バジルを食卓で気軽にたくさん使えると、嬉しいですよね。
バジルを家で育てることが出来れば、「ピザ」に「パスタ」、「カプレーゼ」、「ジェノベーゼソース」も自家製でできちゃいます。
しかもバジルの生命力たるや、なかなかのものです。
なので、ちょっとのコツさえつかめば初心者でも簡単に育てることができます。
栽培中、摘心をするかしないかで収穫できるバジルの葉の量はかなり違ってきます。
バジルを摘芯したら挿し木にして収穫量を増やす!やり方を紹介
バジルを丈夫に育てるポイントは、風通し・日当たりの良い場所でたっぷりの水とたっぷりの肥料。
これにつきます!
バジルは丈夫なので、これらの条件のもと、すくすくと育ちますが・・・
そのまま高く育つと、クネッと倒れてしまいます。
しかも1本のまま育つので、収穫できる量も限られてくるし、そのまま花が咲いたら枯れてしまいます。
長く収穫を楽しむためにも、摘心が必要なんですね。
バジルの摘心とはどういうもののこと言うの?
植物の一番てっぺんの花芽をカットし、わき目を伸ばすことを言います。
バジルも摘心をすることにより、枝の数が増え、葉っぱの数も増えるので、たくさん収穫できるというわけですね。
1回の摘心で、1本だった枝は2本に。
摘心を繰り返すほどに枝はどんどん増えます。
この摘心を3~4回ほど繰り返し、バジルがわさわさと葉が茂りだすと、本格的に収穫できるようになります。
バジルの摘心の方法
バジルの背丈が20㎝ほどまで育ったら、下から3節くらいを残し、頂上の芽を切り取りましょう。
バジルの摘心をするときの注意
バジルがあまりにも生い茂り過ぎると、蒸れてしまったり風通しが悪くなってしまうので、葉っぱが傷んでしまうこともあります。
葉っぱが重なり合ったところを中心に摘んだり、あまりにも込み合っているような所は、思い切って茎をバッサリ切ってしまうのも手です。
摘心された花芽の行方
摘心でカットされた花芽。
捨てちゃいけませんよ。
なんと、育ちます。
バジルって本当にすごい生命力ですね!
このようにカットされた枝や茎を土に挿し、小さな苗を増やすことを挿し木と言います。
挿し木のためにカットした枝や茎の事を挿し穂と言います。
※挿し穂の茎は、斜めにカットしておきましょう。
斜めにカットすると、水が吸いやすくなります。
バジルの挿し木の方法
では、バジルの挿し木の方法をご紹介しますね。
バジルの挿し木の方法①土の準備
用土は、水はけが良く清潔で肥料分がないものを使いましょう。
このとき肥料分があると、発根するまでに挿した茎が腐ってしまうこともあるので要注意です。
- 赤玉土
- 鹿沼土
- 川砂
- パーライト
- パーミキュライト
バジル挿し木の方法②挿し木をしよう!
水をかけて準備万端の差し床に指で土に穴をあけます。
そこに挿し穂を1本ずつ挿していって、挿し穂がぐらつかないように周りの土を軽く押さえます。
※植える時、葉っぱが隣の挿し穂と重ってしまわないように注意してくださいね。
挿し終わったら、底からきれいな水が出てくるまで、十分に水をあげましょう。
挿し木をしたあとのバジルの管理
直射日光の当たらない、明るい日陰に置きましょう。
かといって、暗すぎる場所だとバジルは育ちませんので、気を付けてください。
挿し木直後の3日間ぐらいは、毎日たっぷり水をあげてください。
それ以降は、水をあげすぎると挿し穂が腐ってしまうので、土が乾いてきたら、たっぷり水をあげてください。
腐ってしまうのも困りますが、水切れだけはしないように気を付けてください。
土の中で育つので、根が出るのか心配になってしまいますが。
だいたい2週間ほどで発根するので、途中で引っ張ったりせずに根気強く待ちましょう。
挿し木をしたバジルの鉢上げ
発根が成功したら、それ以降は普通の肥料入りの培養土に植え替えます。
先程も言いましたが、土の中で育てるとバジルの成長が確認できません。
挿し木したものが必ずしも発根するとは限らないので、少し多めにチャレンジしてみると良いかもしれませんね。
バジルの水挿しの方法
土に挿し木をしなくても、コップやペットボトルなどに水を入れて、バジルの挿し穂を水に挿す方法もあります。
挿し木でも、水挿しでも、どちらも大丈夫です。
水挿しのほうが発根の具合が確認できるし準備も少ないので、初心者には水挿しのほうが簡単かもしれませんね。
②容器に水を入れ、挿し穂を挿し、倒れないように安定させる。
発根するまでは半日陰に置いて、1~2日に1回は水を換えましょう。
1週間ほど見て、程よく根が出ているようでしたら土に植え替えられますが、そのまま水耕栽培を続けても問題ありません。
その場合は、定期的に水を交換し、液体肥料を与えましょう。
バジルの挿し木をする時期は?温かい時期がいい?室内では?
バジルを育てるのに適している「4月から10月」だったら、挿し木をしてどんどん増やすことができます。
しかも室内など寒くならない場所だったら1年中バジルの栽培ができるので、なんと挿し木も1年中OKです。
バジルを育てるのには、比較的暖かい時期が適していますが、夏場は直射日光が強かったり、熱すぎて蒸れてしまいがちです。
日当たりが良すぎると、葉が焼けたり、固くなってしまいます。
水も腐ってしまうので、真夏の挿し木は避けた方が無難かもしれませんね。
バジルを摘芯して増やす方法のまとめ
脇芽を増やすために摘心をし、そのタイミングで摘み取った茎を挿し穂にして「挿し木」・「水挿し」すると効率よく数をどんどん増やせます。
ポイントもいくつか解説しましたが、難しく考えなくても大丈夫です。
バジルの葉っぱははどんどん増えてくれるので、心置きなく挿し木にチャレンジしてみてくださいね!