「優しい子は損をする」は避けられない事実なの?子供には損をさせたくないときどうすればいい?

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「優しい子って、生きていくうえで損をする」ってことをよく耳にしますが、本当でしょうか?

確かに優しい子って、遠慮しがちで言いたいことが言えなくて、結果的に損をしてしまうことがあるかもしれませんね。

「けれど、優しい子のみんなそれでいいのかい?」
「もう少し、優しさの中に何かを持っていこう!」

今回は、そんな優しさの中に必要な何かを見つけられる為には、どうすればいいのか。ということをお伝えしたいと思います。

「優しい子」も捨てたものじゃないですよ!

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優しい子って損しているの?

まずは、優しい子が本当に損をしているのか、優しい子のデメリットとメリットを見ていきましょう。

優しい子のデメリット

  • 優しすぎることで相手の気持ちを最優先に考えてしまうため、自分の気持ちを押さえ込んでしまう
  • 相手の気持ちが人一倍分かるので、相手の気持ちが辛い時に、その感情が飛び火してしまう
  • 優しい子は相手の気持ちが嫌という程分かってしまうので、周りの言動や行いに対して気を使ってしまいます
  • その子の優しさが妬ましい子達から、攻撃やいじめの標的になる可能性があります
  • 優しい性格ゆえに、優しい子に対して色々な難題を押し付けてこられる恐れがあります
  • 優しい子は周りに気を使いすぎてしまい、裏の裏まで考え込んでしまいます。側から見ると大人しく、友達のわがままを聞いてしまったりになるでしょう

デメリットばかりじゃない優しい子のメリット

  • 優しい子は相手の気遣いができるので、気遣いするのに相手のことを考え、相手の気持ちを理解できる
  • 相手の気持ちが分かるので、自分の喜びだけでなく、相手の喜びも感じ相手を幸せにできる
  • 何気無い言動や行いで人から信頼されたり頼られたり好かれたりして、色々なことで恩恵があるでしょう
  • 優しい子は雰囲気がいいので、その子の周りには人が寄ってきます。そして、様々な人からその子の優しさに触れようとします
  • 優しい子は、辛い経験をしていることが多いかもしれません。そんな人の痛みが分かる子は、色んな子達から慕われるでしょう
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本当の優しさってなんだろう?

優しいだけの子が「優しい子」じゃありません。本当に大事なのは、そんな優しさの中に「本当に必要な何か」をしっかりと見つけられるようにしてあげることです。

やっぱり優しいのは損?

「〇〇ちゃん、〇〇くんって優しいね」

幼稚園や保育園、学校などのコミュニケーション、話を交える時に、このように言われたら、あなたたちはどんな気持ちがするのでしょう?

素直に嬉しいと思える子は、優しさに成功している子かもしれません。けれど、私が子供だったら、なんだか素直に喜べません。

「優しいだけでいいの?ダメだよそんなの」

私は、そのように思います。その「優しいね」の言葉の裏に、もっと違うものを求めているのかと不安になります。優しいことって、やっぱり損じゃないかと思ってしまうのです。

優しいのは長所のはず!

優しいのは長所のはず!世間には優しくて愛情のある、尊敬できる成功者たちがいます。

けれど、私はその優しさのせいで言いたい事が言えず、優しくなれず悩んだり、強さが無い事にもどかしさを感じてしまいます。

  • 成功する優しさとは?
  • 損をする優しさとは?

この違いって、いったいどこにあるのでしょう。

優しさの中に強さ

優しさとは「人の気持ちが、自分の事のように分かる」と言う事です。相手を思いやり、優しくなれます。優しいとは、その人が幸せになることを深く願う「真心」です。

けれど、優しさには強さがいるのです。ある言葉で

強くなければ生きていけない、優しくなければ生きる価値がない

というのがあります。矛盾している様に感じますが、強さがあってこその優しさで、真心を発揮することが出来るのです。

優さがあるだけでも、強さがあるだけでも、それは本当の優しさでは無いのかもしれませんね。

いじめる子といじめられる子

振り返って考えてみると、学校での記憶にいじめがあります。いじめられる子と、いじめる子とでお互いに傷つけ合います。けれど、優しい子はその中で「自分がいじめる側につくくらいなら」と、学校に行くことをやめていきます。

優しい子供に不登校が多いのは、優しさから自分を責めてしまうから。子供はみんな、最初から優しい心を持っているように感じます。

強さを求められる社会だけど

学校では、強さを強調して、優しさだけではだめだと言います。確かに実社会に出ると、そんな社会があるのも事実です。

けれど、社会を創る側になってみると、現実は逆で、真心が無ければ通用しないことを感じるのです。周りに合わせることに慣れてしまうと、社会を変えると言う生き方からずれていきます。子供のために「社会」を変えていくには、優しさが必要です。

ですから「優しいから」「強いから」と言うのは、子供の周りにいる大人たちに必要となるものです。子供たちが「優しいまま強くなる」ように、見守って育てるのが大切ではないでしょうか。

私達は、今の大人が作った社会に子供を無理やり押し込むのではなく、子供が望んでいる、本当に子供たちのためになる社会をよく考えて、どうすることで実現できるのかを示してあげることが、私達大人の役割ではないでしょうか。

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優しい子は損をする?のまとめ

「優しい子のメリット、デメリット」
「やっぱり優しいのは損なの?」
「優しさの中に強さ」

ということにについて取り上げてきましたが、いかがでしたか?優しさだけではなく、そこに強さがあることが大事だということが分かっていただけたのではないでしょうか。

楽天イーグルスの前監督である、故星野仙一監督が、選手の皆に言った言葉

お前たちの優しさは、東北の被災者の人たちに伝わっている。

次は、お前たちの強さを伝えよう

という言葉があります。このことからも、優しさの中に断固たる決意と強さがあってこそ、本当の優しさと言えるのだと感じます。親御さん方、自分が本当の優しさを実践してお子さんに見せてあげてくださいね。

本当の優しさをもった子供に育ちますように