子供が家に帰ってきて『ただいま~』の声と同時に、何かツ~ンとした酸っぱいような、香ばしい臭いがしませんか?
これって、子どもの足のにおいなのです。
靴はキチンと洗っているのに…と思われるでしょうが、足の裏にはたくさんの汗腺(汗の出る道)があります。
汗そのもののにおいは無いのですが、そのたくさんの汗が、靴の中で蒸れることによってあのツーンとした強烈な臭いになるのです。
これが、自宅だからまだいいものの「お友達の家に遊びに行ったとき」だったり、靴を脱ぐような座敷があるお店での食事のとき」だったり…なんて考えると、ゾッとしてしまいますよね。
子供の足の裏のかぐわしい臭いの仕組み
ヒトの体には『常在菌』という微生物がすんでいます。この常在菌の仲間には
- ビフィズス菌
- 乳酸菌
- 大腸菌
実は皮膚にも住んでいる常在菌
そしてこの常在菌は、ヒトの皮膚にも住んでいて、酸性を好む微生物を食べてくれて、皮膚を弱酸性にしてくれる大事な役目を持っています。
常在菌にも、善玉菌と悪玉菌の二種類があるのですが、においをもたらす原因は悪玉菌の仕業なのです。
足の裏はとっても汗をかきやすい
実は、足の裏には背中の汗腺の5倍~10倍もの汗腺があります。どれだけすごい量の汗をかいているのか、考えただけでゾッとしますね。
その汗が靴の中で蒸れて雑菌になるのです。
靴の中が蒸れたことで角質がはがれやすくなり垢(あか)となります。その垢を雑菌が分解することで、あのツ~ンとした強烈な臭いになるのです。
足の洗い方を変えるだけで劇的に臭わなくなる効果抜群の方法!
洗っても洗ってもにおいがとれない子供の足は、他の体の部位とは違うお手入れをしてみましょう。
みなさん、ボディーソープを使って足も洗っていると思うのですが、足は『石鹸』で洗ってみませんか?
実は石鹸はボディーソープに比べて洗浄力が強いので、雑菌をより洗い流してくれますよ。
石鹸を使った効果抜群な足の裏の洗い方
まずは足を洗う前にゆっくりと足湯をして、足の角質を柔らかくしましょう。
洗面器にお湯を張って足をつけておきます。
次に石鹸を泡立てて足を洗うのですが、このとき手で洗うことをおすすめします。
ブラシやタオルでゴシゴシ洗うと、体に必要な皮脂がたくさん奪われてしまい、失った皮脂を補おうとたくさん皮脂を分泌しようと体が働きます。
すると、肌が敏感になってきて分泌量の調節が難しくなってしまい、弱酸性を保つお肌のバランスが崩れて、逆に悪玉菌が増えてしまうことになりかねません。
また、手で洗うと足の隅々まできれいに洗えます。このとき、足の指と指の間をしっかりと洗うことがポイントです。
手洗いのときも指と指の間をしっかりと洗いますよね。足だって同じなのです。泡で足全体を丁寧に洗ってあげれば、かなりの雑菌は落とせます。
洗い終わったら水分はしっかりとふき取りましょう。
水分が残っていても雑菌の繁殖のもとです。指と指の間も忘れないでくださいね。
子供の足が洗っても臭いが取れない!のまとめ
「子どもの足のにおいには、足の洗い方をひと工夫するだけで問題解決!」ということについてお伝えしました。
においの予防には、何よりも「足を清潔にしておくこと」が大切です。家に帰ってきたら、すぐに足を水洗いするだけでも全然違いますよ!
洗うのが難しい場合は、ウエットシートなどで足を拭いてあげてから、清潔な靴下にはきかえるだけでも効果的です。
まずは、身近にできることから試してみてはいかがですか?