突然ですが、流星群ってご存知ですか?ペルセウス座流星群とかしし座流星群とかでお馴染みのあの流星群です。
名前くらいは聞いたことあるかもしれませんが、もし「流れ星ってなに?」とか「流星群ってなに?」と我が子に聞かれて、いざ説明するとなるとなかなか難しいですね(;・∀・)
そもそも、流れ星だからといって決して
- 彗星(すいせい)
- 惑星(わくせい)
のような、星が流れていっているわけじゃありません(・。・; え、そなの?
流れ星と夜空に輝く星との違い
正確には、夜空に見える星は「恒星」と言い、太陽のように自ら光輝く星の光が、長い長~い時間をかけて地球に届いて見えるものです。
一方の流れ星は宇宙空間にある直径約1mmから数cmくらいのチリの粒が、地球の大気圏に飛び込んできて、発光したものなのです。
流れ星は星のように見えますが、実際には星ではないのです!Σ(・□・;)ナンダッテー
ということで、流れ星は実は星じゃないということはおわかりいただけましたかな?(´―`*)
それでは、もう少し詳しいお話をしていきますね。
流れ星は星じゃないのに何で光るの?
じゃあ、何で宇宙にあるチリが、地球の大気圏に飛び込んできたら発光するのでしょう?
大気圏にものすごいスピードで飛び込んでくるから、もしかして空気との摩擦でチリが燃えるのでしょうか?
確かに流れ星は、地球の大気圏に「秒速数十㎞」っていうものすごいスピードで突入してきます。
1秒間に数十㎞なので、例えば秒速30㎞としても、時速1800㎞です。。。ΣΣヽ(・Д´・゚+。)ハエエエエエ
流れ星の光の正体はプラズマ
そんな猛スピードで大気圏に飛び込んできたチリは、大気中にある空気の分子にぶつかっちゃいます。
その衝突の衝撃で大気を「プラズマ状態」にして発光するのです
つまり流れ星の光は「プラズマの光」だったのです!(´☆ω☆`)プラーズマー
- 太陽の輝き
- 積乱雲に轟く雷
- 北極や南極の神秘的なオーロラ
なんかも実はプラズマです。人工的なもので言うと、蛍光灯も実はプラズマなのです。
最終的には大気圏に衝突し圧縮、加熱された空気によって加熱されて、地表に落ちることなく燃え尽きてしまいます。
流れ星の輝きは「チリが燃えている光」じゃなく「プラズマによる光」なのです(`・ω・´)b
流れ星と流星群との違いってなに?
流れ星が発生する仕組みは解りました。
では、流れ星と流星群の違いってなんなのでしょうか?
流星群ってどんなもの?
流星群を簡単に説明すると
「流れている間に三回願い事を言えば叶うという迷信がある流れ星
それがたくさん集まっている姿」
と考えていただければいいかなと。ザツダネ(´・ω・)(・ω・`)ゴメン
で、そんな流れ星が、短時間にたくさん出現する現象を「流星群」と呼びます。
流星群ってどんなときに発生するの?
そんな流星群のチリは、「彗星が太陽に接近した時に温められて放出されたもの」がもとになっています。
やがて、彗星から放出されたチリも、彗星と同じような軌道を通って太陽の周りを公転していきます。
こうして彗星が通り過ぎたあとに大量に撒き散らしていった石ころや氷の粒などの「チリの集団」の中に、地球が突入することで流星群となって降り注ぐのです。
でもそのチリの集団も、時間の経過と共に散らばっていくので、拡散する前の早い時期に飛び込んだときには流星群が大発生しますが、拡散してしまったあとではそれほど大量な流星群とはなりません。
流星の数によって変わる呼び名
そういった理由で、多い時には「1時間当たり100個以上」の流星を観察することができてしまうこともあるんです。その光景はまさに天然の超天体ショーとなります。考えただけでもワクワクしますよね。
チリの集団が時間と共に拡散して、ポツポツと単体で飛び込んでくるのが単体での流れ星となります。
そんな、まとまった流れ星の現象もその数によって呼び名が違います。
規模は、多い年もあれば少ない年もあって、「1時間に50個以上も見ることのできる流星群」もあれば「出現したのかどうか、とってもわかり辛いもの」まで、様々な種類があります\( ‘ω’)/
1時間当たり100個以上の流星が出現した場合、こう呼ばれることが多いです。
その光景、まさに星雨(スターレイン)!!!(`・ω・´)
流星嵐になるほどの出現は本当にごく稀で、1世紀に1度あるかないかと言われる程とっても珍しい現象です。
1946年10月に北アメリカで見ることのできた流星嵐は、なんと1時間に4000個もの流れ星が降り注ぎました。
これは、ジャコビニ彗星というほうき星からの大量のチリが降り注いだものと言われています!
その光景、まさに星嵐(スターストーム)!!!(`・ω・´)
嵐のように降り注ぐ流れ星。一度見てみたいものですね!
流れ星って何?のまとめ
これで我が子に堂々と流星群を教えることができますね(´∀`*)♪
私的には、プラズマの説明の方がむずかしいけど。笑
子供が天体に興味もってくれると、親としては嬉しいと思います。
流星群は意外にも月1回ほど見ることができますので、是非とも親子で見てみてはいかがでしょう。
おすすめな流星群は
- じぶんぎ流星群(1月)
- ペルセウス座流星群(8月)
- ふたご座流星群(12月)
です。機会があれば、ぜひ子供と一緒に流星群観測をしてみてくださいね!