炊き込みご飯はおいしいですよね。
「タケノコ」、「キノコ」、「サツマイモ」など旬の野菜を炊き込んだご飯のおいしいこと!
「鶏肉」や「ひじき」もいいですね。
電気圧力鍋なら手間なしで加熱時間が少なくて済むのは嬉しいです。
ところが、この電気圧力鍋はちょっと気を付けないと思いがけない失敗もあるのです。
電気圧力鍋で炊き込みご飯を上手に炊くにはどうしたらいい?
電気圧力鍋で炊き込みご飯を作るのはそれほど難しくはありません。
まず子どもにも大人にも人気のある鶏肉のかやくご飯を作ってみましょう。
<鶏肉のかやくご飯の材料>
- 米 …3合
- 鶏モモ肉…150g
- こんにゃく…30g
- ごぼう …小1/4本
- シイタケ…2枚
- 人参 …1/4本
- 油揚げ …1/2枚
- だし汁 …540㏄
- しょうゆ…大さじ1
- 酒 …大さじ1
- 塩 …小さじ2/3
<鶏肉のかやくご飯の作り方>
①米を研いでざるにあげる。
②鶏肉を1~2㎝の角切りにして、しょうゆ小さじ1、酒小さじ1で下味をつける。
③こんにゃくは細切り、ごぼうはささがきして、水にさらす。
④シイタケは薄切り、人参はせん切り、油揚げは湯抜きして細切りにする。
⑤内釜に米を入れ、だし汁と調味料を加えて混ぜる
⑥米の上に下処理した具材をのせて内釜を本体にセットする。
⑦タイマーを4分にセットする。
⑧保温に切り替わり、浮き圧力弁が下がったら10分蒸らし、ふたを開けて混ぜ合わせれば完成です。
電気圧力鍋で炊き込みご飯を炊く時に失敗しないためのコツは?
電気圧力鍋で炊き込みご飯を炊くときの注意点は次のようなことです。
電気圧力鍋での炊き込みご飯で失敗しないコツ①お米を炊く水はしっかり測って入れる
ご飯を炊くには水加減は測らなくても勘で炊けるというベテラン主婦でも。
電気圧力鍋を使う時にはきっちり測るのがおすすめです。
電気圧力鍋の場合は10~20㏄の水加減の違いで仕上がりが大きく変わることがあるからです。
目安は1合のお米に180㏄の水です。
ですが、炊き込みご飯の場合には「しょうゆ」や「みりん」などの調味料の水分も水加減のうちになります。
なので、全体として180㏄になるようにすることが重要です。
また、水分の多い「ダイコン」や「キノコ」などの野菜を入れるときには、野菜からでる水分があるので水加減をやや少なめにすることもお忘れなく。
水加減を調節しないで炊くとべちゃべちゃなご飯になることがあります。
電気圧力鍋での炊き込みご飯で失敗しないコツ②お米を研いでから十分に水に浸ける
お米を研いでから調味料で味付けをする前に、しっかり水を吸わせましょう。
30分~1時間ぐらいはつけておき、一旦ざるに上げてから調味料入りの水に入れましょう。
水に調味料を混ぜて直接お米を入れると、お米は水を吸いにくくなるので、ご飯に芯ができる原因となります。
電気圧力鍋での炊き込みご飯で失敗しないコツ③具材をのせたらかき回さずにすぐに炊く
炊く前に具材をお米に混ぜてしまうとムラができてご飯に芯が残ることがあります。
具材をのせてから長時間放置すると、調味料が電気圧力鍋の底に沈んでしまいます。
底に近い部分のお米は濃い調味料を吸い込んでしまい、炊きあがっても色や味が濃くなり、上部の薄い色や味のご飯とは別々でムラができてしまいます。
電気圧力鍋での炊き込みご飯で失敗しないコツ④容量いっぱいのお米を炊くのは避ける
例えば5合炊きの電気圧力鍋の場合は、4合くらいまでに量を抑えるのがコツです。
目いっぱいのお米を研いで、その上にたくさんの具材をのせて炊いてしまうと。
うまく熱が伝わらず、上部だけは炊けても、中心部は熱が通らずに芯が残ることがあります。
電気圧力鍋で炊き込みご飯を失敗してしまったときのリメイク術
かなり慎重に炊いても時には失敗ということもありますね。
「お米に芯ができてしまってはもう食べられない、捨てるしかないか!」
そんなことはありません。
そんな時には次のようなリメイク法をお試しください。
電気圧力鍋での炊き込みご飯を失敗したときのリメイク術①電子レンジを使う
一膳分ぐらいずつ耐熱皿にのせて、水大さじ1~2を振りかけてラップをします。
レンジで2~3分加熱、一旦ラップを外して全体を混ぜ、さらに1~2分加熱すればほぼ芯はなくなります。
電気圧力鍋での炊き込みご飯を失敗したときのリメイク術②もう一度炊く
炊飯器に炊き込みご飯を入れ、1合あたり50㏄程の水を足して軽く混ぜて炊きなおす。
水加減がちょっと面倒ですが、水が多すぎなければ、かなり仕上がりは良くなります。
電気圧力鍋での炊き込みご飯を失敗したときのリメイク術③チャーハンにする
ムラができてしまった炊き込みご飯のリメイクとならば。
フライパンで卵を炒め、炊き込みご飯とチーズを加えて手早く混ぜるとチャーハンとしておいしく食べられます。
ネギや大葉を散らしてもさらにいいですね。
電気圧力鍋での炊き込みご飯を失敗したときのリメイク術④蒸し器で蒸す
蒸し器に炊き込みご飯をのせて、10~15分程度蒸してもいいです。
炊きたてとまではいきませんが、十分食べられます。
私はご飯に芯ができたときは、たいてい蒸し器で蒸すことにしています。
ですが、「ドリア」や「焼きおむすび」として復活させることもできます。
失敗は成功のもとですね。
さらに美味しい炊き込みご飯に挑戦してください。
電気圧力鍋で炊き込みご飯をすると失敗するのはなぜ?
「電気圧力鍋で炊き込みご飯を炊く時に失敗しないためのコツは?」でもお話ししましたが、失敗してしまう原因はいくつかあります。
よくあるのが
- お米を研いでから炊く前に水に浸けてなかった
- 水をしっかり量らずに入れた
- 具材を入れた後かき混ぜてしまった
- 調味料や具材を入れた後長時間放置してしまった
- 最大容量で炊いてしまった
これは、普通の炊飯器でも気を付けるポイントですよね。
また、炊き込みご飯でよくある失敗は、
- べちゃべちゃになってしまった
- 芯が残ってしまった
私も(普通の炊飯器で炊いたときですが)芯が残ってしまって、炊き込みご飯が上手く炊けなかったことがあります。
それが電気圧力鍋を使い慣れていないときなら、なおさら失敗してしまう可能性が高くなってしまうかもしれませんよね。
そこで、失敗しないために気を付けるポイントを改めて紹介していきたいと思います!
電気圧力鍋で炊き込みご飯を失敗する理由①べちゃべちゃになってしまう原因
電気圧力鍋で炊き込みご飯を作った時に、べちゃべちゃになってしまうのは「水分が多いから」です。
商品によっては、ご飯を炊くときのための「水の量の目安」となる目盛りがないものもあります。
お米1合につき、調味料と水、合わせて180㏄が目安ですので、正確に量るようにしましょう。
また、水分の多い食材
- 大根
- にんじん
- きのこ
そういったときは、その分水分量を減らすなどの調節が必要になってきます。
そこで活用したいのが、商品によって紹介されている電気圧力鍋のレシピです。
失敗を避けるためには水だけではなく、具材もレシピ通りの分量にするのがおすすめですよ。
ちなみに、ティファールの電気圧力鍋のよくある質問に、
「ご飯がべちゃべちゃしているときはレシピ終了後、15分ほど蒸らし時間をとってみてください」
と書いてあるのを見つけました。
普通の炊飯器であれば、蒸らし時間まで終わってから炊飯終了のブザーがなりますよね。
でも、電気圧力鍋はこの蒸らし時間も自分で計っておいた方が美味しい炊き込みご飯ができるようです。
ティファールが紹介している炊き込みご飯のレシピにも、
「ブザーが鳴ったら、5~10分保温して蒸らしてから、召し上がれ。」
と書いてありましたよ。
引用元:「T-fal 電気圧力鍋 > クックフォーミー(60レシピ内蔵) > 炊き込みご飯」
そして、炊き込みご飯が炊きあがった後も、気を付けたいポイントがあります。
それは「鍋のフタに付いた水分」です。
炊きあがった後に保温機能がある電気圧力鍋なら、多少は違うと思います。
でも、
保温機能がない電気圧力鍋だったり
炊きあがり後に長時間放置してしまったり
のとき。
炊き込みご飯が冷めてくると、鍋のフタに水分が付いてしまいます。
そういったことも、炊き込みご飯がべちゃべちゃになる原因になってしまいます。
なので、炊き込みご飯が炊きあがったら、しゃもじで全体をかき混ぜて余分な水分を飛ばして、早めに食べきるか冷凍保存するようにしましょう。
そしてこれは、私が実際に炊き込みご飯を作るときのコツ的なものなのですが。
炊き込みご飯に油揚げを入れていない方は、入れてみるのもおすすめです。
油でいい感じにお米がコーティングされるので、べちゃべちゃになりにくいなと思うからです。
なので、家で作る炊き込みご飯には必ず油揚げが入っています。
電気圧力鍋で炊き込みご飯を失敗する理由②芯が残ってしまう原因
さて、次は私もやらかしたことがある、「炊き込みご飯の芯が残ってしまう問題」です。
この炊き込みご飯の芯が残ってしまう原因は、べちゃべちゃになる原因とは逆で「水分が少なかったから」です。
お米は調味料の液に浸すと、塩分の影響で水を上手く吸収できなくなります。
だから、調味料を入れる前に研いだら「水に浸しておく時間」が必要なのです。
- 夏は30分くらい
- 冬なら1時間くらい
また、新米は水分を含んでいる量が多いので、気持ち程度水を減らした方が上手く炊けやすいです。
逆に収穫されてから時間が経っているお米は、新米と比べると水分が減ってしまっています。
なので、少し多めに水を入れた方が、芯が残らず美味しい炊き込みご飯が炊けますよ。
あと、これはお米の品種によっても変わってきます。
ということは、自分好みの硬さにするには、何回も炊いてみるしかないのです。
そして、私が失敗してしまった原因でもあるのが、「具材をお米とかき混ぜて炊いてしまった」ことです。
私の場合、かき混ぜてはなかったのですが、具材を少しお米に押し込み過ぎていたようで。
いつもと同じように炊いたつもりが、お米が全く水を吸収してくれずに、上手に炊けていませんでした。
なので、炊き込みご飯を炊くときには
「具材はお米の上に軽く置いて炊くこと」
がいかに大切かということをこの失敗で学びました。
電気圧力鍋で炊き込みご飯のまとめ
電気圧力鍋で炊き込みご飯を炊くとき、
- 米を研いで水を吸わせる
- 水加減に気を付ける
- 電気圧力鍋に米と水と調味料を入れたら、具材を上にのせてすぐに炊くこと
それでももし失敗してしまったら、「電子レンジ」や「炊飯器」、「蒸し器」などを使ってリメイクすることができます。
電気圧力鍋を上手に使い、失敗のない炊き込みご飯を炊いて、美味しく食べたいものですね。