まれたばかりの頃は抱っこされるだけだった赤ちゃんが、少しずつできることが増えていく姿は本当に愛おしくて誇らしいものです。
寝返りやおすわり、ハイハイと一歩ずつ成長していく中で、離乳食が始まりマグに挑戦するようになると。
今度は「どうして自分で持ってくれないの…?」とため息が出てしまうこと、ありませんか?私自身も子育て中に何度も何度も同じ悩みを経験しました。
毎日手を添えて練習しても、なかなか手を伸ばしてくれない姿にイライラしたり、「私の教え方が悪いのかな…」と落ち込んだりしたこともあります。
でも、大丈夫です。
ママが根気強く頑張りすぎなくても、ちょっとした工夫と視点の切り替え次第で、赤ちゃんはゆっくりと自分のタイミングで成長していきます。
むしろ、そうやって赤ちゃんのペースを尊重することで、思いがけず早く持ってくれることもあるんです。
今日は、そんなあなたに寄り添いながら、私自身の経験も交えてヒントをお伝えしていきますね。
どうか最後まで読んで、少しでも気持ちが軽くなりますように。
マグを自分で持たない赤ちゃん…うちの子だけ?と不安になるママへ
同じように悩むママはたくさんいるから大丈夫
赤ちゃんがマグを持たないのは、決して珍しいことではありません。
私の周りでも、「うちの子だけ遅いのかも…」と不安になって相談してくるママがたくさんいました。
ネットの育児コミュニティでも同じ悩みがよく見られます。
それだけ、マグを自分で持つのは赤ちゃんにとって大きなステップなんです。
成長のスピードは本当に個人差が大きいので、焦らなくて大丈夫です。
「みんなそういう時期があるんだ」「必ずできるようになる時がくる」と思えるだけでも、気持ちが少し楽になりますよ。
あなたの赤ちゃんも、その子なりのタイミングを探しているだけなんです。
そもそもマグを持てる時期はいつ頃が目安?
一般的には、マグの導入は生後6か月頃から始めることが多いですが、自分の力でしっかり持てるようになるのは早くても9か月頃。
1歳を過ぎてから上手になる子もいます。
赤ちゃんの筋力や手先の発達、興味の持ち方によっても大きく左右されます。
「まだ持てないからといって遅れている」というわけでは決してありません。
持てるようになる時期が少し遅い子ほど、しっかりと安定して飲めるようになるまでが早かったりするケースもあります。
だからこそ、今は見守ることに集中して、赤ちゃんが少しずつ自信をつけていける環境を作ってあげてくださいね。
「根気強く教えるしかないの?」と心が折れそうなときに知ってほしいこと
無理に持たせなくても大丈夫な理由
赤ちゃんは「できる準備が整ったとき」に、自然にできるようになるものです。
無理やり持たせようとするとマグそのものがイヤになってしまい、かえって遠回りになることもあります。
それに、ママが力んでしまうと赤ちゃんも怖がったり、余計に拒否してしまうこともあります。
まずは楽しい雰囲気で練習することが大切です。
好きな歌を歌いながら持たせてみたり、笑顔で褒めてあげながら試すと、赤ちゃんもリラックスしやすいですよ。
おもちゃと同じ感覚で触れさせる時間を増やしてみるのも効果的です。
赤ちゃんのペースを大事にすることが意外な近道
赤ちゃんは大人が思う以上に敏感です。
ママが焦っていたり不安だったりすると、赤ちゃんにも伝わります。
「大丈夫、きっとできるようになるからね」と声をかけてあげながら、赤ちゃんのペースを信じてあげることが、実は一番の近道です。
赤ちゃんの表情やしぐさをよく観察して、やる気がありそうなタイミングを見つけてあげましょう。
喉が渇いている時や、機嫌がいい時は意外と挑戦してくれやすいものです。
こうした小さな積み重ねが、赤ちゃんの「自分でやりたい」という気持ちを育てます。
ママ自身がゆったり構えて、「今日はここまでできたね」と小さな成長を喜ぶことも大切です。
マグを自分で持ってくれるようになるための3つの工夫
まずは持ちやすいマグに変えてみる
赤ちゃんの小さな手でも握りやすい太いハンドルや、軽量で傾けやすいマグにするだけで、持とうとする意欲が変わることがあります。
マグの重さや角度が飲みにくさの原因になることも多いので、試しにいくつか持たせてみて、赤ちゃんが一番しっくりくるものを選んでみてください。
カラフルで可愛いデザインのものや、音が出るタイプなど、赤ちゃんが楽しくなる工夫があると興味を持ちやすいですよ。
お店で実際に赤ちゃんに握らせてみて決めるのもおすすめです。
遊びながら持つ練習をしてみる
飲む時だけでなく、普段の遊びの中でもマグを手に持たせてあげると、持つ感覚が自然に身についていきます。
お人形やぬいぐるみに飲ませる真似をしてみたり、ママやパパと一緒に「かんぱーい」と声をかけて楽しく遊びながら練習するのもおすすめです。
机の上でマグを転がして遊ばせたり、他のおもちゃと一緒にマグを並べて「宝物」にしてみたりするのも良いでしょう。
楽しみながら触れる時間が増えると、赤ちゃんにとってマグが特別なものではなく、日常的なものになります。
持たせやすいタイミングや姿勢を意識する
お風呂上がりや外遊びの後など、喉が渇いているタイミングを狙うと、飲みたい気持ちが強いので自分から持とうとしてくれます。
さらに、赤ちゃんの身体がしっかりと安定している状態だと安心して持つことができます。
例えば、ママの膝の上に座らせて背中を支えながら飲ませる、背もたれのある椅子に座らせるなど、安定感のある姿勢がポイントです。
赤ちゃんの目線に合わせて「上手に持てたね」と褒めてあげると、やる気もアップします。
タイミング、姿勢、声かけの3つを意識してみてください。
どうしても不安なときは誰かに頼っていい
健診や保育士さんに相談してみる
どうしても心配で仕方がない時は、一人で抱え込まないで健診の時に相談したり、保育士さんや先輩ママに聞いてみてください。
「それくらい普通ですよ」と言われるだけでも、心が軽くなるものですし、具体的なアドバイスがもらえることもあります。
同じような経験をしたママの体験談を聞くのも励みになりますよ。
赤ちゃんの成長のペースは本当に一人ひとり違うものだと再確認できるはずです。
ママ自身が休む時間も必要です
赤ちゃんのことを思って頑張りすぎるあまり、自分が疲れ果ててしまうママも少なくありません。
休むのも立派な育児です。
家族や周りに頼って、しっかりリフレッシュしてくださいね。
自分に少し優しくしてあげるだけで、気持ちもリセットされ、また赤ちゃんに向き合う元気が湧いてきます。
時には自分へのご褒美を用意してもいいですし、気軽におしゃべりできるママ友との時間を楽しむのもおすすめです。
ママの笑顔が、赤ちゃんにとっても最高の安心材料になります。
まとめ|「できない」は成長途中の証、焦らなくて大丈夫
赤ちゃんがマグを自分で持たないのは、まだその時期が来ていないだけです。
それは決してママが悪いわけでも、赤ちゃんが怠けているわけでもありません。
今はまだ筋力ややる気のタイミングが整っていないだけなのです。
焦らずに、赤ちゃんの成長を信じて待ってあげましょう。
赤ちゃんは毎日少しずつ成長していますし、その小さな積み重ねがやがて大きな一歩になります。
ある日突然、自分でマグを持ってゴクゴク飲む姿に出会えた時、その瞬間の喜びや感動は何倍にもなって返ってきます。
その時の笑顔を楽しみに、ママ自身の笑顔や気持ちのゆとりも大切にしていてくださいね。
赤ちゃんの成長に寄り添いながら、ママも一緒にゆっくり進んでいきましょう。