子供の頃に流行っていたものってたくさんありますよね。
特に、道具を使わずに遊べる遊びって、いろいろあった気がします。
あれって結局何だったのだろう?と、ふと思い出すことってありますよね!
皆さんは「どれにしようかな 天の神様の言う通り~」というかぞえ歌、知っていますか?
子供の頃に、一度はやったことがあるのかなと思います!
実はこのかぞえ歌って、県や地域によって歌詞が全く違うのだそうです。
自分が当たり前のように歌っていたものって、全国共通ではないのですね!
そこで今回は、福岡の場合はどのように歌うのか調べてみました!
福岡以外でも、地域によってどのように違うのか、ご紹介していきますね。
そう言われると気になる!という方は、是非ご覧になって下さいね。
どちらにしようかな天の神様の言う通りは福岡ではどんな風に歌う?
私自身、地域によって違うなんて全く知りませんでした!
自分が歌っていたものも、当たり前のようにその歌詞だと思っていましたよ。
子供なんて、そこまで深く考えないですよね。
言われてみると、なんか変な歌詞だったなと思います。
ただ、当時は気にならなかった気がしますね!
そして、福岡の場合。
「どちらにしようかな 天の神様の言う通り~」というところまでは同じです。
その続きについては、このような感じです!
「けっけのけ あぶらむし 毛虫 あっぷっぷ」
正直なところ、自分の住んでいた地域と全く違って驚きました。
似ている要素もなくて、全く別物でしたよ!
メロディーも、後半はなんとなく違うのかな?と思いました。
福岡や佐賀での歌詞は同じ!地域によって歌詞が違うの?!
ちなみに、福岡だけではなくて佐賀でもこの歌詞で歌われているそうです。
福岡や佐賀にお住まいの方は、これが当たり前!ということですよね。
このように、県や地域によって全く歌詞が違うというものは、多い気がします!
日本特有なのかもしれませんが、考えて見ると面白いですね。
そもそも、同じ日本でも様々な方言が存在していますよね!
このような歌にも、方言とか地域特有のものが入っているのかな?と思いました。
そうなってくると、福岡とか佐賀以外の歌詞も知りたいですよね!
この次で詳しくご紹介をしていきますね。
どれにしようかな神様の言う通りの続きは?後半は地域によって違う!
福岡や佐賀の歌詞を聞いて、自分の地域と全く違って驚きました!
ちなみに、私が住んでいる愛知県では、前半の部分は福岡や佐賀と一緒です。
後半はこのような歌詞でしたよ。
「鉄砲撃ってバンバンバン 柿の種 1,2,3,4,5,6,7,8,9,10」
この時点で、福岡や佐賀とは全く違いますよね。
でも、子供の頃はこの歌詞について何の疑問も抱きませんでした。
みんな当たり前のように使っていたのも、今思うと不思議ですね!
今の子供たちも、この数え歌を歌っているのかな?と思うと、面白いです!
地域によって違う後半の歌詞をご紹介!
地域によって違うのは、やはり後半の歌詞の部分です。
前半はどこの地域でも、一緒ですね。
「どれにしようかな 天の神様の言う通り~」になります!
福岡や佐賀、愛知以外の地域も気になりますよね!
全てご紹介をするのは難しいので、いくつかピックアップしてみます。
「どちらにしようかな天の神様の言う通り」後半の歌詞①北海道・青森県
「なのなのなすび~」
「どちらにしようかな天の神様の言う通り」後半の歌詞②秋田県
「ぺっちゃかぽっちゃか じっちゃかばっちゃか」
「どちらにしようかな天の神様の言う通り」後半の歌詞③山形県・宮城県
「あべべのべ 鉄砲撃ってバンバンバン」
「どちらにしようかな天の神様の言う通り」後半の歌詞④栃木県・群馬県・茨城県
「おすすのす 鉄砲撃ってバンバンバン 柿の種 あべべのべ」
「どちらにしようかな天の神様の言う通り」後半の歌詞⑤埼玉県・千葉県・東京都
「あぶぶのぶ あべべのべ なのなのな 鉄砲撃ってバンバンバン 柿の種」
「どちらにしようかな天の神様の言う通り」後半の歌詞⑥石川県
「鉄砲撃ってバンバンバン グリコ」
「どちらにしようかな天の神様の言う通り」後半の歌詞⑦福井県
「鉄砲撃ってバンバンバン 1,2,3,4,5,6,7,8,9,10」
「どちらにしようかな天の神様の言う通り」後半の歌詞⑧三重県
「あっぷっぷーのぷのぷ 柿の種」
「どちらにしようかな天の神様の言う通り」後半の歌詞⑨岡山県
「1,2,3,4,5,6,7,8,9,10 鉄砲撃ってバンバンバン かきのたね アブラムシ」
「どちらにしようかな天の神様の言う通り」後半の歌詞⑩島根県
「ぎっとんばっとん あぶらむし」
「どちらにしようかな天の神様の言う通り」後半の歌詞⑫徳島県
「きんこんかんこん あぶらむし」
「どちらにしようかな天の神様の言う通り」後半の歌詞⑬宮崎県・鹿児島県
「けけけのけ あぶらむし」
「どちらにしようかな天の神様の言う通り」後半の歌詞⑭沖縄県
「ちんぷんかんぷん あぶらむし」
いかがでしたか?面白いですよね!
なんとなく、隣接している県では、同じような歌詞も見られました。
個人的には、柿の種とかあぶらむし。
1,2,3,4,5,6,7,8,9,10という歌詞がわりと多いことに驚きました!
鉄砲撃ってバンバンバンも多かったですね。
シンプルなところもあれば、長いところもあって、見ていて楽しいです。
同じ地域の中でも、もしかしたらいくつか混在していることもあるかもしれませんね。
親とか教えてくれる先生の生まれ故郷が違う場合などは、十分にあり得ます!
違う地域の歌詞を調べて歌ってみるというのも、子供たちの間では楽しめそうですね。
「どちらにしようかな神様の言う通り」のルーツは?歌詞にはどんな意味が込められている?
いろいろと見てきました「どちらにしようかな 天の神様の言う通り」から始まる数え歌のルーツを少し調べてみたのですが、記録されている資料などはないみたいです。
でも、「となえうたの教材化に関する基礎的検討」という文献に「どれにしようかな」のわらべうたの調査結果が書かれたものがありました。
引用元:「となえうたの教材化に関する基礎的検討 J-STAGE」
この文献には、
「明治生まれの女性からも”どちらにしようかな”というわらべうたを聞くことができたので、古くから存在すると考えられる」
と書いてありました。
そして、子供たちの間で流行って、少しずつ日本中に広まった、ということみたいですね。
そういえば、私も誰に教わったとかなく、自然と使ってたように思います。
「どちらにしようかな神様の言う通り」歌詞にはどんな意味が込められている?
この「どちらにしようかな神様の言う通り」の歌詞には
「神様のお力をお借りしたい」
という意味が込められた、一種の占いみたいなものではないかと考えられているそうです。
そして、神様の他にも
- 恵比須様(えびすさま)
- 裏のごんべいじいさん
- おまわりさん
面白いですよね!(それにしても「裏のごんべいじいさん」って何者なんでしょう?気になります。笑)
このように、地域の子供たちがいろんな言葉に置き換えていくうちに、いろんな歌詞のバージョンが生まれたようです。
しかも、個人レベルで少しずつ歌われる歌詞が違うんですよね。
そういえば、私も最後の歌詞のところを同じ文字数の「違う言葉」に変えて使っていたなと思い出しました。
ちなみに、「あべべのべ」とか「あべべのこべべ」という歌詞は、「あべこべ」という意味だそうです。
これは「あちら」と「こちら」が訛った言い方なんだそうですよ。
また、「柿の種」という言葉が使われるのは、柿には不思議な力があると考えられていたことが関係しているかもしれないそうです。
だけど、占いやおまじないの一種として使われていた場合、「どの地域でも同じ言葉が付くはず(柿の種とか)」という意見もありました。
確かに深い意味があるなら、どの地域でも後半の歌詞に同じ言葉が入っているはずですよね。
なので、なんの意味もないからこそ、たくさんのバージョンがあるんだと思います。
先ほど紹介した文献に、
という一文がありました。
それを読んで思ったのですが、子供って
- ガッタンゴットン
- どっかーん
- ブーン
ということで、言いやすかったり方言だったり、歌詞を変えて歌ってみたら面白かったからなどの理由で、後半の歌詞に意味などはなさそうです。
どれにしようかな神様のいう通りののまとめ
子供の頃流行っていた歌って、たくさんありますよね!
特に、数え歌のようなものって、多かった気がします。
全部は思い出せませんが、ふと聞くと懐かしくなりますね。
そして、そんな歌にも地域によって歌詞やメロディーが違うのに驚きました。
なんとなく、全国共通のものと思っていたからです!
これって、じゃんけんのしかたとか、ぐとぱであわせ~なども同じですよね。
地域によって言い方とか歌い方が違うような気がします!
子供たち自身がいろいろと調べて、違うパターンで歌ってみるのも面白そうですね。