お菓子作りなどをする時に耳にする、「有塩バター」と「無塩バター」。
なんとなく塩と関係のある違いなのはわかりますが、その明確な違いや値段差については詳しくしらない方も多いのではないでしょうか。
私もお菓子作りは苦手なほうなので、このバターの明確な違いは説明できません。
そこでこの記事では、そんなお菓子作りが苦手な私にでもわかるとように
- この2種類のバターはどのように違うのか
- 値段差の違いはどうしてうまれるのか
有塩バターと無塩バターの値段の差は何??
「有塩バター」と「無塩バター」は購入の際に値段差があります。
この値段の差はどうしてうまれるのでしょうか?
無塩バターの特徴
「無塩バター」は、その名の通り「食塩の入っていないバター」のことをいいます。
ただ100%塩分が無いわけではなく、バターの原料となる生乳にはわずかに塩分が含まれています。
なので正しくは「製造の過程で、食塩を追加で使用していないバター」のことを指します。
食塩を使用していない為、有塩のバターよりもバター本来の風味を感じられるということで、パンやお菓子作りによく使われるバターなんです。
有塩バターの特徴
逆に「有塩バター」は、製造の過程で食塩を追加したバターのことです。
含まれている食塩は基本的に、100gに対して1.5%が平均的な量です。
塩味をつけることで、調味料としてもたちますし、トーストなどにのせる際にも別で塩をかける必要がありません。
バターの風味を生かす無塩バターと違い、塩分とコクが加わるように料理などで有塩バターはよく使用されています。
この2種類のバターは、購入の際の値段に少し差があります。
有塩バターと無塩バターの値段の違いの理由
「有塩バター」よりも「無塩バター」の方が、比較的高いのが一般的です。
この値段の差は何かというと「食塩の使用の有無により、品質保持に違いが出てくるから」というのが一つの理由としてあげられます。
無塩バターの場合、食塩を使用していないので傷むのが早く、品質保持が難しくなります。
また、有塩バターよりも需要が安定しないという理由などから、無塩バターの方が値段が高くなり傾向があるようです。
有塩バターを無塩バターに代用できる?塩分が多いと何が違うの?
「有塩バター」と「無塩バター」それぞれの違いについてわかったところで、それぞれのバターが代用できるのかどうかを調べてみました。
いざ使おうと思った時に、「無塩バターを使いたいのに有塩バターしかない」ということ、ありませんか?
そんな時は、無塩バターのかわりに有塩バターを代用することは可能です。
ただし、使用されている塩分の量が多いわけですから、当然のことながら、塩っけに違いがでてきます。
パン屋お菓子の種類によっては塩気のバランスが崩れてしまい、味に影響が強くでることもありますので、気をつけましょう。
また、有塩バターの場合、どのくらいの塩分がふくまれているか把握しづらいというデメリットもあります。
「できあがってみたら予想以上に塩辛い」なんてこともあるかもれません。
レシピに無塩バターを沢山使用するレシピの場合は、有塩バターの塩気が多くでてしまいますので、あまり代用はオススメできません(;^_^A
有塩バターを無塩バターにできるって本当?買うのとどっちがお得なの?
実は、パンやお菓子をつくる際に「無塩バターが無い!!」という時は、有塩バターを無塩バターに変身させることができるのです。
②溶かしたバターにラップをして、冷蔵庫で冷やして固めます。
③底に「塩水」がたまります。スプーンなどで底についている塩分をこそげ落とし、冷たい流水で塩分を洗い落として完成です!
そして残ったバターは、無塩バターとして調理に使うことができるのです(^^)
ちなみに、分離した塩水は、料理の際に使うことができるので無駄にはなりませんよ!
購入の際、「無塩バター」は「有塩バター」よりも販売価格が高めですよね。
「有塩バター」を「無塩バター」にして毎回使用すればちょっとお得な気がしますよね。
でも実際に、この一連の流れをするのは結構な一苦労です(;^_^A
私個人的な意見としては、少し高くても無塩バターを購入して使ったほうが良いような気がします。
人それぞれ違うと思うので、1度実際にやってみてもいいですね!
有塩バターと無塩バターの値段の差のまとめ
有塩バターと無塩バターの値段の差について見てきました。
無塩バターがない時の代用で有塩バターをご紹介しましたが、他にもマーガリンやサラダ油などで代用する方法もあります。
中でもケーキ用のマーガリンは、通常のマーガリンよりもバターに近い風味に仕上げてありますので、無塩バターの代用にオススメです。
有塩バターや無塩バターなど、バターの種類によって味わいや向いている料理が違います。
上手に使い分けて、美味しく料理を楽しんでくださいね(^^)