懐妊を自分につかうのは変!?妊娠との使い分けのポイント!

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妊娠したことを表現するとき、「ご懐妊です!」という言葉を聞いたことありませんか?

小説や漫画、ドラマなどで使われることがあるかと思います。

あまり聞きなれない言葉ですが「懐妊」は「かいにん」と読みます。

皇族の方が妊娠したことを発表するようなときには、テレビなどでそう言われますね。

でも普段はこの「懐妊」という言葉自体になじみがなく、自分から口に出していうことも少ないと思います。

それだけ日常的に使う言葉ではないということですね。

「妊娠」と「懐妊」どちらも女性のお腹に子どもができたときに使われますが、言葉にはどんな違いがあるのでしょうか?

懐妊しましたと自分に使うのはおかしい!?

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前述したように、「懐妊」とは自分以外の目上の相手に向けて使う言葉なので、自分のことに使うとちょっと違和感があります。

私はそんな風に言っている人を聞いたことがありません。

他の言葉に置き換えてみると

「私、今からこのお食事を召し上がりますね」

…みたいなニュアンスでしょうか(伝わりますかねぇ??)

妊娠したことを誰かに報告するときは、

「妊娠しました」

というシンプルな言い方がベストです。

この他には

「子どもを授かりました」
「赤ちゃんができました」

という表現方法もアリかもしれませんね。

日本語は難しいですが、ちょっとした言葉遣いの違いで「ん??」と思われてしまうこともあるので気を付けてくださいね。

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ご懐妊おめでとうって旦那から言われた!これって普通なの?

妊娠報告をしたあとに旦那さんから「ご懐妊おめでとう」と言われたら…

私はそんな経験ないので、それが普通かどうかはわかりませんが、なんとなく他人行儀な気がしてなりませんね。

丁寧に言いたいのかもしれませんが、こんな風に言われたら完全に他人事だと思っているように受け取ってしまいます。

女性一人では妊娠できません。

旦那さんの協力あってこそ初めて妊娠が成立するので、妊娠が判明したら、

「やったね!!」
「おめでとう!ありがとう!」

と一緒に喜んでほしいなと思います。(あくまでも私の場合、ですが)

妊娠するといろいろなことに神経質になってしまいますし、ちょっとしたことで気分の上がり下がりが激しくなってしまいます。

そんなつもりなかったのに、という小さなことでも後々ケンカに発展してしまうこともしばしばあります。

…とついつい、自分が女性なので妊婦さんの肩を持ってしまいますが、旦那さんにも旦那さんにしかわからないモヤモヤはたくさんあるでしょう。

こんな言葉遣い一つでそんな気にするなよ、と言いたくもなると思います。

お互いに無理や我慢をする場面が出てくるかもしれませんが、なんとか上手に息抜きをして夫婦間のコミュニケーションを密にとり、誤解のないようにしていきたいものですね。

懐妊と妊娠には意味に違いはあるの?

「懐妊」と「妊娠」は、どちらも女性の妊娠を表現するときに使う言葉です。

2つの言葉の意味は違うのでしょうか。

「懐妊」と「妊娠」2つの言葉の意味

この2つの言葉の意味ですが、辞書には

  • 「懐妊(かい-にん)」…体内に子を宿すこと。身ごもること。妊娠。懐胎。
  • 「妊娠(にん-しん)」…女性が身ごもること。懐妊。懐胎。妊孕。
というように書かれています。

また「懐」の1文字だけで調べると

「懐(かい)」:なつかしい・なつく・ふところ」

となっていて、「懐妊」も「妊娠」もあまり意味の違いがない言葉だということが分かりますね。

私が妊娠したとき、病院からは妊娠という言葉が使われていました。

  • 「妊娠しています」
  • 「妊娠中は~」
と耳なじみがあり、日常的に使いますよね。

逆に

  • 「懐妊しています」
  • 「懐妊中は~」
となると、聞きなれていないこともあり、すこし違和感があります。

では、どういった場合に、懐妊という表現を使うのでしょうか。


妊娠と懐妊それぞれの使い方は?それそれどんな場面で使えばいい?

まず「懐妊」という言葉は、友人同士ではあまり使われない言葉です。

友人や同僚が妊娠したときに「懐妊おめでとう」とは言いませんよね。

言われた方も、すこし距離を感じてしまいます。

意味が同じなのに言葉を使い分ける理由は、立場が違う人へ自分の気持ちを伝える場合に、より丁寧に伝わるようにするからです。

「見る」と「ご覧になる」がわかりやすいですね。

「見る」は同じ立場で使いますが、目上の人に見てほしいときは「ご覧になる」を使って相手に敬意を表します。

正確には、懐妊は敬語ではありませんが、妊娠したことを丁寧に言い換えた言葉なんです。

懐妊の言葉の使う相手は

「妊娠」よりも丁寧な「懐妊」を使うのは

  • 自分より目上の人
  • 上司
  • 立場が上の人
に向けた祝福のときになります。

とても仲が良い女性の上司であれば、直接「妊娠おめでとうございます」でも良いかもしれません。

ですが、伝える相手が

「男性の上司の奥様」
「取引先の女性」

などの場合は、友人と同じような距離感で伝えてしまうと失礼に当たります。

妊娠よりも丁寧な懐妊という言葉の方が、雰囲気の違和感もなく使えます。

言われた相手にも、聡明で良い印象を与えられますね。

具体的な使い方は、シンプルに「ご懐妊、おめでとうございます」と伝えるのが一般的ですね。

妊娠して病院に行ったときに「ご懐妊おめでとうございます」と言われるケースもあるようです。

実際にこういう風に言われると、特別な感じがしてすごくうれしくなりそうですよね。

懐妊を使うときの注意点

この「懐妊」は、自分が妊娠したときには使いません。

自分以外の目上の人へ伝えるときの言葉なので、間違っても職場などで「私、懐妊しました」という報告はしないようにしましょう。

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懐妊の読み方まとめ

懐妊は妊娠と同じ意味ですが

  • 自分以外の
  • 自分より目上の人が妊娠したとき
に使います。

逆に言うと、それ以外であまり使わない言葉になります。

使わない言葉はとっさに出てこなかったり、言葉自体を忘れがちになったりしますよね。

妊娠は、同じ女性でも、人によってとても神経質になってしまう話題です。

「ご懐妊、おめでとうございます」と、さらっとお祝いを伝えるのが一番だと思いますよ。