育休中に職場に復帰しないと決めたら給付金を返金しないとダメかどうかですが。
基本的には返金しなくてもOKです。
復帰するつもりでいたわけですから、罪悪感があるかもしれませんが、法的には問題ありません。
ただ、最初から退職するつもりだったのに、育休を取って給付金を全部もらってやめようと考えていたということは、心の中にとどめておきましょう。
やはり会社側では復帰してくれることを想定して話を進めてるわけですから。
最初からやめるつもりだったなら先に言えよって思われて嫌な感じで終わりますしね。
それに最初からやめるつもりだったということが会社に知れると、場合によっては返金しろと言われるところもあるそうです。
実際には最初からやめるつもりでの育休中の人もいれば、復帰するつもりだったけどその途中でいろんなトラブルがあってやむをえずやめることになった人など色々いますけど。
保育園が確保できなかったとか、子供の病気が見つかったとか、親の方が体調不良になって回復が遅いとか、たまにですが育休中に2人目3人目妊娠しちゃったとか。
途中でやめようと考えたとしても、また育休が終わるころに気持ちが変わることもありますから、期限いっぱい給付金をもらっていいと思いますよ。
何よりこれは権利ですから、もらってください。
もちろん、絶対もう復帰しないというのであれば、すぐに退職の申し出をするのも問題ありません。
給付金も返金不要です。
育休中は社会保険だし、半分会社が負担しているわけですが退職してしまうと全額負担になってしまいます。
退職してそのまま旦那さんの扶養にすぐ入るというならいいですが・・・
育休途中に退職をすると失業保険はもらえる?失業保険のルールを解説
育休途中で退職をすると失業保険はもらえるかどうかですが、退職して専業主婦になるという予定の人はもらえません。
そもそも失業保険と言うのは、退職したあとも働く意思がある人に出されるものなので、働かないとなると話が変わってきます。
フルタイムでは無理だけど、パートにしたいとかもう少し負担の少ない仕事をしたいと考えている場合は、可能です。
失業保険を受けるにあたり、面接の義務などがあったりしますからね。
それをしないと給付されないなどの条件もあったりします。
また、今はどうしても無理だけど、子供が少し大きくなったらまた働く可能性もあるという場合は、失業保険給付の延長が4年までできます。
これはハローワークに行って延長手続きをしないといけません。まだわからないという人は、とりあえず手続きしておくといいと思いますよ。
育休中に退職をする場合失業手当の金額は育休前を元に計算する!
育休中に退職する場合、失業手当の金額は育休前の給料を元に計算します。
育休中は育児休暇を取ってから180日までは給料の67%が給付され、181日目以降は50%です。
この額で失業手当の計算をされたらとんでもなく低い金額になってしまいますので、あせりますよね。
失業手当は、育児休暇を取る前の最後の月からさかのぼって6か月間の賃金を元に計算されます。
育休にかかわらず、会社を退職しようとしている人が退職の申告前にめちゃくちゃ残業したり休日出勤をして給料を増やしておく人、いますよね。
これは失業手当の額が6カ月間の給料の50%~80%しかもらえないからです。
これは育児休暇に入る前でも同じなわけですから、あえてたくさん働いておけば給付金は多くもらえますけど、妊婦さんですから無理はよくないですよね。
失業手当をもらいながら夫の扶養に入ることはできる?
会社を退職すると無保険になりますから、国民年金か旦那さんの扶養にはいるかになります。
扶養に入る場合、103万円以下ではないと無理なので失業手当はもらえないと思っている人は多いのではないでしょうか。
実は、失業手当は非課税なので103万円以下の所得分には含まれないのです。
だから失業手当をもらいつつ扶養にも入れるので安心してください。
といっても働く意思があることが前提なので、しばらくは働かない場合は失業手当期間の延長手続きを忘れずにお願いします。