母子手帳をもらう目安としては、産婦人科でのエコー検査をして「赤ちゃんの心拍が確認できたら」ってことになっています。
妊娠が発覚してからというもの、いろいろな不安がでてきますよね。
これからの生活はどうなるのかとか、ちゃんと産めるのかとか。
私自身も妊娠したときは、もちろん同じ不安を抱えました。
そして、一番不安に思うこととしては、赤ちゃんの成長です。
安定期を迎えれば一安心と言われますが、いつどうなるかなんて分かりません。
妊娠中には、赤ちゃんの流産ほど恐いものはないと思っています。
今回は、赤ちゃんの流産の確率や、流産を防ぐことはできるのか…などなど。
詳しくご紹介をしていきたいと思います。
現在妊活中の方や妊娠中の方にとっては、少々ナイーブな話になります。
目を背けたい話ではありますが、知識として知っておいても良いのかな?と思います。
ちゃんと赤ちゃんと向き合っていくためにも、是非最後までご覧になって下さいね。
流産をしたら母子手帳は返却する?母子手帳をもらうタイミングは?
流産したら母子手帳は返却するものと思っている人もいるかもしれませんが、ずっと持っていてもかまいません。
見たくないというのであれば返却してもいいですし、どっちでもいいのです。
一般的にはエコー検査で心拍が確認できた時点で病院から母子手帳もらってきてと言われるので、そのまま市役所に行く流れとなります。
前回流産した経験から、あまり早いと不安というのであれば、2回目の診察でも心拍が元気に動いてるのを確認して母子手帳をもらいにいくといいと思います。
検診に行くごとに母子手帳に妊娠の情報が記入されていきますので、あまりもらうのが遅いと病院も困りますし。
世の中には野良妊婦という言葉もあり、一度も産婦人科で検診を受けずに陣痛が起こってから飛び込みで出産する、なんて人もいますからね。
母子手帳がないと子供を産めないなどはないので、深く考えすぎることもないですよ。
流産した後の母子手帳は返却や神社での「供養」も
結局どの時点でも流産になる可能性はゼロにはならないし、もうすぐ出産という前に死産という人だっているのだから、流産するかもしれないからと考えるのはやめましょう。
万が一母子手帳をもらった後に流産してしまったとしても、その子は生まれてこようとしておなかに宿ってきたわけですから、母子手帳がないからいなかったことにはならないのですし。
返却してもいいですが、それも違うという場合には神社で「供養」をするという人もいます。
流産の場合は形がないので、こちらも気持ちのやりようがないですよね。
ですが、母子手帳だとかエコー写真といったものをお焚き上げすることで、気持ちに1つの区切りをつけるという方法もあります。
母子手帳をもらったら安心できる?流産の可能性はなくなるの?
母子手帳がもらえるのは心拍が確認できたらですが、一応の目安で心拍が確認できると流産の可能性はぐっと減ります。
初期の流産は化学流産といって比較的多くの人が気づかぬまま流産しているということもあります。
染色体異常のため、何をしても流産する運命だったのです。
ですから、お酒を飲んでしまったから、とか運動してしまったからとか自分を責めるのはやめてくださいね。
心拍確認後の流産は母体に問題がある場合も?!無理のないリラックスした生活を心がけて
ただ、心拍を確認後に起こる流産や死産については何かしら母体に問題があったという可能性がでてきます。
子宮に異常があったり激しい運動をしたりタバコを吸ったり、激しいストレスなども可能性の1つです。
子宮頚管が短い人などは流産しやすいので、赤ちゃんが流れないように子宮頚管を縛る手術をしたりして予防します。
流産してしまってからでは遅いので、無理をしない生活を心がけましょう。
といっても流産の不安でストレスがたまってしまっては意味がありません。
普通の生活をする分には問題ないので、リラックスして過ごしましょうね。
もし、何度も流産を繰り返す場合は、治療が必要なこともありますので大きな病院で検査してみるというのも大事です。
不育症という場合もあり、原因を追究して投薬治療をすれば無事に産むことも可能の場合があります。
母子手帳の交付後に流産することもあるの?確率はどのぐらい?
母子手帳の交付後に流産って、本当に考えたくないことですよね。
でも実際に起こり得ることです。
一般的には、赤ちゃんの心音が確認できれば、第一段階をクリアといっても良いですよね。
検査薬を使って、病院で妊娠が確認できたとしても、心臓が動いていないといけません。
そのため、心音の確認ってとても大切です。
心音の確認は個人差もありますが、妊娠5週前後で行うことが多いです。
この時点で心臓が動いていない…となると、母子手帳を交付されていたとしても、流産したということに。
流産の確率は恐らく病院によって異なります。
でも、およそ5人に1人ぐらいの確率…と言われているところもあるようです。
5人に1人って、だいぶ高確率ですよね。
病院で心音確認後に流産することもある?
母子手帳の交付後や、一度心音が確認できた場合でも、安心はできません。
その数日後に心臓がとまってしまった…というケースもあります。
私の職場の友人にも、そのような経験をした方がいました。
その人も、妊娠5週目ぐらいで一度心音が確認できたそうです。
でもその1週間後ぐらいの段階では、心音が確認できず。
病院で流産と言われてしまったと聞きました。
妊娠して無事に出産できるのは奇跡
せっかく宿った命なのに、こんなに簡単に消えてしまうのかと思うと、本当にいたたまれないです。
この話を聞いたとき、当たり前のように妊娠をして当たり前のように出産できる…ということはなく。
無事に出産できるということは、奇跡なのだなと感じました。
妊娠すると、女性は様々な不安やストレスを抱えますよね。
この流産というのも、妊娠中の女性にとってはとてもストレスなことだと思います。
私自身も、最初に心音が確認できてからも、不安で仕方ありませんでした。
みんな苦しい時期を乗り越えて出産していると思うと、本当にいろいろな思いが溢れますね。
妊娠中に流産を防ぐことってできるの?
私自身も妊娠中に、流産について気になったことがありました。
流産をしてしまった友人の話はもちろん。
結婚式場に勤めていたときも、そのようなカップルに何度か出会ったからです。
妊娠中もいろいろと調べましたが、流産って防げるものではないですよね。
難しい言葉ですが、流産は赤ちゃんの染色体の異常と言われています。
これって、母親が防げることではないですよね。
最初からそうなる運命だった…と言えることだと思います。
妊娠初期の流産は対策して防げるものではない
ただ、どうにかして流産を防ぐことはできないのかな?と私自身も考えました。
そのときに分かったことは、妊娠初期には流産を防ぐ対策ってないということです。
そもそも、妊娠初期ってまだ胎盤ができあがっていないですよね。
もちろん妊娠と同時に徐々にできあがっていきます。
でもできあがるのは、妊娠15週目以降と言われています。
できあがる前であっても、赤ちゃんはどんどん成長していきますよね。
そう考えると、妊娠初期は母体からの影響ってほとんどないということになります。
なので、妊娠初期に食べるものに気を付けたり、日常生活を見直したとしますよね。
これはとても良いことなのですが、だからと言って流産を防げるということではないのです。
私自身もそうでしたが、妊娠初期につわりがある人が多いです。
この時期は赤ちゃんのことを心配しつつも、自分も生きることで精一杯かもしれません。
安定期に入ってからも流産のリスクはある?
これも、全くないとは言えないですね。
安定期に入ると、母体もだいぶ落ち着いていきますよね。
このころはつわりなども落ち着いている方が多いです。
そのため、ちょっとアクティブに動く方もいます。
運動不足もよくないので、ある程度体も動かしますよね。
安定期でも最善の注意を払って流産を防ごう
基本的に赤ちゃんは羊水で守られているので、問題ないと言えます。
でも、例えばずっと同じ姿勢で過ごすこと。
お腹に強い衝撃を与えること…などは、流産のリスクもありますよ。
ずっと同じ姿勢でいると、血液の循環が悪くなりますよね。
これって赤ちゃんにも影響がでる場合があります。
そして、転んでしまうとかお腹を強くぶつけてしまうことも、危険です。
もちろんわざとではなくても、お腹が大きくなるとこのようなこともありえますよね。
安定期に入ってだいぶ動けるようになっても、最善の注意を払ってくださいね。
無理なことはせず、体を労わって生活するのが一番です。
母子手帳をもらった後に流産したらのまとめ
母子手帳をもらったあとに流産したとき。
母子手帳はそのままもっていてもいいし、返却してもいいし、お焚き上げしてもいいです。
自分の気持ちを大切にしてください。
一時の感情で処分してしまって後悔しても悲しいので、気持ちが落ち着くまでは手元に置いておいた方がいいかなと思います。