お宮参りの紐銭の書き方は?紐銭にはどんな決まりごとがあるの?

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紐銭って聞いたことありますか?

紐銭とは、お宮参りの時におじいちゃんやおばあちゃん、親戚や友人などから贈られるお祝い金の事です。

赤ちゃんへの最初のおこずかいとも言われていますね。

紐銭には、「一生お金に困らないように」という願いが込められいます。

元々は江戸時代後期頃に「お宮参りで親戚やご近所にあいさつ回りをした際に、5円玉や50円玉を麻紐に通して、赤ちゃんの祝着に結び付けた」ことが始まりとされています。

しかし時代と共にスタイルも変わり、現在では「硬貨の代わりに、お金を入れたご祝儀袋を結びつける」という形に落ち着いたようです。

紐銭は関西を中心とした風習なので、他の地域の方にはあまり馴染みがありません。

なので知らない人も多いかもしれませんね。

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紐銭袋の作り方を紹介!穴はどこに空けて紐は何を使う?

ここからは、紐銭の作り方を紹介していきます。

紐銭の材料

  • 無地のご祝儀袋(紅白蝶結び、お祝い用) 
  • 水引(色は紅白か金銀)
  • 筆ペン
  • 穴あきパンチ

紐銭の作り方

①ご祝儀袋の左上か、上の中央部に穴をあける。
②あけた穴に水引を通す。

水引が用意できなかった場合は、麻紐でも大丈夫。

麻紐の場合でも、縁起ものなので色は紅白にしましょう。

紐銭を作るときの注意

中に入ってるお札ごと穴をあけてしまう人もいます。

間違えて、一緒に穴を開けないでくださいね。

できた紐銭はどこに付けるの?

準備した紐銭を、お宮参りの時に赤ちゃんのお祝着や産着の紐に括り付けます。

お宮参り当日に参加できない時は、前もって参加する人に渡しておいて、当日結んでもらいましょう。

お宮参りに参加する人でも、当日に紐銭を渡すとバタバタしてしまうかもしれません。

可能なら、前もって渡しておいた方が親切ですね。

お金以外にも結ぶこんな縁起物

名古屋の中部地方では、「1年間、お金に困ることのないように」という願いを込めて、麻紐に5円玉を12枚通して産着に結び付けます。

子供にお金の心配事はしてほしくないですものね。

そして地域によっては紐銭だけではなく、いろいろな縁起物を結ぶところもあるようです。

他にもある!結ぶ縁起物~犬針子~

犬針子は、狛犬が原型とされていることから、「お守り」と「厄除け」・「魔除け」の意味があります。

犬は安産の象徴で、子犬も病気をせずにすくすく育つことより、「犬の子のように元気に育つように」という願いが込められています。

他にもある!結ぶ縁起物~扇子~

扇子は末広がりの形をしているので、繁栄を意味する縁起物として有名です。

「人生が扇子のように開けますように」
「末広がりの人生になるように」

という願いが込められています。

扇子をお宮参りで使う時は、扇子に赤ちゃんの名前と生年月日を書きましょう。

のし袋に入れて、麻の紐を添えて使います。

「お宮参りのひも銭」の詳細を見てみる

他にもある!結ぶ縁起物~でんでん太鼓~

「太鼓の音は、魔物を祓う」と古くから考えられていたことよにり、赤ちゃんの魔除けになると信じられてきました。

あと、でんでん太鼓の形から、「裏表のなく、角のない柔らかな性格に育つように」という願いが込められています。

お祝着の紐に、縁起物の犬針子やらでんでん太鼓が鈴なりになって結ばれているのを見ると、かわいいですよね。

中には縁起物だけではなく、小さなお人形やロディがぶら下がっているのも見たことがあります。

いろんなものが賑やかに結ばれていて、とても微笑ましかったです。

何でもかんでも結んで良いものではないかもせれませんが、思い入れのあるものなら結んでみても良いかもしれませんね。

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紐銭を祖父母から送る時の金額の相場とご祝儀袋の書き方は?

紐銭の決まりごとは何があるのでしょうか?

ここからは項目ごとに解説していきます。

金額の相場

厳密にいえば、金額についての決まりはありません。

「赤ちゃんへの初めてのおこずかい」という意味合いもあるので、金額もそこまで多く包まなくても大丈夫です。

  • 祖父母より・・・5000円前後
  • パパママの兄弟、姉妹・・・1000~3000円
  • パパママの友人・・・1000~3000円
目安の金額はありますが、そこまで拘らなくても大丈夫です。

特にパパママの兄弟や友人からの紐銭は、本来ならば必要ではありません。

なのでお気持ち程度で大丈夫。

お宮参りには、初穂料やお祝い金などを負担することもあります。

お宮参りの負担額が偏らないように、事前に両家で話し合っておいた方が良さそうです。

極端に偏ってしまうと、それなりに不満が残ってしまいますので。

ご祝儀袋の書き方

ご祝儀袋に書く際は、毛筆や筆ペン。

慣れていない場合はフェルトペンでも大丈夫です。

書き方としては、一般的なご祝儀袋の書き方と大差はありません。

ご祝儀袋の書き方【水引の上】

  • 紐銭
  • 御紐銭
  • お紐銭
  • 帯銭
  • おひもせん
  • 御祝
などが一般的です。

ご祝儀袋の書き方【水引の下】

氏名を書きます。

ご祝儀袋の書き方【中袋の表】

袋の中央に金額を書きます。

「金○萬円」という感じで書きましょう。

ご祝儀袋の書き方【中袋の裏】

袋の左下に、贈り主の住所と氏名を書きます。

材料は文房具や100均でも揃えることができます。

しかし、ネットでは紐銭専用のご祝儀袋が販売されています。

そんなにお値段が張るものでもないので、活用されてみてはいかがでしょう。

「お宮参り小物の紐銭・祝儀袋(友禅和紙使用)」の詳細を見てみる

なんと、紐銭専用のご祝儀袋だけでなく、「犬針子」・「でんでん太鼓」・「扇子」の縁起物もセットになっています。

男の子と女の子で色を選べるのも良いですね。

「お宮参りセット(女の子用)」の詳細を見てみる

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お宮参りの紐銭の書き方のまとめ

同じ紐銭の文化でも、地域によっては微妙に違ってくるようです。

その土地の人にちゃんと確認してから臨んでくださいね。

紐銭は関西や一部の地域だけの文化です。

知らない人も多いので、お宮参りで紐銭をするかしないかは、両家で確認を取ってから行いましょう。

赤ちゃんの幸せを願う風習です。

せっかくなら、皆さんで楽しみながら出来ると良いですね。