納豆はお好きですか?
納豆は体に良いからと、離乳食に取り入れたいと思っているママさんも多いのではないでしょうか?
納豆は、離乳食初期(生後5~6ヶ月頃)から使えます。
しかし納豆を離乳食を使うときには、湯通しが必要なんです。
でも、離乳食の納豆を湯通しするのって、結構大変(めんどくさい)んですよね。
この「離乳食の納豆の湯通し」って、いつまで必要なんでしょうか?
離乳食の納豆はいつまで湯通ししないといけないの?
まず、離乳食初期では納豆は湯通しをした方が良いです。
でも、中期以降は納豆をそのまま食べても大丈夫です。
離乳食の進度ごとの目安をまとめました。
離乳食の納豆の湯通し①離乳食初期(生後5~6ヶ月頃)
湯通しし、フォークや包丁で細かく刻んですり鉢ですります。
お湯を入れてのばしたり、お粥とまぜたりすると食べやすいです。
離乳食の納豆の湯通し②離乳食中期(生後7~8ヶ月)
細かいみじん切りにします。
湯通しをしなくても良いです。
離乳食の納豆の湯通し③離乳食後期(生後9~11ヶ月
荒いみじん切りにします。
ひきわり納豆なら、そのまま与えて大丈夫です。
湯通しをしなくても良いです。
どの時期でも、すりつぶしたり刻んだりする手間をはぶくために、ひきわり納豆を使われると良いと思います。
離乳食の納豆を湯通ししないといけない3つの理由
離乳食で納豆を湯通しをしなければいけない理由は、3つあります。
離乳食で納豆を湯通しする理由①殺菌のため
いろいろな菌に抵抗力がない赤ちゃんに与えるのですから、少しでも殺菌しておきたいですよね。
納豆を湯通しすることで、殺菌効果があります。
離乳食で納豆を湯通しする理由②消化の促進
赤ちゃんは消化機能が未発達なので、納豆を湯通しすることで消化の手助けにもつながります。
離乳食で納豆を湯通しする理由③アレルゲン対策
アレルギーの原因(=アレルゲン)となるタンパク質を軽減させるためにも、納豆の湯通しは必要です。
万が一、アレルギー反応が出たときのために、初めての食材を与えるときは、病院があいている平日の午前中を意識するようにしましょう。
離乳食で使う納豆の加熱はレンジでも大丈夫なの?
離乳食で使う納豆は、
- 殺菌や消化の促進
- アレルゲンの軽減
こういった理由から、納豆は湯通しするのが確実なのですが、湯通しのためには
「お湯を沸かしたり」
「ザルを用意したり」
と少し面倒なんですよね。
時間がある時なら丁寧にできる作業でも、忙しい時や疲れている時などは湯通しの手間を省きたいと思いますよね。
では、納豆を加熱するのにレンジを使うのってどうなんでしょうか。
まず離乳食で使う納豆は、レンジで加熱しても問題ありません。
レンチンで加熱できるなら、納豆の湯通し(加熱処理)のハードルがググっと下がりますね。
レンジで納豆を加熱する方法は、とっても簡単です。
水や出汁(だし)を納豆に加えて、約30秒電子レンジで加熱するだけです。
加熱後は、他の食材とアレンジしたり、そのまま食べさせたりすることができますよ。
また普通の納豆の場合は、加熱後に細かく刻む必要がありますが、ひきわり納豆の場合はそのままで大丈夫です。
ただし、レンジで加熱するには気を付けることがあります。
湯通しした場合、納豆の持つ臭みやぬめりを和らげることができますが、レンチンではそれができません。
ですので、赤ちゃんが納豆のネバネバした感触や臭いを嫌がっている場合。
そんなときには、レンジで加熱するよりも湯通しする方法をおすすめします。
納豆が体に良いって聞くけどなにがどう良いの?
そして残念なことに、我が家の子どもたちは納豆が苦手です。
納豆の独特なにおいに敏感に反応する上の子は、納豆のにおいがするだけでダメ。
そしてそんな上の子の姿を見て、下の子も納豆が苦手になってしまいました。
しかし、夫は納豆が好きで、よく朝食に納豆を食べています。
そんな夫は納豆を食べるたびに「納豆は体に良いんだよー」と言っています。
でも納豆って、体に良いことは知ってても、何が体に良いんでしょうか?
同じように「納豆は体に良い」ということは知っていても、「具体的にどう良いのか」ということを知らない人も多いのではないでしょうか?
離乳食に納豆が良い理由①ナットウキナーゼ
「ナットウキナーゼ」とは、納豆のネバネバのもととなる納豆菌に含まれる酵素のことです。
そしてこのナットウキナーゼには、血液をサラサラにし、血栓ができにくいといった効果が期待できます。
またナットウキナーゼは、脳梗塞などの予防にも効果が期待できます。
ナットウキナーゼは「熱に弱い」といった特徴がありますが、高温(50℃)にならなければ大丈夫だそうです。
あつあつご飯でも50℃には満たないので、納豆ご飯でもナットウキナーゼ的に大丈夫ですね。
離乳食に納豆が良い理由②食物繊維
納豆は、腸内環境を整えて便秘にも効果が期待できる食材です。
水に溶けにくい不溶性の食物繊維も、水に溶けやすい水溶性の食物繊維も、両方豊富に含まれています。
なので、赤ちゃんのお腹の調子も整えてくれますよ。
離乳食に納豆が良い理由③鉄分
納豆には鉄分も豊富に含まれています。
そして鉄分には、貧血を予防する効果が期待できます。
もちろん鉄分は、赤ちゃんにも必要な、とっても大切な栄養素です。
納豆には、これらの他にもいろいろな栄養が含まれています。
このような栄養満点の素敵な食材「納豆」を、是非我が子には苦手意識なく食べてほしいと思いますよね。
その第一歩として、離乳食に上手に取り入れるところから始めましょう。
納豆の湯通しで栄養は減ったりしないの?いつまで必要なものなの?
納豆の湯通しの方法ですが、
- お鍋にお湯を沸かして短時間さっと茹でる
- お茶碗にお湯を入れて茶こしの上ですすぐ
離乳食は量が少ないということや、その手軽さから、私は茶こしを使って湯通ししていました。
ここで気になるのが、「湯通ししても栄養は変わらないか」ということです。
前述しましたが、ナットウキナーゼは高温に弱いです。
ですので、お鍋でぐつぐつ茹でてしまうと、せっかくの栄養が少なくなってしまうんです。
このことからも、お鍋で茹でるのではなく、茶こしでさっと湯通しする方法が良さそうですね。
しかし、お湯の量が少ないとなかなか納豆のネバネバが取れないので、ある程度のお湯の量も必要です。
食物繊維は、不溶性のものも含まれているので、湯通ししても気にすることはないようですよ。
離乳食の納豆を湯通しした後は冷凍保存しても大丈夫?
離乳食のための納豆は、冷凍保存できます。
そして冷凍保存にも、
「買ってきたまま冷凍」
「湯通ししてから冷凍」
この2パターンありますよね。
離乳食として納豆を刻みやすいのは、「買ってきたまま冷凍」です。
冷凍庫から出してすぐだと、カチカチになっているので刻みやすいです。
しかし、少しでも溶けてくるとネバネバが復活するので、刻むなら手早くしましょう。
「湯通ししてからの冷凍」の場合は、シリコンカップなどに小分けにして冷凍しましょう。
冷凍した納豆は、保存してから1週間以内に使い切るようにしてくださいね。
離乳食の納豆レシピ!大人気のおすすめ2選
積極的に離乳食に取り入れたい栄養豊富な納豆。
納豆と言えばご飯ですが、毎回「納豆ご飯」ではマンネリになってしまいますよね。
ここでは、離乳食で使える納豆のレシピを2点ご紹介します。
離乳食の納豆のレシピ①ジャガイモ納豆お焼き
「ジャガイモ納豆お焼き」は、離乳食中期から食べることができるレシピです。
<材料>
- 加熱してマッシュしたジャガイモ(大さじ4)
- 加熱したひきわり納豆(1/2パック)
- 片栗粉(大さじ1~2)
- 水またはだし汁(大さじ1~2)
- あれば青のり(適量)
②その後に、弱火で焼いて中まで火が通れば完成です。
片栗粉と水の量で、お焼きの硬さを調整することができます。
離乳食の納豆のレシピ②納豆とキャベツのお好み焼き
「納豆とキャベツのお好み焼き」は、離乳食後期から使えます。
<材料>
- キャベツ(1枚)
- 玉ねぎ(1/4個)
- ひきわり納豆(1/2パック)
- 薄力粉(大さじ1)
- 卵黄(1個分)
- サラダ油(適量)。
②ボールにサラダ油以外の材料を全部入れて混ぜたら、フライパンに油を引いて、弱火でお好み焼きのように焼きます。
③火が通ったら、食べやすい大きさにカットして完成です。
ソースをかければ、大人でもおいしく食べられそうですね。
今回ご紹介したレシピの他にも、納豆を使った離乳食のレシピはたくさんあります。
色々試して、納豆の離乳食のバリエーションを増やせるとよいですね。
離乳食で納豆の湯通しはなぜ必要?のまとめ
離乳食で納豆の湯通しはなぜ必要なの?ということについて、簡単にポイントをおさらいしておきましょう!
- 納豆を湯通しする理由は「殺菌」「消化の促進」「アレルゲン対策」のためです。
- 茶こしを使って手軽に湯通しするのがオススメ。お湯の量は多めにするとネバネバが取れやすいです。
- 離乳食初期や中期の初めの方は湯通しした方が良いです。それ以降は、そのまま(ひきわり納豆や、粗みじん切りにして)与えても大丈夫です。
- 湯通ししても、ある程度の栄養はきちんと残ります。
- 納豆は、買ってきたそのままでも、湯通ししたあとでも、冷凍することができます。
我が家のように納豆好きに仕立て上げることを失敗してしまうご家庭も多いと思いますが、少しでも食べてくれるようになれば良いですね。