赤ちゃんの頃は当たり前に添い寝をしていたけれど、どんどん子どもが大きくなってくると
「一体いつまで一緒に寝るものなんだろう?」
と思うこと、ありませんか?
我が家には小学校2年生の息子と、4歳になったばかりの娘がいるので、今まさにその悩みのまっただ中にいます。
子供と一緒に寝ている我が家の状況
我が家には、子ども部屋が二つあるのですが、本格的に機能していません。
私と夫の経験から、「小学生になれば一人で自分の部屋で寝られるだろう」と思っていました(夫婦ともに3歳上に兄がいます)。
そのため、息子が小学校に入学する前に学習机とベッドを設置して、一人で寝られる準備を整えました。
自分の部屋が機能し始めたことに大喜びの息子。
子供は自分の部屋ができたら一人で寝れるようになるのか?
「これはもしかして、スムーズに一人で寝られるようになるのでは…」と淡い期待を抱きました。
しかし、夜になると「…やっぱり、お母さんと一緒に寝る」
息子はとても甘えん坊で、環境が変わることが苦手です。
私がいない状態(夫のみ)でもなかなか寝付かない子なので
「まぁそりゃ突然一人は無理やわな」
ということで、休日に子ども部屋で夫と二人で寝る練習から始めました。
でも、やはり予想通り「お母さん…」と言って私のいる部屋に何度も何度も顔を出します。
そのたびに部屋に送り届けてドアを閉める。
また「お母さん…」と顔を出す。
部屋に送り届けてドアを閉める。
その状態を繰り返して、ようやく夫と二人で寝付くようになりました。
それを何回か繰り返したあとは、いよいよ、平日に一人で寝させてみることにしました。
息子を布団に入れて、「おやすみ」と声をかけて部屋から出てると、数秒後にガチャッとドアの音。
話を聞きながら部屋に戻って布団をかぶせ、今度こそ、と思って扉を閉めますが、またすぐに出てくる。
まるでコントのようでした。
「出てくるんかーい!」
「まだ寝てへんのかーい!」
です。笑
結局一人で寝ることはできず、すっぱり諦めて現在の完全添い寝生活に至ります。
まさかの「下の子が先に一人で寝るように!?」
そして最近では、自分からは「一人で寝る」とは絶対に言わない息子に対し、4歳の娘が
「自分の部屋で寝たい」
と言うようになりました。
娘は必死に
「お兄ちゃん、一緒にあっちの部屋で寝ようよ~」
と何度も誘っていますが、首を縦に振らない息子。
なかなか頑固です。笑
なので、別の部屋で寝るようになるのはまだ先かなと思っています。
子供と一緒に寝ることで期待できる効果!添い寝するときのポイントは?
実は、子供と一緒に寝る「添い寝」には、期待できる効果があります。
子供と一緒に寝るメリット効果①安心感(親子共に)
一緒に寝ると、スキンシップはもちろん、親の存在を近くで感じられるため、子どもはとても安心して眠ることができます。
そして、赤ちゃん期は特に
- うつぶせになっていないか
- 毛布がかぶさっていないか
子供と一緒に寝るメリット効果②親子の信頼関係の形成を助ける
夜中に目が覚めてしまったとしても、隣に親がいてくれていると思えることは、子どもにとってとても心強いことです。
この気持ちが、親子の信頼関係を強固なものにする土台になります。
信頼関係が充分にはぐくまれている場合は、指を吸ったりタオルなどへの執着が強くなりにくいそうです。
子供と一緒に寝るメリット効果③子どもの変化にすぐ気づける
子どもは夜中に体調の変化を起こすことがあります。
発熱、嘔吐、おねしょなどの対応も、別室で寝ているよりは早くできます。
私の娘は寝ている最中に2回熱性けいれんを起こしたのですが、2回ともすぐに気付くことができました(救急車を呼びました)。
別室で寝ていたら、気付くことはなかったと思います。
子供と一緒に寝るメリット効果④幸せな気持ちになる
子どもの寝顔を至近距離で見られると幸せな気持ちでいっぱいになります。
すやすやと寝ている顔に近づいて、子どもが吐いた息をそのまま吸い込んで堪能しています(変態か!)。
寝顔はずっと同じなのに、どうして長時間見ていても飽きないんでしょうね。不思議です。
子供と一緒に寝るメリット効果⑤子どもの話を聞くチャンスができる
私の息子は、寝る間際に突然その日の出来事(割と大事な話)をすることがあります。
学校から帰ってきたときは何も話さないので、私にとっては布団に入ってからの時間はとても貴重です。
息子のように、寝る直前に大事な話をするというお子さんは多いようです。
以上が、私の思う添い寝のメリットです。
ただ、赤ちゃん期のお子さんと添い寝をするときは注意しなければいけないポイントがあります。
子供と一緒に寝るデメリット効果①親が寝不足になる
数時間毎に授乳をしていると、どうしても寝不足になります。
別室で寝て、夫婦で交代制などにしているとそれは解消できるかもしれませんが、添い寝の場合はどうしても目が覚めます。
熟睡できずに体調がなかなか本調子にならない場合があるかもしれません。
子供と一緒に寝るデメリット効果②子どもの安全確保が必要
うっかり子どもを親の下敷きにしてしまったり、寝返りを打ったときにベッドの上から落としてしまうことがあるかもしれません。
子どもとの間にクッションを置いたり、ベッドガード設置などの対策をして、安全に寝られる工夫がいると思います。
子供と何歳まで一緒に寝るのが一般的?自立できないって本当?
いろいろな体験談を読みましたが、小学校4年生前後から一人で寝るようになったという方が多かったように思います。
- 「小学校に入学したことをきっかけに一人で寝るようになった」
- 「お兄ちゃん(お姉ちゃん)の影響で」
- 「自分の部屋が与えられたから」
前述しましたが、添い寝をすると子どもの情緒安定等につながります。
なので、親の睡眠不足などの問題がない場合は、3~4歳頃までは一緒に寝てあげると良いと思います。
ずっと親と一緒に寝てる子供は自立できない!?
「いつまでも親と一緒に寝ていたら、なかなか自立できないんじゃないの?」と思われるかもしれません。
でも、幼児期(6歳頃)まで一緒に寝てあげて、充分に安心感を得られた場合、日中の行動が自立的になるという研究もあります。
意外な気もしますが、
「添い寝=自立できない」
というわけではありません。
なので、添い寝をずっと続けているという点では、焦ったり心配することはありませんのでご安心ください。
親の考えを押しつけずに、子ども本人の気持ちを優先してあげましょう。
住宅事情・兄弟構成も関係があると思いますが、良いタイミングで添い寝の卒業をサポートしてあげると良いのではないでしょうか。
決して「他の家庭と比べる」といった必要もないと思いますよ。
中学生になって親と一緒に寝る子供はどれくらいいる?おかしいことなの?
子どもがまだ小さいうちは、パパやママと一緒に寝ていても。
中学生くらいになると、さすがに別々に寝るようになると考えている人は多いです。
自分の子ども時代を思い出しても、中学生の頃には一人で寝ていて、むしろ「親と一緒に寝るなんて絶対イヤ!」と思っていました。
しかし、調べてみると中学生になっても親と一緒に寝ている子どもは少なくないようです。
親と一緒に寝ている中学生には、次の2パターンがあります。
- 一人で寝るのがイヤ
- 子供部屋がない
うちの子もこの「一人で寝るのがイヤな子」のタイプで、親や兄弟と一緒の寝室だと、寝るまで遊べたり話ができたりするというのが好きみたいです。
「子供部屋がない」場合は住環境の問題で、一人で寝ることができない状態です。
家族が多かったり部屋数が少なかったりすると、子供部屋が確保できず親子で一緒の寝室になりやすいです。
中学生で親と一緒に寝るのはおかしいことかというと、そうではありません。
子どもが親と一緒に寝たい、一人で寝るのは怖いと思っているうちは、子どもが満足するまで一緒に寝るとよいでしょう。
そのうち「一人で自分の部屋で寝たい」と思うようになる時期が来るはずです。
そうなったら、別々に寝られるように環境を整えてあげられるとよいですね。
子供と一緒に寝るのはいつまで?のまとめ
子供と一緒に寝るのはいつまで?ということについて、最後にポイントをおさらいしておきますね。
- 添い寝をすると「安心感」「信頼感」を得ることができ、夜間の子どもの変化にすぐ気づけるなどのメリットがあります。
- 寝る間際は子どもがリラックスして話をするタイミングでもあります。
- 親の体調が良いのであれば、3~4歳頃までは添い寝をしてあげると良いでしょう。
- 小学校入学頃まで添い寝を続けて、安心感を充分に得られれば、その分、日中は自立した行動を取ることができるそうです。
- 小学校4年生前後で添い寝を卒業するお子さんが多いようですが、「子どもの気持ち」「住宅事情」「兄弟構成」「親の考え」によって、各家庭で様々です。他の家庭と比べずに、良いタイミングを待ちましょう。
我が家の子供たちは、寝る時間を過ぎていてもずーっと興奮状態で暴れ回り、なかなか寝付かないときがよくあります。
安心感を得るための布団の中なのに、イラっとして怒ってしまうことがしょっちゅうあります…。
小学校2年生でもまだまだ甘えたいお年頃。
「息子の気持ちを最大限に受け止めてあげなければいけないのに」
と朝になれば思うのですが、寝かしつけのときは自分も眠たいので、正直なところ気持ちに余裕がありません。
子どもの対応は本当に忍耐が必要だなと本当に思います。
息子は特に甘えん坊&寂しがり屋&恐がりな気がするので、
「ぼく、自分の部屋で寝る」
と言い出すまではまだ時間がかかると思います。
しかし、人生という長いスパンで考えると、添い寝ができる期間はごくわずか。
そのわずかな時間をできるだけイライラせず、子どもとの添い寝ライフを楽しみたいと思いますよ。