赤ちゃんを授かってHAPPYな気分になっている妊婦さんを悩ませるものといえば「つわり」です。
特に症状がない方ママさんいれば
「臭いだけで気持ち悪くなったり」
「食べていないと気持ち悪くなったり」
「なにも食べられなくなったり・・・」
その重さや症状は人それぞれですよね。
私も三人子供がいるのですが、妊娠中には三人ともつわりの症状が違いました。
全然平気なときもあれば、
「貧血になったり」
「特定の食べ物が食べられなくなったり」
という感じで、同じお腹でも違うものだなぁと不思議に思っていました。
そして、そんな妊娠中のつわりの症状の中でも「口の中が苦くなる」というものがあります。
口をゆすいでも歯を磨いても、何をしても苦さが取れずに、すっと気持ち悪い。
何を食べても、なにも食べていなくても、とにかく口の中がまずく感じてしまう。
そんな状態がいつまで続くのか?と悩まれている妊婦さんも多いのではないでしょうか?
つわり中の口の中がまずいはいつまで続いた?ママさんの体験談
実はこの「口の中が苦くなる」は、「コレ!」といった明確な原因はいまだにわかっていません。
一人一人の症状がバラバラなので、コレといった原因はわからないのです。
そしてこの「口の中の苦味」、いつまで続くという明確な基準もないんです。
安定期に入ったら良くなったママさんもいれば、出産が終わるまでずっと口の中が苦いまま、というママさんもいます。
実際に私も、つわりは17週くらいで落ち着いてきたのですが、そのあとにまさかの「口の中の苦味」!?
何を食べても「美味しい」と感じないんです。
しかも私の場合、それが出産のときまで続いたんです。
なのでそのときに私が食べれていたのは、「フルーツゼリー」くらいでした。
それでも味はやっぱり苦いんですが、フルーツゼリーだと口の中で味わうことなく、ツルツルと食べることができて、なんとか食べることができていました。
あとは、やっぱり食べれないと「お腹の赤ちゃんに栄養が。。。」ということが気になって。
なので「フルーツゼリーならフルーツも取れるから少しは」と思って、頑張って飲み込んでいましたね。
ネット上の体験談では
「歯を磨いても舌磨きをしても、ずっと口の中が苦くてつらい」、
「つわりのひどい時期に口が苦くって、何を食べてもだめで水もまずかった」、
「朝の目覚めから口が苦くて、ご飯が食べられなかった」、
など「口の中のにがみ」に悩んだ方が沢山います。
そんな悩みも、安定期に入ったらなくなっていくママさんもいますし、私のように「出産まで苦味との戦い」なママさんもたくさんいます。
妊娠中の口の中が苦いのが出産後まで続くなんてことがあるの!?
そしてこれは考えたくもないのですが、まれに「出産後も苦味などの味覚異常が残ってしまう」っていうママさんもいるようなんです。
そんな方でも、ほとんどが産後1カ月から3カ月で、味覚も元に戻るようですよ。
産後も苦味が続くと「もしかして、ずっとこのまま?」と不安になってしまいますが、まず「ずっとそのまま」なんてことはないです。
それじゃなくても、出産後はいろいろとナーバスになってしまいやすい時期です。なので
「できるだけ気にしないこと」
「気になることがあれば、産婦人科の先生に相談してみること」
これに尽きると思います!
つわりになるとどうして口の中に苦みがおこるの?
この口の中の苦みは、直接の原因はつわりではないかもしれません。
妊娠中は唾液の分泌が減るとともに「唾液の成分」が変わるので、それが苦みの一つとなります。
口の中が乾いたようにべたつくので、今まで何気なく飲んでいた水なども苦く感じることがあるのです。
また苦みの原因として、亜鉛などのミネラルの不足も考えられます。
妊娠すると胎児のためにミネラルが沢山必要となりますので、母体にミネラルが不足がちになってしまいます。
この「ミネラル」が不足すると、舌の表面にある“味蕾(みらい)”という細胞の代謝が滞ってしまうことが、味覚障害を引き起こす原因の一つといわれています。
これらはふたつとも「つわり」とは少し違うので、食べ物や飲み物などを工夫すると、苦みが緩和されることもありますよ。
つわりで口が苦いと性別がわかるって本当?
妊娠すると、パパとママが特に気になるのが「赤ちゃんの性別」です。
お腹の中の赤ちゃんの性別は、早ければ妊娠4ヶ月頃判明します。
個人差はありますが、妊娠5ヶ月から6ヶ月くらいの超音波検査で性別がわかる人が多いです。
つまり「つわりで苦しい時期は、赤ちゃんが女の子か男の子かはまだわからない」というわけです。
つわりで赤ちゃんの性別がわかるのは迷信だった!?
とても気になる赤ちゃんの性別。
「妊娠時のお腹の出方やママの顔つきで、赤ちゃんの性別を推測する」といった言い伝えを聞いたことがある人も少なくないでしょう。
その中で
- つわりが重いと男の子
- つわりが軽いと女の子
(逆バージョンで「つわりが軽いと男の子、つわりが重いと女の子」もあります)
実は、これらの言い伝えは科学的根拠のないもので、超音波検査が行われていなかった時代の迷信です。
なので「つわりで口が苦いと性別がわかる」というのも、まゆつばものの言い伝えであると考えた方がよいでしょう。
実際、私の子どもは男女いますが、それぞれ同じように口の中が苦くなるつわりでした。
とは言え「このつわりの状態だと男の子かな?女の子かな?」と想像するのは、辛いつわりを乗り越えるための楽しみの一つでもあります。
赤ちゃんが産まれた時のことを思い描いて、苦しいつわりの時期を乗り切れるとよいですね。
妊婦の口の中がまずいを改善する「亜鉛」を効果的に摂取できるものには何がある?
亜鉛には
- 胎児の細胞分裂を促したり
- 免疫細胞を活性化したり
- 異物の侵入に対抗する抗体を生み出す調整したり
妊婦にとって亜鉛は、胎内で胎児を健全に育成する大切な栄養素だと言われています。
妊娠中は、ママが摂取した亜鉛が胎児にも与えられるので、ママ自体の亜鉛不足が味覚障害につながります。
「何を食べても苦い」
「何も食べていなくても常に口中が苦い」
という症状は「異味症」という味覚障害です。
妊娠中や授乳中は、特に亜鉛を積極的に摂取する必要があります。
ここで、亜鉛が多く含まれる食品をご紹介しますね。
- 牡蠣…60g(5粒)あたり7.9mg
- 殻付きホタテ…100g(1個)あたり2.7mg
- うなぎ…80g(1/2尾)あたり1.1mg
- 牛レバー…70g(1食分)あたり2.7mg
- 鶏もも肉…100gあたり1.6mg
- 牛肩ロース…70g(1食分)あたり3.2mg
- 米飯(玄米)…150g(茶碗1杯)あたり1.2mg
- 米飯(精白米)…150g(茶碗1杯)あたり0.9mg
- ざるそば…180g(1食分)あたり0.7mg
- 納豆…40g(1パック)あたり0.8mg
- 木綿豆腐…150g(半丁)あたり0.9mg
牡蠣や肉にレモン汁をかけて食べることは、効率よく亜鉛を摂取するために理にかなっていることなんですね。
逆に亜鉛の吸収を妨げるものはコーヒー、食物繊維の過剰摂取です。
他にも亜鉛は
- 海苔やわかめなどの海藻
- アーモンドやゴマなどのナッツ類
- チーズ
- 抹茶
- 煎茶
- ココア
このように、亜鉛は手軽に摂取できる食品に含まれているので、ぜひ習慣化してみてくださいね。
つわり中のにおい過敏っていつまで続くの?気持ち悪くならないコツは?
つわり中には味覚の他にも、嗅覚が過敏に反応してしまうつわりもあります。
- 特定のにおいがダメになったり
- 食べ物のにおいがダメになったり
良くドラマで見る「炊き立てのご飯でうっっ!!」というのも、においつわりの一つですよね。
ちなみに私は、衣類の柔軟剤の匂いがダメになりました。
つわり中でも平気な柔軟剤をさがして、何種類もお洗濯にチャレンジしたのを覚えています。
他のつわりに関しても同じですが、このにおいつわりに関しても、いつまで続くという明確な期間はありません。
人によっては、出産の直後までにおいに悩まされたという方もいるほどです。
つわり中ににおいによって気持ち悪くならない方法は?
においによるつわりを防ぐためには、この「においをかがないようにする」のが1番の方法です。
マスクをして苦手なにおいをかがないようにするのはもちろん
- スーパーなどの食べ物のにおいを避けるのに宅配サービスを使ったり、
- 空気清浄機やアロマ作用のある加湿器を使ったり
好きな香りをスプレーにつめて、にがてなにおいにシュシュっとふりかけても良いかもしれません。
私も妊娠中の外出時にはマスクは必須でした。
感染症の予防にもなりますので、一石二鳥ですね!
つわりで口の中が苦いのっていつまで続く?のまとめ
つわりは、人によっては寝込んでしまうほどの思い方もいますよね。
赤ちゃんをむかえるための準備とはいえ、とってもつらいものです。
あなたなりの上手な付きあい方をみつけて、なるべく負担のないようにつわり期間を乗り越えてくださいね!