年末年始には、実家に帰省される方も多いのではないでしょうか?
特に子供がいたり妊娠したりしていると、実家からの「帰ってこいコール」が多いかもしれませんね。
ですが、妊娠している場合は、食事には気を付けなければいけません。
「妊娠しているから2人分食べなさい」というのは昔の話です。
食べ物が貧しかったころ、母体が十分な栄養を取るためにそう言われていました。
いまは、栄養価の高いものや高カロリーなものがたくさん売られています。
普段の食事量を食べられる妊婦さんが同じことをしてしまうと、確実に太ります。
そして妊婦さんが太りすぎると、お腹の子供にも良くない影響が出てしまいます。
私もそうでしたが、自覚症状がなくても妊娠中に入院する可能性もあるんです。
妊婦の体重増加にはいろんなリスクがある!これを知れば太れなくなる!?
妊娠中に体重増加してしまうと、妊娠特有の病気のリスクが上がります。
妊娠高血圧症候群
急に体重が増えると、むくみ、高血圧、高たんぱく尿が出やすくなります。
- 血圧上昇
- 高たんぱく尿
- けいれん発作
- 肝臓や腎臓の機能障害
- HELLP症候群 など
- 発育が悪くなる胎児発育不全
- 赤ちゃんの状態が悪くなる胎児機能不全
- 子宮が胎盤から剥がれて赤ちゃんに酸素がいかなくなる常位胎盤早期剥離
- 胎児死亡
出生体重の平均が3000g前後なので、低出生体重児はそれより20%ほど少ない体重で生まれてくるということになりますね。
ただでさえ小さい赤ちゃんですから、低出生体重児の赤ちゃんを見ると、違いがはっきりわかるので大変驚くと思います。
妊娠糖尿病
これは糖尿病でない人が、妊娠中に糖代謝異常を起こす病気です。
- 妊娠高血圧症候群
- 羊水量の異常
- 肩甲難産
- 網膜症・腎症の発症および悪化
- 流産
- 形態異常
- 巨大児
- 心臓の肥大
- 低血糖
- 多血症
- 電解質異常
- 黄疸
- 胎児死亡
それでも妊婦さんが太ったとき!どうダイエットすればいい?
「太ってしまった!どうしよう!」と嘆いても仕方ありません。
まだ自宅にいられるうちに、すこしずつダイエットをしましょう。
そんなときに、妊娠中に出来るダイエットをご紹介します。
妊娠中は運動しようにも
- 体が重いので、カロリーを消費できるほど運動できない
- 動くとお腹が張ってしまう
そんなときは、食事制限がおすすめです。
先に書いたように、妊娠中でも人の2倍食べる必要はありませんからね。
妊娠中おすすめダイエット①レコーディングダイエット
まず、1日に食べたメニューと、大体のカロリーを紙に書き出しましょう。
アプリを使うと自動でカロリーが出るものもあり、便利ですね。
私の場合は、紙に書いた方が達成感を得られたので、毎日紙に書いていました。
妊娠中おすすめダイエット②料理をする
動くことが億劫になると、口に入る食べ物を買って済ますことが増えます。
その習慣がついてしまうと1日の食べる時間が、どんどん増えていきます。
そこで「食べるものは自分で作る!」と決めて、食べる時間を物理的に減らします。
私は、自分で作った料理を食べると満足感が違ったので、暴飲暴食を抑えられました。
産後は手の込んだ料理ができないので、今のうちにしておくか、さっと作れる料理を研究しておくのも良いですね。
またレコーディングダイエットと併用して、「美味しかった」「これは微妙…」などの感想を書いておくと、作る料理に困ったときに役に立ちます。
妊娠中おすすめダイエット③妊婦ができる運動は?
激しい運動は控えたほうが良いので、ウォーキングがおすすめです。
安静指示が出ていない場合は、暑すぎない天気のいい日に散歩をしましょう。
外に出るだけでも、気分が変わり、リフレッシュできます。
仕事復帰を考えているなら、希望の保育園を見て回ると良いですね。
産後すぐは生活に慣れるまで疲れたままですし、子どもが少し大きくなったら、本当に1秒も目が離せなくなります。
私も、妊娠中に保育園を探しておけばよかったな、と後悔しています。
ただ遠くに行きすぎると帰りが大変なので、往復の距離も考えて目的地を設定しましょうね。
妊婦の体重増加!お正月に太らないために!のまとめ
私は妊娠中に初期の「妊娠糖尿病の検査」に引っ掛かりました。
そこから食事制限を頑張り、中期の検査では数値ギリギリで入院を免れました。
でも、出産は胎児機能不全で緊急帝王切開をしています。
妊娠糖尿病が直接の原因ではないといわれましたが、妊娠後期は1週間に1.5kgも体重が増えていました。
数値上は問題ないものの、お腹の子へストレスをかけてしまっていたかもしれないという罪悪感は消えません。
何十年も生きるうちのたった10ヶ月です。
無事に赤ちゃんを産むために少しの期間だけ、頑張りましょう。