大きな布団も小さく圧縮して保管することのできる“布団圧縮袋”。
かさばる布団を小スペースにおさめることができるので、とっても便利なアイテムです。
でも圧縮袋の使い方によっては、上手に圧縮できなかったり、大切な布団が傷んでしまうことも。
どうしたら途中で膨らむことなく、上手に圧縮することができるのでしょうか?
布団を傷ませずに長期保管するには、どうしたら良いのでしょうか?
今回は、そんな「布団圧縮袋の長期保管」について、詳しく見ていきましょう!
布団圧縮袋が膨らんでしまう!長期間保管するポイントは?
「布団圧縮袋で空気を圧縮しても、途中で袋が膨らんでしまって上手くいかない」という経験はありませんか?
「せっかく圧縮したのに、気づいたら押し入れの中で膨らんでいた!」なんて方もいると思います。
布団圧縮袋が膨らんでしまわないようにするには、いくつかポイントがあります。
圧縮袋がうまく圧縮できずに困っている方は、是非このポイントをチェックしてみてください。
圧縮袋が膨らみにくくなるポイント①チャック式圧縮袋の場合
チャック式圧縮袋の場合は、まず袋の口を拭いておくことがポイントです。
実際にチャック式の布団圧縮袋の場合、実は説明書に「チャック部分を濡れ雑巾でよくふいてください」との記載があります。
見落としがちな部分ですが、実はこのひと手間をするかしないかで、圧縮のあとの状態が全然変わってきます。
チャック部分に細かいホコリや異物がついていると、その隙間から空気が抜けてしまったり、空気が入って膨らんでしまうことがあるからなんですね。
圧縮袋が膨らみにくくなるポイント②圧縮袋のチャックはしっかりしめる
「圧縮袋のチャックがしっかりとしまっていなかった」これは私もやったことがあります。
しっかりしめたつもりでも、意外とチャックに隙間があいていることがあるんですよね。
手でしめるタイプや、スライダーでしめるタイプなど色々なものがありますが、しめおわった後必ずしまっているか確認をしましょう。
チャックの横から掃除機で吸い出すタイプの圧縮袋の場合、掃除機の出し入れの際にチャックがずれてしまうことがよくあります。
これも上手く圧縮できない原因になりますので、掃除機の出し入れは慎重に行いましょう。
圧縮袋が膨らみにくくなるポイント③袋に穴や傷がないか確認する
口もしっかり拭いて、チャックもしっかり閉まっていることを確認したのに、それでも圧縮が上手くいかない場合。
そんなときには、袋に小さな穴や傷がついている場合が考えられます。
目では確認できないほどの小さな穴や傷があるだけで、空気の圧縮は上手くいかなくなります。
穴や傷をつけないように、圧縮袋は丁寧に扱いましょう。
長期で保管する場合は、半年ほどを目安に保管をしましょう。
あまりに長期間保管をしてしまうと、布団にシワができたり、中の綿などが傷んでしまうことがあります。
また、カビや虫食いができたことにも気づくことができません。
長期間にわたって保管する場合は、半年を目途に虫干しをして、新しく圧縮しなおすのがポイントです。
圧縮袋はどのくらい圧縮しておける?保管場所はどんな場所が最適?
我が家では押入れ整理棚の下に、布団袋2つ分程の物を収納していました。
しかし、ぎりぎり収まる厚さで、衣替えで布団や敷布を取り出すのに一苦労していました。
そこで、圧縮袋を使ってみたところ、元の厚さの3分の1くらいにまでコンパクトになりました!
ただし、ふわっふわの羽毛布団は空気を抜きすぎず、4分の1程度に留めておくのがいいようです。
私は、布団袋の中を以下の2つに分けていました。
- 日頃は使わないシングルの布団セット
- 衣替えの時に取り出すもの
「もう1つ置けるのでは?」というくらい空間ができていて感動しました!
手伝ってくれた家族と「すごいね~!」と感心していました。
ただし、嵩はコンパクトになるのですが、重さは変わりません。
空気を抜くと薄くなるので、ついつい1つの袋に入れすぎちゃいます。
しかし、入れすぎると重くて持てませんでした。
初めて圧縮袋を使う人は特に、私みたいな失敗に気を付けてくださいね!
また、入れすぎたり、圧縮しすぎたりには注意が必要です。
袋が破れてしまったり、中のものを痛めてしまうので気を付けてくださいね。
圧縮袋への保管期間はどれくらいまでにしておくべき?
圧縮した後は虫干しすることも考え、保管は6ヶ月程度にしておきましょう。
商品によっては、使用期限が書いてあるものもあります。
読み飛ばしてしまいがちですが、説明書きを一読しておくといいですね。
日頃使わない布団だと、確認するのを忘れてしまいます。
私もシーズン物は管理していても、日頃使わないものは放置してしまいます。
どうしても少しずつ空気が入ってしまうので、元の厚さくらいまで膨らんでいました。
元の大きさで重ねた時に入らない場所にでも、圧縮すれば入ります。
しかし、空気が入って厚さが戻ってしまうと、取り出すのに一苦労です!
そうならないためにも、6ヶ月に1回は確認しておきましょう。
圧縮袋の保管場所選びのポイント
保管する場所は普通の布団と同じように、湿気の少ない場所で保管しておくのがおすすめです!
実家では、圧縮袋に入れたものも押し入れに他の布団と同じように収納しています。
我が家では押入れはないので、物置部屋の真ん中に置いています。
また、シーズンによって使うものであれば、出し入れしやすい場所がおすすめです。
日頃は使わないものでも、圧縮すると多少なりとも偏りができます。
安定感が十分ではなくなってしまうので、上に重ねるのには適さなくなってしまいます。
立てかけられるスペースがあれば、立てて保管するのも1つの方法ですね。
ニトリの衣類圧縮袋は空気抜けないって本当?何が違うの?
ニトリでは、衣類用の圧縮袋を販売しています。
この圧縮袋は、手で押すだけで圧縮することができる商品です。
出先などにはとても便利なアイテムですね!
ただし、手で押すので空気を完全に抜くことが出来ず、圧縮力は弱いようです。
それに加え、体重ほどの力を入れながら空気を抜いていく必要があります。
この時、勢いよく体重を乗せるとジッパーが開いてしまうので、ゆっくりやるといいですよ!
以上の点から、「空気が抜けない」と検索している人が多いようでした。
また、この商品の性能を検証されているかたもいました。
やはり、手で押さえて抜くということもあり、圧縮後の厚さはそこまで薄くならないようです。
しかし、この検証された方の場合、圧縮から10日たっても0.2mm増えただけ。
ほとんど空気が入ってなかったとのこと!
とはいえ、圧縮してもそこまで薄くならないようです。
すっきりと収納したい場合は他の商品の方がいいかもしれませんね。
そこで、圧縮袋をタイプ別に紹介していきたいと思います!
手押しタイプの圧縮袋の特徴は?
先ほど紹介してきたニトリの衣類圧縮袋はこのタイプです。
空気を抜くための掃除機が必要ないので、出先では重宝する圧縮袋です。
ただし、
- 空気を抜くのにコツがいること
- 圧縮が弱い
バルブタイプの圧縮袋の特徴は?
我が家で使っているのはこのタイプです!
圧縮袋にバルブが付いていて、チャックを閉めた後そこから空気を抜きます。
掃除機で空気を吸うので、圧縮する際に力が要らず、圧縮力に優れています。
また、長期間の保管にも向いています。
欠点は、バルブの形と掃除機の先端の形が合わないと上手く空気が吸えないということです。
私は掃除機の先端を手で覆ってやると、空気が抜きやすいかと思ってそうしています。
たぶん私はナフコで買ったような…と調べていたら、私が買った時よりバルブが進化していました!
バルブの周りにクッションがついていて、これにより隙間が減り吸引しやすくなるという仕組みです。
ファスナータイプの圧縮袋の特徴は?
こちらは、周りについているファスナーを閉めていく事で圧縮するというタイプです。
大きなバックやポーチのような形をしています。
バルブタイプの圧縮袋ほどは薄くなりません。
★「ファスナータイプの圧縮袋」の詳細を見てみる
しかし、ファスナーを閉めるだけで約半分の厚さにまで圧縮することが出来ます。
また、壊れなければ繰り返し使えるのも嬉しいポイントですね。
布団を圧縮袋から出したときら形が戻らない!上手に戻す方法は?
布団を圧縮袋で圧縮して保管していると、いざだしてみると元に戻らない(><)というトラブルにあうこともありますよね。
そのような時は、どうしたら元に戻すことができるのでしょうか?
まずは、風通しの良い場所で陰干しをしてみましょう。
しっかり空気を含ませて干してあげると、徐々に元に戻っていくことがあります。
それでももとに戻らない時には、布団乾燥機を利用してみましょう。
低温でじっくりと乾燥機を利用することで布団が戻る可能性があります。
布団圧縮袋は、あまりに空気を抜きすぎてしまうと、布団が傷んで戻らなくなる可能性も高くなります。
限界までカチカチの状態にせず、ある程度余裕を残す状態に圧縮をしましょう。
羽毛布団にも使える圧縮袋でおすすめなのは?使う時のポイントは?
一般的に、羽毛布団はあまり圧縮袋を利用してはいけないイメージがありますよね。
でも最近では、羽毛布団の羽を傷めないように圧縮できる布団圧縮袋も販売されています。
羽毛布団にも使えるオススメの圧縮袋をご紹介します。
羽毛布団にも使える圧縮袋①「オリエント 羽毛ふとん圧縮袋」
丸めていくことで空気を抜いていくタイプの圧縮袋です。
ふとんを傷めない新発想で、すべての羽毛布団に利用可能となっています。
くるくると巻きながら手で空気を抜くのがポイントです。
■「オリエント 羽毛ふとん圧縮袋」の詳細を見てみる
羽毛布団にも使える圧縮袋②「羽毛ふとん圧縮袋」
布団を入れると縦方向に立ち上がる底マチ付き圧縮袋なので、大容量で、羽毛を大幅につぶすことがなく保管できます。
キャップ付きで次のシーズンにも、再度利用しやすいのも嬉しいポイントですね!
こちらは掃除機で空気を抜いて圧縮するタイプです。
■「オリエント 羽毛ふとん圧縮袋」の詳細を見てみる
どちらの圧縮袋の場合も、ポイントは空気を抜きすぎないことです。
また、保管の前にはかならずクリーニングにだして、見えない汗や皮脂汚れもしっかりときれいにしておきましょう。
布団の圧縮袋がすぐに膨らむのはなぜ?のまとめ
布団の圧縮袋を長期間保管する方法について見てきました。
布団の圧縮は、しっかりと手順をふんで圧縮をすれば、簡単におこなうことができます。
小スペースに布団をおさめることが出来れば、押し入れやクローゼットもとってもすっきりしますよね!
是非次の季節の変わり目に試してみてくださいね。