あなたの一番好きなフルーツはなんですか?
私は、ダントツ一位で「桃!」です。
甘くてジューシーで、良い香り。
夏になってスーパーに並びだすと、桃のコーナーは甘い匂いで満たされますよね
。
私にとって、桃は気軽に買えるものではないのですが、匂いにつられてついついカゴに入れたくなってしまいます。
私は、結婚して家を出るまで、お恥ずかしながら果物はあまりむいたことがありませんでした。
当時は小食だったので(今は良く食べます。笑)、母が食べやすいように皮をむいて切り分けて、お皿に入れてくれていたのです。
しかし家を出たら、料理は全て自分で行わなければいけません。
日々料理にヒィヒィしていたのですが、ある日桃をいただいたので、母がむいていた姿のおぼろげな記憶を頼りに、わからないなりにむいてみました。
その桃は良い桃で、熟れ具合もばっちり。
なので、最初に包丁を入れるだけで全てするーっと綺麗に皮がむけました。
いや「むけた」というか「ペロリンとはがれた」という感じですよね。
ほぼ初めての桃の皮むきがツルンとできたので「桃の皮むき、楽勝やん!」と思っていたのですが、その後に自分で買った桃では苦戦をしてしまいました。
熟れ具合がまだで、リンゴの皮をむくようにガリガリとむくしかありませんでした。
そのとき初めて「桃はするりと皮がむけるんじゃなかったのか?!と」桃の皮むきが難しいことを知ったのでし。笑
- リンゴのようなむき方にしかならなかったのは、私の技術不足だったのか?
- いや、そもそも、桃の皮のむき方や食べ方に正しい方法はあるのか?
桃の皮むきはリンゴと違って包丁の背を使うって本当?
実は意外なことに、桃の皮むきのコツは、「包丁の背を使うこと」です。
しかも、包丁の背でむいていくのではありません。「撫でる(なでる)」のです。
桃の皮を包丁の背でむく方法
包丁の背を使い、桃をまんべんなく撫でます。
このとき、桃のへたの周りや割れ目の部分も、丁寧に行ってください。
桃の全体を撫でられたら、桃の割れ目の部分に包丁で切り込みを入れます。
切れ目の部分を中心にして左右に優しく引っ張ると、つるりんと皮がめくれます。
うまくいけば、皮むきで包丁の歯を使うのは、切り込みを入れるときだけです。
実際、むちゃくちゃ簡単にむけます。
しかも、表面がつるんとしているので、盛り付けたときにキラキラしていて綺麗です。
熟れすぎている桃の皮のむき方
熟れすぎている桃であれば、包丁の背で撫でるだけでも皮がむけてしまったり、傷んでしまうことがあります。
なのでその場合は、手で優しく撫でてあげるだけでも良いです。
または包丁の背ではなく、スプーンの裏側でも代用可能ですよ。
このようにしてつるんとむくことができれば、おいしい実の部分を余すことなく味わえますね♪
桃の皮を食べるのは危険!?農薬は水洗いすれば大丈夫なの?
私は食べたことがないですが、実は、桃はリンゴと同じように皮のまま食べることができるそうです。
桃の皮には、
- カテキン
- ビタミンE
- ナイアシン
これらには抗酸化作用があり、お肌の健康を保ってくれる効果が期待できますよ。
なので、桃の皮ごと食べると、アンチエイジング効果が期待できるそうです!
ところが!桃の皮には産毛が生えていますよね。
私は、その皮の様子を見て「これは絶対食べられへんやつや」と思い込んでいたのですが、実は、水で流しながら指でこすると簡単に取れるそうです。
手触りで産毛がとれたかどうかわかるそうなので、それがわかるまでこすり洗いをしてあげてください。
ただ、産毛が刺さってアレルギーを起こす方もいらっしゃるようです。
小さい子どもに食べさせるときなどは、特に注意をするようにしてくださいね。
桃は、皮と実の間が一番甘くておいしいんだそうです。
なので「皮のまま食べた方が、むいて食べるよりも何倍もおいしい!」という思う方もいらっしゃるとか。
桃農家の方も、桃は皮のまま食べるのが普通のようです。
実を皮ごと食べない場合でも、皮をシロップ漬けにして、桃の香りをシロップにつけると「桃シロップ」が作れます。
ただ、このとき1つ気を付けたいことがあります。
桃の表面には、農薬がついていることがあります。
そして、皮についた農薬は水洗いしても、「たった11%ほど」しか落とすことはできないんだそうです。
ただ、農薬は「残った状態で食べても、大丈夫な量しか使ってはいけない」という決まりがあるようなので、そのまま食べても問題ありません。
しかし、それでも気になるという方は、やはり皮をむいて食べることをオススメします。
柔らかい桃の切り方は?どう盛り付ければいいの?
柔らかい桃は、触っているだけでつぶれてしまいます。
コツとしては、「皮を最後にむく」こと!
その手順をご説明します。
①桃を優しく流水で洗う
②桃の割れ目に包丁を入れて、種に届いたらストップする
③種に届いたら、包丁の先だけをまな板にトントンとぶつけて、その振動で種を割る
(真ん中に包丁が入っていないとうまく割れないそうです)
④種が割れたら最後まで包丁を入れて1/2に分ける
⑤種をスプーンなどでくりぬく
⑥1/2の桃を、さらに4等分~6等分に分ける
⑦皮を下にしてまな板に置き、皮と身の間に包丁を入れて皮をむく
(手でむける場合もあります)
桃は先に皮をむく、という既成概念が崩れましたよね。
私は目からうろこでした。
上記のようなむき方をすると、表面もデコボコにならずにつるんとした状態で出来上がるようです。
ある程度の固さがある桃であれば、桃の種を半分に割ることはしません。
種の周りをぐるっと切ってからひねるようにすると簡単に半分にすることができます。
アボカドのむき方と同じ方法ですね。
柔らかい桃の盛りつけ方は、あまり触らないようにして良い大きさの器にそっと入れるのがベストです。
いろいろな盛りつけ方を試してみたくなりますが、あまり手で触りすぎないようにしましょう。
よく熟して甘くなった桃は扱いが難しいです。
ですが、上手にむいておいしくいただきましょうね♪
桃の切り方でおしゃれなアイデア2選!
桃の切り方でも「おしゃれな切り方」のアイデアを2つ見ていきましょう。
おしゃれな桃の切り方①皮も一緒に盛りつけてお花が咲いたように
むけた皮をよく見ると、花びらのような形になっています。
この皮をお花のように放射線に並べ、真ん中に桃を盛ります。
すると、あら不思議、それだけでとってもオシャレに見えてしまいます!
綺麗に皮がむけたら大きめのお皿で是非お試しください。
おしゃれな桃の切り方②お皿に桃の形を再現して戻してバラのように
12等分に切った桃を、元の形を再現しながらコロンと器に入れます。
ひとかけらだけ抜いて、少しずつずらします。
すると、バラのような見た目になります!
ひとかけらだけでなく、いくつか抜いてずらすとまた違った雰囲気になります。
我が家では、いつもむいた桃を器に入れてフォークを添えるだけの盛りつけです。
でもたまにこのような切り方や盛りつけ方をすると、雰囲気が変わって良いですよね。
まるでホテルのデザートみたいです。
二つとも簡単ですが写真映えもします。
ぜひ、パーティーなどで挑戦してみましょう。
桃の皮をきれいにむく方法!のまとめ
桃の皮をきれいにむく方法!について見てきました。
桃の皮むきも、これでバッチリですね!
そして、せっかく桃を食べるんだったら、美味しい桃を食べたいって思いますよね?
そんな「美味しい桃の品種」について、「桃は種類で甘さが全然違う!?糖度が高い人気の品種ランキング!」に詳しくまとめていますので、ぜひ参考にして、思う存分「桃の皮むき」を披露して、美味しい桃を食べてくださいね!
では最後に、ポイントをまとめておきますね^^
- 包丁の背を使って、桃の表面をまんべんなく撫でて(ヘタや割れ目の部分は丁寧に)、その後、割れ目に切り込みを入れて左右に開くようにするとつるんとむけます。
- 実が熟していたら、包丁の背ではなく、手でやさしく撫でてください。
- 包丁の背でなくても、スプーンの裏でも代用可能です。
- 桃の皮は食べることができます。口当たりや、アレルギー予防の観点から、桃の表面についている産毛をよく洗って落としてから食べてください。
- 桃の皮をシロップにつけると「桃シロップ」ができます。
- 桃の表面には農薬がついている可能性がありますが、洗って食べれば問題ありません。しかし、気になる方は皮をむいて食べましょう。