金魚が眠るとき目を閉じない!理由と元気か見分ける3つの方法とは?

夜、ふと水槽をのぞいたら、金魚が目を開けたまま、底のほうでじっと動かずにいた…。

そんな姿を見て「これって眠っているの?それとも具合が悪いの?」と不安になっていませんか。

生き物を飼うのが初めてだと、ちょっとした変化でもドキッとしてしまいますよね。

実は、金魚が目を開けたまま動かないのには、ちゃんとした理由があります。

この記事では、なぜ金魚は目を閉じずに眠るのか、そして「眠っているだけ」なのか「体調が心配な状態」なのかを見分ける方法まで、やさしくお伝えします。

読み終わるころには、夜の水槽をもう不安な気持ちでのぞかなくてよくなるはずです。

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金魚は目を閉じられないだけ!開けたまま眠るのが普通です

最初にお伝えしたいのは、金魚が目を開けたまま動かずにいても、ほとんどの場合は心配いらないということ。

金魚はそもそも目を閉じることができない生き物なので、目を開けたまま眠るのが当たり前の姿なんです。

「死んでしまったのかも」「病気かもしれない」と慌ててしまう気持ち、すごくよく分かります。

でも、大丈夫。

夜に静かにじっとしているのは、金魚にとってごく自然な「おやすみ中」のサインであることが多いんです。

焦らなくて大丈夫ですよ。

ただ、まれに眠りではなく体調不良でじっとしていることもあります。

だからこそ、「眠っているとき」と「ちょっと心配なとき」を見分けるポイントを知っておくと安心です。

これから順番に説明していきますね。

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なぜ金魚は目を閉じずに眠るのか

そもそも、どうして金魚は目を開けたまま眠るのでしょうか。

ここを知っておくと、夜の水槽を見ても「あぁ、寝てるんだな」と落ち着いて見守れるようになります。

理由はとてもシンプルです。

金魚にはまぶたがそもそもない

私たち人間は、眠るときに自然とまぶたを閉じますよね。

でも金魚には、その「まぶた」自体がありません。

まぶたがないので、目を閉じたくても閉じられないのです。

つまり、金魚が目を開けっぱなしなのは「眠っていないから」ではなく、「閉じる仕組みを持っていないから」。

眠っていても、起きていても、金魚の目はいつも開いたまま。

これが金魚の体のつくりなんです。

ちなみに、これは金魚だけの話ではありません。

メダカも熱帯魚も、多くの魚はまぶたを持っていません。

だから「うちの金魚だけおかしいのかな」と心配する必要はないんです。

水の中で暮らす金魚にまぶたはいらない

では、なぜ金魚にはまぶたがないのでしょう。

人間がまばたきをするのは、目の表面が乾かないようにするためです。

陸の上は空気が乾いているので、まぶたを閉じて涙で目をうるおす必要があります。

でも、金魚が暮らしているのは水の中。

いつも目が水でうるおっているので、わざわざまぶたで守る必要がないんです。

だから金魚をはじめ、多くの魚はまぶたを持たないまま進化してきたと言われています。(考えてみれば、ずっとお風呂につかっているようなものですもんね。)

目を開けたまま眠るのは身を守るための習性

もうひとつ理由があります。

それは「身を守るため」。

自然の中では、魚は眠っている間も天敵にねらわれる危険があります。

目を閉じてぐっすり…とはいかず、光や影の変化、近づいてくる気配をいつでも感じ取れるようにしておく必要があるんです。

水槽の中の金魚も、この習性をちゃんと残しています。

だから物音がしたり、人が近づいたりすると、眠っていてもパッと動き出すことがあります。

「眠りが浅い」のではなく、「すぐ動ける状態で休んでいる」と考えると分かりやすいですね。

なお、金魚が休んでいる時間は1日のうち2〜3時間ほどと言われています。

人間のように長くまとめて眠るわけではなく、短く静かに休む。

これも金魚らしい眠り方です。

我が家の金魚も、夜に電気を消してしばらくすると、水槽の底のほうでぴたっと止まります。

最初は本当にびっくりして、夜中に懐中電灯で照らして確認したこともありました(今思うと金魚には迷惑だったかもしれません)。

でも、そっと近づくとスッと泳ぎ出すので、「あぁ、ちゃんと寝てたんだな」とほっとしたのを覚えています。

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眠っている金魚と体調が心配な金魚を見分ける3つのポイント

ここがいちばん知りたいところですよね。

「目を開けたまま動かない」のは分かったけれど、それが「ただ寝ているだけ」なのか「具合が悪いのか」をどう見分ければいいのか。

実は、見るべきポイントは決まっています。

次の3つをチェックすれば、初心者の方でもかなり判断しやすくなりますよ。

ポイント1 背びれがピンと立っているか

まず注目したいのが「背びれ」。

背中にあるヒレですね。

元気な金魚は、眠っているときでも背びれがピンと立っています

底のほうでじっとしていても、背びれが立っていれば「寝ているだけ」のことが多いです。

逆に、背びれがぺたんとたたまれていて、しかも動かない場合は、体調不良のサインかもしれません。

じっとしている金魚を見たら、まず背びれの様子を確認してみてください。(ただし背びれが立っていても、ほかに気になる様子があれば油断は禁物です。)

ポイント2 エラが静かに動いているか

次は「エラ」。

顔の横にある、呼吸をする部分です。

眠っている金魚は、体の動きはほとんどなくても、エラだけはゆっくり静かに動き続けています

これは呼吸をしている証拠。

生きていて、ただ休んでいるだけ、というサインです。

もしエラの動きが完全に止まっていたら、それは心配な状態です。

じっとしている金魚を見て不安になったら、エラがかすかにでも動いているかを、落ち着いて見てみましょう。

ポイント3 光や物音、人の気配に反応するか

3つ目は「反応するかどうか」。

眠っている金魚は、部屋の電気をつけたり、水槽にそっと近づいたりすると、たいていスッと泳ぎ出します。

ちょっとした刺激で動き出すなら、元気に眠っていた証拠です。

反対に、明るくしても近づいても、まったく反応せずに動かないままなら注意が必要。

ただし、いきなり水槽を強くたたいたり、激しく驚かせたりするのはやめてあげてくださいね。

金魚にとって大きなストレスになってしまいます。

こんなときは眠りではなく早めのケアを

3つのポイントを踏まえたうえで、次のような様子が見られるときは、眠っているのではなく体調を崩している可能性があります。

  • 明るくて、まわりがうるさい時間帯なのに、ずっと底でじっとしている
  • エサをあげても無反応で、動こうとしない
  • 2〜3時間以上、ずっと同じ場所から動かない
  • 体が横に傾いたり、逆さまになったりしている
  • フンが出ていない日が続いている
こうしたサインが重なっているときは、水換えをして様子を見てあげるとよいとされています。

気になる症状が続く場合は、無理に自己判断せず、購入したお店や金魚にくわしい人に相談すると安心です。(なお、冬の寒い時期は水温が下がって動きがゆっくりになることもあります。季節も少し頭に入れておくといいですね。)

以前、うちの金魚が朝になっても底から動かないことがあって、本当に焦りました。

でも背びれはピンと立っていて、エサを落とすとゆっくり食べに来たので「これは大丈夫だ」と判断できました。

逆に、別の子が背びれをたたんだまま体を傾けていたときは、すぐに水換えをして様子を見ました。

3つのポイントを知っていたから、慌てずに動けたんだと思います。

金魚がぐっすり眠れる水槽環境のつくり方

金魚が目を開けたまま眠るのは自然なこと。

でも、せっかくならしっかり休める環境を整えてあげると、金魚の健康にもつながります

眠りが浅い状態が続くと、体力が落ちて病気にかかりやすくなることもあるとされているからです。

むずかしいことは必要ありません。

今日からできる3つの工夫を紹介します。

夜はきちんと照明を消す

水槽用のライトを、つけっぱなしにしていませんか。

金魚は基本的に、暗くなる夜に休みます。

夜は照明を消して、金魚に「おやすみの時間だよ」と分かるようにしてあげるのが大切です。

昼と夜のメリハリがあると、金魚も休むリズムをつくりやすくなります。

部屋の電気も、寝る前には消してあげられるといいですね。

急に明るくしたり驚かせたりしない

金魚が眠っているときに、いきなり部屋の電気をパッとつけたり、水槽を強くたたいたりするのは避けたいところ。

びっくりして急に動くと、金魚にとってストレスになります。

休んでいる金魚は、できるだけそっとしておいてあげるのがやさしさです。

夜中にどうしても様子を見たいときも、静かに、明かりは控えめにしてあげましょう。(気になって何度も見たくなる気持ち、すごく分かるんですけどね。)

水槽は静かで落ち着いた場所に置く

水槽を置く場所も、眠りの質に関わります。

テレビのすぐ横や、人がひんぱんに通るドアの近くなど、振動や物音が多い場所だと、金魚は落ち着いて休めません。

できるだけ静かで、急な明るさの変化が少ない場所に水槽を置いてあげると、金魚もゆっくり休めます。

直射日光が長時間あたる場所も、水温が変わりやすいので避けたほうが無難です。

よかれと思ってやりがちな避けたい行動

最後に、心配のあまりやってしまいがちだけれど、避けたいことをまとめておきます。

  • 眠っているか確かめたくて、素手で金魚をつついたり触ったりする
  • 夜中に何度も明るい光を当てて、起こしてしまう
  • 動かないからと、すぐに体調不良だと思い込んで慌てる
とくに素手で触るのは避けてください

人の手の温度や刺激は金魚の体に負担をかけてしまいます。

どうしても確認したいときは、清潔な棒などでそっと様子を見る程度にとどめましょう。

それから、動かない=病気、とすぐに決めつけないこと。

まずは背びれ、エラ、反応の3つを落ち着いて確認する。

これだけで、ずいぶん気持ちが楽になりますよ。

うちは最初、リビングのテレビのすぐ横に水槽を置いていました。

でも夜もなんだか落ち着かない様子だったので、思いきって部屋の隅の静かな場所に移したんです。

そうしたら、夜になると底のほうでちゃんと休むようになって。

置き場所ひとつでこんなに変わるのかと実感しました。

まとめ 金魚が目を閉じないのは元気な証拠です

夜の水槽で金魚が目を開けたまま動かずにいると、つい不安になってしまいますよね。

でも、ここまで読んでくださったあなたなら、もう大丈夫。

金魚はまぶたを持っていないので、目を閉じたくても閉じられないだけ

目を開けたまま眠るのは、ごく自然な姿です。

水の中ではまぶたが必要なく、いつでも動けるように身を守りながら休んでいる、という金魚なりの理由がありました。

「眠っているだけ」なのか「体調が心配」なのかは、3つのポイントで見分けられます。

  • 背びれがピンと立っているか
  • エラが静かに動いているか
  • 光や物音、人の気配に反応するか
この3つがそろっていれば、ほとんどの場合は「ぐっすりおやすみ中」。

逆に、明るい時間帯でもずっと動かない、エサに反応しない、体が傾いているといったサインが重なるときは、早めに様子を見てあげましょう。

そして、夜は照明を消す、驚かせない、静かな場所に置く。

このちょっとした心がけが、金魚の元気を支えてくれます。

今夜から、水槽をのぞくのが少しこわくなくなっていたら、うれしいです。

「あぁ、今日もちゃんと寝てるね」と安心して見守れるようになったら、きっと金魚との時間がもっと楽しくなりますよ。

あなたとあなたの金魚が、これからも穏やかに過ごせますように。