多くの家庭でママやパパを悩ませている子供のイヤイヤ期。
成長の過程で仕方のないことだとわかっていても。
ついカッとなって叱ってしまったり、言うことを聞かない我が子にイライラしてしまうこともありますよね。
もちろん親といえども人間なので、いつも寛大な心で全てを受け入れるのは無理。
でも、これだけは避けてほしいイヤイヤ期における「ダメな対応」もあるんです。
そこで今回は、イヤイヤ期のやってはいけない対応方法には、どんなものがあるんでしょう?
またこの「イヤイヤ期」を放置するとどうなってしまうのでしょうか?
詳しく見ていきましょう!
イヤイヤ期を放置するとどうなる?社会的ルールを学ぶ機会を失う?
イヤイヤ期とは、何かのきっかけで子供が「イヤ!!」と手がつけられないくらい泣いて嫌がったり、叫んだりする時期のこと。
大体、1歳前後から始まり2歳でピークを迎え、長い子だと3歳頃まで続くと言われています。
イヤイヤ期が起こるしくみは?放置しても大丈夫なの?
2歳といえば成長と共に自我が芽生え、自己主張が出てくる頃。
まだはっきりと言葉を話せない子供は、自分の気持ちや不快感をうまく言い表すことができません。
その結果、自分の気持ちを必死に訴えようとする手段として泣いたり叫んだりしてしまうんですね。
でもそんな時は毎回全力で子供に向き合う必要はありません。
そもそもイヤイヤの原因自体、本人に明確な要望がない場合もあり、どうやっても解決できないこともたくさんあります。
何を聞いても何を言ってもイヤイヤが収まらない時は「放置する」ことも大事。
違う部屋に行って少し離れてみたりして、ママが疲れてしまわないようにうまく距離を保ちながら付き合ってあげましょう。
ただし
①周りに迷惑をかけてしまいそうな時
②子供が危険な目に遭いそうな時
③常に放置する
このようなときはNGです。
それ以外であれば少し放置したからといって、子供がものすごくわがままに育ったり、社会に出た時に悪影響になるようなことはないですよ。
イヤイヤ期のしてはいけないNG対応は?
子供のイヤイヤが発動中は、冷静に対応するのはなかなか難しいもの。
決して叱ることが絶対悪いということではありません。
ですが、以下のような対応はせっかくの心の成長の機会を奪ってしまう可能性があるので、極力避けるように意識しましょう。
イヤイヤ期に避けた方がよい反応①強い否定
この時期の子供はなんでも自分でやりたがる頃。
明らかにできないことや、大人がやった方が早いことも「◯◯やりたい!」「自分でやる!」と言って聞かないこともあります。
そんな時は頭ごなしに「ダメ!」と否定するのではなく。
まず、その意欲や気持ちを肯定し、受け入れてあげてください。
その上でどうしても難しいことに関しては
「一緒にやってみようか」「ここからはママも手伝っていいかな?」
と子供の気持ちを確認しながら進めていくと良いでしょう。
強い否定は命の危険があるような場面でだけ使うようにしてください。
イヤイヤ期に避けた方がよい反応②交換条件
これはママやパパは一度は使ったことがある人も多いのではないでしょうか?
「お菓子を買ってあげるから帰るよ」という交換条件を使うのもできれば避けたいところ。
その場はうまく回避できるかもしれません。
ですが、癖になってしまうと「お菓子くれないなら帰らない!」のように、ご褒美がないとやらなくてなってしまう可能性があります。
もちろん「頑張ったらご褒美がもらえる!」というシチュエーションが必ずしも悪いわけではありません。
時と場合、また子供の年齢に合わせて使い分けると良いかもしれませんね。
イヤイヤ期に避けた方がよい反応③脅しや命令
「早く寝ないとおばけがくるよ!」といった脅しも逆効果。
ただおばけが怖いから言うことを聞いているだけですよね。
なんでダメなのかをしっかりと説明することが大事です。
もちろんまだ2歳前後の子供が全てを理解するのは難しいです。
ですが、躾ける側も脅しに慣れてしまうと、子供が大きくなった時に自分の首を絞めることになりかねません。
極力脅しのような言葉は使わず、きちんと理由を話して少しずつわかってもらえるようにしていきましょう。
また「◯◯しなさい!」といった命令もよくありません。
つい言ってしまいがちですが、意識して言わないように心掛けましょう。
大人でも命令口調でものを言われるのは嫌ですよね。
子供も上から頭ごなしに押さえつけられるようで萎縮してしまいます。
イヤイヤ期が耐えられない!先輩ママたちはどう乗り越えたの?
そんな避けては通れないイヤイヤ期ですが、世の先輩ママたちはどのように乗り越えてきたのでしょうか。
体験談を聞けば「うちだけじゃないんだ」「イライラしてもいいんだ」と少しは安心できるかもしれませんよ。
壮絶!イヤイヤ期の体験談をご紹介!先輩ママはこう乗り切った
では、先輩ママはイヤイヤ期をどうやって乗り切ったのか。
いくつかのパターンを見ていきましょう。
一度火がつくと何を言ってもダメ。
おもちゃやらお菓子やら色んなことで気を引こうとしても逆効果でした。
外にいる時はさすがに放置はできないけど、家にいる時は正直ちょこちょこ放置していましたね。
何が響くかわからないので、とにかくあれは?これは?と代替案を提示して、他のものに気を逸らして回避していました。
もちろん子供は「イヤ!お風呂に入らない!」と言うことを聞きません。
正直夜の時間はスケジュール通りに動きたいので「じゃあママだけ先に入るねー!」とそのまま本当に入ってしまいます。
もちろんお風呂の扉は全開なのと、うちの子は側からは離れないので脱衣所でグダグダしながら見える場所で、遊んでいてくれます。
ほとぼりが冷めたら自分から入ると言ってくることもあるので、それまでは放置!
子供がいやーー!と泣き叫んだらそれを上回るくらいママもいやーー!とジタバタ泣き叫ぶフリをします。
そうすると驚きなのか引いてるのか心配してるのか、子供はすぐに落ち着いてくれましたよ。
でもこれは家の中限定の技ですが(笑)
イヤイヤ返しは中々良いアイデアですね…!
困ったらやってみる価値ありではないでしょうか?
イヤイヤ期の絶対にダメな対応のまとめ
今回は「イヤイヤ期のダメな対応は?親が感情的になると悪化する!」についてお話ししてきました。
子供のことを大切に思うが故に、自己嫌悪に陥ってしまうママも多いですよね。
でもママだって人間。
いつも全てを受け止めていたら倒れてしまいます。
程よく距離を置きつつ、周りにも頼りながら大変な時期を乗り越えていきましょうね。