老若男女が、気軽に乗れる自転車。
あまりに当たり前すぎて、今更「自転車って、どういったものだっけ?」なんて、日常的には考えないことがほとんどですよね。
また最近では、電動自転車も比較的街中で見るようになりました。でも
「一般の自転車と電動自転車の違いは?」
「電動自転車は子供が乗ってもOKなの?」
って聞かれたとき。
あなたはちゃんと答えることができますか?
そこで今回は
- 子供が電動自転車に乗っても大丈夫なの?
- フル電動自転車ってどんな自転車?公道では乗れないって聞いたことがあるけど本当?
- 電動アシスト自転車ってどんな自転車なの?
子供が電動アシスト自転車に乗っても大丈夫なの?
電動アシスト自転車は、普通の自転車と同じで「運転免許なしで乗れる自転車」です。
なので、普通の自転車と同じという事で年齢制限なしで乗ることは可能です。
ただし、実際に電動アシスト自転車に乗ったことがある人にはわかると思いますが、電動アシスト自転車って
- かなり重いので、こけたり倒れたりしたときに、子供だと自転車を自力で起こせなかったり
- 自転車によってはアシストの挙動が激しく、子供にはちょっと扱いにくかったり
子供用の電動アシスト自転車ってあるの?
そういう理由もあってか、一般的に市場で販売される電動アシスト自転車で、子供用のものはほとんど見られません。
あるとするなら、中学生が登下校で使用するくらいの、大人用のちょっと小さめの自転車といった感じでしょうか。
それよりも、大人が運転する自転車に、子供乗せ椅子を取り付けて子供を乗せる物が多いですね。
あるいは小口径のミニベロタイプの電動アシスト自転車が出ているので、そういった自転車であれば、少し大きな子供だと乗れるのではないでしょうか?
電動アシスト自転車を買うときの注意点
電動アシスト自転車の中でも輸入車では、ペダル以外にもアクセルがついていて、アクセルだけで走行できるもの(フル電動自転車として乗ることができるもの)がネットで販売されたことがあります。
こういった自転車は「自転車」ではなく「原動機付自転車(原付)」という取り扱いになるので、消費者が注意して購入する必要があります。
電動自転車とはどんな自転車?
電動自転車って、電気の力で走行を助けてくれるので、楽で使ってみたくなりますよね。
そこでではありますが、電動自転車のなかにはペダルを漕がなくても良い自転車があり、フル電動自転車とされて扱われ、自転車としては扱われません。
そのために、公道を走るためには一定の要件を満たす必要があるのです。
電動自転車には2つの種類がある
電動自転車は、法律で二種類に分けられます。「原動機付自転車」と「軽車両」です。
- 道路交通法では、50㏄以下(電動機は定格出力0.6kW以下のもの)の原動機
- 道路運送車両法においては125㏄以下(電動機は定格出力1.0kW以下のもの)の原動機を搭載している二輪車
原動機付自転車(原付)はご存知の通り運転するのに免許が必要で、ナンバープレートとヘルメットを装着することが義務付けられています。
そして、原動機のない車両を「軽車両」と分類しています。
軽車両は、免許は不必要ですが、道路交通法で原則として車道走行することが定められています。
しかし一定の条件下では、歩道走行も認められています。
フル電動自転車は思った以上にスピードが出る
フル電動自転車は、モーターの力のみで自足20~30㎞程度の速度を出すことが可能です。
したがって普通の自転車と比べて、大きく機能が違ってくるので原動機付く自転車に分類されるのです。
フル電動自転車で公道を走るにはどうすればいいの?
フル電動自転車は、原動機付自転車として法律上位置づけられています。
なので、原動機付自転車に乗れるための条件をクリアしていればよいことになりますね。その要件とは
- ①原動機付自転車の免許を取得し、乗車中に携行していること
- ②前照灯、制御等、方向指示器、ナンバープレートを装着していること
- ③自賠責保険に加入していること
- ④ヘルメットを着用している
電動モーターを使わずに人力で走っても、乗り物自体が原動機自転車として扱われる為に、無免許だと罰せられることを注意してくださいね。
電動アシスト自転車とは?
電動アシスト自転車とフル電池自転車の違いは、力の補助の仕方にあります。
電動アシスト自転車では、補助力が働く速度に制限があります。
その速度は時速24㎞以下と法律によって定めれているんでね。
それ以上のスピードでの補助がされるような場合、フル電動自転車と見なされます。
電動アシスト自転車の特徴
電動アシスト自転車の特徴としては、発進時あるいは登坂時などの「低速時」に力を補助するようになっている点です。
時速10㎞までは人がこぐ力と電動アシスト力の比率は、最大で1:2となっていて、ペダルに伝わる力の3分の2が電動モーターの補助力です。
これが時速10㎞以上になると、電動アシストの力が少しずつ下がり時速24㎞でアシスト力は0になります。
電動アシスト自転車の法律上の扱い
電動アシスト自転車は以上の性質から、法律上は自転車、つまり軽車両に分類されます。
なので
- 運転免許取得
- ヘルメットの着用の必要
- 自賠責保険の加入義務
電動アシスト自転車に子供は何歳から大丈夫?のまとめ
電動アシスト自転車は、坂道が多い所に住んでおられる方にとっては、とても便利でありがたいものになりますよね。
子供の場合、小学生高学年や中学生から使用できるものがあるようです。
より詳しく知りたければ、実際に自転車屋さんに尋ねてみるのも一つの手だと思いますよ。