離乳食が始まり、しばらくすると1日2回食の「もぐもぐ期」と呼ばれる中期になります。
そして離乳食中期になると、離乳食で納豆を使うことができます。
納豆は栄養豊富で、育ち盛りの子どもにはぜひ食べさせたい食材ですよね。
私の子どもも、納豆は大好きでたくさん食べていました。
ただ、1回の離乳食に使う納豆は、ごくわずかです。
中期では、1回に使う納豆は、「ひきわり納豆大さじ1(12gから15g)」です。
ひきわり納豆は1パック45g程度なので、2/3パックは余ってしまうことになります。
そんな残った納豆を大人が食べてもいいのですが、赤ちゃん用に保存しておくこともできますよ。
納豆を保存するには冷凍保存がおすすめです!
冷凍保存のメリットは、「使いたいときにパッと使える」ということです。
納豆をパックから出し、必要な量をはかって下ごしらえをして食べさせるのは、少し手間がかかります。
でもあらかじめ1回分ずつ小分けにして冷凍保存しておけば、忙しいときでもささっと出せて、とても便利です。
「今日の離乳食、何にしよう?」と困ったときでも、冷凍した納豆があれば、栄養満点の離乳食がすぐに作れちゃいますよ!
離乳食の納豆を冷凍保存する方法とレンジで解凍するときの注意点
では、離乳食の納豆を冷凍保存する方法をご紹介します。
納豆の冷凍保存には、2通りの方法があります。
納豆を冷凍保存する方法①そのまま冷凍する
- 1パック全部納豆を冷凍する
- 冷凍したものを包丁で1回分ずつ小分けにする
納豆を冷凍保存する方法②一度湯通ししてから冷凍する
- 1パック全部湯通しする
- 1回分ずつ小分けにして冷凍する
ポイントは、「ネバネバをとってから小分けにする」という点です。
納豆を冷凍するメリット
私は以前、納豆を冷凍したり湯通しすることなく、パックから直接小分けにしていました。
すると、分けるのに使ったスプーンに納豆のネバネバがくっついてしまい、小分け用のパックや製氷皿にうまく入れられません。
しかし、最初に冷凍したり湯通しすることで、ネバネバすることがなくなり、小分けにしやすくなりました。
最初に冷凍する場合、パックから全部出してサランラップなどに包んで冷凍します。
その後、1回分ずつ(およそ3等分)包丁で切って、サランラップやパックに入れて冷凍保存します。
最初に湯通しする場合、茶こしなどに納豆を1パック全部出し、熱湯をかけます。
十分粘り気がとれたら、1回分ずつ小分けにし、冷凍保存します。
そうすることで、納豆を分けるのも楽々です。
バタバタと忙しいママさんにとっては、本当におすすめですよ。
冷凍保存した納豆の解凍の仕方
そして、冷凍した納豆の解凍方法ですが、常温や冷蔵庫で自然解凍。
あとは、ゆでて解凍もできます。
私は茶こしに冷凍した納豆を入れて、上から熱湯をかけて解凍していました。
でも
- 時間がなくて自然解凍が待てない!
- ゆでたりお湯をかけるのは洗い物が増えてイヤ!
そんなときには、レンジで解凍するのもおすすめです。
レンジで解凍する場合には、冷凍した納豆をお皿に移し、少量水をかけてから解凍します。
レンジにかける時間は20秒ほどです。
多少温めムラがあっても、混ぜれば問題ありません。
レンジで解凍するときに注意したいのは、「加熱しすぎない」ということです。
温めすぎると納豆独特の臭いが強くなり、食感も変わってしまいます。
また、納豆の栄養素の一つ、ナットウキナーゼは熱に弱いため、加熱しすぎるとナットウキナーゼの働きが弱くなってしまいます。
ですので、レンジで解凍する場合には、少しずつ加熱時間を調整して、温めすぎないように気を付けてくださいね。
離乳食の納豆を冷凍保存した場合の賞味期限はいつまで大丈夫?
赤ちゃんが食べる離乳食の冷凍保存した納豆は、1週間を目安に使い切りましょう。
1回に食べる量が納豆1/3パックの場合、1パック食べきるのに3日かかりますよね。
なので、2パック分一度に冷凍しておくと、1週間ほぼ毎日納豆を使うことができます。
忘れないように、納豆を冷凍した日付をどこかに書いておくとよいでしょう。
ちなみに、冷凍保存した納豆を大人が食べる場合は、3ヶ月から半年はもつそうです。
かなり長期間保存ができます!
赤ちゃんの離乳食用に納豆を冷凍したものの、全部使いきれなかった場合でも、大人が食べることができますね。
長期間保存ができるからこそ、いつ冷凍したか忘れてしまう可能性が高いので、冷凍した日付を書いておくことをおすすめします。
ただし、冷凍庫を開け閉めすることで、冷凍保存の状態がよくない場合は、賞味期限内でも食べられないこともあります。
納豆の様子を見て、水分がなく納豆がカピカピしていたり、異臭がしている、明らかにカビが生えているときは、食べない方が無難でしょう。
離乳食の納豆はそのままと過熱はどちらがいいの?
納豆の調理方法は、「そのまま」でも「加熱して」でもどちらでも良いです。
離乳食の中期(7~8か月頃)であれば、加熱した方がやわらかくなるので、茹でてからすりつぶすのがオススメです。
その後、慣れてきたら後期(9~11カ月頃)以降はそのままで大丈夫です。
後期以降であっても、
- 赤ちゃんが食べにくそうにしていたり
- ヌメヌメやニオイが気になる場合
「加熱」と言ってもお鍋で茹でるのではなく、前述したように
- 電子レンジ加熱
- 茶こしと熱湯を使った「湯通し加熱」
ただ、加熱しすぎると(50℃以上)ナットウキナーゼが弱ってしまいます。
なので、アツアツにしすぎないように注意してくださいね。
ということで、「どうせ食べさせるなら少しでも栄養価を高く!」ということであればそのままで。
離乳食の中期頃や、後期以降でもヌメヌメが気になったり。
あとは、納豆をなかなか食べてくれないというときは、加熱するなどの工夫をしてあげてみてください。
納豆は、大人でも好き嫌いがありますが、小さい頃に食べなれていれば、きっと大きくなっても納豆が苦手でない子に育つはず!
離乳食は、栄養ももちろん大切ですが、いろいろな食材に触れさせて味覚を発達させる大事な時期です。
あの手この手でとにかく少しでもお口に入るように工夫してみましょう。
離乳食で使う納豆でおすすめのメーカーTOP3!
納豆っていろんな種類がありますよね。
私が最近スーパーで見つけたのは「焼き肉のタレ風味」の納豆です。
想像通りの「焼き肉のタレ風味」で、おいしかったです。
でも離乳食に「焼き肉のタレ風味」はダメです(タレをつけなければ問題ありませんが)。
離乳食には、離乳食にあった納豆を選びましょう。
では、離乳食で使う納豆の個人的なオススメのメーカーTOP3をご紹介させていただきます。
離乳食にピッタリおすすめ納豆【第1位】タカノフーズ
タカノフーズと聞いても、ぴんとこない方もいるかもしれません。
でも「おかめ納豆」と言えば誰もが知っていますよね。
「おかめ納豆」を発売しているメーカーがタカノフーズさんなのです。
タカノフーズさんは、ひきわり納豆はもちろん、はなかっぱとコラボレーションした「ふんわりやわらか納豆」もあります。
これはひきわりではないですが、はなかっぱ好きな子どもであれば、パッケージを見ただけでテンションが上がること間違いなしです。
離乳食にぴったり!ひきわりの「おかめ納豆」の詳細を見てみる
離乳食にピッタリおすすめ納豆【第2位】ミツカン
「え、ミツカンって調味料だけじゃないの?」って思ってませんでしたか?
ミツカンさんもいろいろな納豆を販売されています。
その中でも「金のつぶ国産大豆100%」というのがオススメです。
国産大豆100%と銘打っているので安心感がありますよね。
ひきわりなので離乳食中期から使うことができます。
離乳食にピッタリおすすめ納豆【第3位】ヤマダフーズ
ヤマダフーズさんもいろいろな納豆を作られていますが、この中で一押しなのが「おはよう納豆 超・細か~いきざみ納豆」です。
ひきわりよりも細かいので、初めての納豆に最適!です。
と、いろいろなメーカーさんが納豆を作られていますね。
ただやっぱり、離乳食で使うのはやはり
- ひきわり
- 国産大豆
価格も様々なので、いろいろ試してみて、一番食べてくれる納豆を見つけてもいいですね。
離乳食で使う納豆を冷凍保存する方法のまとめ
栄養満点で体にいい納豆は、ぜひとも離乳食に取り入れたいですよね。
1度に1パック使い切ることが難しい離乳食の納豆ですが、冷凍保存を活用して、上手に食べさせてあげましょう!
あと、「離乳食の納豆」でのポイントと言えば「納豆の湯通し」ではないでしょうか。
でも、この「納豆の湯通し」って、いつまですればいいものなんでしょう?
そんな「納豆の湯通し」のことについてを
「離乳食で納豆の湯通しはいつまで必要?月齢ごとのポイントは?」
に詳しくまとめています。
ぜひ参考にして、安心して納豆を離乳食に使えるようにしてくださいね!