値段ですが、「稽古廻し」は1万円ほど。

「取り廻し(締め込み)」は、なんと100万円以上もします。

「化粧廻し」を作るところは数カ所しかないらしく

  • 京都西陣のつづれ織り
  • 博多織り
などの手の込んだ織り方や刺繍がされているので、とても高価です。

横綱の化粧廻しは1000万円以上もするそうです。

過去に、ダイヤモンドが埋め込まれたものがあり、それは1億5000万円だったとか…(!)

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相撲の廻しは色によって意味がある?!のまとめ

相撲の廻しは色によって意味がある?っていうことについて、お伝えしてきました!

簡単にポイントをまとめておきますね!

  • テレビで見る本場所のお相撲さんについては、黒の廻しをしているお相撲さんは幕下以下で、カラフルな廻しをしているお相撲さんは十両以上(十両以上でも黒の場合もある)
  • 廻しは基本的に型くずれなどを防止するために、洗濯しない
  • 稽古廻しは1万円ほど。取り廻しは100万円~300万円ほど。化粧廻しは豪華にすればするほど驚くほどの値段に
私は、廻しの色について事実を知るまでは、

「お相撲さんの廻しの色が柔道などの胴着と同じように、対戦相手とわざと色を変えてわかりやすくしているのかな?」

と思っていました。

一応、日本相撲協会としてのきまりがあるけれど、別の色も黙認しているというところに「お相撲さんの個性を尊重している、柔軟な心意気」を感じました。

これから相撲中継を見るときは注目してみようと思います。