ジップロックは使い回しOK?洗って再利用できるもの7選と危ないものの境界線

ジップロック、使い終わったあとに「まだきれいだし、もう一回くらい使えそうだけど…洗ってまた使っていいのかな?」と、捨てる手が止まってしまうこと、ありますよね。

一枚あたり十数円とはいえ、毎日のように使っていると地味に積み重なるし、ゴミだって増える。

でも食材を入れた袋を洗ってまた使うのって、なんだか不衛生な気もして、気持ちが落ち着かない。

そんな宙ぶらりんな状態で、この記事にたどり着いたのではないでしょうか。

先に答えをお伝えしますね。

ジップロックを使い回してよいかどうかは、「何を入れたか」でほぼ決まります。

乾いた食品や食品以外のものを入れた袋なら、洗ってくり返し使ってOK。

でも、生肉や生魚、卵、油の多いものを入れた袋は、もったいなくても一回で手放した方が安心です。

つまり「全部捨てる」でも「全部使い回す」でもなく、ものによって線を引けばいいんです。

もったいないと思う気持ちは、まったく間違っていません。

だからといって、神経質になりすぎる必要もありません。

境界線さえ分かってしまえば、「これはもう一回使お」「これはサッと捨てよう」と迷わず判断できるようになって、台所に立つたびの小さなモヤモヤが消えていきます。

この記事では、その線引きの中身を、理由もふくめてやさしく整理していきますね。

読み終わるころには、もう「使い回していいのかな…」と手が止まることはなくなっているはずです。

さらに、安全な洗い方や乾かし方、何回くらいまでなら使えるのかという目安、そして食品以外でのとっておきの活用法まで、ぜんぶまとめてお届けします。

気になるところから読んでもらっても大丈夫ですよ。

この記事でわかること

  • ジップロックを使い回してよいものと、やめた方がいいものの境界線
  • 洗ってもよい場合に菌を残さない正しい洗い方と乾かし方
  • 何回まで使えるのかという回数の目安と、捨てどきのサイン
  • 食品以外での便利な使い道と、繰り返し使える袋への切り替えの考え方
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ジップロックを使い回してよいかは入れたもので決まる

使い回していいのか、ダメなのか。

ネットで調べると「再利用できるよ」という声と「不衛生だからやめた方がいい」という声の両方が出てきて、結局どっちなの?と迷ってしまいますよね。

でも実は、両方とも正しいんです。

分かれ目は「袋に何を入れたか」。

ここをはっきりさせると、自分のケースにそのまま当てはめられるようになります。

まずは3つのパターンで見ていきましょう。

乾いた食品や食品以外なら洗って繰り返し使える

ナッツやクッキー、パンといった水分や油分の少ない乾いた食品を入れていた袋は、汚れがつきにくいので、洗えばくり返し使いやすいです。

粉物を小分けにしていた袋や、乾物を保存していた袋なども同じですね。

中身がポロポロこぼれるくらいで、ベタッとした汚れがつかないものは、基本的に扱いやすいと考えてOKです。

さらに食品以外、たとえば文具やケーブル、旅行用の小物などを入れていた袋なら、衛生面の心配はぐっと小さくなります。

口に入るものが直接ベタッと触れていない袋ほど、安心して使い回せると考えておくと分かりやすいです。

逆に言えば、迷ったときは「これ、口に入るものがベタッとついていたかな?」と思い出すだけで、だいたいの判断がつきます。

生肉や生魚や卵を入れた袋は使い回さない

反対に、生肉や生魚、卵を直接入れていた袋は、もったいなくても一回でお別れするのがおすすめです。

これらは食中毒の原因になる菌がつきやすく、見た目はきれいに洗えたつもりでも、菌が残ってしまうことがあるからです。

「ちょっと下味をつけただけ」「冷凍してたから大丈夫でしょ」と思いたくなりますが、ここはぐっとこらえて手放しましょう。

とくに小さなお子さんやご年配の方がいるご家庭では、ほんの少しのリスクも避けたいもの。

生ものの袋だけは「もったいない」より「安心」を優先する、と決めておくと気がラクです。(ここだけは、ケチらないでくださいね…!)

どうしても気になるなら、生ものは最初からこのあと紹介する「ラップでワンクッション」の方法で入れておくと、袋自体は汚れず、再利用のハードルも下がります。

「生もの=即捨て」と決めるか、「生もの=最初から汚さない工夫をする」か。

どちらかを自分のルールにしておくと、毎回迷わずにすみますよ。

油が多いものや加熱に使った袋も卒業させる

揚げ物や脂身の多いお肉、スナック菓子など、油分の多いものを入れた袋も使い回しには向きません。

油はベタつきが落ちにくく、洗ってもうっすら残って、においや劣化の原因になります。

また、電子レンジや湯せんで加熱するのに使った袋、カレーやキムチのように強いにおいが移ってしまった袋も、再利用は控えた方が無難です。

一度においがしみつくと、次に入れた食材ににおいが移ってしまうこともありますからね。

「生もの・油もの・加熱・においうつり」、この4つに当てはまったら卒業のサインと覚えておくと迷いません。

判断に迷う袋が出てきたら、この4つのキーワードを思い出してみてください。

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洗っても使い回しを控えた方がよい理由

「ちゃんと洗えば平気じゃないの?」と思いますよね。

もったいないですし、その気持ちはよく分かります。

でも、なぜ生ものの袋は使い回さない方がいいのか、その理由を知ると「なるほど、だからか」と納得できて、線引きにも自信が持てるようになります。

少しだけ仕組みのお話におつきあいください。

理由が分かると、ムダに怖がることも、逆に油断することもなくなりますよ。

冷凍しても袋についた菌は死なない

よくある勘違いが「冷凍したんだから菌も死んでるはず」というもの。

実はこれ、ちがうんです。

冷凍には菌をやっつける力(殺菌効果)はなく、菌は眠っているだけとされています。

解凍されて温度が戻れば、また活動を始めて増えていきます。

食中毒のもとになる菌の中には、条件がそろうと20分ほどで数が倍になるものもあると言われていて、冷凍庫に入れていたから安心、とは言い切れないのです。

食中毒を防ぐ基本として「菌をつけない・増やさない・やっつける」という三つの考え方が知られていますが、冷凍はこのうちの「やっつける」にはあたらない、というイメージを持っておくと分かりやすいですね。

つまり、冷凍は菌を一時停止させているだけで、消し去ってくれるわけではない、ということです。

洗剤で洗っても菌や油は落ちきらないことがある

「じゃあ、しっかり洗えば?」という話になりますよね。

ところが、洗剤で丁寧に洗っても、菌が完全には落ちないことがあると報告されています。

ある大学の食品安全の研究室が行った実験では、下味をつけた生肉を入れた袋を水と食器用洗剤で丁寧に洗って3回すすいだあとでも、食中毒の原因になるサルモネラ菌が見つかった例があるそうです。

野菜を入れていた袋からも、別の菌が検出された例があるとされています。

袋の底や折り目、ジッパーのみぞは特に汚れが残りやすく、油分もしつこく残ります。

手で触っただけではきれいになったように感じても、目に見えないところに残っていることがある、というわけです。

だからこそ、生ものの袋は「洗えばOK」とは考えない方が安心なんですね。

お皿のようにツルッと洗い流せるわけではない、という点が、食器とのいちばんの違いです。

とくに袋の内側には、目には見えない細かいシワや傷があって、そこに汚れや菌が入り込みやすいとも言われています。

表面はピカピカに見えても、ミクロの世界では油断できない、というわけです。

心配な気持ちが少しでも残るなら、無理に使い回さず手放す。

それも立派な選択ですし、自分を責める必要はまったくありません。

メーカーは食品用途では使い捨てをすすめている

作っている会社はどう考えているのでしょう。

日本でジップロックを販売している旭化成ホームプロダクツは、「食品を入れる場合は衛生上、使い捨てをおすすめしています」という見解を示しています。

つまり、もともと食品用としては一回使い切りが基本の設計、ということ。

これを「ダメと言われた」と重く受け取る必要はありませんが、「食品を直接入れる使い方では慎重にいこう」という判断の後押しにはなりますよね。

メーカーの言葉を一つの目安にしつつ、自分の使い方に合わせて線を引いていけば大丈夫です。

作り手がそう言っているのだから、と思えば、手放すときの罪悪感も少し軽くなります。

わが家では、生のお肉やお魚を直接入れた袋は、どんなにきれいに見えても迷わずポイ。

逆に、食パンや乾物を入れていた袋は軽く洗って2〜3回は使う、と自分の中でルールを決めています。

最初に線を引いてしまうと、毎回悩まなくてラクなんですよね。

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使い回してOKなものとやめた方がよいものの一覧

ここまでの考え方を、もっとパッと見て分かるように整理してみましょう。

自分がよく使うものがどっちに入るのか、当てはめながら読んでみてくださいね。

大きく分けると、「そのまま洗って使えるもの」「ひと工夫すれば使えるもの」「一回で手放した方がよいもの」の3つです。

冷蔵庫や引き出しの中を思い浮かべながら、「あれはどこに入るかな?」と確認してみると、自分の使い方の傾向も見えてきますよ。

使い回しの可否 具体例
そのまま洗って使い回しやすい パン・ナッツ・クッキーなどの乾いた食品、小分けした粉物、乾物、食品以外の小物
ひと工夫すれば使い回せる ラップやポリ袋に包んでから入れた食材全般
一回で手放した方が安心 生肉・生魚・卵、油の多いもの、加熱に使った袋、においが移った袋

そのまま洗って使い回しやすいもの

乾いた食品を入れていた袋は、汚れも軽く、洗えばすっきりきれいになります。

食パンやお菓子、乾物、コーヒー豆など、水けや油けの少ないものですね。

こうした袋は、サッと洗ってしっかり乾かせば、また同じように乾いた食品の保存に使えます。

同じ用途でくり返すのがコツで、たとえば「パンを入れていた袋はまたパン用に」とそろえておくと、においや衛生の面でも安心です。

食品以外なら、もっと気楽です。

次の章でくわしく紹介しますが、文具や旅行グッズ、衣類の整理などに使っていた袋は、こわれるまで何度でも使えます。

ラップやポリ袋でワンクッション入れれば使い回せるもの

ここが、もったいない派の方にいちばん知ってほしいワザです。

食材をラップやポリ袋で包んでからジップロックに入れると、袋の内側が汚れず、衛生面のハードルがぐっと下がります。

お肉やお魚も、いったんラップで包んでから入れれば、ジップロックそのものは汚れにくい。

これなら「冷凍保存には使いたいけど、洗って再利用もしたい」という願いが両立できます。

下味冷凍をしたいときも、保存袋の中でさらに小さなポリ袋を使えば、袋本体はきれいなまま。

ひと手間ですが、慣れると自然にできるようになりますよ。

袋を“汚さない”という発想に切り替えると、使い回しのハードルはぐっと下がります。

一回で手放した方が安心なもの

くり返しになりますが、生肉・生魚・卵を直接入れた袋、油の多いものを入れた袋、加熱に使った袋、においが強く移った袋は、潔く手放しましょう。

「これくらいなら…」という小さな油断が、いちばん後悔につながりやすいところ。

やってはいけないのは、生ものを直接入れた袋を「見た目がきれいだから」と洗って使い回すことです。

見た目では菌は分かりませんからね。

手放すときも、まだ袋の形がしっかりしていれば、このあと紹介する食品以外の用途に回してあげると、最後まで活躍してくれます。

「食品としては卒業、でも別の役目で活躍」と考えると、もったいない気持ちもおさまります。

菌を残さないジップロックの洗い方と乾かし方

「使い回してOKなもの」と分かっても、洗い方が雑だと意味がありません。

逆に、ここをきちんとおさえれば、気持ちよく使い回せます。

むずかしいことはなくて、ポイントは「丁寧に洗う」と「しっかり乾かす」の2つだけ。

順番に見ていきましょう。

ちょっとしたコツを知っているかどうかで、袋の長持ち具合も、次に使うときの気持ちよさも変わってきます。

裏返さずに中性洗剤で内側を丁寧に洗う

洗うときは、ふだんの食器と同じ中性洗剤とスポンジでOKです。

このとき、袋を無理に裏返すのは避けましょう。

接着されている部分が裂けて、密閉できなくなることがあるからです。

袋の口を大きく開いて、スポンジを差し込むようにして内側をなでるように洗うと、きれいに落とせます。

熱いお湯を使うと変形してしまうことがあるので、ぬるま湯くらいがちょうどいいです。

ゴシゴシ強くこすると袋が傷んでしまうので、やさしく、でもすみずみまで、を心がけてくださいね。

底や折り目やジッパー部分の汚れを残さない

見落としやすいのが、袋の底や折り目、そしてジッパーのみぞ。

ここは汚れや水分がたまりやすい場所です。

指の腹でやさしくこすって、すみずみまで洗いましょう。

ジッパー部分は、洗剤が残りやすいので、開け閉めしながらしっかりすすぐのがコツです。

洗い終わったら、洗剤が残らないように流水で十分にすすぎます。

すすぎが足りないと、次に入れる食材に洗剤のにおいが移ってしまうこともあるので、ここは少していねいに。(角っこ、つい雑になりがちなんですよね…)

口を下にして立てて両面しっかり乾かす

そして、地味だけどいちばん大事なのが乾かし方です。

水分が残ったままだと、カビやいやなにおいの原因になります。

まずキッチンペーパーで内側の水けを軽く拭き取り、袋の口を下にして、風通しのよい場所に立てて乾かします。

コップやペットボトルにかぶせたり、菜箸を立てて引っかけたり、専用のスタンドを使うのもおすすめ。

両面ともしっかり乾くまで待つのがコツです。

冷蔵庫の側面に貼って乾かすと、思ったより早く乾いたという声もありますよ。

完全に乾いていないまま重ねてしまうと、内側がくっついて湿気がこもるので、急いでいるときほど「もう乾いたかな?」と確認してからしまうようにしましょう。

乾かす場所をあらかじめ決めておくと、洗ったあとに放置してしまうこともなくなります。

何回まで使えるのかという目安と捨てどきのサイン

「結局、何回くらい使えるの?」というのも気になるところですよね。

正直にお伝えすると、「何回まで」という決まった数字はなく、メーカーが回数を保証しているわけでもありません。

でも、目安と「もう手放しどき」のサインを知っておくと、判断しやすくなります。

入れたものによって使える回数は変わる

ざっくりした目安としては、ナッツやクッキー、パンなどの乾いた食品を入れていた袋は汚れがつきにくいので、5回くらい使えることもあります。

一方、生肉や魚を入れた袋は、そもそも使い回し向きではないので、もし使うとしても1〜2回が限界と考えましょう。

ラップでワンクッションを入れて丁寧に洗い、しっかり乾かしている場合でも、食品用なら2〜3回を目安に交換すると安心です。

あくまで目安なので、回数を数えることにこだわりすぎず、「汚れ具合」や「袋の状態」と合わせて判断するのが現実的です。

気になる場合は、油性ペンで袋のすみに「正」の字を書いて回数を数える、なんていう方法もありますよ。

ジッパーがゆるんだり汚れや臭いが残ったら手放す

回数よりも、状態を見て判断するのがいちばん確実です。

ジッパーがゆるくなって閉まりが甘い、洗っても落ちない汚れがある、においが残っている、袋がへたってきた…こうしたサインが出たら、それが捨てどき。

密閉できなくなった袋を使い続けると、液漏れや乾燥(冷凍焼け)の原因になってしまいます。

「まだ使えるかな」と迷うくらいなら、手放してしまった方が気持ちもすっきりしますよ。

とくにジッパーの閉まり具合は、保存袋としての命のようなもの。

カチッと閉まらなくなったら、食品用としては引退のタイミングです。

純正と100均で使い回しやすさに差がある

ちょっとした豆知識ですが、袋には厚みのちがいがあります。

純正のフリーザーバッグは厚みがしっかりあって(おおよそ0.06〜0.07mm)丈夫なので、洗って使い回すのに向いています。

一方、冷蔵用のストックバッグや100均の薄手のタイプ(0.04mm前後)は、薄くてやぶれやすいぶん、使い捨て向き。

使い回したいなら、最初から厚手のフリーザーバッグを選んでおくと長持ちします。

ちなみに価格は、純正のMサイズで1枚あたりおよそ11〜18円、100均なら1枚数円が目安です。

「使い回す前提なら厚手」「使い捨て前提なら安いもの」と、最初の選び方を変えるのも、かしこい節約のひとつですね。

厚手のものは洗ったときにも形がくずれにくく、乾かすときも扱いやすいですよ。

食品以外でのジップロックの便利な使い道

「食品にはもう使えないかな」という袋でも、捨てる前にちょっと待って。

食品以外でなら、まだまだ活躍してくれます。

むしろここからが、使い回しの本領発揮かもしれません。

いくつかアイデアを紹介しますね。

旅行やお出かけでの小分けと液漏れ対策

旅行のときは大活躍です。

化粧品やシャンプーを小分けにして入れておけば、もし漏れてもバッグの中が汚れずにすみます。

濡れた水着やタオル、汚れた衣類を入れて持ち帰るのにも便利で、まわりの荷物を濡らさずにすみます。

お出かけ先でもらった割り箸やおしぼり、ティッシュなどを一か所にまとめておくのにも使えますよ。

透明だから中身がひと目で分かるのも、地味にうれしいポイントです。

スマホやパスポートなど、濡らしたくない大事なものを一時的に守るのにも役立ちます。

海やプール、雨の日のお出かけでは、こうした「ちょっとした防水ポーチ」が一枚あるだけで安心感がちがいますよ。

旅行から帰ってきたら、汚れていなければまた次の旅行用にとっておけば、何度でも活躍してくれます。

衣類や小物やケーブルの整理と簡易圧縮

おうちの中でも便利です。

シーズンオフのマフラーや靴下、かさばるインナーなどを入れて、空気を押し出しながら丸めてジッパーを閉めれば、簡単な圧縮袋がわりになります。

からまりやすい細いネックレスは、チェーンの先だけ少し出してジッパーを閉めると、絡まずに持ち運べます。

スマホの充電ケーブルやイヤホン、文房具、お薬など、こまごましたものを種類ごとに分けて収納するのにもぴったりです。

引き出しの中をジップロックで小分けにするだけで、ごちゃつきがすっきりしますよ。

中身をラベルで書いておけば、家族みんなが分かりやすくなります。

食品以外なら壊れるまで何度でも使える

食品以外の用途なら、衛生面をそこまで気にしなくていいので、袋がやぶれたりジッパーがこわれたりするまで、何度でもくり返し使えます。

「食品にはもう不安だけど捨てるのはもったいない」という袋は、こうして第二の人生を歩ませてあげると、最後まで使い切れて気持ちがいいですよ。

台所で役目を終えた袋を、洗面所やデスクまわり、おもちゃの整理などに回してあげる。

そんな小さな循環を作れると、使い捨てへの罪悪感もやわらぎます。

最後はおそうじのときに、こまかいゴミやホコリを集める袋として使い切る、なんていうのもいいですね。

使い回しが気になるなら繰り返し使える袋も選べる

ここまで読んで、「洗ったり乾かしたりするのは、ちょっと手間だなあ」と感じた方もいるかもしれませんね。

それも自然な気持ちです。

そういう場合は、最初から「くり返し使うこと」を前提にした保存袋に切り替える、という選択肢もあります。

シリコン保存袋は洗って何度も使える

最近よく見かけるのが、シリコン製の保存袋です。

代表的なものに「スタッシャー」や「ジップトップ」などがあります。

これらは丈夫なシリコンでできていて、洗って何度もくり返し使えるのが最大の魅力。

商品によっては食洗機で洗えたり、電子レンジや冷凍にも対応していたりするので、衛生面でも扱いやすいとされています。

使い捨てのゴミが減るので、環境が気になる方にも選ばれています。

しっかりした作りで自立するタイプも多く、中身が見やすく出し入れしやすいのもうれしいところです。

初期費用と手間をどう考えるかで選ぶ

ただし、シリコン保存袋は使い捨てのジップロックにくらべると、一つあたりの値段は高めです。

最初にちょっとした出費があること、そして毎回洗う手間がかかることは知っておきましょう。

「使い捨ての気軽さがいい」のか、「くり返し使える安心感がいい」のか。

ここは正解がひとつではなく、あなたの暮らし方しだいです。

たとえば、よく使う定番サイズだけシリコン袋にして、それ以外は使い捨てのジップロックにする、という合わせ技もアリ。

長い目で見れば、くり返し使えるぶん元が取れていく、という考え方もできます。

たとえば毎日のように使う方なら、半年や一年で使い捨ての枚数に換算したとき、意外と差が小さくなることもあります。

逆に、たまにしか保存袋を使わない方は、無理に高いものに替えず、使い捨てを上手に使い分ける方が向いているかもしれません。

神経質に使い回しを気にしてストレスをためるくらいなら、いっそ繰り返し用に切り替えてしまうのも、かしこい考え方ですよね。

大切なのは「世間の正解」ではなく「自分の暮らしに合うかどうか」。

そこを基準に選べば、後悔のない一枚に出会えます。

まとめ

この記事のポイントをまとめます。

  • ジップロックを使い回してよいかは「何を入れたか」で決まる
  • 乾いた食品や食品以外を入れた袋は、洗えばくり返し使える
  • 生肉・生魚・卵を直接入れた袋は、一回で手放すのが安心
  • 油の多いもの・加熱に使った袋・においが移った袋も卒業させる
  • 冷凍しても菌は死なず、洗っても落ちきらないことがある
  • メーカーは食品用途では使い捨てをすすめている
  • 食材をラップやポリ袋で包んでから入れると、袋が汚れず使い回しやすい
  • 洗うときは裏返さず中性洗剤で、口を下にして両面しっかり乾かす
  • ジッパーのゆるみ・落ちない汚れ・においが出たら捨てどき
  • 手間が気になるなら、洗って繰り返し使えるシリコン保存袋も選べる
ジップロックを使い回すことは、決してケチでも手抜きでもありません。

ものによって上手に線を引けば、節約にもなって、ゴミも減らせて、しかも安心。

とても理にかなった暮らしの工夫です。

今日からは、「これは洗ってもう一回」「これはありがとうとお別れ」と、自分なりの小さなルールで、気持ちよく使い分けていけたらいいですよね。

台所でのちょっとした迷いが減って、毎日が少し軽くなったら、それがいちばんすてきだなと思います。