最近では小学校でも英語の授業が必修化されていますが、基本的なことは教わっていても学校によって教え方は違うようですね。
「他の子と同じように学習できているか」
「中学生になったら勉強についていけるのか」
「将来的に考えたら本格的な勉強をさせたほうがいいのか」
などを思って、子供を塾に通わせるか悩んでいる親御さんも多いのではないでしょうか?
小学生の英語は自宅学習でも大丈夫?塾に行くべき?
結果からお話すると、小学生の時は自宅学習でも十分です。
現在の小学校での英語の授業は、本格的な学習というよりは、中学校での英語の下準備といった内容になっています。
しかし、子供や家庭での学習状況によっては塾に通わせた方がいい場合もあります。
塾に通わせた方がいい場合①家で基本的な英語を繰り返し学習できていない
小学生の時は、難しい文法などを勉強する必要はありません。
ですが、アルファベットを書くことができたり、日常で頻繁に使われるフレーズは覚えておいた方がいいでしょう。
この程度なら、家庭でも十分に学習することが出来ます。
しかし、子供の性格や親御さんが勉強の手伝いをする時間が確保できないのであれば。
塾に通わせることを視野に入れていいかと思います。
塾に通わせるのもお金がかかりますよね。
子供の勉強を手伝うことで親子のコミュニケーションもとることが出来るので、時間があるのでしたら家庭での学習が出来た方がいいでしょう。
塾に通わせた方がいい場合②学校の授業だけでは不安
現段階で、学校での授業の内容はそれぞれ違いますし、差があるのは事実です。
学校での授業をしっかりと理解し、宿題なども問題なく出来ているのであれば。
英語の基礎は身についているということなので、無理に塾に通わせる必要はないかと思います。
ですが、子供や親御さんが学校の授業だけでは不安に思うのであれば、塾で専門の先生に教えてもらうのも一つの選択肢です。
塾に通わせた方がいい場合③しっかりとした目的をもって英語を学んでいる
中学校に上がってからの英語で「苦手にならないように」や「進級に問題がない程度」ならわざわざ塾に通わせなくても、学校の授業や家庭学習でも十分です。
今の小学生の授業は、中学英語の準備としている学校が多く、教科書には沢山の内容が記載されていますが、すべてを学習するわけではありません。
しかし、英語検定を取得させたり、将来的に留学や英語関連の仕事を目指しているのであれば、学校の授業だけでは不十分なので塾に通わせるのがいいと思います。
小学校高学年から英語塾に行くべき?中学に入って差がつく?
前までは小学校5年生、6年生で外国語活動をしていたのですが。
今は3年生から外国語活動をして、5.6年生では英語が教科として正式に必修化になりました。
英語が必修化されたことで、
「この時期から塾に通わせてしっかりと学習させないと、中学生になってから他の子と差がついてしまうんじゃ?」
と心配になってしまう親御さんも多いのではないでしょうか?
小学校高学年から英語塾に行かないと差がついてしまう可能性はある
結論から言ってしまうと、小学校の時にしていた英語の勉強内容や量によって、中学生になった時に差がついてしまう可能性はあります。
小学校で英語が必修科目になったので、中学校からの英語は「この程度は小学生の時にやってきている」ことが前提で授業が始まります。
色々調べていると、意外にも小学生の時点で英語に苦戦している子供が多く見られました。
確かに小学生では難しい文法などは勉強しません。
ですが、単語などは勉強しますし、中学校では単語が出来る前提で文法の勉強に入るようになるわけです。
勉強の内容が難しくないとはいえ、塾に行くか行かないかでは当然差が出てきてしまいます。
英語塾はいつからいくのがいい?英語脳を作るには幼児期からじゃないとダメって本当?
では実際に、いつ頃から塾に通わせるのがいいのでしょうか?
また、幼少期から英語を習わせることで英語脳を育てることが出来るとも聞きますが、本当なのでしょうか?
本当に必要なら塾は中学から
私自身が小学校で英語の授業を受けたわけではありませんが、意外にも授業自体はそんなに難しいものではないようですね。
教科書に載っている例文をグループになって話しているといった感じのようです。
わざわざ塾で復習するほどの内容ではありません。
中学校に入学してから実際に授業を受けて、英語が苦手だと思うのであれば塾に通う形でも十分に間に合うでしょう。
小学生の英語はドリルなどで十分
小学生では、ドリルなどで英単語をある程度覚えて、あとは音読でも十分だそうです。
英語が読めるようになると、聞く力も自然とついてきます。
他には、字幕をつけて好きなアニメや映画などを英語で見るようにすると聞く力が結構身に付くそうですよ。
親子一緒に映画鑑賞などでもいいかもしれませんね。
英語脳は本当にある
英語脳とは、英語でものを考えて思考を自分で組み立てる脳の事を言います。
リスニングに関しても、英語を日本語に変換して理解するのではなく、英語で言っていることをそのまま理解して把握するのが英語脳と言います。
英語と日本語では発音される音の周波数が違うので、大人になると聞き取りにくくなってしまうのです。
子供は8歳くらいから英語の発音が聞き取りにくくなってしまうので、英語教育を始めるのであれば早めに始めた方がいいでしょう。
出来るのであれは、1歳までには英語というものに触れさせるのが理想です。
1歳を過ぎてしまうと、日本語以外を「第二言語」として認識するようになってしまうのです。
また、一度始めた英語教育を途中でやめてしまうと、英語脳は消えてしまうので、教育をするのであれば根気強くやっていきましょう。
小学生から英語塾は必要なのか?のまとめ
小学生での英語の授業はそこまで難しいものではありません。
学校の授業や、自宅学習でも全く問題はありません。
中学に入り不安なのであれば、塾に通わせるようにしましょう。
また、将来的に英語が必要なのであれば、幼少期の頃から英語脳を育てることも大切です。
ですが、塾や英語脳に関してもしっかりと子供と話し合ってから習わせるようにしましょう。
特に中学生になってからの塾は、本当は行きたくないと思っている可能性もあります。
なので、強制してしまうと本人のモチベーションも下がって余計に英語に対して苦手意識が出てきてしまいます。
しっかりと本人の意思を尊重してあげることも大切です。