
お祭りやマルシェ、地域のイベントに出店してみたいなって思ったとき、最初にぶつかる壁って
「どこに出せばいいの?」
「誰に申し込むの?」
という“出店場所”に関する疑問じゃないでしょうか。
わたしも最初はそのあたりがまったくわからなくて、検索しても個人のブログや口コミでバラバラの情報ばかり。
なんとなくで申し込もうとしていたイベントが実はもう募集を終えていたことに気づいたときの、あの焦りと残念な気持ちは今でも忘れられません。
しかも、せっかく見つけた情報が実は企業向けだったり、必要な許可や条件が予想以上に厳しかったりして、「やっぱり自分には無理かも」と落ち込みそうになったこともあります。
でも実際には、ちょっとした情報の見方や準備の順番さえわかれば、初めてでも安心して一歩を踏み出せるんです。
この記事では、わたあめ屋さんとして初めて出店する方に向けて、
「どんな場所を選べばいいのか」
「申し込みの流れはどうなっているのか」
など、私自身の実体験も交えて具体的にわかりやすく紹介していきますね。
あなたの「やってみたい」を現実に近づけるお手伝いができたらとっても嬉しいです。
出店場所によってルールも雰囲気もまったく違う!
自治体イベント:安心感はあるけどルールも細かい
地域のお祭りや市民フェスは、地元の人たちと交流できるのが魅力です。
申請手続きや書類審査がしっかりしているぶん、事前準備を早めに始めておかないと後で焦ることも多いです。
提出する内容や衛生面への配慮など、公的な基準に沿って進める必要があるので、チェックリストを活用すると安心できますよ。
商業施設イベント:集客力は抜群だけどハードルも高い
ショッピングモールやホームセンターの特設会場で出店する場合、とにかく人通りが多いので売上チャンスも大きいです。
でも施設側のルールや規約がきっちり決まっていることが多くて、書類の提出も企業相手のように細かくなりがちです。
担当者に不明点をきちんと確認しながら進めるのがコツですよ。
マルシェ・個人主催イベント:自由で温かい反面、自力で情報収集も大事
最近増えているマルシェや個人主催のイベントは、雰囲気が自由で出店者同士のつながりも生まれやすいです。
SNSで募集がかかったり、直接DMでやり取りすることも珍しくありません。
会場によっては設備や備品を全部自分で用意しないといけないので、段取り力や準備の工夫が問われる場面もありますが、「自分らしいお店」を楽しみたい方にはぴったりです。
出店場所を見つける方法は意外とたくさんある!
まずは自治体の公式サイトをチェックしてみよう
地域のイベントは、自治体の公式サイトや広報誌で出店者を募集していることがよくあります。
「〇〇市 イベント 出店募集」などのキーワードで検索してみたり、地域の観光課や商工会議所のページをこまめに見ておくのがコツですよ。
SNSのハッシュタグ検索でマルシェ情報を探そう
InstagramやX(旧Twitter)では、「#出店者募集」「#マルシェ出店」などのタグから情報を拾えます。
フォローしているアカウントのストーリーで告知されることもあるので、出店実績のある人をフォローしておくのもおすすめです。
商業施設はイベント担当に直接聞いてみると早い
ショッピングモールや大型スーパーのイベントスペースでは、電話や店頭で問い合わせると、意外とすぐにイベントのスケジュールや条件を教えてくれることもあります。
「ちゃんと問い合わせた人しか情報がもらえない」ケースもあるので、勇気を出して一歩踏み込んでみると道が開けますよ。
イベントマッチングサイトや口コミも頼りになる
最近は「イベントバンク」「キッチンカー.info」など、イベント情報をまとめたマッチングサービスも増えてきています。
複数のイベントを比較しやすく、申し込みページにそのまま進めることもあるので便利です。
また、知人や過去の出店者に「おすすめのイベントない?」と聞いてみるのもリアルな情報に出会える近道になります。
申し込みのときに気をつけたいポイント
書類は「通ればいい」じゃなく「伝わるか」が大事
出店場所が決まったらいよいよ申し込み。
でもここで気を抜いてしまうと、せっかく見つけたチャンスを逃してしまうこともあるんですよね。
わたしが初めて申し込んだときも、「必要な書類を揃えればいいだけでしょ」と軽く見ていたら、
「出店内容の詳細説明が不十分で再提出になったり」
「期限をうっかり過ぎてしまいそうになったり」
と、冷や汗をかいたことが何度もあります。
実は申込書って“書類を出す作業”じゃなくて、“あなたのお店を主催者に紹介する名刺みたいなもの”なんです。
保健所の確認は場所によって違うからこそ要チェック
特に食品を扱う場合は、保健所の確認が必要なケースがあって、地域によってルールが違ったりもするので、事前に問い合わせておくのが安心です。
「わたあめって火を使わないし大丈夫でしょ」と思い込んでいたら、場所によっては臨時営業許可が必要だったこともありました。
施設によっては申請書の控えや、設備の写真を求められることもあるから、なるべく早めに動き始めておくと気持ちにも余裕が持てますよ。
提出期限とやりとりは「あとで見る」じゃ間に合わない
申し込み用紙には「販売する商品内容」「販売価格」「必要な設備(電源や机など)」をきちんと記載することが求められるので、あらかじめメモして整理しておくとスムーズです。
書類だけでなく、出店料の支払いや保険加入の証明書など、追加で提出を求められるものが後から送られてくることもあります。
なので、メールや案内文はしっかり確認して、提出期限をカレンダーに登録しておくと安心ですよ。
申し込みって“手続き”ではあるけれど、実は「あなたのお店を信頼して迎え入れてもらうための最初のやりとり」なんですよね。
だからこそ丁寧に、ひとつずつ気持ちを込めて準備していくことが、次につながる第一歩になるんだと思います。
まとめ:「どこで売るか」で成績が変わる
わたあめ屋さんとして出店する場所を選ぶとき、なんとなくで決めてしまうのは本当にもったいないなって、何度も現場で感じてきました。
ただ「空いているから」「人が多そうだから」ではなくて
「その場所にどんな人たちが来るのか「
「自分のスタイルや売りたい世界観と合っているのか」
「準備のしやすさや設備の有無」
「主催者とのやり取りのしやすさ」
まで含めて、丁寧に選んでいくことが大切なんです。
もちろん、最初はわからないことだらけだし、失敗もあるかもしれません。
でもその一歩一歩の経験が、次に出すときの安心材料になるし、自分の“得意なフィールド”を見つけるヒントにもなるんですよね。
わたし自身も、何度かの出店経験を通じて「こういう場所が合うな」とか「このパターンは売れやすいな」という感覚が少しずつわかるようになってきました。
もし今、この記事を読んで「不安だけどやってみたいな」と思っているなら、その気持ちを大切にしてほしいです。
大丈夫、出店という小さな冒険は、ちゃんと準備さえすれば、想像以上に楽しくて誇らしい経験になりますよ。

