近年では、初めて聞くような病名なども増えましたよね。
よくネットの記事などで見かけることもあり、身近なものなのだなと感じることも多くなりました。
そして子育てをしていると、子供の発育について悩むことって増えますよね。
特に1人目の子供だと、これが普通なのか、できないことはよくないことなのかも分からず。
自分の育て方に問題があるのかな?と自己嫌悪に陥ってしまうこともあります。
例えば定期健診などで診てもらったときになにもなければ一安心ですが、それでも不安に思うことってありますよね。
個性と言えるものなのか、発達障害とされてしまうのかはなかなか難しいところです。
今回は、そんな障害の中でも、発達性強調運動障害というものについてお話させていただきます。
初めて聞く方もいるかもしれませんが、是非最後までご覧になってくださいね。
発達性強調運動障害の原因は!?他の発達障害との関連はある?
例えばブランコが上手にこげなかったり、キャッチボールが上手くできかなったり。
このようなことがあると、発達性強調運動障害なのかな?と思う方も多いようです。
ただ、個人的に難しいと感じるのは、親では判断ができないということですよね。
子供がただ不慣れだからできないのか、たまたま苦手なだけなのか。
練習すればきっと上手くなるはず!と期待ももちたくなるものです。
この発達性強調運動障害ですが、なにが原因なのかというのは、現在はまだ判明していないようです。
名前や症状はあるものの、原因は分からないというのはよく聞きますよね。
しかし、もしかしたら可能性として考えられるかもということはあります。
例えば、早産や低体重で生まれてきた子供や、妊娠中に母親がアルコールを摂取した…などです。
出産予定日よりも早く産まれると、ケアなどはもちろん大変です。
それが必ずしもこのような障害につながるのかと言われると難しいですが、あり得るということですね。
他の発達障害との関連はあるの?
同じように、子供が発症する障害はいくつかありますよね。
例えば
- アスペルガー症候群
- ADHD
- 自閉症スペクトラム障害
このあたりの原因は、遺伝などもあると言われていますし、はっきりと判明していないですよね。
ただ、これらは先ほどお話をした発達性強調運動障害と併発する事例が多いのだそうです。
そう考えると、全く関係がないとは言い切れないのかもしれません。
中には、女の子よりも男の子の方が発症する可能性が高いとも言われますが、それも定かではありません。
子供のことは、一番身近でみている親が一番よく分かっていますよね。
私自身も、身近なママ友が、もうすぐ3歳になる子供が全く話さないことを不安に思っていたことがありました。
これは発達障害かもしれない…と悩んでいましたが、結果的に3歳を過ぎてから急に言葉がでるようになったようです。
このようなこともありますし、過度に心配しすぎるのはよくないです。
しかしながら、親が気になるという状態が続くのであれば、医療機関に相談することをおすすめします。
1人で悩むよりも、相談をしながら対策をとっていきたいものですよね。
発達性強調運動障害のチェックリストを紹介!乳幼児から大人まで
発達性強調運動障害は、早ければ乳幼児のころから、兆候がみられることがあります。
乳幼児だと、例えばミルクが上手く飲めなくてむせてしまったり、ハイハイやつたい歩きなどがぎこちないなどです。
そしてだんだん幼児になっていくと、ブランコやキャッチボール以外にも、生活の中に兆候が見られるケースも。
何度練習しても、スプーンやフォーク、コップが上手く使えないとか、階段の昇り降りができないというのもあります。
もちろん最初はぎこちないものなので、練習をする必要があります。
しかしながら、時間をかけて何度やってもできなかったり、上達しないことってありますよね。
そのような場合は、「発達性強調運動障害」の可能性も視野に入れなければなりません。
子供のころに発症すると、大人になっても過半数の人が、この障害に悩まされています。
発達性強調運動障害のチェックリストをご紹介!
ここでは、発達性強調運動障害のチェックリストを一部ご紹介します。
今現在悩まれている方は、是非チェックしてみてくださいね。
発達性強調運動障害のチェックリスト①乳幼児の場合
まずは乳幼児の場合の「発達性強調運動障害」のチェックです。
例えば先ほどご紹介をした、ミルクが上手く飲めないことや、寝返りができないこと。
おすわりが不安定であったり、ハイハイやつたい歩きがなかなかできないこと。
明らかに歩く様子に違和感があったり、重心が気になる場合も含まれます。
乳幼児であれば、まずはこのあたりをチェックしてみてください。
発達性強調運動障害のチェックリスト②幼児の場合
そして幼児の場合は、階段の昇り降りができないことやキャッチボールが苦手なこと。
スプーンやフォーク、コップが上手く使えなかったり、食事が上手くできないこと。
その他、ハサミが上手く使えないことや塗り絵が極端にはみ出してしまうなどもあります。
発達性強調運動障害のチェックリスト③学童期の場合
そして学童期と言われる時期に入ると、授業中などに椅子に座っていることが困難。
上手く字が書けなかったり、体を動かすことが苦手であったり。
時間を守って行動をすることが苦手などが挙げられますね。
発達性強調運動障害のチェックリスト④大人の場合
大人になると、日常生活での支障がチェック対象になります。
例を挙げると、例えばてきぱき行動することが苦手であったり、協調性がないこと。
化粧や料理、男性であれば髭をそることなどが苦手というのもあります。
特に大人になると、子供のときに苦手だったことがそのまま苦手なことが多いです。
おっちょこちょいだなとか、個性として見られている場合は良いのですが、そこが難しいですよね。
身近にいる人で、もし当てはまるものがある場合は、もしかしたら発達性強調障害の可能性もあります。
どちらにしても、気になる症状があったり、当てはまるものが多ければ、医師に相談をすることが大切です。
発達性協調運動障害におすすめの習い事は!?環境や理解も大切!
何か習いごとをしたほうがいいのかなという思いは、障害のあるなしにかかわらず子供がいれば持つ悩みです。
障害があるからこそ、余計に
「いろんなことに触れて見てほしい」
「運動の楽しさに触れてほしい」
というママの思いは十分にわかります。
発達性協調運動障害の子どもの習い事①子供の気持ちを第一に考えよう
ただこの場合の大前提として、子供自身が「やりたい」「楽しい」と思えていることです。
無理やりしても、子供にとってなんのプラスになりません。逆にストレスになってしまいかねません。
ママの気持ちも大事ですが、子供のしたい気持ちが一番です。
発達性協調運動障害の子どもの習い事②発達障害の子供を受け入れてもらえるか?
次に、障害を持っている子でも通えるかどうかです。
習い事によっては人数が多く個別対応が難しいという場合もあります。
受け入れてもらえるのか、障害について理解があるのか確認しましょう。
発達性協調運動障害の子どもにおすすめの習い事は?
発達性協調運動障害の子どもは、同時に2つのことをしたりすることが難しいです。
なので、水泳や体操など体一つでできることがおすすめです。
この2つは筋力の強化にもいいので、運動に苦手意識があっても、楽しく体を動かす時間につながれば一石二鳥です。
特に水泳は体が浮くので、陸上にいるより体が楽で好む子が多いようです。
ただ水泳は水に入るので、発達性協調運動障害の他に障害を併せ持っていて、触覚過敏などがあると辛い可能性があります。
また水に苦手意識がある場合も多いので無理にせず、まずは見学や体験から始めてみましょう。
子供の様子を見て決めて見てくださいね。
ブランコがこげない発達障害とは!?のまとめ
発達性強調障害と聞くと、いまいちピンとこない人もいるかもしれません。
しかしながら、チェックリストを見てみると、診断されていないだけで該当するかもしれないと思うこともありますよね。
日常生活が問題なく送れていたり、大きく支障がないのであれば良いですよね。
しかしながら、大人以上に子供の場合が気になるところだと思います。
原因がはっきりしていない分、なかなか対策がとれないこともあるかもしれません。
しかしながら、親が受け入れて、向き合っていくことが大切ですよね。
気になることがあったら一人で悩まず、まずは医療機関などに相談してみてくださいね。