ここ数年の夏の暑さは異常ですね。
家の中にいても、尋常じゃないくらい暑いときがあります。
そんな猛暑の中を外に出ると思うと…。考えただけでめまいがしてきそうです。
でも暑いからと言って、全く外に出ないわけにはいきませんね。
お買い物や通勤を自転車でしている人も多くいます。
でも「猛暑日の自転車」が危険なことは、ご存知でしたか?
実は、徒歩よりも自転車の方が危険なのです。
自転車の方が、歩きよりもスイスイ進むし風もあたるので、意外に思われる方も多いのではないでしょうか?
そこで、普段から自転車を使う方必見です。
夏本番を迎える前に、自転車の熱中症対策について一緒に考えていきましょう。
猛暑では自転車がパンクしやすい?その原因を解説します!
まずは、自転車のパンクについてです。
「釘だとかガラスの破片とかの、何かしらとがっているものを踏まないと、パンクしない?」
いえ、そうではありません。
何と、猛暑が自転車をパンクさせることがあるのです。
それも珍しいことではなく、頻繁に起こりえます。
猛暑のアスファルトは、とっても熱くなります。
気温が30度でも、場所によると60度を超えることもあるんですよね。
近頃は、40度近くの気温になることもよくありますね。
つまり、アスファルトはゆうに60度を超えているということです。
この暑さの地面に触れている、タイヤのゴムチューブが耐えられなくなってしまいます。
そしてその結果、パンクを起こしてしまうんですね。
「私は、気温の高い昼間には、自転車に乗らないから大丈夫!」と思う方もいるかもしれません。
でも実は、夜の間にパンクすることもありえるんです。
猛暑日の夜に多発!?自転車のパンクを防ぐポイントは自転車の保管方法
まず自転車は、できるだけ日陰で保管するようにしてください。
タイヤのパンクには、アスファルトの熱さだけでなく、気圧も関係しています。
夏は気圧が高くなるので、タイヤが膨張します。
この「膨張によるパンク」もあるんです。
なのでパンクを防ぐのであれば、夏はタイヤの空気圧を低めにしておくべきです。
自分で空気を入れるときに、空気圧の調整は難しいですね。
自転車屋さんで無料で空気入れをしてくれるところがあります。
そういうところで相談してみてもいいですね。
覚えておきたい!猛暑日での自転車を利用する際の危険と対策法!
猛暑日には、できるだけ自転車に乗ることを避けてほしいのが本当のところです。
でも通勤などで使っている場合はそうはいきませんね。
猛暑日の自転車は、熱中症を引き起こす可能性があります。
自転車は徒歩に比べると、あまり自分に負荷がかかっていないように感じられますよね。
だって、徒歩に比べて自転車は長時間乗っていられますもんね?
でも実は、それが危険なのです。
長時間、炎天下にいることで熱中症が起きるリスクが高まってしまうのです。
炎天下での自転車の熱中症対策でできること
では、猛暑の中で自転車に乗るとき、熱中症対策としてできることについて考えてみましょう。
炎天下での自転車の熱中症対策①いつもより30分早く家を出る
朝、自転車通勤をしている人は、30分早く家を出ましょう。
少しでも気温が上がる前に、自転車に乗れるよう心がけてください。
30分でも全然違いますよ。
炎天下での自転車の熱中症対策②帽子をかぶる
サラリーマンが自転車に乗って帽子をかぶっているのは、正直あまり見かけません。
でも自分の体を守るためです。
まわりの目は気にせず、帽子を使うようにしてください。
このとき、折りたたみのできる帽子が、自転車から降りたときの持ち運びに便利でおすすめですよ。
■【自転車通勤の熱中症対策に最適!折りたたみできる帽子】の詳細を見てみる
炎天下での自転車の熱中症対策③ネッククーラー
暑いときは首を冷やすのが効果的です。
太い血管が通っているからですね。
熱中症対策のために体温を上げないことは重要です。
そこで保冷剤式の、ネッククーラーがあります。
それを首に巻いて自転車に乗りましょう。
ただこのとき注意したいのが、水につけて湿らせて使うタイプのものもあります。
ただ、これは自転車に乗ったらすぐに乾いてしまうので効果が長続きしないので、自転車にはおすすめしないですね。
■【自転車の熱中症対策に大人気!ネッククーラー】の詳細を見てみる
炎天下での自転車の熱中症対策④水分補給
あと、忘れてはいけないのが「水分補給」です。
できたら、水ではなくポカリスエットのようなものが好ましいです。
この水分補給は、喉が渇いたと思う前に飲むことがポイントです。
信号待ちのたびに飲めるように、1本用意しておきましょう。
熱中症の初期症状はめまいや立ちくらみから起きます。
自転車に乗っていて、ふらついたら止まって休むようにしましょう。
「これくらいなら大丈夫」と油断していると、大きな事故につながりかねませんよ。
炎天下の自転車ではリュックが暑い!背中が蒸れないにはどうすればいい?
自転車を使う人の中に多いのは、リュックを使用している人だと思います。
自転車の荷物かごは小さく、入る物が限られてしまいますし、マウンテンバイクには荷物かごがついていません。
リュックは重たい荷物でも、手で持つより軽く運ぶことができる、便利なグッズですよね。
しかし一つ、夏場には大きな問題があります…。
それは、リュックを背負っている背中が蒸れてしまうことです!
「ちょっと背中が汗ばむくらい仕方がない」と思う人もいるかもしれません。
でも、そのちょっとの油断が熱中症を引き起こすんです。
背中が蒸れることで、リュックと背中の隙間に熱がたまり、体は上手く熱を放出できなくなります。その結果、熱がこもり更に体温があがってしまいます。
では、一体どうしたら背中とリュックの間にある熱を逃がすことができるのでしょうか?
背中とリュック間の熱を逃がす方法①リュックの背面をメッシュ素材のものにする!
メッシュ素材でできた生地は、乾きやすく、風も入ってきやすいです。
リュックと背中の間に熱がこもりづらくなりますよ。
背中とリュック間の熱を逃がす方法②保冷グッズを背中に貼っておく
冷えピタなど、背中に貼ることができるタイプの保冷グッズを使うのもおすすめ。
首に冷えグッズを巻くだけでも体の持つ熱が発散されるので効果的です。
夏の自転車の日焼け対策!炎天下ではどう防げばいい?
夏に自転車に乗る時に気になるのは、「日焼け」ですよね。
歩いている時のように日傘を使うこともできないので、日差しを避けることができません。
では、自転車に乗る時に効果的な日焼け対策にはどのようなものがあるのでしょうか?
自転車に乗る時の日焼け対策①日焼け止めクリームを塗る
基本的な対策ですが、一番重要なが、日焼け止めクリームを塗ること。
首の後ろや耳、足首など、塗り忘れに注意しましょう!
また、日焼け止めは3時間に一回ほど塗り直すのがおすすめです。
クリームが日焼け止め効果を発揮するのは肌に塗ってから15分後以降からなので、余裕を持って塗るようにしてくださいね。
自転車に乗る時の日焼け対策②帽子をかぶる
日傘を持つことができない中で、とても役立つのが帽子です。
頭の上から降り注ぐ日差しをカットしてくれますよ。
おすすめなのは、日焼け防止を考えて作られている、目深な形の帽子。
つばの部分がすっぽりと顔を日陰にしてくれます!
自転車にピッタリ!人気の帽子を見てみる
自転車に乗る時の日焼け対策③UVカットのアイテムを使う
UVカットのカーディガンやサングラスなどが販売されています。
冷却素材で作られた服も多いので、ぜひ一枚は持っておきたいですね。
自転車に乗る時の日焼け対策④日陰を選んで通る
なるべく陰になっている道を選んで進むようにしてください。
ほんの少しずつでも、日差しを避けることで、全然違ってきますよ。
猛暑日に自転車に乗るのは危険?のまとめ
猛暑日の自転車は非常に危険です。
自転車のタイヤも、パンクしてしまうほどの暑さです。
人の体にもかなりきつい暑さであることが、容易に想像できます。
それでも自転車を使わなければいけない人もいますね。
きちんと熱中症対策をして、無理しないようにしてください。