米のとぎ汁を使った洗顔方法!ピーリングと美肌効果がヤバい?!

お米をとぐ時に出る水、普通は捨ててしまいますよね。

そんな水で洗顔、つまり「米のとぎ汁洗顔」なんて聞くと、驚かれるかもしれませんね。

でも、この「米のとぎ汁」は平安の時代から、汚れ落としや、今でいう入浴剤として使われていた立派な「庶民の知恵」なんです。

ちなみに「ピーリング」という言葉をご存知ですか?

英語(peeling)の意味は「皮をむく」という意味で、美容的には角質を取り除いてターンオーバーを正常にする「角質ケア」の意味で使われます。

実は、米のとぎ汁には、肌の角質を吸着して取り除く、このピーリング効果があるのです。

今回は、米のとぎ汁に含まれる美肌成分、米のとぎ汁洗顔の効果、やり方など、詳しくご紹介します。

あなたの、米のとぎ汁の見方が変わりますよ*^^*

  

米のとぎ汁洗顔のやり方

では、まずそんなコメのとぎ汁を使った洗顔のやり方をご紹介しますね。

洗顔用の米のとぎ汁の作り方
1. たっぷりの水でザッとお米を洗ったら、手早く水を切る。

2. お米の粒どうしをこすり合わせるように、2~3分、念入りにお米をとぐ。

3. ここに再度、水を加えてお米を洗い、白く濁ったとぎ汁を別の容器に移したら完成です。

※お米のとぎ汁は長時間保存できません。冷蔵庫に入れても半日くらいで使い切りるくらいにしましょう。へんな臭いがしてきたら捨ててくださいね。

洗顔用の米のとぎ汁の作り方
1. まず、いつも通りにクレンジング、洗顔をおこなう。

2. お湯で別容器に移した米のとぎ汁を1.5倍ほどに薄める。

3. 薄めた米のとぎ汁で顔全体を洗う。

※ごしごし強くこするように洗うと、肌を傷つける原因になります。優しくなじませるように洗いましょう。

※すすぎはなくてもよいという人もいますが、米のとぎ汁が腐りやすいので、ぬるま湯で軽くすすぎ洗いをしましょう。

スポンサードリンク

お米のとぎ汁に含まれる美肌成分

お米のとぎ汁を使った洗顔方法をご紹介しましたが、では実際に「お米のとぎ汁」には、どんな美肌成分が含まれているんでしょう?

ビタミンB1
ビタミンB1は抹消神経の働きを正常に維持し、アルコールを代謝します。
さらに肌の再生を促すのでみずみずしく整えてくれるビタミン。

不足すると肩こりや疲労が起こりやすくなったり、肌のターンオーバーがうまくできなくなるので肌が乾燥したり、くすみが起きやすくなったりします。

ビタミンB1は胚芽米や豆類などに多く含まれており、ビタミンB1の一日の摂取量は男性1.4mg、女性0.8?1.1mgです。

ビタミンC
抗酸化作用をするビタミンCはストレスなど活性酸素を除去しながら、細胞を健康に維持してくれます。

コラーゲンを増加させて肌を整えたり、メラニンの生成を抑えてシミを防止してくれる美白効果が期待できます。

ビタミンCが不足すると傷が治るのに時間がかかったり、感染症にかかりやすくなったり、メラニンを増やしてしまうのでシミやそばかすができやすくなると言われています。

ビタミンCを多く含む食品にはアセロラ、赤ピーマン、芽キャベツなどがあります。一日の推奨量は100mgで、1,000mg以上の過剰摂取をすると下痢を起こしたりするので注意しましょう。

ビタミンE
血行を促進したり、抗酸化作用のあるビタミンEは動脈硬化や肌荒れの予防効果が期待できます。

ビタミンEの一日の推奨量は10mgですが、実際に健康維持をするには100mg摂取する必要があるようです。

ビタミンEはアーモンドや抹茶、たらこなどにも含まれています。

各種ミネラル、セラミド
セラミドは肌の角質層で、細胞と細胞の中でスポンジのように、水分や油分を抱えこんでいるような存在(細胞間脂質)です。
肌や髪のうるおいに欠かせない働きをします。

肌の角質層は角質細胞が何層にも重なってできており、その一つ一つを接着しているような状況です。

セラミドは細胞間脂質の主成分にあたり約半分の50%を占めています。もともと体内にある成分で、肌にうるおいを与える効果が期待できる成分です。

そのほかの成分には

  • フェルラ酸
  • オレイン酸
  • 天然のオイル成分
などなど…。

なんと、最近注目されているのが、「米のとぎ汁乳酸菌」というもので、米のとぎ汁を体内に摂取することもあるようです。


米のとぎ汁洗顔の効果

では、次に「お米のとぎ汁」を使った洗顔の期待できる効果について、ご紹介していきますね、

ピーリング作用
米のとぎ汁洗顔の一番の特徴は、肌のピーリング作用です。

市販されているピーリングジェルも、時々使う分には角質ケアとして役立ちますが、非常に効果が強いものなんですね。なので使いすぎてしまうと、大切な新しい角質まで取り除いてしまい、逆に「ターンオーバー」を乱してしまう可能性があります。

その点、米のとぎ汁洗顔の場合、お米の細やかな粒子が古い角質だけを取り除き、新しい角質を残す作用があります。ターンオーバーが正しく働くようになれば、シミ予防にもつながります。

また、米のとぎ汁洗顔を実際にしてみると、毛穴の汚れがきれいに取れるのがわかります。これもピーリング作用によって期待できる効果の一つです。

肌のバリア機能を高める
お米に含まれる「セラミド」という成分(米セラミド)により、肌は適度なうるおいを得ることが期待できます。

通常、肌の角質層にはセラミドが満たされているのですが、年齢を重ねるとともに少しずつ減っていきます。

肌のバリア機能を担っているセラミドが減少してしまうと、乾燥によってカサカサになったり、紫外線の刺激を直接に受けてしまいます。

米セラミドを補うと、バリア機能が高まるため、肌に適度な潤いをもたらしたり、紫外線対策も期待できます。

皮膚や粘膜を補修してくれる
お米に含まれる各種ビタミン類のなかでも、特に注目に値するのがビタミンB1です。

ビタミンB1が肌の代謝を高め、結果、ターンオーバーの乱れが整い、土台から美肌作りを促してくれる効果が期待できるんです。

美白効果
ビタミンC、ビタミンB群、ビタミンEなどの働きにより、くすみ解消や美白効果が期待できます。

シミ予防・改善効果
米ぬかに含まれるアミノ酸には、皮膚の再生を助けたり、メラニンの生成を抑えてシミ・ソバカスができるのを防ぐ効果が期待できます。

また、ビタミンEによる皮膚の新陳代謝促進、お米の細かい粒子による古い角質除去により、肌のターンオーバーを整える効果も期待できるんですね。

ただし、「お米のとぎ汁」洗顔は表皮のケアだけなので、濃くなってしまったシミを完全になくすことは難しいでしょう。

しかし、薄くすることは期待できるので試す価値は十分にありそうです。

スポンサードリンク

米のとぎ汁を使った洗顔方法のまとめ

今回は、美肌成分、米のとぎ汁洗顔の効果、やり方などをご紹介しました。

このように、米のとぎ汁で美顔ができちゃうということは、普段、何気なくお米をといでいる手も、実は勝手にすべすべ効果が期待出来ちゃってたりもするんです。

そう思うと、毎日手間に感じている米洗いも、なんとなくいい時間になりそうですね。

お米のとぎ汁を上手に使って、皆さんが美しくなられることを願っています!