離乳食の卵は毎日あげていい?焦らず進める5つの安心ステップ

離乳食で卵を始めるとき、「これって毎日あげていいのかな?」って気になりますよね。

ネットを見れば「毎日連続であげたほうがいい」と書いてあったり、別のところでは「1〜2日空けて様子を見ましょう」と書いてあったり。

どっちが正しいの…と、卵黄を前にスプーンを持ったまま固まってしまう。

そんな経験、ありませんか。(耳かき1杯ってどんだけ少ないの、ってツッコミたくなりますよね)

先にお伝えすると、卵は毎日あげても大丈夫ですし、毎日あげなければいけないわけでもありません。

体調の良い日に、しっかり固ゆでにした卵黄をごく少量から、午前中に始める。

この基本さえ押さえておけば、毎日でも、数日おきでも、あなたの赤ちゃんと家庭のペースで進めて大丈夫なんです。

「毎日きちんと進めなきゃ」と気負っていた方こそ、ちょっと肩の力を抜いてくださいね。

焦らなくていいんです。

この記事を読み終えるころには、卵の進め方の全体像と「毎日問題」へのモヤモヤが晴れて、落ち着いて次の一さじをあげられるようになっているはずです。

この記事でわかること

  • 卵を毎日あげてもいいし毎日あげなくてもいい理由
  • 月齢別の卵の量と進めるペースの目安
  • 固ゆでや体調など安全に進めるためのポイント
  • 食べないときの工夫やストックの使い方
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卵は毎日あげても毎日あげなくてもどちらでも進められる

まず、いちばん気になっている「毎日問題」からはっきりさせておきましょう。

結論はシンプルで、毎日あげても、数日おきにあげても、どちらでも問題なく進められます。

「えっ、どっちでもいいの?」と拍子抜けするかもしれませんが、これにはちゃんと理由があります。

順番に見ていきましょう。

毎日連続であげる進め方にも数日空けて様子を見る進め方にもよさがある

卵の進め方には、大きく分けて二つの考え方があります。

ひとつは、少量を毎日続けて少しずつ慣らしていく進め方。

もうひとつは、一度あげたら1〜2日空けて、体に変化がないかを確認してから次に進む進め方です。

毎日続ける進め方は、進みに勢いがついて分かりやすいのがよいところ。

一方、数日空ける進め方は、もし気になる様子が出たときに「どの食材が原因かな」を見つけやすいという安心感があります。

どちらが間違いということはなく、それぞれにちゃんとよさがあるんです。

だから、「毎日あげている人がいるのに、うちは数日おきだから遅れてる…」なんて心配はいりません。

慎重に進めたいなら間隔を空けて、テンポよく進めたいなら毎日少しずつ。

あなたがやりやすいほうで大丈夫です。

ご家族にアレルギーのある方がいて心配なときは、始める前に一度かかりつけの小児科に相談しておくと、より安心して進められますよ。

日にちを空けすぎるとアレルギーが出やすくなるという決まりは今のところない

「間隔を空けすぎると、かえってアレルギーが出やすくなるんじゃ…」と不安になる方もいるかもしれません。

でも、日にちを空けたからアレルギーになりやすくなる、といった明確な決まりは、今のところありません。

ですから、週に1〜2回くらいのゆっくりペースで進めても問題はありません。

大事なのは間隔そのものよりも、ごく少量から始めて、様子を見ながら少しずつ増やしていくという基本を守ることです。

毎日あげられた日もあれば、バタバタして3日空いてしまう日もある。

それで十分です。

離乳食って、そもそも毎日きっちり同じようにはいかないもの。(昨日あげたっけ?が毎日のように発生しますよね)そのくらいの気持ちでいて大丈夫ですよ。

卵だけに偏らずタンパク質全体のバランスから考えると毎日でなくてよい

もうひとつ、毎日でなくていい理由があります。

それは、赤ちゃんが1日にとれるタンパク質の量には目安があって、卵はそのタンパク質源のひとつにすぎない、ということです。

卵のほかにも、豆腐や白身魚、しらす、鶏ささみ、ヨーグルトなど、タンパク質をとれる食材はいろいろあります。

卵だけに偏らせず、いろいろな食材を少しずつ取り入れたほうが、栄養のバランスも、味の経験も広がります。

そう考えると、「卵を毎日あげなきゃ」とこだわる必要はないんですよね。

今日は卵、明日は豆腐、明後日は白身魚、という感じでローテーションすれば、自然と卵も無理なく続きます。

毎日あげることが目的になってしまわないように、というのは頭の片隅に置いておきたいところです。

ちの場合は、最初こそ「毎日あげなきゃ」と気負っていたんですが、途中から卵・豆腐・しらすを日替わりで回すようにしたら、ぐっと気がラクになりました。

卵が3日空いても、ちゃんと食べられる量は少しずつ増えていったので、毎日じゃなくても進むんだなと実感しましたね。

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月齢別に見る卵の量と進めるペースの目安

「どちらでもいい」と分かったところで、次に知りたいのは「じゃあ実際、どのくらいの量から、どんなペースで増やすの?」というところですよね。

ここでは、始めの一さじから完了期までの目安を、月齢ごとに見ていきます。

あくまで目安なので、赤ちゃんの様子に合わせて調整してくださいね。

初めては固ゆで卵黄を耳かき1杯から午前中にスタートする

卵のスタートは、卵黄(黄身)から。

卵白(白身)よりも卵黄のほうがアレルギーの心配が少ないとされているので、まずは卵黄から始めます。

離乳食を始めて慣れてきた初期、生後5〜6か月ごろからが目安です。

最初の量は、しっかり固ゆでにした卵黄を、耳かき1杯ほど(およそ0.1g)から。

本当にごくわずかです。

これをおかゆに混ぜて、午前中にあげます。

問題がなければ、小さじ4分の1、小さじ1…と、数日かけて少しずつ増やしていきます。

なぜ午前中かというと、もし食べたあとに気になる様子が出ても、小児科が開いている時間にすぐ相談できるからです。

初めての卵は、夕方や夜ではなく、平日の午前中。

これだけは覚えておくと安心です。

卵黄に慣れたら少しずつ卵白そして全卵へ進める

卵黄を1個分くらい食べられるようになって、体調にも変化がなければ、次は卵白に進みます。

卵白を試すのは、中期の7〜8か月ごろが目安。

卵黄と同じように、固ゆでにしたものをごく少量から始めて、少しずつ増やしていきます。

卵白も大丈夫そうなら、卵黄と卵白を合わせた全卵へ。

月齢ごとの量のだいたいの目安を、表にまとめておきますね。

時期 月齢の目安 卵の量の目安
初期 5〜6か月ごろ 固ゆで卵黄を耳かき1杯から、慣れたら卵黄1個へ
中期 7〜8か月ごろ 卵黄1個〜全卵3分の1個ほど(卵白を少量から開始)
後期 9〜11か月ごろ 全卵2分の1個ほど
完了期 1歳〜1歳6か月ごろ 全卵2分の1〜3分の2個ほど

ここで気をつけたいのが、量を一気に増やさないこと。

「昨日小さじ1いけたから、今日は一気に卵黄全部」とジャンプするのではなく、少しずつ段階を踏むのが安心です。

あくまで上の表は目安なので、食べる量が目安より少なくても、心配しすぎなくて大丈夫ですよ。

はじめの1週間はこんなふうに進めるとイメージしやすい

数字だけ見ても、いざとなると「で、結局どう進めるの?」となりますよね。

そこで、毎日少しずつ進める場合の、はじめの1週間のイメージを一例として挙げてみます。

  • 1日目:固ゆで卵黄を耳かき1杯、おかゆに混ぜて午前中に
  • 2日目:問題なければ耳かき2杯ほどに
  • 3日目:小さじ4分の1ほどに
  • 4〜5日目:小さじ2分の1〜1へ少しずつ
  • 6〜7日目:様子を見ながら卵黄の量を増やしていく
もちろん、これは毎日あげる場合の一例です。

数日空けながら、同じ量を2日続けてから次に進む、というゆっくりペースでもまったく問題ありません。

赤ちゃんが嫌がったり、食べる量が少なかったりしたら、無理せず前の量に戻してもいいんです。

表や例はあくまで地図のようなもの。

実際の歩幅は、目の前の赤ちゃんに合わせてあげてくださいね。

うちは3日目で急にイヤイヤされて、結局2日くらい同じ量で足踏みしました。

でも焦らず同じ量を続けたら、また食べてくれるように。

表どおりに進まなくても大丈夫なんだ、と思えたのはこのときでした。