コンポートを作ったことはありますか?
私にとって「コンポート」と聞くと、素敵で高級な響きだったので、家で作ろうと思ったことはありませんでした。笑
でも、実はコンポートはとても簡単に手作りすることができるのです!
そして、「秋の味覚の果物」と言えば、梨(なし)ですよね!
一口噛めば、口の中で広がる梨の香りと、じゅわーっと広がる果汁がたまらない、秋の果物の代表格ですね!
そこで今回は、そんな梨を使った「梨のコンポート」の作り方について、詳しく見ていきたいと思います。
梨のコンポートをレンジで作る方法
コンポートにする果物はいろいろありますが、その中でも人気なのは、梨です。
普通に食べれば、シャリシャリとした歯ごたえがあり、みずみずしく甘い風味です。
そして、そんな梨もコンポートにすると食感が変わり、少し桃みたいに柔らかくなります。
梨のコンポートのレンジでの調理方法は、とても簡単です。
簡単!レンジを使った梨のコンポートの作り方
①梨1個の皮を剥いて8等分、もしくは薄切りにする
②砂糖(大さじ3)と梨を耐熱の器にいれ、ラップをする
③600wで6分、レンジでチンする
④ラップのまま冷ます(あら熱が撮れたら冷蔵庫へ)
ほら、簡単でしょ?
切って、お砂糖入れて、レンチンだけ。
梨を剥いたり切ったりできる人なら、誰でも作れてしまいますね。
電子レンジの機種によっては、具合の良い時間が違うかもしれないので、様子を見ながら加減してくださいね。
梨が少し透明になってきたら、出来上がりのサインです。
そもそもコンポートって何?
そもそも、コンポートとはどのようなもののことかと言うと「果物を水や砂糖水で煮たもの」のことです。
ヨーロッパで古くから行われている、フルーツの保存方法だそうです。
甘味が少ない果物でも、コンポートにするとおいしく食べることができます。
ジャムも、同じように砂糖で煮て作りますが、コンポートはジャムほどお砂糖を入れません。
そして、コンポートはジャムほど煮詰めません。
ジャムの出来上がりは、入れた果物の形がわからないようになりますが、コンポートは果物の形がそのまま残ります。
煮詰めないのでさらっとした仕上がりです。
梨のコンポートが圧力鍋で作れる!必要な時間はどれくらい?
実は、梨のコンポートは圧力鍋でも作ることができます。
電子レンジでの調理よりも洗うものが増えてしまいますが、圧力鍋で作るととてもおいしくできます。
ご家庭に圧力鍋がある場合は、是非チャレンジしてみてください!
激うま!圧力鍋での梨のコンポートのレシピ
①梨の皮を剥いて8~16等分(薄切りでも)にする
②圧力鍋に梨を並べて入れる
③ひたひたに水を入れ、砂糖(大さじ1程度、お好みで)と、レモン汁(あれば、大さじ1)も入れる
④10分加圧後火を止め、自然に圧を抜く
⑤あら熱をとって冷蔵庫で冷やす
基本的な作り方は、電子レンジと同じですね。
いろんなレシピを見てみると、加圧時間が10分ではなく「2分」であったり、「沸騰したら火を止めて20分放置」などいろいろあります。
ご家庭の圧力鍋のパワーによっても調理時間が異なってくると思うので、いろいろと試してみてくださいね。
加熱後のアツアツ状態のときよりも、冷蔵庫で冷やした後の方が味がしみこんでいますので、お味見は冷やしてからがおすすめですよ。
梨のコンポートのレシピ!人気の初心者向けの簡単調理法は?
梨のコンポートを初心者の方が作るのに一番お手軽でオススメなのは、やはり前述した電子レンジ調理だと思います。
その他に、普通のお鍋で作ることもできるので、その作り方をご紹介しておきます。
普通のお鍋で作る梨のコンポート
①梨1つの皮を剥いて8等分(もしくは薄切り)にする
②梨、グラニュー糖(50g)、はちみつ(大さじ1)、レモン輪切り1枚(1.5cm)、水(200ml)を鍋に入れ、火にかける
③沸騰したら、火を弱めて10~15分煮る(アクを取る)
④火を止め、冷めたら出来上がり
お鍋の方が、電子レンジよりも梨の具合を確認しながら調理できるので、その方が安心だという方もいらっしゃるかもしれませんね。
お砂糖などの分量は、レシピによって様々なので、ご自身の好みにアレンジしてみてください。
ワインを入れて作ると、大人向けな味わいに仕上げることもできますよ。
出来上がったコンポートは、完全にシロップに浸かった状態で、なんと3週間も冷蔵保存が可能です。
その間に、いろいろなお料理に応用して使ってみても良いでしょう。
コンポートを使った人気のメニューにはどういうものがあるかと言うと。
例えば…
- 細かく刻んでケーキに入れる
- カスタードやミントの葉を乗せておしゃれに
- ヨーグルトに入れる
- アイスに乗せる
- 離乳食に使う(お砂糖の量を減らし、念のためはちみつは使わないようにしてくださいね)
もちろん、普通にそのまま食べても美味しいですよ。
梨のコンポートをレモンなしで作る方法!注意すべきポイントは?
なぜ梨のコンポートを作るときにレモンを入れているのかご存知ですか?
そもそもレモンを入れるのは風味を保つためでもありますが、果物の変色を防ぎ酸味をつけるためなのです。
世の中にはレモンを使わないコンポートのレシピもありますし、絶対レシピに必要なものというわけではありません。
レシピをみていても、レモンの横に(あれば)と記載されていることもありますので、家になければ入れなくても大丈夫です。
ただし、酸味がなくなりますので甘さが強くなることもあります。
酸味が欲しい方は他で代用する方法もありますよ!
レモンの代わりとして一番おすすめなのは、スーパーマーケットなどで売られている瓶に入ったレモン汁です。
しかし、
「家にはないし、買いに行く時間なんてない!」
というかたは、
- お酢
- 柑橘類の絞り汁
- 食用のクエン酸
- 調理酒
クエン酸を使う場合は必ず食用かチェックしてくださいね。
注意すべきポイントとしては量ですね!
レモンから液体に代わるわけですから、少しずつ調整しながら入れてみてくださいね。
レモン汁や代用品を入れすぎてしまった場合は、砂糖やはちみつを足して味を整えてみてください。
今回はお酢で代用する梨のコンポートレシピを紹介していきますので、こちらもぜひ作ってみてくださいね。
お酢で作る簡単梨のコンポート
①梨1つの皮を剥いて8等分もしくは薄切りなど好きな形に切る
②梨を鍋に入れて熱し、水分が出てきたところでお酢(小さじ2)を入れて混ぜ再度熱する
③また水分が出てきたら砂糖(大さじ3~4)を入れて混ぜお好みの柔らかさになるまで煮ていく
④冷めたら出来上がり
梨コンポートをレンジで!離乳食として作るときの注意点は?
梨は離乳食でも初期の段階から食べさせてあげることができる果物です。
梨のコンポートは電子レンジでも作ることができますし、簡単でママさんも助かりますよね。
果物といっても生ものですし加熱が必要です。
梨のコンポートは電子レンジで加熱する料理なので一石二鳥です!
梨の皮と種を取り除いてみじん切りにしてから電子レンジで作る方法もあります。
あとは、4~6等分した梨をラップで包んで電子レンジで温めてからすりつぶす方法もあります。
注意点としては水分と砂糖です。
みじん切りにしてから電子レンジを使う場合は水分が抜けてパサパサになることもあるので、少量の水をいれるといいですよ。
私も水を入れずに加熱したことが何度かあります。。。
パサパサになっていたり焦げていたこともありました。笑
そうならないように「少量の水」がポイントです!気をつけてくださいね!
次に砂糖についてですが、離乳食として作る時はなるべく砂糖は使わず梨本来の甘みを味わってもらいましょう。
使うとしても離乳食後期から少量にしましょうね。
今回はみじん切りにしてから電子レンジで作る方法をご紹介しますね。
電子レンジで離乳食!梨のコンポートを作ろう!(生後7か月~)
①梨4分の1の皮を剥いて月齢に合わせた大きさにみじん切りにする
②電子レンジ対応の容器に梨と、水(大さじ3~4)をいれてふんわりとラップをかける
③電子レンジ(500w)で3分半~4分加熱する
④硬さを確認し、柔らかさが足りないようであればさらに加熱する
梨のコンポートがレンジで作れる?!のまとめ
梨のコンポートがレンジで作れるの?ということについて見てきました。
最後にポイントをおさらいしておきますね。
- コンポートとは、水や砂糖水で煮て作るフルーツの保存方法の一つです。
- ジャムも煮た調理方法ですが、コンポートはジャムほどお砂糖を入れず、煮詰めません。
- レンジで作る場合は、梨を剥いて切ってお砂糖と合わせて耐熱の器でレンチンするだけです。
- 梨が少し透明になったら出来上がりです。
- 圧力鍋でも調理可能です。レシピによって差はありますが、2~10分の加熱で出来上がります。
- お鍋の調理も可能です。
- ワインを入れて大人向けに仕上げることもできます。
- ケーキに入れたり、マスタードクリーム、ヨーグルト、アイスなどによく合います。
- お砂糖の量を減らして離乳食にすることもできます。
あなたに合った調理方法で、「極上の梨のコンポート」を作ってみてくださいね☆