金魚の産卵時期はいつ頃?家庭でも繁殖できるの?

金魚を複数飼育していると、「金魚を繁殖させたい」と思いますよね。

しかし、素人でも金魚を繁殖させられるのか、心配になる人もいることでしょう。

でも安心してください。

実は、金魚の繁殖は素人でも簡単にできるんです!

金魚の産卵の時期は、水温が20℃前後になる春~夏にかけてが一般的です。

1回の繁殖で卵を500個ほど、1週間~3週間にかけて産みます。

ですが、ただ放っておくだけで繁殖するわけではなく、金魚にとって産卵・繁殖しやすい環境を整えてあげる必要があります。

そこで今回は、金魚の産卵や繁殖に関して、気をつけるべきポイントをまとめました。

ぜひご自宅の金魚を繁殖させ、一から命を育てる喜びを味わってみてくださいね。

金魚の産卵のさせ方!気を付けるべきポイントをわかりやすく解説!

ではまず、金魚のオスとメスの見分け方について見ていきましょう。

当然、飼っている金魚がオス同士やメス同士では繁殖ができない為、繁殖させる前に確認しておく必要があります。

オスとメスを見分けるには、繁殖期になったら体に現れる「追星」を見つけるのが一番です。

繁殖期になるとオスのエラや胸ヒレに、小さく白い星のような突起が現れるのです。

オスとメスのつがいを用意したら、水槽に水草を入れて産卵床を作ります。

産卵床を作らないと、水槽や底砂に卵がひっついてしまいます。

産卵床には、金魚藻やホテイアオイなどの水草が適しています。

産卵行動は水面付近で行われる為、底に沈めず浮かべるように設置しましょう。

水温が20℃になったら、水槽の半分の水を取り替えると繁殖が起きやすくなります。

雨季で水量が増えて水質が変化すると、多くの魚は繁殖行動を開始する為です。

水槽の中は雨季はないですが、水を入れ替えることによって水質を変化させています。

金魚の産卵のさせ方!金魚の繁殖行動を知ろう!

金魚が繁殖期に入ると、オスがメスを追いかけて腹部をつついたり、体を擦り付けたりしてアピールを始めます。

ただし、あまりにも追尾行動がひどいと、メスにとってストレスになってしまい、うまく産卵できない可能性があります。

産卵床以外にも水草を設置し、メスが隠れられるような環境を作ってあげるのがポイントです。

オスとメスが結ばれると、メスのお腹が大きく膨れます。

朝の餌の時間に大きく膨れているのであれば、産卵している証拠です。


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金魚の産卵後に気を付けたい!水替えをするときに気を付けたいこととは?

さて、うまく産卵した事を確認したら、水がついた産卵床を他の水槽に入れ替える必要があります。

なぜかというと、親魚が卵を食べてしまうからです。

次に、水槽の水を入れ替えます。

金魚が産卵した後の水槽の水は、オスの精子で白く濁っています。

そのままにしておくと水槽の水質が悪くなり、親魚が体調を崩す原因になってしまうのです。

水槽の水を入れ替える時に、水槽にこびりついた卵をかならず取り除きましょう。

スポイトで卵を吸い取り、受精しているようであれば別の水槽に移してあげます。

ちなみに受精卵と無精卵の見分け方ですが、オレンジがかった卵が受精卵で、白っぽい卵が無精卵です。

無精卵は放置しているとカビが生えてきて、周りの卵や水草に感染していくので、早急に取り除きましょう。

更に水槽の水を入れ替えた後は、オスとメスを異なる水槽へ入れます。

交尾の際にオスに追いかけ回されており、メスの金魚は大変弱っています。

これ以上いらないストレスを与えないためにも、水槽を別にしてメスを休ませてあげましょう。

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金魚の産卵時期のまとめ

金魚は繁殖力が強く、比較的繁殖させやすい魚です。

水温の管理と産卵床の用意をし、繁殖期になったら金魚の様子や水槽の環境をしっかり観察する必要があります。

産卵後は放っておくと、親魚が卵を食べてしまう恐れがあります。

卵を食べると親魚が体調を崩し、最悪水槽の中が全滅してしまう危険性もあるのです。

金魚の稚魚はとても可愛く、繁殖は多少手間はかかりますがその価値は充分にあります。

是非、金魚の繁殖にチャレンジしてみてくださいね!