赤ちゃんにとってお昼寝は、成長に欠かせない大事な休息の時間であり、心や体をリセットするためのチャンスです。
ママにとっても、自分の時間を確保できる貴重なひとときですよね。
その分、お昼寝の時間になると泣いてしまう赤ちゃんを見ると、不安や戸惑いが込み上げてくるのも無理はありません。
私も長女が1歳の頃、毎日お昼寝が近づくと決まって泣き出し、時には叫ぶように泣かれてしまい、
「このまま寝かせてもいいのかな?」
「抱き上げるべき?」
と何度も悩んでいました。
いま振り返ると、その悩んだ時間も成長の証だったなと感じます。
私自身の経験や、周りのママたちが試してきた方法や、「1歳児がお昼寝で泣く理由」と「安心して寝かせるための具体的なコツ」をじっくり掘り下げてお伝えします。
読み終わる頃には、少し気持ちがラクになり、笑顔で向き合えるヒントが見つかるはずです。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
1歳児が昼寝で泣くのはなぜ?主な原因を知ろう
成長による睡眠サイクルの変化
1歳になると体力がついてきて、赤ちゃん自身が「まだ眠くない」と感じることが増えてきます。
長時間遊んでも疲れ知らずのように見える日もあって、そういうときに寝かそうとすると泣いて抵抗することが多いです。
我が家の三女も、午前中の遊びが少ない日は寝付けずにぐずぐずしていました。
これは大人の睡眠サイクルに近づく途中の自然な変化であり、成長の証でもあります。
睡眠サイクルの変化は個人差が大きいものなんです。
寝る時間が短くても元気な子もいれば、長く寝ないと不機嫌になる子もいて、子どもの個性が見えてくるタイミングでもあります。
夜泣きとの関係
夜の睡眠が浅くてぐっすり眠れていないと、昼間の睡眠も不安定になります。
夜泣きが続くと体のリズムが崩れ、昼間に寝つけずに泣いてしまうこともあります。
夜のリズムが整えば、昼寝もスムーズになることが多いので、夜の寝かしつけや夜中の対応を見直してみるのも大切です。
私も長女の夜泣きが続いていたとき、昼寝もまったくうまくいかず困っていましたが、夜の寝る時間を少し早めたら昼寝が楽になった経験があります。
寝ぐずり(入眠時のぐずり)
「眠いけど寝たくない!」という葛藤から、赤ちゃんは泣いてしまいます。
眠気と戦っているような様子は、成長の一段階です。
私も長女に「まだ遊ぶのー!」と全力で泣かれたり、布団から這い出して逃げられたりして困った日が何度もありましたが、それもまた子どもの自己主張の始まりなのだと感じました。
寝ぐずりの時間が長い日は本当に心が折れそうになりますが、少しずつ落ち着いていくので、焦らずに寄り添ってあげるといいでしょう。
環境や生活リズムの乱れ
昼間の外の音や明るさ、室温、そして生活リズムがズレていると、眠るタイミングを逃してしまい泣くことがあります。
特に昼間は外の車や人の声、日差しの強さなどが赤ちゃんにとって刺激になりやすく、眠りに入りにくいんですね。
また、生活リズムがずれて朝が遅かったり、お昼ごはんの時間が不規則になると、体内時計が乱れてしまいます。
うちの子も一時期、昼寝直前までテレビをつけっぱなしにしていたら、ずっと泣いて寝付けなかったことがありました。
さらに、夢を見て泣いてしまう子もいて、まだ睡眠が浅く不安定な時期だからこそ環境を整える大切さを感じます。
なるべく一定のリズムで過ごし、静かで薄暗い部屋にしてあげると赤ちゃんも安心しやすいですよ。
泣いてもそのまま寝かせていいの?泣かせっぱなしのリスクと判断基準
泣き止むまで待つのも一つの方法
軽くぐずるくらいなら、無理に抱っこせず見守っていると自然に眠ってしまうことも多いです。
赤ちゃんの眠りのサインはとても繊細で、起こさずに待つことで自分で眠りに落ちる力も育ちます。
私も「大丈夫かな?」と思いながらしばらく様子を見ていたら、いつの間にかスヤスヤ寝ていたことが何度もありました。
時には手を握るだけで安心してくれることもあり、そうした小さなサインを見つけると気持ちにも余裕が生まれます。
激しく泣くときは様子を見て抱っこ
ただし、泣き方が激しく息苦しそうだったり、ベッドで転げ回るようなときは、いったん抱っこして落ち着かせてあげると安心します。
赤ちゃんも「ママがそばにいてくれる」という安心感が伝わると泣きやむことも多いです。
私もよくトントンしながら添い寝して「ママここにいるよ」と耳元で囁いてあげると、少しずつ呼吸が落ち着いていきました。
背中をさすったり、ゆっくり深呼吸するように促してみるのもおすすめです。
体調不良のサインに気づくポイント
普段と違う泣き方や、熱っぽい、ぐったりしているといったサインがあれば、何か不調の可能性があります。
お腹の張りやオムツの汚れもチェックしてあげるといいですね。
特に長引く場合は無理をせず、一度抱き上げて体温や表情を見てあげると安心です。
赤ちゃんの体調の変化は小さなサインで現れることが多いので、「いつもと違うな」という違和感を大事にしてあげるといいでしょう。
1歳児が昼寝で泣かないためにできる工夫
生活リズムを整える
朝は決まった時間に起こし、午前中にしっかりと体を動かすことで自然に眠気が訪れやすくなります。
外遊びができない日も、家の中で階段を昇り降りしたり、おもちゃを部屋中に並べて「お片付けゲーム」をするなど工夫するといい運動になります。
赤ちゃんにとってもリズムが安定すると安心感が増し、寝つきも良くなりますよ。
さらに、お昼寝後の時間や夜の就寝時間も決めておくと、全体のリズムがより整いやすいです。
寝る前のルーティンを作る
「お昼寝の時間だよ」と赤ちゃんが感じられるよう、毎回同じ習慣を取り入れてみましょう。
部屋を暗くしてカーテンを閉め、同じ音楽を流したり、決まった絵本を読むのがおすすめです。
うちは必ずベッドに入る前に手遊びをしてから部屋の灯りを消すようにしていますが、その流れが始まると子どもも気持ちが落ち着くのか、泣かずに寝られる日が増えました。
決まったフレーズで声をかけるのも、子どもにとって安心材料になりますよ。
安心できる環境を整える
赤ちゃんが安心して眠れるように、お気に入りの毛布やぬいぐるみを持たせたり、背中やお腹を優しくトントンしてあげると落ち着いて寝てくれます。
うちは三女が私の髪を触るのが入眠サインでしたが、子どもによっては耳たぶやママの手を触るのが好きだったりと、それぞれ個性があります。
室温や湿度も快適にして、外の音を遮るためにホワイトノイズを流すのも効果的です。
赤ちゃんが「ここなら安心して眠れる」という環境を少しずつ整えてあげるといいでしょう。
短時間でも外遊びを取り入れる
外の空気に触れるだけでも赤ちゃんの気分転換になり、ぐっすり眠れるようになります。
日差しや風の刺激がちょうどいいリフレッシュになるので、ほんの5分程度の外出でも効果を感じられることが多いです。
時間がない日も、抱っこでお散歩するだけでも違いますし、家の前を数往復するだけでも気分が変わります。
赤ちゃんが外の景色や音を感じることで興味が分散し、気持ちが落ち着いてお昼寝しやすくなるんですね。
気候のいい季節ならベビーカーで少し遠くまで出かけてみるのもおすすめです。
ママ自身も無理しないで!見守り育児のススメ
昼寝がうまくいかないと「私のせいかも」と不安になるママもいますが、泣くのも成長の一部ですし、必ず落ち着く日が来ます。
私も何度もイライラしましたし、時には涙が出るほどつらく感じたこともありましたが、「今日は無理ならいいか」と肩の力を抜いてみると、案外うまくいくことも多かったです。
ママがリラックスしていると、不思議と赤ちゃんも安心して落ち着いてくれることが多いので、自分を責めずに「こういう日もある」と気持ちを切り替えるのが大切です。
無理せずに一緒に横になって休んでみると、ママのぬくもりを感じて赤ちゃんが眠ることもありますし、ママ自身の心と体の回復にもつながりますよ。
焦らず、毎日を積み重ねていきましょう。
まとめ:泣くのも成長の証。見守りながら寄り添ってあげよう
1歳児がお昼寝で泣くのは、成長の過程でよくあることであり、時間が経つにつれて必ず落ち着いていくものです。
少しずつ泣く回数も減っていきますし、ママが工夫しながら環境を整えていくことで赤ちゃんに合ったやり方が見つかります。
それぞれの赤ちゃんには個性があるので、どの方法が合うか試行錯誤する過程も大切です。
私自身も、3人の子どもたちを育てる中で全く違うアプローチが必要でした。
長女は抱っこで寝るタイプ、次女は静かな部屋で一人で眠るのが好き、三女は私の髪を触ると安心して寝るというように、それぞれのスタイルがありました。
ママが笑顔でいられることが、赤ちゃんにとって一番の安心材料です。
焦らずに、赤ちゃんのペースに寄り添いながら、楽な気持ちで毎日を過ごしてみてくださいね。