「宿題した?」と一日に何度言っていますか?
何度言っても、学校から帰ってすぐには宿題に取り掛かりません。
なのでしばらく何も言わずにほっておこう・・・。
忘れて行って、「先生に怒られればわかるだろう」と、何も言わずに放置しておくと・・・
本当にしないな。。。。ということないですか?
ご飯の時間や寝る時間、色々あとのことを考えてしまうと結局親の方が根気負け。
今まで黙ってみていた分、「早く宿題!!!!」といつも以上のパワーで声掛けをするハメに。
どうして宿題をさっさと終わらせないのか?
すぐに終わらせれば、こうやって怒られることもなくゲームしていても何も言われないのに。
それを、どうして気が付かないのか?
宿題をせずに、どんどん時間が過ぎていくことが不安ではないのか?
もはや、この子は大丈夫なのか?
と心配になりますよね。
どうすれば、自分でやるようになるのか考えてみましょう。
宿題をやらない子供の気持ちは?どういう心理状態なの?
「どうして宿題をやらないの?」と聞くと「めんどうくさいから」と返ってきます。
めんどうくさい・・・・
親としては、遠い目をしてしまう理由です。
ですが、めんどうくさい理由を掘り下げてみましょう。
考えられる理由は2つあります。
宿題をしない理由①「宿題をやる必要がない」
宿題をしないで次の日学校に行くと、先生に怒られる。
この場合は、子供も怒られたくないので宿題をします。
しかし、先生が優しかったり、宿題をやっていかなくても休み時間に終わらせてしまえばいい時です。
そうした場合に「家で宿題をしても、しなくても特に困らない」と考えるのではないでしょうか。
こうなると、別に急いで宿題をしなくてもいいですよね。
すると、今は、学校ではできないゲームをしたくなるのはわからなくもないですね。
宿題をしない理由②「宿題をする意味、メリットが自分にない」
将来の目標があって、希望する進学先がもう決まっている子は、その高校に入るために自分のレベルをあげなくてはいけません。
勉強を頑張らないと、と思っている子は宿題も頑張ってやるでしょう。
しかし、行きたい高校も決まっていない、なりたいものも決まっていない、特に今勉強を頑張る理由のない子。
さらに、宿題をすることが自分にとって何のメリットがあるのかわからない子は、楽しいゲームや友達との遊びの方が、自分にとってどれだけメリットがあるか。
こう考えると、子供の気持ちもわからなくもないですよね。
ただ、宿題はしていくもの!と親は信じて疑いません。
なので子供のその行動が理解できずにイライラしているのでしょう。
ただ、やらないには、それなりの理由があると考えてこれからの対応を変えてみましょう。
宿題をしない理由④「宿題はやらされているもの」
宿題が大好きな子供に、私は出会ったことがありません。
どこかには、必ずそんな天使のような子供もいるでしょう。
でも、私の目の前には存在しません。
子供にとって、宿題はやりたいものではないですよね。
勉強自体が嫌いな子供はなおさら、やりたくないはずです。
でも、怒られて結局は「やらされます」。
大人でも、嫌なことを「やらされる」のはモチベーションが下がりますよね。
宿題をする理由がわからなければ、さらにやるわけはありません。
そうなると、楽しいことのほうに傾いてしまいます。
人間だれでも、楽しいほうがいいですよね。
宿題をしない理由⑤わからないからやりたくない
そもそも、やらされている勉強や宿題です。
その内容を理解できていない子にとっては、ますます抵抗感が強くなり、拒絶反応です。
考えるのがめんどうくさい。
やってもどうせわからないから、めんどうくさいんですよね。
やらされているというマイナスから、自分から「やる!」といった気持ちに切り替えることができれば、宿題への取り組み方も変わってくるでしょう。
宿題ちゃんとする子になるために親がすること
宿題をする時間を習慣づける
毎日の時間の中のルーティンにする
毎日、家に帰ると机に向かい、まず宿題を終わらせることをルーティンにします。
そうすることで、抵抗感なく宿題に取り組めるのではないでしょうか。
細かく、作業を積み重ねることで達成する自信につながるはずです。
また、宿題だけでなく手洗いやうがい、おやつなどの楽しみもルーティンに組み込むことで抵抗感が薄くなります。
ルーティンが身につくと、最後には自分から宿題に取り組んでくれることでしょう。
「宿題を自分から終わらせるとほめてもらえる」と思わせる
親からすれば宿題をすることは当たり前のことです。
しかし、子供にとって達成感のない宿題はやりたくない原因の一つでしょう。
勉強が苦手な子供であればなおさら、宿題をすることが結構な大仕事です。
頑張って宿題を終わらせたことをしっかりとほめてあげましょう。
宿題が終わったあとに、おやつやゲームの時間といった楽しみがあれば、子供のやる気をあげるポイントになります。
成長しても、ほめられることで嫌な思いをする人はいませんよね。
ほめることで、自己肯定感も生まれるので自信にもつながります。
子供と一緒に宿題に取り組んであげる
まだ、低学年の子供は、自分ひとりで取り組む気持ちを持つことは難しいこともあるでしょう。
親が近くで見守ることで、承認欲求を満たすことにもつながります。
ときどき、声掛けをすることで親は見てくれている、気にしてくれていると実感できます。
すると、嬉しくなって宿題に取り組んでくれます。
また、宿題をみてあげる時には、注意する口調がきつくならないようにすることです。
近くで見ていると、簡単な間違いや問題をよく読んでいなかったりと、「どうして?」と思うこともたくさんありますね。
その時に、強い口調で注意されると、子供は勉強に対して苦手意識が生まれてしまいます。
そして、宿題をする時間がさらに苦痛な時間になってしまいます。
そうなってしまうと悪循環です。
ここは、ぐっとこらえて見守りましょう。
間違いは一緒に考えるくらいの気持ちでいてあげましょう。
宿題に取り組みやすい環境を作ってあげる
集中して取り組みやすい環境は、子供によって違います。
子供部屋を作っている家庭は、そこに机を置いて宿題をさせることが多いですね。
でも、周りにはおもちゃや漫画など誘惑がたっぷりです。
そこで誘惑に負けてしまう子もいるでしょう。
しかし、それでも集中して取り組む子もいます。
リビングで親の前で宿題をさせる家庭もあります。
親がいる分、緊張感を持って取り組むこともできます。
ですが、テレビが付いていたりするとまた宿題が進まなくなることもありますね。
子供が宿題をしている間、親がスマホを見ていたりすると「自分は勉強しているのに・・・」と思う子供もいます。
できるだけ、その間は親も家事や料理などして遊んでいないアピールが必要ですね。
後回しにする人の特徴は植え付けられた完璧主義が影響している!?
やらなくてはいけないのは、わかっていても「後回し」にする人っていますよね。
ものごとを後回しにする人にはある特徴があります。
後回しにする人の特徴①楽観的すぎる
後回しにすることで、そのあと自分がどんな状況になるのかあまり考えていないパターンです。
先のことを考えて行動せず、今を楽しく過ごす人ですね。
後回しにする人の特徴②めんどうくさがり
精神的に「嫌だな」と思うことはストレスとなります。
そのストレスから逃げるために後回しにするパターンです。
後回しにする人の特徴③完璧主義
本人のこだわりが強いために、一つ、一つの作業に時間をかけて取り組むパターンです。
時間がかかる為に、本来しなくてはいけないことに取り組むことができません。
その結果として後回しになってしまいます。
この完璧すぎる性格ゆえに後回しになる場合、「こだわりすぎない」ことが大事です。
完璧を目指すことも大切です。
ですが、求めすぎるのもよくありません。
できることを終わらせて、時間に余裕があるときにさらにレベルを上げるというくらいで十分です。
宿題をやりたくないと泣く子にかけたい言葉を伝授!親も楽になれる!
やっと机に座ったと思ったら、
- わからない・・・
- やりたくない・・・
- できない・・・
「こんなことで泣く??」とあきれてしまう場合もありますね。
そこから、また悪循環が始まることもしばしば。
まずは、どうして子供が泣くほどなのか、を考えてみましょう。
低学年の子供の場合は、集中力が続くか、体力がどうかという問題があります。
一日学校で勉強して、休み時間には友達と遊んで通学路を歩いて帰ってきます。
疲れていたり、眠たくなったりして、頭が働かない場合に泣く子は多いです。
ただのわがままではなく、疲れて「考えられない」のです。
大人でもそんな時ありますよね。
一日、疲れすぎて夕ご飯のメニューも考えたくないと思うこと。
疲れて泣いてしまう子は、帰宅後30分~60分ほどゆっくりさせてあげましょう。
夕食前までに宿題を終わらせるくらいがいいのではないでしょうか。
帰宅後、先におやつを食べさせて脳にエネルギー補給をさせることも大切です。
頭だけで考えようとしてパニックになって泣く
頭の中だけで考えようとする子供は、泣く傾向が強いです。
例えば、桁数にもよりますが、足し算や引き算は、頭の中だけで考えてもわからないことがあります。
紙に書いて数えたり、指を使ったりすればいいのにそれはダメだと思っている。
学校では、みんな暗算でできているのに自分だけ指を使って答えを出すのは嫌だ。
そう思っているのに、できない、わからない。
といったところでしょうか。
家での宿題は、自分がやりやすいようにすればいいこと。
今は指を使って数えていても、たくさん練習することでいつか頭の中だけで答えがだせるようになることを教えてあげましょう。
そもそもやりたくない!といって泣き出す子供
泣いて嫌がっているなら、やらなくてもいいよ、とはいきませんよね。
やってもらわないと困ります。
ただ、無理矢理泣きながらやらせたり、代わりにやってあげることはよくありません。
泣いている理由は「わからない」「自分だけ取り残されている」ことが多いです。
泣いていることをただのわがままと捉えずに、泣くほど嫌な理由は何かを考えましょう。
学校で授業を受けていても、わからないけど頑張って理解しようとしてみる。
学校で頑張ってきたけど、やっぱりわからなかった辛さが家で爆発することもあります。
辛いのは、みんながわかっているのに自分だけわからない劣等感、くやしさです。
クラスで塾に行っている子や、お勉強の習い事をしている子は授業の先を行っていることも多いです。
そうすると、おいていかれていると感じるでしょう。
この場合、子供としっかりと向きあって対応してあげることが大事です。
別の場合、泣いたら許してもらえると思って泣いていることもあります。
これは、考える宿題よりも漢字の練習、書き取りなどの宿題で泣いている場合に考えられます。
単純作業の宿題は、「わからない」は関係ないですからね。
ただ、他の授業でわからないから、勉強自体が嫌いになり拒否反応の場合もあるので見極めが必要です。
劣等感や授業においていかれている辛さは、しっかりと受け止めてあげて寄り添ってあげましょう。
ここで、怒ってしまうと「自分がダメなんだ」と思ってしまいます。
ほめるところはしっかりとほめて、自己肯定感を復活させてあげましょう。
そして、一緒に頑張ろうとわからないところを一緒に考えてあげてください。
先延ばし癖のある小学生!原因は周りの大人たちにあるかもしれない?
先延ばしの癖のある子供は、その個人の性格なのでしょうか。
性格だけでなく、いろんな原因で先延ばしする子供はいます。
その中でも、周りの大人から言われたりされたりしたことがきっかけとなっていることもあるのです。
- 完璧主義
- テストで良い点が取れない
- 失敗しそう
- うまくできないとかっこ悪い
- 笑われそう
- 怒られそう
- がんばって必死になるのは格好悪い
こういうことを想像させたり連想させるような、そんなことを言葉に出したりしていませんか。
こういったことがきっかけで、結果怖くなり行動することをやめる場合があります。
宿題を後回しにする子の心理は?のまとめ
宿題や勉強をしないことをただのなまけものだと思っていたら、実は心理的なこともあるのですね。
親が子供に与える影響は、改めて大きいものなのだと痛感します。
子供の為と思って、行動していることも100%正解はないのですね。
子供の成長とともに、自分も親として人間として成長させてもらっているのです。