母子手帳をもらう目安として、産婦人科でのエコー検査をして「赤ちゃんの心拍が確認できたら」ってことになっています。
妊娠初期で起こりやすい流産は、誰が悪いわけでもない化学流産ですから仕方のないことです。
染色体異常で流れる運命だったので、誰のせいでもないですし、けっこう知らぬ間に流産しているということは起こっているのです。
ちょっと遅れて生理がきたと思っているのが、実は化学流産だったということも。
母子手帳をもらうのはいつ頃?
流産の危険性が高いのは12週くらいまでですが、1度目の心拍を確認しても次の検診では止まっていたということもありえます。
ですので、だいたい2回心拍が確認できれば、病院から「母子手帳をもらってきてくださいね」と言われてます。
12週を超えるとぐっと流産の可能性は減るのですが、それでもゼロになるわけじゃないので、誰しもが無事に産むまで不安は残ります。
だからいつだったら大丈夫というのはないので、病院で母子手帳をもらってきてと言われたらそのまま市役所に行ってもらってきましょう。
その後の検診では妊娠状態を記入するわけですし、無事に生まれれば大事なものになるわけですからね。
母子手帳をもらった後に流産した場合は?母子手帳はどうする?
もし、流産になってしまったらその母子手帳はそのまま持っていてもいいですし、返却してもいいです。
おなかに赤ちゃんがいたのは事実ですし、その事実を「母子手帳」という形で大事にしたいということであれば、思い出として取っておくのもいいと思います。
もし見るのもつらいというのであれば、市役所に返却するでもいいし、お焚き上げして供養してもらうのもいいかもしれません。
返却するとなると職員に流産の事実を言わないといけないので、つらいですよね。
調べてみると、そのまま持っているという人が多かったです。
流産をしたら母子手帳は返却する?母子手帳をもらうタイミングは?
流産したら母子手帳は返却するものと思っている人もいるかもしれませんが、ずっと持っていてもかまいません。
見たくないというのであれば返却してもいいですし、どっちでもいいのです。
一般的にはエコー検査で心拍が確認できた時点で病院から母子手帳もらってきてと言われるので、そのまま市役所に行く流れとなります。
前回流産した経験から、あまり早いと不安というのであれば、2回目の診察でも心拍が元気に動いてるのを確認して母子手帳をもらいにいくといいと思います。
検診に行くごとに母子手帳に妊娠の情報が記入されていきますので、あまりもらうのが遅いと病院も困りますし。
世の中には野良妊婦という言葉もあり、一度も産婦人科で検診を受けずに陣痛が起こってから飛び込みで出産する、なんて人もいますからね。
母子手帳がないと子供を産めないなどはないので、深く考えすぎることもないですよ。
流産した後の母子手帳は返却や神社での「供養」も
結局どの時点でも流産になる可能性はゼロにはならないし、もうすぐ出産という前に死産という人だっているのだから、流産するかもしれないからと考えるのはやめましょう。
万が一母子手帳をもらった後に流産してしまったとしても、その子は生まれてこようとしておなかに宿ってきたわけですから、母子手帳がないからいなかったことにはならないのですし。
返却してもいいですが、それも違うという場合には神社で「供養」をするという人もいます。
流産の場合は形がないので、こちらも気持ちのやりようがないですよね。
ですが、母子手帳だとかエコー写真といったものをお焚き上げすることで、気持ちに1つの区切りをつけるという方法もあります。
母子手帳をもらったら安心できる?流産の可能性はなくなるの?
母子手帳がもらえるのは心拍が確認できたらですが、一応の目安で心拍が確認できると流産の可能性はぐっと減ります。
初期の流産は化学流産といって比較的多くの人が気づかぬまま流産しているということもあります。
染色体異常のため、何をしても流産する運命だったのです。
ですから、お酒を飲んでしまったから、とか運動してしまったからとか自分を責めるのはやめてくださいね。
心拍確認後の流産は母体に問題がある場合も?!無理のないリラックスした生活を心がけて
ただ、心拍を確認後に起こる流産や死産については何かしら母体に問題があったという可能性がでてきます。
子宮に異常があったり激しい運動をしたりタバコを吸ったり、激しいストレスなども可能性の1つです。
子宮頚管が短い人などは流産しやすいので、赤ちゃんが流れないように子宮頚管を縛る手術をしたりして予防します。
流産してしまってからでは遅いので、無理をしない生活を心がけましょう。
といっても流産の不安でストレスがたまってしまっては意味がありません。
普通の生活をする分には問題ないので、リラックスして過ごしましょうね。
もし、何度も流産を繰り返す場合は、治療が必要なこともありますので大きな病院で検査してみるというのも大事です。
不育症という場合もあり、原因を追究して投薬治療をすれば無事に産むことも可能の場合があります。
母子手帳をもらった後に流産する確率は!?初期流産と後期流産を解説
母子手帳をもらったあとに流産する確率はどのぐらいなのでしょうか。
初期流産と後期流産について解説していきますね!
母子手帳をもらったあとの流産確率は?
まず、母子手帳をもらったあとに流産をする確率についてです。
流産をする可能性が高いのは、妊娠12週頃までと言われています。
なので、ママやパパはこの壁をこえれば、ひとまず安心ですよね。
ただ、流産は心拍確認をして母子手帳をもらってからも、起こる場合があります。
母子手帳をもらってからも気が気ではありませんよね。
流産は起こる時期を全て含めると、全体の8%から15%の確率で起こると言われます。
これって、もし100人で計算をした場合。
100人中8人から15人が、流産を経験するということになります。
確率だけで考えても、とても多いなと思ってしまいますよね。
そんな流産ですが、実は初期流産と後期流産に分かれます。
それぞれについて詳しくお伝えしていきますね。
初期流産とは?
初期流産については、妊娠12週頃までの期間に起こる流産のことです。
このときに起こってしまう流産については、どうしようもありません。
悲しいですが、最初から流産をしてしまう運命だった…とも言えます。
早期流産については、誰のせいでもないのです!
早期流産をしても、次にまた流産をするとは決まっていません。
ショックではありますが、仕方がないことなのですね。
後期流産とは?
そして後期流産については、初期流産のあとの期間に起こるものです。
妊娠12週から22週ぐらいまでということですね。
後期流産については、例えば子宮の異常や感染症も原因になります。
これは先天的なものとも言えるので、仕方がないかもしれないです。
でもそれ以外にも、ママがなにかの拍子に転んでお腹をうってしまうこと。
お腹をぶつけるとか激しい運動なども、原因になってしまうことがあります。
妊娠中の過ごし方って、とても大切ですよ。
後期流産が起こってしまう可能性がある時期は、なるべく安静にしましょう。
階段の昇り降りに気を付けることや、重たいものを持たないこと。
高いヒールの靴を履くこと、お酒を飲むとかタバコを吸うこともよくないです!
でも早めに改善できれば流産のリスクは減らせるとも言えます。
なにか心配事があれば、産院で相談してみて下さいね。
母子手帳をもらった後に流産したらのまとめ
母子手帳をもらったあとに流産したとき。
母子手帳はそのままもっていてもいいし、返却してもいいし、お焚き上げしてもいいです。
自分の気持ちを大切にしてください。
一時の感情で処分してしまって後悔しても悲しいので、気持ちが落ち着くまでは手元に置いておいた方がいいかなと思います。