小学校に夏休み明けに行きたがらない!低学年ではどんな理由が!?

「朝なかなか子供が起きてこない」
「起きてもだらだらと支度をし、学校に行きたくなさそうなそぶりをする」

夏休み明けに、そのような子供の行動で悩んでらっしゃいませんか?

「まだ低学年なのに学校が嫌になったの?」とか「まさか学校でいじめにあってるんじゃ?」と、いろいろ心配してしまいますよね。

そこで今回は、そういった風に
・夏休み明けに、小学校低学年の子供が学校に行きたがらない理由と
・夏休み明けに小学校に行きたがらないときの対処法

についてお話ししたいと思います。

同じような悩みを持たれているママさん、ぜひ参考にしてみてくださいね。きっと解決の糸口が見つかりますよ!

  

夏休み明けに低学年の子供が登校したくない理由は?

まずは、夏休みの長期休暇の後に、小学校低学年の子供が「学校に行きたくない…」と、不登校になってしまう原因の代表的なものを5つ、ご紹介していきたいと思います。


(1)お母さんと離れたくない
夏休みの間は、お母さんと一緒にいられて楽しかったのに、夏休みが終わってしまって学校に行かなくてはいけなくなると離れなければいけなくなるから。
この「母子分離不安」の状態は、「一時的なもの」なので心配ないものがほとんどですが、一ヶ月以上続く場合、「母子分離不安症」と診断されることもあります。

(2)イヤな友達と会うのが嫌!
夏休み前に友達と何かトラブルがあった場合、「またあの子と会わなきゃならない」と思うと、学校に行くのが億劫になります。
いじめられていなくても、友達関係で何らかの不安がある時にも、休み明けは不登校になりやすくなるのです。

(3)勉強が嫌だ!
「勉強することが苦痛!」という理由で、学校に行きたくないと思ってしまう子供もいます。
夏休みで毎日遊べたのに、またずっと座って勉強するのがしんどいのです。

(4)生活のリズムが戻せない
夏休みの間中、夜更かし癖がついていると、なかなか生活リズムが取り戻せません。
そして、朝がきついからと学校を1日休んでしまうと、また夜眠れずに朝起きられないという負のスパイラルに陥ってしまうので、注意が必要です。

(5)はっきりとした理由が不明
友達とのトラブルもなく、親にべったりでもないのに渋る子もいます。
  • 無気力
  • 不安
  • 学校に行く意味が分からない
など、ただ漠然とした不安感のようなものを抱えてしまう子もいるんです。


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夏休み明けの学校に行きたがらない子供への対処法は?

小学校低学年のうちは、集団生活には序所になれてきてはいるものの、まだまだ幼さの残る年齢です。

ですから、学校に行けるように親がうまく誘導してあげることが必要です。

ここからは、そういった小学校低学年の子供が、夏休み明けに学校へ行きたがらないときの7つの対処法を、ご紹介していきたいと思います。


(1)子供が「学校に行きたくない」と思っている事実を把握する
一番大事なのは、「子供が登校したくない理由が何なのか」を正確に把握し、それをしっかり受け止めることです。普段からしっかりと時間をかけて、子供の話を聞いてあげることが大切です。。
「お腹が痛い」「だるい」といったような、学校に行きたくないという「サイン」を見逃さずに、親が子供の気持ちを汲み取ることが大切です。

もし、「単なるさぼり癖」と決めつけて、無理矢理学校へ行かせようとすると、そこから本当に不登校になってしまう可能性があります。

(2)子どもと一緒に過ごす時間を増やす
「母子分離不安」の場合は、子供と接する時間を増やすことで解決できることがあります。
  • 一緒に寝たり
  • 一緒に宿題をしたり
  • 好きなテレビを一緒に見たり
  • 一緒にご飯を作ったり
  • 一緒にお風呂に入ってゆくり話を聞く
など、家の中でゆっくりと一緒に過ごす時間を増やしてみましょう。

(3)ときには学校まで付き添う
ときには、学校まで付き添うことも必要かもしれません。
集団登校の場合は、列の後ろについているだけでも構いません。「お母さんが一緒」と安心し、また学校に行く気力も沸いてくるでしょう。
先生に相談して、授業を見学させてもらったりするのもいいかもしれませんね。「いつもちゃんと見ているよ」という気持ちを、行動で伝えてあげると子供は安心します。

(4)生活のリズムを戻す
「学校なんてめんどくさい!だるい!眠い!」というタイプなら、まずは生活のリズムを戻し、子どもの体内時計を正常化させましょう。
休日でも、普段と同じように早起きをさせ、夜は眠れなくても決まった時間に布団に入らせましょう。ある程度自分で考えて行動できるように、一緒にタイムスケジュールを作ることも効果的ですよ。
  • 起床時間
  • 就寝時間
  • 宿題の時間
  • 自由時間
などを、子どもと一緒に決めてわかりやすく書いて、壁に貼っておきます。
タイムスケジュールに「時計の絵」をはるなどして、遊び心を駆使して「今〇時だよ~」と声掛けしてあげるのも効果的ですよ。

(5)勉強が楽しいものだということを教えてあげる
知らないことが分かるようになると、人として大きく成長するきっかけになります。
勉強はわかってくると楽しくなるので、つまらないという子にはまず「勉強の楽しさ」「わかることの楽しさ」を教えてあげましょう。

それには「読書」がオススメです。読書は読みながら「考える」ので、学力を上げるためにはとっても効果的なんです。
簡単な短いお話で構わないので、毎日必ず読書の時間を作ります。そして読んだ後に「どんな話だった?」と聞いて、自分の言葉で説明する習慣をつけて下さい。
最初は難しいかもしれませんが、根気よく話を聞いてあげるようにして下さい。本が読めるようになってくると、活字に接することが苦にならなくなります。

親が何もしていないのに「ただ言うだけ」というのは説得力がありませんよね。なので、一緒に読書や勉強に参加してみるのもいいでしょう。
隣で一緒に本を読んだり、漢字のドリルを一緒にやってもいいですね。

(6)専門家に相談する
人間関係が原因で学校に行きたくないという場合は、担任の先生が信頼できるのであれば、まず先生に相談してみましょう。
その上で、対処法を考えていきます。
先生が信頼できない場合は、スクールカウンセラーや一般のカウンセラーなどに相談するのもいいでしょう。

(7)原因を把握して早期対応が大事!
嫌がる子供を、無理矢理学校に行かせるだけでは何の解決にもなりません。
話もせず、原因も考えないで無理強いばかりしていると、本当に体調を崩すことにも繋がります。
不登校にしないためには、まずは原因を把握すること。そして、それに即した対応を早い段階で取ることがとっても大切です!

「いくら話を聞いても、原因が分からない」という場合には、迷わず早めに専門家に相談しましょう。
こういった、ママ同士で相談できるサイトもあります。
ママさんのコミュニティ「ママ★スタジアム」

こういうサイトも活用してみてくださいね。

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夏休み明けに子どもが学校にいきたがらないときの対策のまとめ

夏休み明けに、子供が学校に行きたくない理由と、その対処法についてお伝えしました。

文部科学省によると不登校の定義は「連続して30日以上欠席」ということです。

子供を不登校にさせないためにも、早いうちに原因を把握して早め早めに対応していくことが大切です