朝から雨が降っていれば、最初っから乾燥機や室内干しを選択するけれど。
でも、「お天気で気持ちがいい!」と、洗濯物を外に干したまま外出!
ところが、急な天候の変化で「洗濯物の悲惨な結末」を迎えた経験ありませんか?
特に梅雨の時期などは、予想もしない雨が突然降り出すなんてこともしょっちゅうです。
雨のあの独特のにおい…
傘をさして歩いている場合は、感傷に浸る余地もありますが、洗濯物が濡れることに関して言えば、心地いいものではないですよね。
このような「雨に濡れた洗濯物」、ずぶ濡れになったときはともかくとして、「ちょっとだけ濡れてしまったとき」。
- そのまま干して乾かすか
- すすぎだけやり直して干してしまうか
- もう一度、最初っから洗い直すか
皆さんはどうしていらっしゃいますか?
雨に濡れてしまった洗濯物 67%の人は「そのまま乾かす派」
とあるアンケート結果によると、一般的には
「少しの雨に濡れた程度であれば、そのまま干して乾かす」
が、6割以上という結果が出ているんです。
「降らないって思ったのに!ちょっと濡れたくらいだからそのまま部屋干しするか…」
「先ほどから雨が!気がついたのが遅く洗濯物少し濡れましたが、ちょっとなのでそのまま室内に干しました」
などの「そのまま干す」という意見が大半なんですね。
たしかに、少しなら洗い直すのも手間なので、そのまま干してしまいたいところですね。
雨に濡れてしまった洗濯物は雑菌だらけ
でも、雨に濡れた服やタオルをそのまま乾かすのは、実はあまりいい方法ではありません。
なぜなら、雨に濡れた洗濯物は雑菌だらけだからです!
雨には、空気中の塵やホコリや花粉、地域によっては黄砂や工場の煤煙が含まれているため、いくら透明できれいに見えるといっても汚れています。
特に、数日晴れた後の雨だと、とっても汚れていますし、降り始めの雨は大気の汚れを多く含んでいます。
そのため、洗濯物が雨に濡れたままだと、「雨臭いにおい」が残ったり、シミの原因になる可能性だってあるんですね。
雨に濡れてしまった洗濯物は洗い直しがベスト
そのため、洗濯物が雨に濡れてしまった場合は、面倒でも一度洗濯し直すのがベスト!
もし、洗濯物が雨に濡れてしまったら、面倒ですが洗い直すようにしたいですね。
実際に雨に濡れてしまった場合どの程度洗いなおせばいいか?
洗濯物が雨に濡れたといっても、
- ほんの少し濡れたくらいだったり
- 濡れてから間もない場合
ただ、直接肌に触れるタオルや下着などは、最初っから洗い直した方が気持ち良いでしょう。
特にタオルは、使う際に常に濡れている状態なので、雑菌が繁殖しやすくなります。
そのため、他の衣類以上に雑菌が繁殖しにくいよう、きちんと洗濯しておく方がいいですね。
雨で洗濯物が濡れてしまったとき臭わなくする洗濯方法
もし、洗濯物が雨に濡れてしまったとき。洗濯をしなおす前から既に、臭いがひどいときの洗濯方法を2つ、ご紹介しますね。、
雨で濡れて臭い洗濯物を酸素系漂白剤でつけ置きする
普通に洗濯をして「すすぎ」を行った後に、酸素系漂白剤(粉末タイプ)を40~50度のお湯に入れて、1時間以上つけおきします
※3Lのお湯の場合、酸素系漂白剤は大さじ2程度
その後、しっかりすすいでから脱水し、干します。
酸素系漂白剤には、粉末タイプと液体タイプもありますよね。
液体タイプは粉末タイプに比べて殺菌効果が弱く、雑菌が繁殖した場合に全てを殺菌する力が弱いので、雨で濡れた場合は粉末タイプの方がよいでしょう。
また、シミや黄ばみについても、液体タイプよりも粉末タイプの方がきれいに落ちやすいです。
ちなみに、ハイターなどの塩素系漂白剤は殺菌力が強いとはいえ、白物しか使えませんし、その場合も生地を傷めやすいため避けましょう。
雨で濡れて臭い洗濯物を熱湯消毒する
頑固な雨のにおいがついてしまったら、熱湯消毒がオススメです。
このとき、洗濯物用の鍋があると便利です。
やり方も、濡れた洗濯物を鍋に入れて、水で煮るだけなので簡単です。
洗濯物用の鍋がない場合は、蓋付きバケツを使いましょう。
お湯を沸騰させ、蓋付きバケツに洗濯物とお湯を入れて約10分つけおきすれば、雑菌は死滅します。
その後、洗濯機でしっかりすすいでから脱水し干します。
「洗濯機や浴槽で熱湯消毒をした方が楽なのでは?」と、思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、これは絶対にやってはいけません。
なぜかと言うと、洗濯機や浴槽というのは耐熱温度が低く、熱湯を入れると傷んでしまうからです。
雨に濡れた時の対処法!その服をどうしても今日着たいとき
雨に濡れた服をどうしても今日着たい!という場合。
ちょっと雨がかかったかな、ぐらいであれば私はそのまま着ます!!(笑)
ドライヤーを当てても大丈夫そうな服であればドライヤーを当てるかもしれません。
しかし、ずぶ濡れに濡れてしまったら、再度洗濯して乾かす以外に方法はないと思います。
私の場合だったら。
洗濯機に入れて洗うと数十分の時間がかかってしまいますよね。
なので、面倒かもしれませんが、着たいものだけを個別に手洗いして時短すると思います。
着たいものだけ個別に手洗いする手順
では、個別に手洗いする手順をみていきましょう。
大きなタライを使ったり、洗面台に栓をして水を溜めるなどして洗剤でザブザブ洗います。
手洗い専用の洗剤であれば、すすぎは2回でOK!というものが多いと思うので、その通りにざざーっとすすぎます。
ニオイや汚れが気になるのであれば、ご自身の手で念入りに洗えば良いですね。
柔軟剤があればそれも使いましょう。
その後、洗濯機を使って軽く脱水します。
着たいと思っておられる服の枚数やボリュームによって時間は違ってきます。
ここまでの作業でだいたい15分かかるかかからないかぐらいです。
(私はいつもテキトーに洗ってるので10分もかかってないかもしれません(笑))
脱水が終わったら再度干します。
急ぐなら浴室乾燥機やエアコンをフルパワーで使ってください。
傷みにくい素材であれば、気を付けながらドライヤーで乾かす方法もあります。
扇風機にも活躍してもらって風を送りましょう。
手洗い作業をするときの注意点は?
手洗い作業についてですが、私はすぐに手荒れするので手袋必須です。
手洗い用洗剤ではない洗濯機に入れる通常の洗剤を使うと、かなり手荒れしますので注意してくださいね。
雨に濡れた洗濯物にファブリーズは効果がある?
ファブリーズには除菌と消臭効果があるので、雨に濡れた洗濯物にかけても効果がありそうです。
ファブリーズが部屋干しの生乾き臭にも効果があるのは有名な話ですよね。
ただ、それは洗濯機で洗ったあとのキレイな状態の場合です。
雨に濡れて雑菌がくっついてしまったあとの状態に、ファブリーズをしても。
やっぱり、洗濯機から出したあとのものよりも効果は低いでしょう。
前述したように、雨の中にはいろいろな汚れが含まれています。
それこそ、砂やホコリもついていますよね。
なので、ファブリーズをしたからといって砂やホコリがキレイに洗い流されるわけじゃないというのはイメージできます。
これも、雨にどの程度濡れてたのかで差がありますよね。
緊急事態でどうしようもない!というときには応急処置として使うのはアリだと思います。
また改めて洗濯機で洗ってくださいね。
洗濯物が少しだけ雨に濡れてしまったときのまとめ
雨に濡れた洗濯物について「そのまま干しても大丈夫なの?」ということについて見てきました。
せっかく手間をかけて洗濯して干しておいた洗濯物。それを「雨に濡れてしまったから」といって洗いなおすのは、実際手間がかかってめんどくさいですよね。
でも臭いがついたり、シミが出来たりといったことを防ぐためにも、洗いなおしや熱湯消毒をすることをオススメします。
ただ洗いなおすだけではなく、洗いなおすにもポイントがありますので、ご紹介したことを参考にきちんと対処して、大切な衣類などを清潔に保ちましょうね!