車へのイタズラ犯人を捕まえた!仕返しは正当防衛になるの?

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自分が頑張ってお金をためて買った、お気に入りの車を週末に走らせるのは、非常に気持ちがいい物です。

特にワインディングロードなんて走った日には、めちゃめちゃ気持ちがいいです。

しかし、世の中には、平気で人の大切な物にキズを付ける方がいます。

車の持ち主への恨みや妬み、憂さ晴らし的な事で、ボンネット等に落書きをしてしまう方もいます。

その人に恨みや妬みはあるかもしれませんが、車にキズを付けるなんて、子どもと同じ行為だとは思いませんか?

そんな行為をしている犯人がわかった段階で、同じ事をしてやる!と誰もが思ってしまいますが、これはやってはいけません。

「だって正当防衛じゃないの?」なんて言う方もいるかもしれません。

でも正当防衛は、自分の生命の危機を感じた時に相手へ反撃をしてケガ若しくは死亡させてしまった時のために使われる法律です。

なので、ただ単に仕返しのために、同じ様に車にキズを付けた場合には、自分が器物損壊罪で捕まってしまう可能性があるのです。

目には目を歯には歯をってハムラビ法典の中の話しですから、現在の日本の法律では「相手に対しての損害賠償請求権」しかないのが事実なんですよね。

車へのイタズラ対策にカメラは効果的?防犯対策のポイントは?

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車へのイタズラの多くは、夜間に行われることが多いのが特徴的です。

特に監視カメラが無い駐車場は、犯人達にとっては格好のエサ場という事になります。

監視カメラがないことを知らないで夜間に停めてしまって「車に戻ってきたら、イタズラされていた」なんてことになったら、もう怒り心頭です。

駐車場の管理会社に文句を言っても、取り扱ってもらえないのが落ちです。

その場合に備えて、防犯対策を自ら行うしか方法はありません。

車への防犯対策!暗闇でも撮れるドラレコが効果的!

そこで、活躍するのが暗視LED搭載のドライブレコーダーです。

これの性能は非常に高くて、ちょっとした明りがあれば昼間以上の感度で撮影をしてくれるのです。

それに駐車モードに設定しておけば、消費電力はごくわずかで済むという優れモノなのです。
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さらに、2個セットの物であれば、リアにもセット出来るので前後の防衛策は万全と言えます。

ちょっとした振動や赤外線センサーで反応します。

なので、仮にボンネットではなくドアなどにイタズラされても、近づく時と離れていく時の様子がバッチリと高感度で録画されているのが特徴です。

普通のドライブレコーダーを付けているだけでも、防犯効果は高いと考えられるので、かなり有効策といえるでしょう。

自宅の駐車場であれば、センサーライトを付けているだけでも、明りが急に灯る事で犯行を防ぐ事も可能です。

それ以外にも、防犯ブザーを付けておくのも有効策と考えてもいいでしょう。

イタズラする人間は明りや音に対しては非常に敏感な物ですから、車だけでなく家の防犯にも役立つ事になるでしょうね。


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車にイタズラしていた犯人を捕まえた!その後どうすればいい?

仮にイタズラをしている最中の犯人を捕まえた場合には、愛車のオーナーの気持ち的には「ボコボコにしてやりたい!」という気持ちでいっぱいでしょう。

しかし、それを実際にやってしまった場合には、傷害罪で逆に捕まってしまう可能性があります。

ただイタズラをしている現場で犯人を捕まえた場合でも、当然ながら「警察への通報」は必須事項です。

問題は犯人がしらを切った場合です。

そんなときに備えて、しっかりと証拠を抑えておく必要があります。

  • 先ほど紹介したドライブレコーダーの動画を警察に提出する
  • デジカメ等で犯行最中の何人を写す
などをするしかありません。

確実な証拠が必要な訳です。

器物損壊罪は検挙率が低くて申告制なので、告訴をしないと警察も動く事はほとんどありません。

なので現行犯で抑えるには、「確実な証拠が必須」という事になるのです。

ただ、相手が凶器等を所持している可能性もあるので、取り押さえるというのはあまりにも無謀とも考えられます。

なので、犯行をしている最中に警察に通報して検挙してもらうのが一番です。

それと同時に、自分で抑えた証拠を提出すれば、確実に器物損壊罪で逮捕されます。

刑事事件とは別に、民事訴訟も提訴出来るので、犯人に損害賠償請求をすることもできますよ。

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車へのイタズラの仕返しは正当防衛?のまとめ

車のイタズラの仕返し等について紹介してきました。

正当防衛は、刑法36条1項に書かれていますが、「急迫不正の侵害に対して、自己又は他人の権利を守るためにやむを得ずした行為」となっています。

なので、いたずらした犯人が顔みしりだったからといって、やり返す事は基本的には出来ません。

車へのイタズラには、徹底した防衛策を講じる事が一番だと考えておいた方が良いでしょう。