食べ合わせが悪い物って色々ありますよね。
その日の体調にもよるので、何ともなかったという人と吐いて大変だったという人と。
私の母は、縁日でかき氷と焼きトウモロコシを食べたら、夜に何度も吐いてしんどかった話をしています。
子供のころから言われてるので、怖くて両方食べることはないのですけど、実際には普通に食べている人が大半ですよね。
暑い時期は、冷たいものばかり食べて、胃腸が弱っていることが多いので、消化の悪い物同士を組み合わせると吐くことがあります。
てんぷらとスイカなんていうのもそうですよね。
スイカをたくさん食べて体が冷えて胃腸が弱っているところに、脂っこいてんぷらが入ってくるわけですから、体調によっては気持ち悪くなることもあります。
食べ合わせが悪いという話で多いのは、
- 胃腸に負担がかかってしまうものと消化の悪い物を食べた場合
- 栄養素的に相性が悪いだけという場合
もし食べるのであれば、同時に食べないで何時間か間をあけるとか、温かい物を飲んでからにするとか、対策をすれば大丈夫でしょう。
食べ合わせが危険で死を招く組み合わせは?噂は本当なの?
食べ合わせが危険で死ぬかもしれないという組み合わせが存在するらしいです。
その噂が本当なのか確かめてみました。
ありえないようで本当の話です。
命に係わる危険な食べ合わせ①ドリアンとアルコール
ドリアンはとっても臭い食べ物だけど、まさか死ぬことはないでしょう?って思いますよね。
でも、ドリアンをアルコールにつけると、むちゃくちゃ発酵して大量のガスが発生してしまうんです。
もし、これが胃の中で起こったら・・・死にはしなくても相当苦しいと思います。
また、日本ではないですが、腸の手術を過去にした人が、ドリアンとビールを一緒に食べたら、ガスが発生して腸が破裂して死んだのだとか。
本気でやめたほうがいい組み合わせですね。
命に係わる危険な食べ合わせ②ふぐとほうれん草
ふぐとほうれん草を一緒に食べると、有毒物質が発生して死ぬという話があります。
実際にはそんなことはなく。
単にふぐとほうれん草の炒め物を食べた人がのどに詰まらせて死んだのを、毒が発生して死んだという都市伝説のような話に発展したようです。
命に係わる危険な食べ合わせ③カニと柿
カニはとても傷みやすい食べ物で、柿はとても消化の悪い食べ物です。
だからといってカニと柿を食べても死ぬことはないと思いますが。
昔は今みたいに冷凍庫で運んでくれるわけじゃないので、腐ったカニを食べて食中毒になることも多かったようです。
ですから、消化の悪い柿を食べたところで腐ったカニを食べてしまい、弱って死んでしまったということは過去にはあるのだとか。
腐ってなければ問題ないので、あまり気にしないでいいかもですね。
消化の悪い物と冷たい物の食べ合わせには注意!
大半のものは食べ合わせが悪くても死ぬことはなく、せいぜいおなかを壊すくらいと思います。
消化の悪い物と冷たい物の組み合わせを避ければだいたい大丈夫でしょう。
ちょっと横にそれるかもですが、ジャンクフードとコーラの組み合わせ、若者はよくやりますよね。
ちょっと方向性は違いますが、この組み合わせも成人病まっしぐらな食べ物です。
ある意味、遠い将来は死ぬかもしれません。
おいしい組み合わせですが、ほどほどに・・・
トマトの食べ合わせで悪い食品は?きゅうりと相性が悪いって本当?
トマトってサラダによく使う野菜ですよね。
きゅうりもまた、サラダに大活躍です。
この2つが相性悪いってどーいうこと?って話です。
毎回一緒に食べてますよ、うち。
トマトとキュウリの食べ合わせが悪いということの意味ですが、簡単に言うとトマトのビタミンCをキュウリの成分がぶっこわすそうです。
ということは、せっかく食べたのにプラスマイナスゼロです。
それは悲しいですね・・・
トマトのビタミンCをこわさないキュウリの食べ方
でも!安心してください。
この組み合わせに酸性のものをかけてあげると2人の仲を取り持ってくれるというわけです。
ドレッシングだったりマヨネーズだったり。
酢が入ってるので、これらをかければ今後も一緒に食べても問題なしです。
他には、
- かぼちゃ
- さつまいも
- てんぷら
- メロン
- コーヒー
ほとんどが消化不良を起こすためということですが、あんまりトマトと同時に食べるような食材ではないので、気にすることはなさそうですね。
コーヒーなんですが、基本的にはトマトとの食べ合わせには問題ないのです。
でも、貧血の人は鉄剤の薬を飲んでることも多く、トマトのビタミンCが鉄分の吸収を助ける効果があるのに、コーヒーが吸収率を下げてしまうのだとか。
トマトの組み合わせというより、貧血の人はコーヒー飲むのを控えましょうという話に近いですね。
卵の食べ合わせで悪い食品は?納豆と相性が悪いって本当?
卵にも食べ合わせの悪い食品があります。
それは「鉄分を多く含む食材」です。
鉄分を多く食材と言われ、すぐ思いつくのが「ほうれん草」ですよね。
そんな「ほうれん草」と「ゆで卵」は、食べ合わせが悪いと言われています。
では、なぜ食べ合わせが悪いのかというと、卵が鉄分の吸収を妨げてしまうからです。
卵をゆで卵にすると、卵に含まれる含硫アミノ酸(硫黄分を含んだアミノ酸)が硫化水素になります。
これが、ほうれん草などに含まれている非ヘム鉄と結合することで、鉄分の吸収が妨げられてしまうんですね。
ただし、これはゆで卵のみに言われていることで、生卵には鉄分の吸収を妨げる働きはありません。
なので、ゆで卵以外の調理法、例えば
- スクランブルエッグ
- オムレツ
もちろん、ゆで卵と鉄分を多く含む食材を一緒に摂ったところで、全く吸収しなくなるわけではありません。
ゆで卵と鉄分を多く含む食材の食べ合わせは、栄養素的に相性が悪いというだけなので、あまり気にしなくても大丈夫ですよ。
また、卵が納豆と相性が悪いとされているのも、栄養素的な問題からです。
こちらは卵白に含まれているアビジンという成分が、納豆に含まれているビオチンと結合して吸収を妨げてしまうと言われています。
ただし、アビジンは熱を加えると性質が変化するので、納豆に卵を入れたい場合は、半熟卵にするなど少し熱を加えてあげるといいですね。
食べ合わせの悪い食品でスイカは?脂肪分の多い食品とはNG?
最初の方でも少しお話ししましたが、スイカにも食べ合わせの悪い食品があります。
それは、油分や脂肪分の多い
- 天ぷら
- 唐揚げ
これは、水分の多いスイカを一緒に食べてしまうと、胃液が薄くなって消化がしにくくなます。
その結果、消化不良を起こすとされているからです。
その理由をもう少し詳しく説明していきますね。
まず、揚げ物は油をたくさん吸収しているので、油を食べる量が多くなります。
油は脂質が多い食品です。
次に、スイカは非常に栄養素も高いと言われていますが、食べてみると分かるように、約90%が水分で出来ています。
そして、胃の消化で重要な役割を果たすのが胃酸なのですが、水分で薄まってしまうと本来の役割が十分に果たせなくなって、消化能力が下がってしまいます。
その結果
- 胸やけ
- 吐き気
- 食欲不振
- 下痢
なので、胃腸の弱い人や、胃腸が弱っているなと感じている時などは
「スイカ&油分や脂肪分の多い食品」
の食べ合わせは避けることをおすすめします。
また、スイカには体から熱を逃がす効果もあります。
おなかが冷えると内臓の動きが鈍くなるので、消化能力も下がります。
この動きを妨げないためにも、冷たいものや水分で急に冷やさないようにするといいですね。
体を冷やし過ぎないという理由にも当てはまりますが、利尿作用の高いと言われている飲み物もスイカとの相性がよくないとされています。
その主な理由は、スイカに豊富に含まれているカリウムにあります。
カリウムには、ナトリウム(塩分)と一緒に細胞内外の浸透圧に関与し、体内の水分量を調節する働きがあると言われています
このようにスイカはもともと利尿作用があり、そこに利尿作用の高い飲み物をも飲むことで、脱水症状になってしまう可能性が出てくるからです。
一般的に利尿作用の高いとされている飲み物には
- コーヒー
- 紅茶
- 緑茶
- 牛乳
- エナジードリンク
夏の旬野菜にもあげられる、私も大好きなスイカですが。
でも、食べ合わせや食べる量などに気を付けて、体調を崩すことなく楽しみたいですね。
食べ合わせの悪い食品で天ぷらは?水分が多い食品は避けた方がいい?
さて、スイカのところでたくさんお話ししましたので、もう分かっている方が多いかもしれませんね。
そうです!「天ぷら」と食べ合わせの悪い食品は「水分が多い食品」です。
復習がてら、もう一度軽く説明していきますね。
まず、油分や脂肪分を摂ると胃腸は消化しようと活発に動きます。
ですが、胃液が薄まってしまっていると、消化能力の動きを妨げてしまいます。
なので、天ぷらを食べるときには、水分の多い食品は避けた方がいいと言われているんですよ!
スイカの他にも
- きゅうり
- トマト
- いちご
- ゼリー
- うどん
- 豆腐
他にも、冷たいものを食べて体が冷えていても消化能力が下がってしまいます。
天ぷらは体を温める食品です。
体を温めた後に冷たいものを食べると、急に体が冷えるので、消化不良を起こしやすくなってしまいます。
だから、天ぷらを食べた後に
- アイスクリーム
- かき氷
また、天ぷら単体をみても、油っこい(脂っこい)食品は、消化に時間がかかりやすいものです。
たくさん食べてしまうと、胃に負担がかかり、胃もたれが起こりやすくなります。
ということで、美味しいからと言って食べすぎてしまうことにも注意してくださいね!
食べ合わせが悪いと吐く食品の組み合わせは?のまとめ
やはり消化の悪い物と冷たい食べ物の組み合わせはよくないということがわかりました。
夏は胃腸が弱っていることも多いので、どうしてもさっぱり冷たい物を多く食べてしまいがちですね。
年をとってくると、胃が弱ってるとてんぷらなど食べたくないと思ってしまいます。
ですが、子供は食欲旺盛なので食べたいものを食べたいだけ食べて、後で吐いちゃうってことがしょっちゅうですよね。
てんぷらとスイカは毒と言われますが、食中毒みたいな毒ではなく消化不良でおなかを壊す程度なので、大量に食べなければ大丈夫ですよ。