包丁の切れ味をよくするために、自宅で砥石を使用して包丁を研いでいる方は多いと思います。
でも、研いでいると反対側に出来るバリ取りは素人では、しっかりと取れているのか判断がしづらいですよね。
私は、包丁を研ぐときに「ちゃんと研げているのか?」と何度も確認をしてはやり続けてしまうので、1時間かかってしまうこともよくあります。
包丁を長持ちさせるためにも、自宅で簡単に出来る方法を今回はご紹介したいと思います。
また、自宅に新聞紙がないという方でも、代用品で安全にバリ取りをするやり方もお伝えしますね!
包丁研ぎでかえりが出ない?ステンレスの包丁の研ぎ方を紹介
包丁を研いでみて、研いだところを触るとザラザラしていませんか?
ザラザラ感を感じる方は、かえりが出ている証拠なので、安心してくださいね。
一方で、かえりが分からなかったり、ザラザラ感が感じられない方は包丁の研ぎ方が間違えている可能性があります。
私もザラザラとした感触が感じられないことがあり、悩んだ時がありました。
一般的な家庭でよく使用されているステンレス包丁の正しい研ぎ方を、ご紹介しますね。
ステンレス包丁の正しい研ぎ方について
では、家庭でよく使用されているステンレス包丁の正しい研ぎ方をご紹介します。
私は、実際に家庭で砥石を使って包丁を研いでいるので、まず砥石を使った研ぎ方をお伝えします。
ステンレス包丁を研ぎ石で研ぐときに用意するもの
- 包丁
- 砥石
- 水道水
②包丁を45度の角度に置き、押すときにのみ力を入れて10回ほど研ぐ。
引く時は必ず力を抜く。また、4箇所程度に分けながら研ぐとやりやすい。
③裏面を触って、バリが出ていたらOK。
④裏面も同じ手順で作業を行う。
⑤最後にバリを新聞紙で取ったら、作業終了。
家庭に砥石がない場合の代用品はあるの?
もしも砥石が家庭にない場合には、アルミホイルがおすすめですよ!
私は、小さい頃に母が料理中アルミホイルを切っているように見えて、「どうして食材じゃなくて、アルミホイルなの!?」と、驚いた記憶があります。
それは、切っているのではなく、包丁を研いでいたのですね!
包丁の切れ味が悪いなと感じたら、砥石を購入することはせずに、まずは家庭にある「アルミホイル」を使って、包丁を研いでみることをおすすめします。
アルミホイルで包丁を研ぐときに用意するもの
- 包丁
- アルミホイル
②折ったアルミホイルを向こう側から手前に引くイメージで、何回か往復させる。
(包丁の研ぐポイントは、砥石を使用した時と同じ。)
包丁研ぎでバリとはどんなもの?鋼よりもステンレスの方がバリ取りが難しい理由
包丁を研ぐということは、金属のカスが出ることが必然的に考えられますよね。
このときに刃先の裏面についているものが、バリなのです。
このバリを取らずに食材を切ってしまってはいけないので、バリ取りが必要なのですね。
実は、包丁を研ぐ際に難しい工程だと言われているのが、このバリ取りなのです。
では、どうしてバリ取りが難しいと言われているのでしょうか?
バリとはどういうもの?バリ取りをする理由とは?
ここからは、バリ取りをする理由やバリ取りの方法を見ていきましょう。
バリ取りをする理由とは?
バリ取りをする理由は、前述の通り食材を切るときに金属のカスがつかないようにするためです。
もちろん砥石で削るので、水で洗い流される分も多いですよ。
でも、刃先には「かえり」と呼ばれる研いだ反対側にめくれる削りカスがあるのです。
細かい汚れもしっかりと取っておく必要があるのですね。
金属はとても粘りが強いので、削りカスが洗い流されずにそのままめくれたように付着することがあります。
これを「かえり」と呼んでいますが、他の言い方として「刃返り」とも呼ばれているそうですよ。
実際にバリ取りをする方法
用意するものは、
- 包丁
- 新聞紙
包丁のバリ取りの方法について
一番簡単な方法が、新聞紙を使用することです!
新聞紙を広げて、研いだ包丁の刃先の両側を軽い力で数回こするだけで、包丁の刃先がキレイになりますよ。
新聞紙を広げる際は、フラットで安定感のある場所を選んでくださいね。
また、鋼の包丁だったらバリも簡単に取れます。
でも、粘りが強いステンレス鋼はなかなかかえりが取れません。
もしも難しい場合には、専門の方へ頼むと安心ですよ。
新聞紙を使用しないバリ取りの方法は?
自宅に新聞紙がない場合には、布の生地を代用することが出来ますよ!
現在の家庭では、タブレット類の普及や物価の高騰から、新聞の配達を頼まない家庭も多いのではないでしょうか?
ですが、衣類はどこの家庭にもあるはずです。
着ない衣類はもちろん、ボロボロのハンカチやサイズアウトした子供服でも代用が出来ますよ。
包丁のバリ取りの方法は、新聞紙を用いた時と変わらないので、すぐに実践出来るので、嬉しいですよね。
専門の方は、履いているズボンの上でバリ取りをするのだそうですが、素人が真似をするとズボンがボロボロになってしまうので、注意してくださいね。
包丁のバリ取りで新聞紙以外の方法のまとめ
自宅でも簡単に出来る包丁の研ぎ方と、バリ取りの方法について、ご紹介をしました。
私のように、「ちゃんと研げているのか?」と何度も確認をして、長時間包丁研ぎに費やしてしまっていた。
そんな方は、今一度正しい方法を確認してから、試してみてくださいね。
そして、愛用している包丁を何十年も長く使用出来ることを願っています。