カッパを洗濯機で洗うのは危険すぎる!?正しい洗濯の方法とは?

梅雨って雨の日が多いので、普段から自転車に乗るような人はだとカッパをよく使いますよね。

自転車の傘さし運転の取り締まりが厳しくなったこともあり、よりカッパが広まり始めました。

そういう私も、そんなタイミングでレインコートを使うようになった一人です^^;

そうやってカッパを使い始めてからの、ある土砂降りの雨の日のこと。

めんどくさいけどカッパを着て自転車乗って買い物行こうとしたら、「めっちゃ臭っ!」

そういえば、カッパって洗ったことないなぁ。

それにしても、この臭いはまさにあの「洗濯物の生乾きの臭い」+αの強烈さです。

そんなとき

  • そもそも、カッパって洗っていいの?
  • まさか洗濯機で洗えるの?それともクリーニングに出すもの?
などなどと、ついつい考えちゃいますよね。

「雨に濡れただけだし、別に汚れてないっしょ?」
「乾かすだけで十分だし!」

って思ってらっしゃる方!それって大きな間違いですよ。

雨というのは、ただの水ではないのです。

雲から生まれて、そこから降って地に到着するまでの間に、大気中の細かいゴミやホコリをまきこんで落ちてきます。

なので、当然のごとくめちゃくちゃ汚いです。

また、いくらカッパといえど着るものですから、皮脂汚れももちろんついています。

雨降りの日の夏場なんて、カッパの中ってムレムレですもんね!

カッパの正しい洗い方!カッパの川流れのごとく手洗いがベスト?

まずは洗いたいカッパの「洗濯タグ」をチェックしましょう

レインコートのタグチェック①洗濯機マークがある場合

洗濯機のマークがついている場合は「洗濯機洗っても大丈夫」という意味です!

ただし、そのマークに「弱」の文字が入っている場合は、弱い水流、もしくは手洗いモードで優しく洗いましょう。

レインコートのタグチェック②手洗いマークがある場合

手洗いマークがついている場合は、繊維が傷んでしまう危険性があるので、洗濯機で洗うのはNGです。

素直に手洗いで洗いましょう。

カッパは主に、ビニールや防水加工の強めの素材でできているので、洗濯機では洗えないタイプが多いんです。

ですので、カッパは手洗いで洗うのが一般的です。

レインコートのタグチェック③ドライ・ウェットクリーニングマークがある場合

洗濯機マークにも、手洗いマークにも×印があり、代わりに「ドライ・ウェットクリーニングのマーク」がついている場合。

このときは、洗濯機で洗うことはおろか、手洗いもできません。

ちなみに、ドライクリーニングは「F」や「P」が○で囲まれているマークです。

ドライクリーニングとは?

ドライクリーニングとは、単に乾かして洗うのではなく、有機溶剤を使って衣類を洗う方法のことです。

水洗いよりも、何倍も大切に、衣類にすごーく優しく洗濯する方法のこと。

ウェットクリーニングとは?

逆にウェットクリーニングは「W」が○で囲まれているマークです。

ウェットクリーニングとは、クリーニング屋さんがしてくれる「プロの水洗い」のことです。

「なーんだ。水洗いなら自分でもできるじゃん!」なんて思ってはいけません。

プロの技術で優しく水洗いをするのは、家庭ではとてもマネできたもんじゃありませんよ。

ドライクリーニングやウェットクリーニングのマークを見かけたら、大人しくクリーニング屋さんに持っていくのが正しい選択です。(洗濯だけに。。。笑)

タグをチェックして、自分のカッパに合った洗濯方法を理解したら、あとは実際に洗うだけですね。


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カッパの洗い方の手順を洗濯機と手洗い別に紹介

では、実際に

  • 汚れてしまったり
  • 臭くてたまらなくなってしまった
そんなカッパを、ご家庭での洗い方を「洗濯機を使ったとき」「手洗いのとき」で、それぞれご紹介していきたいと思います。

カッパを洗濯機で洗う場合

ではまず、レインコートの洗濯機での洗い方について見ていきましょう。

カッパの洗濯機での洗い方①カッパの前準備

洗濯機に投入する前に、前準備としてカッパについているファスナーは全部閉じるようにしておきましょう

カッパの洗濯機での洗い方②カッパを洗濯ネットに入れる

カッパは必ずネットに入れるようにしてくださいね!

ダイレクトに洗濯機に入れて洗うと、カッパがなかなか吸水せず膨らんだりして暴発し、洗濯機が故障する危険性がありますよ。

カッパの洗濯機での洗い方③洗剤は中性洗剤と漂白剤を使う

専用の「アウトドアウエア用の洗剤」というのも売っていますので、それを使うのもアリです。

でも、普通に洗濯用の中性洗剤を使っても大丈夫です。

このとき漂白剤を足せば、除菌効果でニオイをとることが出来ますので一石二鳥ですよ。

ただし、漂白剤は酸素系タイプを使ってください。

水はぬるま湯(40℃くらい)がベストです。

カッパの洗濯機での洗い方④洗濯機をまわしてカッパを洗いましょう

洗濯機は、「弱」か「手洗いコース」で、のんびり洗いましょう。

カッパの洗濯機での洗い方⑤すすぎは十分に行なおう

カッパは防水のため、水を通しにくい生地でできています。

なので、非常にすすぎにくいのです。

すすぎは、普段やっている2倍ぐらいの時間をかけるとと良いですね。

また、洗剤成分が生地に残ってしまうと、カッパ自慢の防水力が半減してしまいますので気をつけましょう。

カッパの洗濯機での洗い方⑥レインコートは絶対に脱水はしないこと

洗い終わったカッパは脱水せずに、タオルなどで十分に水分をふきとります。

そのあとはカッパをハンガーなどにかけて、そのまま風通しのよい場所で陰干ししましょう。

当然ですが、生乾きはニオイの元になりますので、しっかり乾かしましょう。

カッパを脱水すると、カッパの負担になるだけでなく、洗濯機故障の原因となるので絶対にやめておいてくださいね。

カッパの洗濯機での洗い方⑦洗濯後のカッパはシワになりやすい

洗い終わったレインコートは、生地もダメージを受けやすい状態です。

なのですぐにたたまず、しばらくはハンガーにかけたまま保管するのがベストですよ。

カッパを手洗いする場合

では次に、レインコートを手洗いする方法について見ていきましょう。

カッパの手洗いでの洗い方①カッパのファスナーは全て閉じる

洗濯機で洗うのと同じく、ファスナーなどはきちんと閉めましょう。

カッパの手洗いでの洗い方②カッパを洗面器に入れる

洗面器に水をいれて、そこに洗濯したいカッパをいれます。

カッパの手洗いでの洗い方③カッパを押し洗いする

洗面器に入れたらカッパを、押し洗いします。

押し洗いとは、上から押すようにしてやさしく洗う方法のこと。

汚れが気になるところは、その部分をゴシゴシとこすって洗いましょう。

3分ほどおいたら、3~4回ほど洗面器にきれいな水を溜めてすすぎましょう。

カッパの手洗いでの洗い方④カッパを脱水する

バスタオルで洗い終わったカッパを包んで、ぎゅーっと上から圧をかけて脱水しましょう。

バスタオルがビチョビチョになったら新しいタオルに代えて、完全に水分が抜けるまで繰り返しましょう。

カッパの手洗いでの洗い方⑤カッパを乾かす

あとはカッパをハンガーにかけて乾かすだけです。

でもこのとき、カッパに使われる素材の多くは紫外線に弱いので、必ず直射日光の当たらない陰干しをしましょう。

レインコートの買い替えどきは?どれくらい持つものなの?

洗いながらレインコートを使ったとして。

撥水効果など、どれくらい持つものなのでしょうか?

雨がしみてきてしまう状態だと、レインコートを着ている意味がなくなりますもんね。

レインコートの寿命は、なんにでも言えることですが、使用頻度で変わってきます。

毎日使っているようなら、1年くらい。

年数回程度で保管状態がよければ、5年くらいもつときもあるそうですよ。

ただ、レインコートなんかだと、雨に濡れないために着るので。

どこかに引っかけて破けてしまったり、穴が開いたりしてしまったら、破損した場所によっては濡れてしまいますよね。

そんな時は、買い替えどきにしちゃってもいいでしょう!

  • 今使っているのを気に入っている
  • 多少の見栄えを気にしない
  • 目立たないような箇所
であれば、ナイロン補修シートで補うこともできますよ。
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また、「雨がしみてくるな~」程度だけなら、防水スプレーをかければまた復活させることができます!

防水スプレーをする場合は、一度洗濯して汚れを落としてからスプレーするのがおすすめですよ。

レインコートにおすすめな防水スプレーを見つけましたので、紹介させてくださいね。
「LOCTITE(ロックタイト) 超強力防水スプレー」について詳しく見てみる

結論としては、レインコートは消耗品なので、使用状況や破損状態によって買い替えどきを見極めるといいでしょう。

また、レインコートはなんといっても梅雨時期が売り時です。

梅雨に入る少し前くらいから商品も充実してきますよね。

そんな時に気に入る一着があれば、買い替えてしまうのもいいと私は思いますよ。

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レインコートの洗い方のまとめ

「カッパって洗えるんだ!」と思った方もいらっしゃるでしょう。

この機会に、汚いカッパを洗ってみてはいかがでしょう?

ただし、カッパは普段洗濯している服とは全く違う素材なので、十分に洗い方やカッパの素材を把握した上で洗濯しましょう。

面倒なら、専門家である「クリーニング屋」さんに丸投げするのもアリですよ。