首が据わる前にやってはいけないこと!首かっくんにはどんな影響がある?

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新生児が生まれると、初めての育児で心配ごとだらけですよね。

また、首の座っていない赤ちゃんを抱っこすると「ぐにゃ、ぐにゃ」「ふにゃ、ふにゃ」で壊れてしまいそう。

赤ちゃんは首が座るまでは横抱きが絶対ですが、縦抱きにしたらどうなるのか?

げっぷをさせるときなどに、縦抱きにすることがあるけどこれは大丈夫なの?

と謎だらけです。

ここでは、

  • 首の座っていない赤ちゃんを縦抱きするときの注意点
  • 赤ちゃんへの影響
など、ママになる人だけでなく、パパや育児を忘れてしまっているおじいちゃんやおばあちゃんにも伝えて欲しいと思います。

特に、おばあちゃんや子育て経験のある先輩たちは、自分たちの経験をもとにアドバイスしてきたり。

でも、昔はおすすめされていたことでも、今の育児ではNGだったりと意見が違うことも多々あります。

しっかりと、話をして今の子育てを理解してもらいましょう。

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新生児の首を支えないとどうなる!?赤ちゃんの健康に害があるの!?

首が座っていない赤ちゃんを抱っこするときに、首を支えて抱っこするのは産院でも教えてくれます。

なのに、毎日の育児に少しなれてきたりするとうっかり首を支えるのが甘くなり、首をかっくんとさせてしまうことが。

しかも、かなりの勢いでカックン!となる場合もありますよね。

そうしたとき、考えられる赤ちゃんへの影響とはどんなものがあるのでしょうか?

うっかり赤ちゃんに一回、カックンさせてしまった程度であれば特に大きな影響はないと言われています。

ただ、そのあとずっと泣いていたり、顔色が悪い、発熱した、嘔吐があるなどいつもの状態と違う場合には、受診することが必要です。

カックンすることで、頭が揺さぶられます。

そうすると頭の中で、脳が揺さぶられている状態になるので重い場合は脳に障害が起こることがあります。

何度も、カックンを繰り返すことで頭を何度も揺さぶられることになるのです。

ボクシング選手が顔を殴られて、気を失って倒れることがありますよね。

大人は首が座っているので、殴られても頭を支える首があります。

ですが、赤ちゃんはそれができないので、カックンとなるだけでも、パンチを食らったような状態に頭がなってしまうのです。

脳に障害が起きると、歩けない、しゃべれないひどい場合は寝たきりになることもあります。

頭はそれほど大切な場所なので、大人と同じような感覚でいることは絶対にやめましょう。

首が座っていない赤ちゃんを抱っこするときの手順

ポイントは、首と頭部をしっかりと支えることです。

お布団などで寝ている赤ちゃんの頭を両手で少し持ち上げます。

片方の手を、首の後ろと後頭部を支えるように回します。

もう片方の手は、赤ちゃんのお尻の下に入れて、前かがみの姿勢で自分の身体を赤ちゃんにしっかりと添わせて、支えて抱き上げましょう。

赤ちゃんがよく泣く時期には、一日中抱っこをしたまま過ごすようなこともあります。

そんなとき、抱っこに慣れてしまって腕の中で抱いている赤ちゃんへの意識が薄いまま、家の用事をしがちになってしまうことも。

そうすると、気が付くと危険な抱き方になってしまっていることもあります。

また、「自分はこれで大丈夫!」と思っていても、実は間違っていた!とういうこともあります。

抱っこしている自分を鏡で確認して、

  • 足が不自然な状態ではないか
  • 首を支え過ぎて頭が上がり過ぎていないか
  • 他の大人も必ず安全に抱っこできているかどうか
など、確認しましょう。

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赤ちゃんの首すわり前の事故例を紹介!最も危険な窒息を防ぐためにできること

赤ちゃんの事故で多いのは「窒息」です。

赤ちゃんが窒息って、どういう状態?と思うかもしれません。

赤ちゃんの中には、首が座る前に、寝返りを始めた子が目を離したときに寝返りをしてしまうことも。

首が座る前に寝返りをして、自分で戻ることができずに、うつぶせのままの状態になることがあります。

そして、首が座っていないために自分で顔を上げることができないので、布団に顔をうずめてしまい息が出来なくなります。

ころん、と寝返りをして息が苦しくても泣くこともできないので、誰にも気が付かれないで窒息していることがもっとも危険な事故です。

当然、腕を使って自分で起き上がることもしないので、静かに寝ていると思ったらうつぶせで顔が布団に埋もれていた!ということになりかねません。

首すわりの前に寝返りをしてしまう赤ちゃんの特徴

下半身の筋肉が発達している赤ちゃんは、首が安定するよりも先に寝返りをしてしまう傾向があります。

すべての赤ちゃんが、育児書や母子手帳の順番通りに成長するとが限りません。

下半身が強い赤ちゃんは、

  • キックをよくしている
  • キックをするので頭がずりあがっていく
  • 左右に足をバタバタさせている
  • よく動く
という特徴があります。

そのため、先に寝返りをする傾向があると言われています。

赤ちゃんの窒素を防ぐ為に気を付けること

赤ちゃんの窒息を防ぐために気を付けることをご紹介します。

赤ちゃんの窒息を防ぐには①赤ちゃん専用の布団を使う

赤ちゃん用の布団は、思ったよりも硬く平べったくなっています。

最初、購入したときは、私もふかふかの柔らかい布団がいいのでは?と思いました。

ですが、ふかふかの布団に寝かせると顔が埋もれてしまい、窒息してしまう可能性があるんです。

そういった理由から、赤ちゃん用に作られている布団は、うつ伏せになっても顔が埋もれて窒息しないように作られています。

そのため、固めのマットレスがいいのです。

赤ちゃんの窒息を防ぐには②頭の周りにものを置かない

頭の周りにすぐに使えるようにタオルを置いたり、おもちゃとしてぬいぐるみなどを置いておくのも危険です。

寝返りをしたときに、顔がタオルやぬいぐるみに埋もれてしまう恐れがあるからです。

赤ちゃんの窒息を防ぐには③高い場所に寝かせない

窒息の危険とはまた別になりますが、転落の事故も思いがけないところで起きます。

まだ、大丈夫だと思ってリビングのソファなどに寝かしてそばから離れていると。

寝返りをしてしまい、そのまま転落してしまう、こともあります。

頭のまだ柔らかい赤ちゃんにとって、低い位置からの転落も命に係わる重大な事故になります。

赤ちゃんの窒息を防ぐには④寝返り防止グッズを使う

心配な場合は、寝返りを防止するグッズも売られています。

夜、自分が寝ている間に、窒息してしまい起きたら息をしていない!!といったことが心配なら、これを購入するのも手ですね。

赤ちゃんの周りにクッションのような、寝返りができない枕を置きます。

一緒に寝ていても、夜中の授乳や毎日の育児に疲れて寝てしまうママ。

自分が寝ているうちに赤ちゃんが起きてしまっても気が付かないことがありますよね。

その間に寝返りしてしまって・・・とい事故を無くすためのグッズです。

赤ちゃんの安全を確保するためのポイントまとめ

赤ちゃんの安全を確保するポイントをまとめてみます。

赤ちゃんの安全を確保するポイント①首をきちんと支える

生まれてすぐの赤ちゃんは、骨格と筋肉が未発達です。

そのために頭がグラグラしていまが、生後3カ月くらいになると、だんだんと首がすわってきます。

赤ちゃんの安全を確保するポイント②急に強く手足を引っ張らない

赤ちゃんの骨はやわらかく、関節が緩いのでちょっとした力で脱臼や骨折することも。

扱いはとにかく丁寧に大切にしましょう。

急に強く引っ張るのは絶対にしてはいけません。

股関節はM字型が赤ちゃんにとって自然な形なので、足をまっすぐさせようと無理に引っ張ると股関節脱臼の原因になります。

赤ちゃんの安全を確保するポイント③うつぶせのときは目を離さない

「うつぶせ」は、生後一か月過ぎたころから、発達を促すために助産師さんや医師から新生児健診の時に進められることがあります。

視界も変わり、喜ぶ赤ちゃんもいますが、機嫌がいいからといってそのままそばを離れることは絶対にしてはいけません。

赤ちゃんの安全を確保するポイント④急に強く揺さぶらない

遊びの延長で、赤ちゃんと強く、激しくゆすったり、振り回したりしてはいけません。

「乳幼児揺さぶられ症候群」に繋がります。

ちなみに「乳幼児揺さぶられ症候群」というのは、

「まだ首の筋肉が未発達でぐらぐらしている赤ちゃんを激しく揺さぶることによって、脳が損傷してしまったりして障害が残ってしまったり。

場合によっては、命にもかかわってしまう」

ということです。

大人は、あやしているつもりでも、赤ちゃんにとっては重大なケガにつながります。

赤ちゃんの安全を確保するポイント⑤落下する可能性のものを置かない

赤ちゃんが寝ているときに、頭の上に落ちてきそうなものはありませんか?

ベビーベッドに取り付けるメリーも、頭の上に付けるイメージですが、基本足元に取り付けましょう。

赤ちゃんの安全を確保するポイント⑥ふわふわふかふかした物を置かない

今まで、さんざんお話していきた「窒息」の予防です。

ぬいぐるみや、あそびに使ったポリ袋なども危険です。

寝かしつけをするときには、まわりに何も無いように確認しましょう。

赤ちゃんのお世話では、大丈夫だろうと思うのではなく。

「もし●●したら、●●になるかもしれない」

などと、常に最悪のパターンを想定して、回避できるようにしましょう。

やり過ぎることはまったくないです。

まわりに言われても、何か起きてからでは遅いのでママが赤ちゃんの命を守りましょう。

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首すわり前の縦抱きの影響を解説!縦抱きは必要最低限にするべき理由とは?

首が座る前に赤ちゃんを縦抱きにすることもあります。

ミルクや母乳を飲んだ後にげっぷをさせるために、肩に顔を置いて後ろ体重のまま背中をトントンすることが、日に何度もありますよね。

また、なかなか泣き止まないときにふと縦抱きにすると泣き止んでごきげんになることも。

こうして、縦抱きをする場合には赤ちゃんの後頭部から首の部分をしっかりささえてあげてください。

縦抱きにすると、赤ちゃんの顔がママには見えないので、その時も姿見などを使って、苦しそうにしていないか、確認しましょう。

首が座る前の赤ちゃんを縦抱きしていると、心配で声をかけてくる人もいるでしょう。

特に、新生児から使える抱っこ紐などは、クッションを入れることで縦抱きすることができます。

ただ、年配の方からすると自分たちのときにはそのようなものがなかったのですよね。

なので、「抱っこ紐はまだ先じゃなのか?」「縦抱きするなんて!」と言われることもあります。

赤ちゃんの縦抱きに対しての影響はどうなのでしょうか?

赤ちゃんの縦抱きの影響は?①短い時間であれば大丈夫

首をしっかりと支えて後ろに首が倒れない状態であれば、問題ありません。

ただ、何時間もその状態で抱っこすることはやめましょう。

赤ちゃんの縦抱きの影響は?②赤ちゃんが喜んでいるのであれば無理にやめなくても大丈夫

赤ちゃん自身が、縦抱っこを気に入っていてご機嫌にしているのであれば、止める必要はないでしょう。

中には、縦抱っこが嫌いな赤ちゃんもいるのでその辺は様子をみて抱っこしましょう。

縦抱きするメリットもある!?

縦抱きをするメリットを見ていきましょう。

縦抱きのメリット①ご機嫌がよくなる

先にもお話したように、なかなか泣き止まない赤ちゃんを縦抱きに変えると泣き止むこともあります。

泣いてしまって、何をしても泣き止んでくれないとき、縦抱っこを試してみてください。

縦抱きにすると、いつも横抱きで天井ばかり見えていた景色が縦抱きにすることガラっと変わりますよね。

いつも同じ景色ばかりだと、赤ちゃんも飽きてしまいます。

縦抱きのメリット②横抱きするよりも密着すること

縦抱きをすると、身体が密着するので安心感があるのだと思います。

ママ側も、くったりと身体を預けてくれる赤ちゃんに幸せを感じます。

私も、縦抱きをして子供と密着することが何よりも幸せでした。

縦抱きのメリット③乳腺炎の予防にもなる

いつも同じような抱き方で授乳していると、ある角度だけ胸が固くなっていることはありませんか?

母乳の飲み残しや、飲み方がかたよることでひどいときには「乳腺炎」というものを起こすことがあるんです。

縦抱きを利用して、いつもと違う角度で授乳することで入乳腺のつまりや、飲み残しが解消できます。

縦抱きのメリット④消化が促進される

身体を起こすことで、ミルクや母乳が胃に落ちやすくなります。

なので、消化もよくなり身体を起こすことでげっぷも出やすくなるので、吐き戻しの防止にもつながりますね。

縦抱きにデメリットもある!?

赤ちゃんの身体に負担になることもあります。

長い時間縦抱きすることは、赤ちゃんの首や背骨に負担をかけることもあると言われることもあります。

生まれたての身体がふにゃふにゃの赤ちゃんを縦抱きするのは、赤ちゃんの腰が曲がってしまったり、抱きにくかったりと負担になる可能性もあります。

メリットでもお話したように、長時間の縦抱きや不自然な体制での抱っこは影響があるかもしれません。

ですが、正しい姿勢で短時間であれば問題ありません。

縦抱きするときはママの体にも負担がない方法で

縦抱きが好きな赤ちゃんは、泣いてしまうと縦抱きにしないと泣き止んでくれない・・・といってこともあります。

赤ちゃんを縦抱きすることは、ママの身体にも結構な負担になります。

私の息子も、縦抱き大好きだったのですが初めての赤ちゃんのお世話と柔らかい身体を支えての縦抱きは、背中と腰に負担がひどかったです。

でも、息子が泣き止むのであればと頑張りました。

私が立ったままの縦抱きはかなり負担になりました。

そこであみ出したのは、ソファなどに寄りかかって、赤ちゃんを自分の身体の上に乗せるようにしていました。

少し斜めにして座ることで、首や頭を手で支える負担が少なくなります。

支えることは必要ですが、腕にかかる負担は格段に違いました。

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首かっくんの影響にはどんなものがある?あとあとにも影響が!?

育児を経験したことがある方は、「首かっくんの経験がある」という方も多いですよね。

  • 例えばミルクを与えたあとにゲップをさせたいとき
  • 沐浴のとき
といったような、首かっくんが起こり得る場面は意外とたくさんあります。

どれだけ気を付けていても、だいたいのママやパパが経験することなので、故意でなければ大丈夫です。

例えば首かっくんをしてしまった後に、赤ちゃんが泣き止まないとか、嘔吐をしたとか。

なにかいつもとは違う症状がでて気になった場合は、すぐに病院に行きましょう。

もちろん赤ちゃんの首がすわっていないうちは、なにかと気がかりではあります。

ただ、赤ちゃん自身も自分の身を守れるような耐性はある程度もっているので、過度に心配しないでくださいね。

しかし、そう言われても心配になることってありますよね。

確かに、首かっくんが原因で後遺症が残る!という話を聞いたこともあります。

例えば、赤ちゃんを故意に激しく何度も揺さぶると、とても危険です。

よくニュースで、泣き止ませようとして激しく揺さぶって死に至ってしまった…というのも聞きます。

あまりにも激しく、何度も揺さぶらない限りは問題ないです。

ただ、首かっくんをしすぎてしまうと、例えば脳に障害が残る可能性があるとも言われています。

脳に障害が残ると、言語障害などがあったり、発達障害などが起こり得る可能性も考えられますよね。

もちろん首かっくんを故意に何度も行わなければ、心配はいりません。

ただ、赤ちゃんのお世話をするときには、最善の注意を払うべきではありますね。

赤ちゃんのお世話になれるまでは、なにをするにも気をつけるようにしましょう!

首すわりの前兆にはどんなものがある?どうなったら首が座った状態なの?

首すわりの前兆は、

  • うつ伏せにした時頭を持ち上げたり
  • 縦抱っこすると少しの間首を自分の意思で真っ直ぐしてみたい方向を見たり
ということをすることがあります。

首の座っていないときに無理をさせるのはいけませんので、様子を見ながら目を離さないようにうつ伏せや縦抱きにしましょう。

1日に何度かうつ伏せにして少し先におもちゃを置いて遊ぶのも、首を持ち上げる練習になるのでおすすめ。

ではどうなると首すわりなのでしょうか?

健診などでもしてくれるのですが、仰向けの状態から体を起こして首がしっかりついてくるかで首すわりを確認します。

まず赤ちゃんを仰向けにして、しっかりと両手を握ります。

その後、起きるよなど声をかけてあげましょう。

何も声をかけないと起きる気がなくて脱力したままになることもあり危ないので、注意を引いてあげてください。

それからゆっくりとおすわりの姿勢まで上半身を起こします。

この時に、体に遅れず真っ直ぐに首がついてくれば首すわり完了です。

素人判断は心配という場合は、予防接種の時などに小児科医に相談するのもおすすめ。

ささっと先生が確認してくれます。

首が座ったからと油断しないでくださいね。

1ヶ月くらいはふとした時に急に力がうけて首がガクッとなる時があります。

しっかりと座っても1ヶ月くらいは用心してあげましょう。

首が据わる前にやってはいけないことのまとめ

赤ちゃんの縦抱きについてお話させていただきました。

すべてが育児書通りにいかないのが育児ですよね。

赤ちゃんの個性もあるので、その要望に気づいて対応してあげることができるのがママです。

まわりの意見やアドバイスは、三割くらいにしておいて、自分が赤ちゃんにとってベストだと思う育児をしてくださいね。