かぼちゃは、家庭菜園の中でも特に人気のある野菜のひとつで、「なんだか育てやすそう」と感じてチャレンジする方もたくさんいますよね。
たしかに、基本的な育て方のポイントさえ押さえておけば、初心者でも収穫まで楽しく育てることができる野菜です。
葉っぱがぐんぐん広がって成長していく様子は見ていてわくわくしますし、自分の手で育てたかぼちゃを収穫する喜びは格別です。
でも実際には、思ったよりもうまく育たなかった…というケースも少なくありません。
たとえば、
「肥料をたくさんあげすぎてしまってツルばかり伸びてしまったり」
「花は咲いても受粉がうまくいかなくて実がならなかったり」
「湿気が多いときにはうどんこ病などの病気にかかってったり」
してしまうこともあるんです。
こうしたちょっとした失敗が、収穫できない原因になってしまうこともあるので注意が必要です。
この記事では、かぼちゃ栽培で起こりやすいトラブルや失敗の原因について、できるだけわかりやすく解説していきます。
それだけでなく、そうした失敗をふまえたうえで、しっかり元気に育てるための対処法もていねいにご紹介していきますね。
さらに、甘くてホクホクしたおいしいかぼちゃを育てたい!という方のために、知っておくと役立つ「3つの育て方のコツ」についても詳しくまとめています。
これからかぼちゃの栽培に挑戦してみたいという方はもちろん。
以前うまく育たなかった経験がある方や、「もっと立派な実をつけたい」と思っている方にも、ぜひこの記事を参考にしてもらえたら嬉しいです。
かぼちゃが枯れる原因を解説!枯れた葉は切った方が良いの?
かぼちゃを栽培していると、葉が枯れたり葉の裏が白くなったりすることありませんか?
昨日はなかったのに、翌朝水をあげていたら異変に気づいた!という経験が、私もあります。
これらは、害虫や湿度の管理が行き届いていないことが原因なのですよ。
では、かぼちゃがうまく育たない原因と対策方法を見ていきましょう。
かぼちゃの栽培をしているときによくある失敗
では、かぼちゃを栽培しているときに、あるあるな失敗をご紹介しますね。
かぼちゃの栽培でのよくある失敗①肥料が多くて腐ってしまう
かぼちゃは実がつき始めてくると、肥料を多めにやることがあると思います。
このとき気象条件によっては水の量と均等にならずに、肥料が多くなってしまうことがあります。
そうすると、実が腐っていってしまうんです。
なので育ちが悪いなと感じたときには、肥料をあげることを一旦やめて様子をみましょう。
かぼちゃの栽培でのよくある失敗②花の受粉が上手くいかずに、実が育たない
かぼちゃは受粉をしないと実がならなりません。
なので昆虫による受粉はもちろん、人工的に花に受粉をしてあげる必要があります。
放置して様子を見ていると、昆虫による受粉が上手くいかずに。
その結果、かぼちゃの実がなかなか出ないという結果につながってしまいます。
かぼちゃの栽培でのよくある失敗③うどんこ病にかかっている
かぼちゃの葉が白っぽくなっているのは、うどんこ病になってしまっているからです。
きゅうりを育てたときにも、よくなる病気として有名で、よく私もこの病気にしてしまっていました。
やがて葉がチリチリになって枯れてしまいます。
うどんこ病になる原因は、風通しと水はけの悪さが原因と言われています。
なので、プランターを置く場所を変更して見ましょう。
うどんこ病になった葉を切るときの注意点
もしも私のように、栽培しているときにうどんこ病になってしまっている葉があるとき。
そんなときには、うどんこ病になった葉を切って手入れをする必要があります。
では、正しい葉の手入れの方法について、ご紹介をしていきますね。
②カビが多くついているものから、切ると良いです。
③葉を切った後は、苗の根本にもカビが付着している場合があります。
なので、苗の根本もキレイに拭き取っておくと良いです。
この一手間を加えると、他の葉への付着を防止出来ますよ。
甘いかぼちゃの育て方!甘さがアップする3つのおすすめの方法!
甘いかぼちゃが収穫できれば!
スーパーで売られているものと同じくらい、美味しく食べることが出来るので、嬉しいですよね!
実は、家庭菜園でも甘いかぼちゃを育てることは、出来るのですよ。
かぼちゃの甘さがアップする方法をご紹介するので、ぜひ試してみてくださいね。
かぼちゃを甘く育てる3つのコツ
それでは、家庭菜園でかぼちゃを育てるときに試してほしい「3つのコツ」をご紹介していきます!
甘いかぼちゃが収穫できると思うので、ぜひ試してみてくださいね。
かぼちゃを甘く育てるコツ①かぼちゃの根を深く植える
かぼちゃの苗は直植えする場合と、プランターで育てる場合があります。
より甘いかぼちゃを育てたいのであれば、直植えをおすすめします。
かぼちゃはつるが伸びてから、少し経って根を張っていきます。
そのときに根が深く育つように、ワラを厚く添えておきましょう。
水分や養分を多く含んで、地に根強く根っこを植えるのです。
もしも、賃貸に住んでいるなどの理由で、プランターでしか育てられない場合には。
「直径約30センチ程度のプランターに1株」の目安で植えると良いですよ!
かぼちゃを甘く育てるコツ②かぼちゃの葉の枚数を多くする
かぼちゃの葉が少ないと、水分が多くなってしまいます。
そうすると、水っぽいかぼちゃになってしまう原因になります。
かぼちゃの甘みの要素となるものは、葉から吸収される炭水化物です。
なので、実に近い葉が多いほど、甘みが増しますよ!
かぼちゃが育っている最中に、葉が5枚程度しかなっていないのに、実がつく場合があります。
このままだとツルの成長が滞ってしまうので、摘み取って新しい芽が出るのを待つことをおすすめします。
かぼちゃを甘く育てるコツ③涼しいところで育てると甘くなる
夏でも収穫ができるかぼちゃですが、実は夏の方が甘みが少ないということを、ご存知でしたか?
夏場は気温も湿度も高く、日中に作られた炭水化物そのものをかぼちゃが吸収してしまうので、甘さが控えめになってしまうのです。
なので、甘いかぼちゃを育てる場合には、秋に収穫できるものを選んでおくと良いですよ。
北海道や東北の北部であれば、夏場でも甘いかぼちゃが収穫できるかもしれませんね!
かぼちゃ栽培で失敗する原因のまとめ
かぼちゃは家庭菜園でも育てやすくて人気のある野菜ですが、実は見た目よりもデリケートな一面もあるんです。
- 肥料のあげすぎでツルばかり伸びてしまったり
- 雄花と雌花のタイミングが合わずにうまく受粉できなかったり
- 湿気が多い季節にはうどんこ病などの病気になってしまったり
そんなトラブルが重なると、「なんで実がならないの?」と悩んでしまうこともあるかもしれません。
だからこそ、かぼちゃの育て方のポイントをしっかり押さえておくことがとても大切なんですね。
この記事では、かぼちゃ栽培でありがちな失敗の原因とその対処法を、初心者の方にもわかりやすいようにやさしくていねいに解説しています。
たとえば、肥料のバランスや水やりのタイミング、受粉をサポートする方法など、ちょっとした工夫で改善できるポイントがたくさんあるんですよ。
さらに、甘くてホクホクのおいしいかぼちゃを育てたい!という方のために、押さえておきたい3つの育て方のコツもまとめています。
「今年こそかぼちゃをうまく育てたい!」という方はもちろん、
「去年は失敗しちゃったな…」
「収穫できなかったのが悔しい…」
という経験がある方も、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。
育て方のコツを知っておくだけで、ぐんと成功に近づきますし、自分の手で育てたかぼちゃを収穫する喜びもひとしおですよ。